ハードウェア リファレンス ガイド
© Copyright 2019 HP Development Company, L.P. DisplayPort™および DisplayPort™ロゴは、米 国 Video Electronics Standards Association (VESA)が所有する米国およびその他の国に おける商標です。 本書の内容は、将来予告なしに変更される ことがあります。HP 製品およびサービスに 対する保証は、当該製品およびサービスに 付属の保証規定に明示的に記載されている ものに限られます。本書のいかなる内容 も、当該保証に新たに保証を追加するもの ではありません。本書に記載されている製 品情報は、日本国内で販売されていないも のも含まれている場合があります。本書の 内容につきましては万全を期しております が、本書の技術的あるいは校正上の誤り、 省略に対して責任を負いかねますのでご了 承ください。 初版:2019 年 6 月 製品番号:L63759-291 製品についての注意事項 最新版のユーザー ガイドを確認するには、 HP のサポート Web サイト、 https://support.hp.
このガイドについて 警告!回避しなければ重傷または死亡に至る可能性のある危険な状況を示します。 注意:回避しなければ軽度または中度の傷害に至る可能性のある危険な状況を示します。 重要:重要と考えられるものの、危険性に関わるとは見なされない情報を示します(本体の損傷に関 する記載など)。説明に沿って正しく操作しなければ、データの損失やハードウェアまたはソフト ウェアの破損を引き起こす可能性があることをユーザーに警告します。また、概念を説明したり、タ スクを完了したりするための重要な情報を示します。 注記:本文の重要なポイントを強調または補足する追加情報を示します。 ヒント:タスクを完了させるために役立つヒントを示します。 iii
iv このガイドについて
目次 1 製品の特長 ................................................................................................................................................... 1 各部の名称と機能概要 ........................................................................................................................................ 2 証明書およびラベルの位置 ................................................................................................................................ 3 2 セットアップ ................................................
[HP Computer Setup]:[Security](セキュリティ) .................................................. 30 [HP Computer Setup]:[Power](電源) ..................................................................... 32 [HP Computer Setup]:[Advanced](カスタム) ........................................................ 33 [HP BIOS Configuration Utility](HPBCU)からの BIOS 設定の変更 ............................................................... 35 BIOS の更新または復元 ...................................................................................
1 製品の特長 このガイドでは、Thin Client の機能について説明します。この Thin Client に搭載されているハードウェ アおよびソフトウェアについて詳しくは、HP の Web サイト、http://www.hp.com/go/quickspecs/ (英 語サイト)にアクセスして、この Thin Client を検索してください。 Thin Client ではさまざまなオプションを使用できます。一部の使用可能なオプションについて詳しく は、HP の Web サイト、http://www.hp.
各部の名称と機能概要 詳しくは、HP の Web サイト、http://www.hp.com/go/quickspecs/ (英語サイト)にアクセスして、該 当する Thin Client を検索し、『QuickSpecs』を参照してください。 表 1-1 各部の名称と機能概要 名称 2 名称 1 電源ボタン 9 オプションのコネクタ。外付けアンテナ用 デュアル同軸ケーブル コネクタまたはシリア ル コネクタ(図のもの)を提供するために使 用される場合があります 2 USB-A 3.1 Gen 1 ポート 10 USB-A 3.1 Gen 1 ポート(×2) 3 USB-A 3.1 Gen 2 ポート 11 USB-A 2.0 ポート(×2) 4 USB-C 3.
証明書およびラベルの位置 証明書、規定ラベル、およびシリアル番号は側面カバーの下に記載または貼付されています。HP のサ ポート窓口にお問い合わせになるときは、このシリアル番号をお手元に用意しておいてください。 感電や火傷などに関する警告 感電や火傷などの危険がありますので、アクセス パネルを取り外す前に、電源コードを電源コンセ ントから抜き、本体内部の温度が十分に下がるまで 15 分程度そのまま待機してください。 1. HP のロゴがある前面を手前にして、Thin Client の右側面が上を向くように横向きにします。 2.
2 セットアップ スタンドまたは認定された VESA 100 準拠のマウント キット の取り付け 重要:Thin Client が認定された VESA® 100 準拠のマウント キットに取り付けられている場合を除き、 コンピューターの周囲の適切な通気を確保するために、Thin Client はシステム スタンドを取り付けた 状態で操作する必要があります。 この Thin Client は、Thin Client に付属しているスタンドを利用すれば、縦置きでも横置きでも使用でき ます。 1. Thin Client が開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアを Thin Client から取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンして Thin Client の電源を切ってから、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 4.
5. スタンドを Thin Client に取り付けます。 ● ● Thin Client を縦置きで使用するには、スタンドを Thin Client の底部に取り付けます。 a. Thin Client を底面が上になるように置いた状態で、Thin Client の底部にあるグリッドの 2 つのネジ穴の位置を確認します。 b. スタンドを Thin Client の底部の上に置き、スタンドの固定用ネジと Thin Client のネジ穴 の位置を合わせます。 c. 固定用ネジをしっかりと締めます。 Thin Client を横置きで使用するには、スタンドを Thin Client の右側面に取り付けます。 感電や火傷などに関する警告 感電、火傷、火災などによる怪我または装置の損傷の危険がありますので、アクセス パネ ルを取り外す前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下が るまで 15 分程度そのまま待機してください。 a.
b. スロットに爪または先端の丸い工具を差し込み(1)、側面カバーを持ち上げて Thin Client から外します(2)。 注記:側面カバーは、将来使用できるように保管しておいてください。 c. Thin Client の右側面にある 2 つのネジ穴の位置を確認します。 d. スタンドを Thin Client の側面の上に置き、スタンドの固定用ネジと Thin Client のネジ穴 の位置を合わせます。 e. 固定用ネジをしっかりと締めます。 注記:通気を確保するため、Thin Client の周囲 10 cm 以内に障害物がないようにしてく ださい。 Thin Client のセキュリティ保護 Thin Client はセキュリティ ロック ケーブルを取り付けられるよう設計されています。セキュリティ ロック ケーブルによって、Thin Client が不正に移動されることを防止できます。このオプション製品 の購入については、HP の Web サイト、http://www.hp.com/jp/ にアクセスし、該当の Thin Client を検索 してください。 1.
2.
推奨される設置方法 重要:Thin Client が正しく機能するためには、HP で推奨されている方法で設置する必要があります。 Thin Client が認定された VESA 100 準拠のマウント キットに取り付けられている場合を除き、コン ピューターの周囲の適切な通気を確保するために、Thin Client はスタンドを取り付けた状態で操作す る必要があります。 考えられるすべての設置シナリオに対応するために、HP Thin Client は 6 つの異なる方法で設置できる 独自の設計となっています。 8 1. 縦置きプラス:これは、システム スタンドが Thin Client の底部に取り付けられ、HP のロゴが正 しい向きになっている標準的な縦置きの設置方法です。マウント キットを使用すれば、縦置きプ ラスの設置方法で Thin Client を壁などの平らな垂直面に取り付けることもできます。 2.
3. 横置きプラス:これは、システム スタンドを Thin Client の側面に取り付けた状態で、Thin Client を平らな水平面(机上など)に設置するための標準的な方法です。 注記:Thin Client をモニター スタンドの下に置く場合は、2.5 cm 以上の隙間を確保してくださ い。 4.
5. パネル プラス:この設置方法は、前面の入力/出力ポートおよびシステムの電源ボタンが上向き になるように Thin Client を平らな垂直面(壁など)に取り付けるときに使用されます。 重要:PCIe 拡張スロットに光ファイバー NIC が装着された状態で Thin Client が構成されている場 合、パネル プラスの設置方法はサポートされません。 6.
推奨されない設置方法 HP では、Thin Client の以下の設置方法を推奨していません。 重要:推奨されない方法で Thin Client を設置すると、操作に失敗したり、デバイスに損傷を与えたり、 その両方が生じたりする場合があります。 動作温度を維持するために、Thin Client は適切な通気が必要です。通気孔をふさがないでください。 PCI Express 拡張スロットに光ファイバー NIC が装着された状態で Thin Client が構成されている場合、 パネル プラスの設置方法はサポートされません。 Thin Client を引き出しやその他の密閉された空間に置かないでください。Thin Client の上にモニター などを置かないでください。この設置シナリオ向けに特別に設計された認定済みの VESA 準拠の二重 の取り付け器具を使用する場合を除き、Thin Client を壁とモニターの間に設置しないでください。動 作温度を維持するために、Thin Client には適切な通気が必要です。 ● 机の引き出しの中: ● Thin Client の上にモニターを置く: Thin C
電源コードの接続 1. 電源コードを電源アダプターに接続します(1)。 2. 電源コードを電源コンセントに差し込みます(2)。 3.
3 ハードウェアの交換 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告!感電、火傷、火災などによる怪我または装置の損傷の危険がありますので、以下の点に注意し てください。 ● 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっている ことを確認してください。 ● 電話回線のモジュラー ジャックを本体の背面のネットワーク コネクタ(NIC)に接続しないでく ださい。 ● コンピューターの通気孔に物を入れたり、通気口から物を入れたりしないでください。 ● 必ず電源コードのアース端子を使用してアース(接地)してください。アース端子は、製品を安 全に使用するための重要な装置です。 ● 電源コードは常に、装置の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに接続 してください。 操作する人の健康を損なわないようにするため、製品とともに提供されているユーザー ガイドの中の 『快適に使用していただくために』をお読みください。正しい作業環境の整え方や、作業をするとき の正しい
アクセス パネルの取り外しおよび取り付けなおし アクセス パネルの取り外し 警告!感電、火傷、火災などによる怪我または装置の損傷の危険がありますので、必ずアクセス パネ ルを取り付けた状態で Thin Client を使用してください。アクセス パネルには、安全性を高める役割が あるだけでなく、重要な手順や識別情報が記載されている場合があり、アクセス パネルが取り付けら れていないと、そのような手順や情報を確認できなくなります。この Thin Client で HP が提供してい るアクセス パネル以外のパネルは、絶対に使用しないでください。 アクセス パネルを取り外す前に、Thin Client の電源がオフになっていて、外部電源コードをコンセン トから抜いてあることを確認してください。 アクセス パネルを取り外す前に Thin Client が動作していた場合は、アクセス パネルの下にある金属プ レートが、直接触れると火傷のおそれがある温度に達している可能性があります。アクセス パネルを 取り外す前に、Thin Client の電源を切り、室温になるまで 15 分程度そのまま待機してください。 アクセス
7. アクセス パネルのラッチを押して(1)、アクセス パネルを解放します。 8.
アクセス パネルの取り付けなおし アクセス パネルを取り付けなおすには、以下の操作を行います。 16 1. アクセス パネルの前面をシャーシの前部に置き(1)、背面側の端をカチッという音がするまで押 し込みます(2)。 2. 背面の I/O パネルの右側にあるフックをシャーシの背面の右側に挿入し(1)、左側をシャーシ方 向に回転させて(2)、正しい位置に固定されるまでシャーシに押し込みます。 3. Thin Client のスタンドを取り付けなおします。 4. 電源コードを接続しなおして、Thin Client の電源を入れます。 5.
内部部品の位置 表 3-1 内部部品 名称 1 無線 LAN カード(一部のモデルのみ) 2 電池 3 M.2 SATA フラッシュ ストレージ モジュール 4 M.
M.2 フラッシュ ストレージ モジュールの取り外しおよび取り 付け 重要:Thin Client には、M.2 フラッシュ ストレージ用スロットが 2 つあります。1 つ目のスロットは、 eMMC および NVMe タイプのフラッシュ モジュールに対応しています。2 つ目のスロットは、SATA タ イプのフラッシュ モジュールに対応しています。M.2 フラッシュ モジュールの取り外しおよび取り 付けを行う場合は、使用していたフラッシュ メモリまたは交換するフラッシュ メモリの種類に合った 正しいスロットを必ず使用してください。 M.2 フラッシュ ストレージ モジュールを取り外すには、以下の操作を行います。 1. Thin Client が開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアを Thin Client から取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンして Thin Client の電源を切ってから、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 4.
11. ネジのキットをフラッシュ ストレージ モジュールから外して、交換用のフラッシュ ストレージ モジュールに取り付けます。 12. 新しいフラッシュ ストレージ モジュールをシステム ボードの M.2 ソケットの中にスライドさ せ、モジュール コネクタをソケットにしっかりと押し込みます。 注記:フラッシュ ストレージ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。 13. フラッシュ ストレージ モジュールを押し下げ、ネジ回しを使用してネジを締めてモジュールを システム ボードに固定します。 14. アクセス パネルを取り付けなおして所定の位置に固定し、背面の I/O パネルを取り付けなおしま す。14 ページのアクセス パネルの取り外しおよび取り付けなおしを参照してください。 15. Thin Client のスタンドを取り付けなおします。 M.
16. 電源コードを接続しなおして、Thin Client の電源を入れます。 17. Thin Client のアクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付け なおします。 電池の取り外しおよび交換 電池の取り外しおよび交換を行うには、以下の操作を行います。 1. Thin Client が開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアを Thin Client から取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンして Thin Client の電源を切ってから、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 4.
10. 新しい電池を装着するには、交換する電池を、[+]と書かれている面を上にしてホルダーにスラ イドさせて装着します(1)。電池の一方の端が留め具の下に収まるまで、もう一方の端を押し下 げます(2)。 11. アクセス パネルを取り付けなおして所定の位置に固定し、背面の I/O パネルを取り付けなおしま す。14 ページのアクセス パネルの取り外しおよび取り付けなおしを参照してください。 12. Thin Client のスタンドを取り付けなおします。 13. 電源コードを接続しなおして、Thin Client の電源を入れます。 14. Thin Client のアクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付け なおします。 HP では、使用済みの電子機器や HP 製インク カートリッジのリサイクルを推奨しています。日本での リサイクル プログラムについて詳しくは、http://www.hp.com/jp/hardwarerecycle/ を参照してくださ い。日本以外の国や地域の HP でのリサイクル プログラムについて詳しくは、http://www.hp.
ロープロファイルの PCI Express カードの取り付け 別売のロープロファイルの PCI-Express(PCIe)カードを Thin Client に取り付けることができます。こ の Thin Client には、初期設定でライザー カードが取り付けられています。 PCIe カードを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. Thin Client が開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアを Thin Client から取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンして Thin Client の電源を切ってから、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 4.
SDRAM システム メモリの増設 システムが 2 つの SODIMM で構成されている場合は、デュアル チャネル モードで実行できます。 SODIMM システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の SODIMM を 2 つまで取り付けることができ ます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの SODIMM が標準装備されています。システム のパフォーマンスを最大まで高めるには、両方の SODIMM スロットに SODIMM メモリ モジュールを装 着して Thin Client をデュアル チャネル メモリ用に構成することをおすすめします。 DDR4-SDRAM SODIMM システムのパフォーマンスを最大まで高めるには、以下の仕様を満たす SODIMM を使用することをお すすめします。 ● 業界標準の 260 ピン ● アンバッファード非 ECC DDR4 SDRAM ● JEDEC(Joint Electronic Device Engineering Council)の仕様に準拠している この Thin Client では、以下のモジュールがサポートされます。
SODIMM の取り付け 重要:メモリ モジュールの取り付けまたは取り外しを行う場合は、電源コードを抜いて電力が放電さ れるまで約 30 秒待機してから作業する必要があります。Thin Client が電源コンセントに接続されて いる場合、電源が入っているかどうかに関係なく、メモリ モジュールには常に電気が流れています。 電気が流れている状態でメモリ モジュールの着脱を行うと、メモリ モジュールまたはシステム ボー ドを完全に破損するおそれがあります。 お使いのメモリ モジュール ソケットの接点には、金メッキが施されています。メモリを増設する場合 は、接点の金属が異なるときに生じる酸化や腐食を防ぐために、金メッキされたメモリ モジュールを 使用してください。 静電気の放電によって、Thin Client やオプションのカードが破損することがあります。作業を始める 前に、アース(接地)された金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電してください。 詳しくは、54 ページの「静電気対策」を参照してください。 メモリ モジュールを取り扱うときは、接点に触れないよう注意してください。接点に触れると、モ ジュー
11. SODIMM を取り出すには、SODIMM の両側にある 2 つのラッチを外側に押し(1)、SODIMM を上に 回転させて、ソケットから SODIMM を引き出します(2)。 12. 新しい SODIMM を約 30 度の角度でソケットに差し込み(1)、SODIMM を押し下げて(2)ラッチ を所定の位置に固定します。 注記:メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッチ(切 り込み)をソケットのタブに合わせます。 13. メモリ コンパートメント カバーとコンパートメント下部の 2 つの支柱およびクリップの位置を 合わせ、メモリ コンパートメント カバーを SODIMM の上に置きます。 ヒント:小さいクリップが組になっています。コンパートメントを正しく置くと、各組の一方が コンパートメントの中に入り、もう一方が外に出ます。 14. アクセス パネルを取り付けなおして所定の位置に固定し、背面の I/O パネルを取り付けなおしま す。14 ページのアクセス パネルの取り外しおよび取り付けなおしを参照してください。 15.
4 トラブルシューティング HP Computer Setup、BIOS の設定 HP Computer Setup [HP Computer Setup]は、以下のような操作を行う場合に使用します。 26 ● コンピューターの工場出荷時の設定の変更 ● コンピューター(リアルタイム クロック)の日付(Date)および時刻(Time)の設定 ● システム構成(プロセッサ、グラフィックス(ビデオ)、メモリ、オーディオ、記憶装置、通信 ポート、入力装置など)の表示、設定の変更、または確認 ● 起動可能なデバイスのブート順序(Boot Order)の変更。起動可能なデバイスとしては、ソリッ ド ステート ドライブまたは USB フラッシュ ドライブなどがあります。 ● POST(Power-On Self-Test)メッセージ(Post Message)の有効(Enable)/無効(Disable)の選択 による、メッセージの表示状態の変更。非表示状態では、メモリ カウント、製品名、エラーでな いその他のテキスト メッセージなど、ほとんどの POST メッセージが表示されません。POST
[HP Computer Setup]の起動 [HP Computer Setup]には、コンピューターの電源を入れるか再起動することでのみアクセスできます。 [HP Computer Setup]を起動するには、以下の操作を行います。 1. コンピューターの電源を入れるか、再起動します。 2.
[HP Computer Setup]:[File](ファイル) 注記:[HP Computer Setup]でサポートされる機能は、お使いのハードウェアの構成によって異なる場 合があります。 表 4-2 [HP Computer Setup]:[File](ファイル) オプション [System Information] (システム情報) [About](バージョン 情報) [Flash System BIOS] (フラッシュ システ ム BIOS) [Set Time and Date] (日時の設定) 説明 以下の項目を表示します ● Product name(製品名) ● SKU number(SKU 番号) ● System Board CT Number(システム ボードの CT 番号) ● Processor type(プロセッサの種類) ● Processor speed(プロセッサ速度) ● Processor stepping(プロセッサ ステッピング) ● Cache size(キャッシュ サイズ)(L1/L2) ● Memory size(メモリ サ
[HP Computer Setup]:[Storage](ストレージ) 表 4-3 [HP Computer Setup]:[Storage](ストレージ) オプション 説明 [Device Configuration] 取り付けられているストレージ デバイスのうち、BIOS で制御されるものをすべて表示 (デバイス構成) します デバイスを選択すると、そのデバイスに関する詳細情報およびオプションが表 示されます。以下のような項目が表示されます [Hard Disk](ハード ディスク):サイズ、モデル、ファームウェアのバージョン、シリ アル番号 [Storage Options](ス [SATA Emulation](SATA エミュレーション) トレージ オプショ 重要:SATA エミュレーションを変更すると、既存のドライブ上のデータにアクセスで ン) きなくなったり、設定したボリュームが劣化または破損したりするおそれがあります SATA コントローラーおよびデバイスにオペレーティング システムからアクセスする方 法を選択できます。サポートされている 2 つのオプションは、IDE および AHCI(
表 4-3 [HP Computer Setup]:[Storage](ストレージ) (続き) オプション 説明 [Shortcut to Temporarily Override Boot Order](一時的に優先される起動順序へのショー トカット) ブート順序で指定した初期設定のデバイス以外のデバイスから[一度だけ]起動するに は、コンピューターを再起動し、Esc キーを押してブート メニューを表示してから F9 キー(ブート順序)を押すか、モニターのランプが緑色に点灯しているときに F9 キー のみを押します(ブート メニューをスキップします)。POST が完了すると、起動可能 デバイスの一覧が表示されます。矢印キーを使用して目的の起動デバイスを選択し、 Enter キーを押します。選択したデバイスから、コンピューターが一度だけ起動されま す [HP Computer Setup]:[Security](セキュリティ) 注記:[HP Computer Setup]でサポートされる機能は、お使いのハードウェアの構成によって異なる場 合があります。 表 4-4 [HP Computer Setup]:
表 4-4 [HP Computer Setup]:[Security](セキュリティ) (続き) オプション 説明 [USB Security](USB セ 以下の項目について有効または無効を設定できます(初期設定では有効になっていま す) キュリティ) ● ● [Slot Security](ス ロット セキュリ ティ) Front USB Port(前面の USB ポート) – USB Port 1(USB ポート 1) – USB Port 2(USB ポート 2) – USB Port 3(USB ポート 3) Rear USB Port(背面の USB ポート) – USB Port 4(USB ポート 4) – USB Port 5(USB ポート 5) – USB Port 6(USB ポート 6) – USB Port 7(USB ポート 7) PCI Express スロットを無効にできます。初期設定では有効になっています ● スロット番号:PCI Express(×8) ● スロット番号:M.
表 4-4 [HP Computer Setup]:[Security](セキュリティ) (続き) オプション 説明 [Secure Boot Configuration](セ キュア ブートの設 定) この設定ページのオプションは、Windows 10 およびセキュア ブートをサポートするそ の他のオペレーティング システムのみで利用できます。セキュア ブートをサポートし ないオペレーティング システムに対して、このページで設定オプションの初期設定を 変更すると、システムが正常にブートしなくなる場合があります [Legacy Support](レガシー サポート)(有効または無効):レガシー オペレーティング システムのサポートを有効または無効にします(Windows Embedded Standard 7 および HP Thin-Pro) [Secure Boot](セキュア ブート) (有効または無効) :[Legacy Support]が無効に設定され ている場合にのみ、この項目を有効に設定できます。この項目はセキュア ブート フ ロー制御用です。セキュア ブートは、システムがユーザー モードで
表 4-5 [HP Computer Setup]:[Power](電源) (続き) オプション 説明 [Thermal](温度) [Fan Idle Mode](ファン休止モード) :休止モードで初期設定のファンの速度を設定でき ます [CPU Fan Speed](CPU ファン速度) (読み取り専用) :rpm 単位で CPU ファン速度を表示 します [Extend Operating Ambient Temp Mode](拡張動作時周囲温度モード) :高い周囲温度環境 で動作するようにコンピューターを構成できます [High Temperature Support Status](高温サポート状態)(読み取り専用):コンピュー ターが高い周囲温度環境で動作できるかどうかを示します [HP Computer Setup]:[Advanced](カスタム) 注記:[HP Computer Setup]でサポートされる機能は、お使いのハードウェアの構成によって異なる場 合があります。 表 4-6 [HP Computer Setup]:[Advanced](カスタム) オプション [Power-O
表 4-6 [HP Computer Setup]:[Advanced](カスタム) (続き) オプション 説明 [BIOS Power-On] (BIOS 電源投入) 指定した日時に自動的に電源がオンになるようにコンピューターを設定できます [Onboard Devices] (オンボード デバ イス) レガシー デバイスのリソースを設定したり無効に設定したりできます [Bus Options](バス 一部のモデルで、以下の項目の有効/無効を設定できます オプション) ● [PCI SERR# Generation](PCI SERR 番号生成):初期設定では有効になっています ● [PCI VGA Palette Snooping](PCI VGA パレット スヌーピング):PCI コンフィギュレー ション スペースに VGA パレット スヌーピング ビットを設定します。グラフィック ス コントローラーが 2 つ以上インストールされている場合にのみ必要です。初期設 定では無効になっています [Device Options](デ ● バイス オプショ ン) [BIOS Primary Di
[HP BIOS Configuration Utility](HPBCU)からの BIOS 設定の変 更 一部の BIOS 設定は、[HP Computer Setup]にアクセスしないでローカルのオペレーティング システム内 で変更できます。この表では、この方法で制御できる項目を示します。 [HP BIOS Configuration Utility]について詳しくは、HP の Web サイト、http://www.hp.
表 4-7 オペレーティング システムで変更できる BIOS 設定 (続き) BIOS 設定 初期設定値 その他の値 M.
表 4-7 オペレーティング システムで変更できる BIOS 設定 (続き) BIOS 設定 Press the ESC key for Startup Menu ([Esc]キーを押して[起動メ ニュー]を表示します) 初期設定値 その他の値 Displayed(表示) Hidden(非表示) After Power Loss(電源コードの抜 Off(オフ) き差し後の電源状態) On(オン)、Previous State(以前の状態への復帰) POST Delay (in seconds)(POST 遅 延(秒)) 5、10、15、20、60 None(なし) Bypass F1 Prompt on Configuration Disable Changes(設定変更時の F1 プロン プトの回避) Enable Remote Wakeup Boot Source(リ モート復帰のブート ソース) Local Hard Drive(ローカ Remote Server(リモート サーバー) ル ハードディスク ド ライブ) Power on Sunday – Saturday(日
BIOS の更新または復元 HP Device Manager [HP Device Manager]を使用して、Thin Client の BIOS を更新できます。事前に作成された BIOS アドオン を使用したり、[HP Device Manager]の[File and Registry](ファイルおよびレジストリ)テンプレートと ともに標準の BIOS アップグレード パッケージを使用したりできます。[HP Device Manager]の[File and Registry]テンプレートについて詳しくは、HP の Web サイト、https://www.hp.
BootBlock Emergency Recovery Mode BIOS の更新に失敗した場合(更新中に電源が失われた場合など)、システム BIOS が破損することがあ ります。BootBlock Emergency Recovery Mode はこの状態を検出して、ハードディスク ドライブのルー ト ディレクトリおよびすべての USB メディア ソースを自動的に検索し、互換性のあるバイナリ イ メージがないか調べます。[DOS Flash]フォルダー内のバイナリ(.
ウェイク オン LAN WOL(ウェイク オン LAN)を使用すると、コンピューターをネットワーク メッセージによってオンに したり、スリープ状態または休止状態から復帰させたりできます。[HP Computer Setup]で [S5 Wake on LAN](S5 ウェイク オン LAN)設定を使用して、WOL を有効または無効にできます。 WOL を有効または無効にするには、以下の操作を行います。 1. コンピューターの電源を入れるか、再起動します。 2. 画面の下に[Press the ESC key for Startup Menu]([Esc]キーを押して[起動メニュー]を表示します) というメッセージが表示されている間に Esc キーまたは F10 キーを押します。 注記:適切なタイミングで Esc キーまたは F10 キーを押せなかった場合は、コンピューターを再 起動して、モニター ランプが緑色に点灯したときにもう一度 Esc キーまたは F10 キーを押して、 ユーティリティにアクセスします。 3.
セットアップ パスワードおよび電源投入時パスワードのリ セット セットアップ パスワードおよび電源投入時パスワードをリセットするには、以下の操作を行います。 1. Thin Client が開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアを Thin Client から取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンして Thin Client の電源を切ってから、 外付けデバイスの電源もすべて切ります。 4.
表 4-10 電源投入時診断テスト テスト 説明 ブート ブロック チェックサム ブート ブロック コードが適切なチェックサム値であるかどうかを検証し ます DRAM メモリの最初の 640k の簡単な書き込み/読み取りパターン テストです シリアル ポート ポートが存在するかを判別するための簡単なポート検証テストを使用し てシリアル ポートをテストします タイマー ポーリング方式を使用してタイマー割り込みをテストします RTC CMOS バッテリ RTC CMOS バッテリの整合性をテストします NAND フラッシュ ドライブ 適切な NAND フラッシュ デバイス ID があるかどうかをテストします POST 時のフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 ここでは、POST(Power-On Self Test)実行前または POST 実行中に発生する、フロント パネルのラン プの動作およびビープ音について説明します。ランプの動作およびビープ音には、エラー コードやテ キスト メッセージが関連付けられていないものもあります。 感電や火傷などに関する警告 システムが電源コンセ
表 4-12 POST 時のフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 (続き) 動作 ビープ音 考えられる原因 対処方法 電源ランプが 1 秒間隔で 2 回赤色で点滅した後に、2 秒間休止する 2 本体内部の温度が以下 の理由で動作範囲を超 えていたためサーマル 保護機能が働いた 重要:コンピューターの電源が入っていな いときでも、内部部品には電力が供給され ている可能性があります。損傷を防ぐた め、部品を取り外す前に電源コードを抜い てください ヒート シンク アセン ブリが正しくプロセッ サに取り付けられてい ない または コンピューターの通気 孔がふさがれている か、周囲温度が高すぎ る場所に設置されてい る 電源ランプが 1 秒間隔で 4 回赤色で点滅した後に、2 秒間休止する 4 電源の障害が発生した (電源装置の過負荷) 1. コンピューターの通気口がふさがれて いないことと、プロセッサの冷却用 ファンが接続されていて稼動している ことを確認します 2.
表 4-12 POST 時のフロント パネルのランプおよびビープ音の診断 (続き) 動作 ビープ音 考えられる原因 対処方法 電源ランプが 1 秒間隔で 5 回赤色で点滅した後に、2 秒間休止する 5 プレビデオのメモリ エ ラー 重要:メモリ モジュールやシステム ボード の損傷を防ぐため、メモリ モジュールを取 り付けなおす場合、またはメモリ モジュー ルの取り付けや取り外しをする場合は、電 源を切るだけでなく、必ず事前に電源コー ドをコンセントから抜いてください 電源ランプが 1 秒間隔で 6 回赤色で点滅した後に、2 秒間休止する 6 プレビデオのグラ フィックス エラー 1. メモリ モジュールを取り付けなおしま す 2. メモリ モジュールを一度に 1 つずつ取 り外して交換し、故障したモジュール を特定します 3. 他社製のメモリを HP 製のメモリに交 換します 4. システム ボードを交換します グラフィックス カードが挿入されている場 合は、以下の操作を行います 1. グラフィックス カードを正しく接続し ます 2.
トラブルシューティング 基本的なトラブルシューティング Thin Client に動作上の問題がある場合や、電源がオンにならない場合は、以下の項目を確認してくだ さい。 表 4-13 基本的なトラブルシューティングの問題および解決方法 問題 手順 Thin Client に動作上の問題が発生して いる Thin Client に以下のコネクタが確実に接続されていることを確認して ください 電源コネクタ、キーボード、マウス、ネットワーク ケーブル、ディス プレイ Thin Client に電源が入らない 1. 正常に動作している既知の Thin Client に電源装置を取り付けてテ ストすることによって、電源装置が故障していないことを確認し ます。テスト用の Thin Client でも電源装置が動作しない場合、電 源装置を交換します 2. 電源装置を交換しても Thin Client が正しく機能しない場合は、HP のサポート窓口にお問い合わせください Thin Client に電源が入り、スプラッ 1. シュ画面が表示されるが、サーバーに 接続されない 2.
表 4-13 基本的なトラブルシューティングの問題および解決方法 (続き) 問題 手順 ビデオが表示されない 1. モニターの輝度が判読可能なレベルに設定されていることを確認 します 2. 正常に動作している既知のコンピューターにモニターを接続する ことによって、モニターが故障していないことを確認します。さ らに、モニターが国際エネルギー スター プログラムに準拠してい る場合は、モニター前面のランプが緑色に点灯することを確認し ます。モニターが故障している場合、正常に動作しているモニ ターと交換してテストを繰り返します 3. Thin Client のイメージを再インストールし、モニターの電源をもう 一度入れます 4.
Microsoft RIS PXE 環境で実行している場合は、手順 2 に進みます。 Linux 環境で実行している場合は、手順 3 に進みます。 2. Microsoft RIS PXE 環境で実行している場合は、DHCP IP 情報が画面に表示されたらすぐに F12 キー を押して、ネットワーク サービス ブートを有効にします。 Thin Client がネットワークから起動しない場合、サーバーは PXE を使用するように構成されてい ません。 F12 を押さなかった場合、システムは存在しない ATA フラッシュからの起動を試みます。画面に は次のメッセージが表示されます。ERROR: Non-system disk or disk error. Replace and press any key when ready.(エラー:非システム ディスクまたはディスク エラー。交換して準備ができた ら、どれかのキーを押してください。) 任意のキーを押すと、ブート サイクルが再起動します。 3.
● イメージのダウンロード機能を使用して、ローカル ストレージまたは USB フラッシュ ドライブ のどちらかに HP からイメージをダウンロードできます。ダウンロード先に USB フラッシュ ド ライブを選択すると、他の Thin Client にイメージを展開するために使用できる起動可能な USB フ ラッシュ ドライブが作成されます。 ● イメージ キャプチャ機能では、HP Thin Client からイメージをキャプチャして USB フラッシュ ド ライブに保存できます。この USB フラッシュ ドライブを使用して、イメージを他の Thin Client に 展開できます。 ● アドオンのダウンロード機能では、ローカル ストレージまたは USB フラッシュ ドライブのどち らかに HP からアドオンをダウンロードできます。 ● USB ドライブの管理機能を使用して、以下のタスクを実行できます。 – ローカル ストレージ上のイメージ ファイルから起動可能な USB フラッシュ ドライブを作 成する – USB フラッシュ ドライブからローカル ストレージに.
電源コード セットの要件 コンピューターは幅広い入力電圧に対応しているため、100~120 VAC または 220~240 V の任意の供 給電圧で動作します。 コンピューターに付属している 3 極電源コード セットは、コンピューターを購入した国または地域で 使用するための要件を満たしています。 他の国または地域で使用する電源コード セットは、コンピューターを使用する国および地域の要件を 満たしている必要があります。 すべての国および地域の要件 以下の要件は、すべての国および地域に適用されます。 ● 電源コード セットの長さは 1.0~2.
表 4-15 各国および各地域固有の電源コードの要件 (続き) 50 国/地域名 認証機関 適用される注番号 ニュージーランド SANZ 1 ノルウェー NEMKO 1 中華人民共和国 CCC 4 サウジアラビア SASO 7 シンガポール PSB 1 南アフリカ SABS 1 韓国 KTL 5 スウェーデン SEMKO 1 スイス SEV 1 台湾 BSMI 6 タイ TISI 1 英国 ASTA 1 米国 UL 2 1. フレキシブル コードは、タイプ HO5VV-F、3 極、0.75 mm²の導体サイズでなければなりません。電源コー ド セットの部品(機器のカプラーと壁面のコンセント)は、使用する国または地域で評価を担当する認証 機関の認証マークが付いたものでなければなりません。 2. フレキシブル コードは、タイプ SVT/SJT または同等品、No.
揮発性について Thin Client 製品には通常、RAM、ROM、およびフラッシュ メモリ デバイスの 3 種類のメモリ デバイス が搭載されています。RAM メモリ デバイスに電力が供給されなくなると、デバイスに保存されていた データは失われます。RAM デバイスには、以下に示すように、主電源、補助電源、またはバッテリ電 源から電力を供給できます。したがって、Thin Client が電源コンセントに接続されていないときでも、 一部の RAM デバイスにはバッテリ電源で電力を供給できます。ROM またはフラッシュ メモリ デバイ スは、デバイスに電力が供給されていない場合でも、保存されているデータを保持します。通常、フ ラッシュ デバイスの製造元は、データの保持期間(約 10 年)を指定しています。 電源状態の定義 主電源:Thin Client の電源がオンになっているときに電力を利用できます。 補助電源またはスタンバイ電源:電源装置が電源コンセントに接続されており、Thin Client の電源が オフになっているときに電力を利用できます。 バッテリ電源:Thin Client システムに搭載された
11. [File]→[Default Setup](初期設定のセットアップ)→[Restore Factory Settings as Default](工場出 荷時設定を初期設定として復元)の順に選択します。この操作により、初期設定が工場出荷時の 初期設定に戻されます。 12. [File]→[Apply Defaults and Exit](初期設定値に設定して終了)の順に選択します。 13.
仕様 この Thin Client の最新の仕様またはその他の仕様について詳しくは、http://www.hp.com/go/ quickspecs/ (英語サイト)にアクセスして、該当する Thin Client を検索し、 『QuickSpecs』を参照して ください。 表 4-17 仕様 値 寸法(スタンドなし) 幅 50 mm 奥行き 210 mm 高さ 210 mm 寸法(スタンドを含む) 幅 152 mm 奥行き 210 mm 高さ 218 mm 質量(スタンドなし) 1271 g 質量(スタンドを含む) 1323 g 動作時温度 10~40°C 拡張動作時温度 10~55°C 拡張動作時温度範囲を有効にするには、コンピューターを縦置きにするか、PCIe スロットを空にする 必要があります 仕様値は、継続的に直射日光の当たらない環境で、海抜 3000 m まで 300 m ごとに 1.
A 静電気対策 人間の指など、導電体からの静電気放電によって、システム ボードやその他の静電気に弱いデバイス が損傷することがあります。その結果、本体の耐用年数が短くなる場合があります。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防止するため、以下のことを守ってください。 ● 運搬時や保管時は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアース(接地)されている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アース(接地)の方法 アース(接地)にはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされている Thin Client のシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バンドは 柔軟な帯状のもので、アース
B 運搬時の注意 運搬時の注意 Thin Client を運搬する場合は、以下のことを守ってください。 1. Thin Client と外部装置の電源を切ります。 2. 電源コンセントから電源コードを抜き取り、次に Thin Client からも抜き取ります。 3. システム コンポーネントおよび外付けデバイスの電源コードを電源コンセントから抜いてから、 Thin Client からも抜き取ります。 4.
C ユーザー サポート HP は、単体で、または適切な補助ツールや支援技術と組み合わせることにより、お身体の不自由な方 にもお使いいただけるような製品やサービスを設計、製造、販売しています。 サポートされている支援技術 HP 製品は、さまざまなオペレーティング システム支援技術に対応しており、また、その他の支援技 術と組み合わせて機能するようにも設定できます。支援機能に関してより詳しい情報を確認するに は、お使いのデバイスの検索機能を使用してください。 注記:特定の支援技術製品について詳しくは、その製品のサポート窓口にお問い合わせください。 HP のサポート窓口へのお問い合わせ このガイドで提供されている情報で問題に対処できない場合は、HP のサポート窓口にお問い合わせく ださい。日本でのお問い合わせ先またはサポートについては、http://www.hp.com/jp/contact/ または https://support.hp.com/jp-ja/ にアクセスしてください。日本以外の国や地域でのサポートについて は、http://welcome.hp.
索引 A SODIMM ソケットへの取り付け 23 取り付け 23 SSD、取り外し 55 [Storage](ストレージ)メ ニュー 29 [Advanced](カスタム)メ ニュー 33 B BIOS 更新 38 BIOS 設定の変更 35 BIOS の更新 38 BIOS の設定 26 F [File](ファイル)メニュー W 28 H HP BIOS Configuration Utility (HPBCU) 35 HP Computer Setup 26 [HP Computer Setup]:[Advanced](カ スタム)メニュー 33 [HP Computer Setup]:[File](ファイ ル)メニュー 28 [HP Computer Setup]:[Power](電 源)メニュー 32 [HP Computer Setup]:[Security](セ キュリティ)メニュー 30 [HP Computer Setup]:[Storage](ス トレージ)メニュー 29 HP ThinUpdate 47 [HP ThinUpdate]を使用したイメー ジの復元 47
そ 相対湿度の仕様 53 ソリッド ステート ドライブ、取り 外し 55 た 縦置き用スタンド 4 ち 注意 SODIMM の取り付け 24 Thin Client の設置方法 8, 11 感電 13, 14, 22, 24 スタンドの取り付け 4 静電気 13 通気 11 電源コードの固定 12 電池の取り外し 20 て ディスクレス トラブルシューティ ング 46 電源コード 各国および各地域固有の要件 49 すべての国および地域の要件 49 電源コード セットの要件 49 電源コードの接続 12 電源出力の仕様 53 電源投入時診断テスト 41 電源投入シーケンス 40 電源の仕様 53 電池、交換 20 定格出力電流 53 と トラブルシューティング 26, 45 取り付け SODIMM 23 ガイドライン 13 システム メモリ 23 セキュリティ ロック ケーブ ル 6 ロープロファイルの PCIe カー ド 22 取り付けなおし アクセス パネル 16 58 索引 電池 20 フラッシュ ストレージ モ ジュール 18 取り外し SSD 55 アクセス パネル 14 ソ