ハードウェア リファレンス ガイド HP RP9 G1 リテール システム
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このガイドについて このガイドでは、このコンピューターの機能およびハードウェアのアップグレードについて説明しま す。 警告!その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事項 を表します。 注意:その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事項 を表します。 注記:重要な補足情報です。 iii
iv このガイドについて
目次 1 製品の概要 ................................................................................................................................................... 1 標準機能 ................................................................................................................................................................ 1 エルゴノミクス スタンドの展開 ....................................................................................................................... 3 背面の各部 .......................................
Windows 10 Professional および Windows 10 IoT Enterprise for Retail の場合の調整 ............... 40 別売のすべての HP オプション内蔵 USB 周辺機器モジュール(HP 内蔵 USB バーコード スキャ ナー、磁気ストライプ リーダー(MSR)、指紋リーダー、または Web カメラ)の設定 ...................... 41 電源供給機能付きシリアル ポートの設定 ..................................................................................................... 41 付録 A 静電気対策 ......................................................................................................................................... 42 静電気による損傷の防止 .........
1 製品の概要 標準機能 HP RP9 G1 リテール システムには、以下の特長があります。 ● 液晶タッチパネル一体型オールインワン構成 ● 一般小売業、サービス業、その他の業態で長期にわたり使用可能 ● 投影型静電容量方式タッチ テクノロジーを搭載した 15.6 インチ(モデル 9015)および 18.
2 ◦ POSReady 7 32 ビット ◦ POSReady 7 64 ビット ◦ Windows 10 IoT Enterprise for Retail 64 ビット ◦ Windows 10 Pro 64 ビット ◦ Windows 7 Pro 32 ビット(Windows 10 Pro からのダウングレード) ◦ Windows 7 Pro 64 ビット(Windows 10 Pro からのダウングレード) ◦ Windows 8.1 Pro 64 ビット(Windows 10 Pro からのダウングレード) ◦ Windows 7 Professional Edition 32 ビット ◦ Windows 7 Professional Edition 64 ビット ◦ Windows 8.1 Pro 64 ビット ● オプションの無線 LAN 用 M.2 スロット×1 ● USB 2.0 ポート×2、USB 3.
エルゴノミクス スタンドの展開 お使いのモデルにエルゴノミクス スタンドが含まれている場合、このシステムはスタンドが折りたた まれた状態で出荷されます。スタンドを展開するには、以下の操作を行います。 1. スタンドを目的の位置に展開します。 2.
背面の各部 1 別売の HP 内蔵 USB Web カメラ、7 インチ カス 10 タマー ディスプレイ、または 2×20 表示カスタ マー ディスプレイ用の上部 USB ポート(背面 カバーの内側) 12 V 電源供給機能付き USB ポート(B)(バー コード スキャナーを下に取り付ける場合に使 用) 2 別売の HP 内蔵 USB バーコード スキャナー、磁 11 気ストライプ リーダー(MSR)、または指紋 リーダー用の側面 USB ポート(背面カバーの 内側) 12 V 電源供給機能付き USB ポート(C) 3 別売の HP 内蔵 USB バーコード スキャナー、磁 12 気ストライプ リーダー(MSR)、または指紋 リーダー用の側面 USB ポート(背面カバーの 内側) 24 V 電源供給機能付き USB ポート 4 電源ボタン 13 キャッシュ ドロアー ポート 5 DC 電源入力コネクタ 14 USB 2.0 ポート 6 電源供給機能付きシリアル ポート(COM A) 15 USB 3.
2 ハードウェアのアップグレード 必要な工具 このガイドで説明する手順では、トルクス ドライバーまたはマイナス ドライバーを使用できます。 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告!感電、火傷、火災などの危険がありますので、以下の点に注意してください。 ● 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっている ことを確認してください。 ● 電話回線のモジュラー ジャックを本体の背面のネットワーク コネクタ(NIC)に接続しないでく ださい。 ● 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は、製品を安全に使用す るために欠かせないものです。 ● 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込ん でください。 安全性を高めるため、『快適に使用していただくために』をお読みください。正しい作業環境の整え 方や、作業をするときの姿勢、および健康上/作業上の習慣について説明しており、さらに、重要な電 気的/物理的安
エルゴノミクス スタンドまたはコンパクト スタンドの取り外 しおよび取り付け RP9 は、スタンドを取り外すことで(工場出荷時にシステム ユニットに取り付けられている場合)、 壁、スイング アーム、ポール マウント用ブラケット、またはその他の固定器具に取り付けることがで きます。この RP9 は、VESA 準拠の 100 mm 間隔の取り付け穴をサポートします。 この装置は、UL または CSA 規格に適合した取り付け器具で支えられるように設計されています。壁に 取り付ける場合は HP クイック リリースの取り付け器具(製品番号:EM870AA)を使用することをお すすめします。 注意:RP9 に他社製の固定器具を取り付けるには、4 mm、0.
5. コンパクト スタンドを取り外すには、RP9 の前面を下向きにして、柔らかくて清潔な布を敷い た、安定した平らな場所に置きます。ディスプレイ本体の背面にあるリリース ラッチを押し上げ て(1)、スタンドを後方へ傾け(2)、持ち上げてディスプレイから取り外します(3)。 6.
8 7. エルゴノミクス スタンドを取り付けるには、RP9 の前面を下向きにして、柔らかくて清潔な布を 敷いた、安定した平らな場所に置きます。スタンド マウントの上側にあるタブをディスプレイ本 体のスロットに差し込み(1)、スタンドが所定の位置に収まりカチッという音がするまで、スタ ンド マウントの下側をディスプレイ本体の方向に回転させます(2)。 8.
ケーブルの配線(エルゴノミクス スタンド) 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 3. 適切な背面コネクタにケーブルを接続します。 注記:ディスプレイ本体を後方に傾けると、背面コネクタに簡単にアクセスできます。 4. リア パネルのコネクタに接続したケーブルを、スタンドのケーブル固定具に通し(1)、台座の中 央部分の穴に通して台座の下側から引き出します(2)。 5. 電源コードを接続しなおして、電源ボタンを押します。 ケーブルの配線(コンパクト スタンド) 1.
5. リア パネルのコネクタに接続したケーブルをスタンドの下に向かって配線し、台座の中央部分の 穴に通して台座の下側から引き出します(2)。 6. ケーブル配線カバーをスタンドに取り付けて、ケーブルを保護します(3)。 7. 電源コードを接続しなおして、電源ボタンを押します。 電源装置の取り外しおよび取り付け(エルゴノミクス スタン ド) 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 10 3. DC 電源ケーブルをディスプレイ本体の背面にあるコネクタから取り外します。 4.
5. 台座の左側にあるカバーの中央部分を引き上げ、カバーを上方向に回転させます。 6.
12 7. 電源装置の側面から AC 電源コードを取り外し(1)、電源装置を持ち上げてスタンド台座から取 り出します(2)。 8.
9. 底面プレートのタブを台座のスロットに差し込み(1)、底面プレートを回転させて台座の上に載 せてから(2)、底面プレートのネジを締めます(3)。 10.
11. 左側のカバーをスタンドの台座に、カチッと音がするまで押し込みます。 12. 電源コードを電源コンセントに接続します。 別売の HP 内蔵 USB バーコード スキャナー、磁気ストライプ リーダー(MSR)、指紋リーダー、または Web カメラの取り付 け これらの USB ポート用に設計された HP オプション内蔵 USB モジュールのみを取り付けてください。 これらの USB ポートでは、オプティカル ドライブまたはハードディスク ドライブをサポートしてい ません。 内蔵バーコード スキャナー、内蔵 MSR、および内蔵指紋リーダーは、ディスプレイ本体の左側または 右側に取り付けることができます。内蔵 Web カメラは、ディスプレイ本体の上部にのみ取り付けるこ とができます。他に、ディスプレイ本体の下部に取り付けられる内蔵バーコード スキャナーもありま す。 別売の HP 内蔵 USB モジュールのディスプレイ本体の側面または上部への取り 付け モジュールの取り付け位置がディスプレイ本体の左側、右側、上部のどこであっても、すべてのモ ジュールの取り付け手順は同じです。 1.
4. 2 つの背面カバー ラッチを押し広げます(1)。背面カバーを上方向にスライドさせ、持ち上げて ディスプレイ本体から取り外します(2)。 5.
16 6. モジュールの USB コネクタを USB ポートに挿入し(1)、前に取り外した 2 本のネジでモジュー ルを固定します(2)。 7. 背面カバーのタブとディスプレイ本体のスロットの位置を合わせて、カバーをディスプレイ本体 の上に置き、正しい位置にロックされるまでカバーを下方向にスライドさせます。 8. すべてのケーブルを背面の I/O ポートに取り付けなおします。 9.
別売の HP 内蔵 USB バーコード スキャナーのディスプレイ本体の下部への取り 付け 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 3. すべてのケーブルを背面の I/O ポートから取り外します。 4. バーコード スキャナーのカバーを下方向にスライドさせ、持ち上げて取り外します(1)。バー コード スキャナーを背面の I/O 電源供給機能付き USB 12 V(B)ポートに差し込み(2)、付属の ネジでバーコード スキャナーを固定します(3)。バーコード スキャナー カバーを取り付けなお します(4)。 5. すべてのケーブルを背面の I/O ポートに取り付けなおします。 6.
上部へのカスタマー ディスプレイ(CFD)の取り付け 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 3. すべてのケーブルを背面の I/O ポートから取り外します。 4. 2 つの背面カバー ラッチを押し広げます(1)。背面カバーを上方向にスライドさせ、持ち上げて ディスプレイ本体から取り外します(2)。 5.
6. 背面カバーのタブとディスプレイ本体のスロットの位置を合わせて、カバーをディスプレイ本体 の上に置き、正しい位置にロックされるまでカバーを下方向にスライドさせます。 7. CFD アーム カバーの上部を後方に引いてから(1)、アーム カバーの下部を後方に引いて、アー ム カバーを取り外します。CFD の USB コネクタを USB ポートに挿入し(2)、付属のネジで CFD を固定します(3)。アーム カバーの上部をカチッと音がするまで押してから(4)、アーム カ バーの下部をカチッと音がするまで押して、アーム カバーを取り付けなおします。 8. すべてのケーブルを背面の I/O ポートに取り付けなおします。 9.
下部へのカスタマー ディスプレイ(CFD)の取り付け 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 20 3. 電源ケーブルをディスプレイ本体の背面にあるコネクタから取り外します。 4. RP9 の前面を下向きにして、柔らかくて清潔な布を敷いた、安定した平らな場所に置きます。 5. CFD のブラケットを台座の底面に挿入し(1)、ネジでブラケットを固定します(2)。 6. CFD のケーブルを台座の中央部分の穴に通し、背面の I/O パネルの USB ポートに接続します。 7.
メモリの取り付け お使いのコンピューターは、少なくとも 1 つのダブル データ レート 4 シンクロナス DRAM(DDR4SDRAM)スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール(SODIMM)を標準装備してい ます。システム ボード上にある 2 つのメモリ ソケットには、最大 32 GB のメモリを取り付けることが できます。 DDR4-SDRAM SODIMM システムのパフォーマンスを最大まで高めるためには、以下の条件を満たす SODIMM を使用すること をおすすめします。 ● 業界標準の 260 ピン ● アンバッファード非 ECC PC4-17000 DDR4-2133 MHz 準拠 ● 1.
SODIMM の取り外しおよび取り付け 注意:メモリ モジュールを交換する場合は、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機 してから作業する必要があります。コンピューターが電源コンセントに接続されている場合、電源が 入っているかどうかに関係なく、メモリ モジュールには常に電気が流れています。電気が流れている 状態でメモリ モジュールの着脱を行うと、メモリ モジュールまたはシステム ボードを完全に破損す るおそれがあります。 お使いのメモリ モジュール ソケットの接点には、金メッキが施されています。メモリを増設する場合 は、接点の金属が異なるときに生じる酸化や腐食を防ぐために、金メッキされたメモリ モジュールを 使用してください。 静電気の放電によって、コンピューターやオプション カードの電子部品が破損することがあります。 以下の作業を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電して ください。詳しくは、42 ページの「静電気対策」を参照してください。 メモリ モジュールを取り扱うときは、金属製の接点に触れないでください。金属製の接点に触れる と、モジュールが破損する
5. 背面の金属製シールドにあるフィンガー スロットを使用してシールドの上部を引き上げてから、 シールドを持ち上げてディスプレイ本体から取り外します。 6. SODIMM を取り出すには、SODIMM の両側にある 2 つのラッチを外側に押し(1)、ソケットから SODIMM を引き出します(2)。 7.
8. 背面の金属製シールドを取り付けなおすには、まず、シールドの下部をディスプレイ本体の金属 製フレームワークに差し込みます。シールドの左右の下部にはそれぞれ 3 つのタブがあります ので、両端のタブをディスプレイ本体の金属製フレームワークの下に、中央のタブを金属製フ レームワークの上に挿入してください(1)。次に、シールドが所定の位置に収まるまでシールド の上部をディスプレイ本体の方向に回転させます(2)。 9. 背面カバーのタブとディスプレイ本体のスロットの位置を合わせて、カバーをディスプレイ本体 の上に置き、正しい位置にロックされるまでカバーを下方向にスライドさせます。 10. すべてのケーブルを背面の I/O ポートに取り付けなおします。 11.
2.5 インチ ハードディスク ドライブの着脱 注意:ハードディスク ドライブを交換するときは、新しいハードディスク ドライブにデータを移動で きるように、必ず事前にドライブ内のデータをバックアップしておいてください。 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 3. すべてのケーブルを背面の I/O ポートから取り外します。 4. 2 つの背面カバー ラッチを押し広げます(1)。背面カバーを上方向にスライドさせ、持ち上げて ディスプレイ本体から取り外します(2)。 5.
6. ドライブの背面からケーブルを取り外し(1)、ドライブの背面にあるアームを後方に引いてから (2)、ドライブを後方にスライドさせてドライブ ベイから取り出します(3)。 7.
8. ドライブをドライブ ベイの中に入れ、前方向にスライドさせてから(1)、ケーブルをドライブの 背面に接続します(2)。 9. 背面の金属製シールドを取り付けなおすには、まず、シールドの下部をディスプレイ本体の金属 製フレームワークに差し込みます。シールドの左右の下部にはそれぞれ 3 つのタブがあります ので、両端のタブをディスプレイ本体の金属製フレームワークの下に、中央のタブを金属製フ レームワークの上に挿入してください(1)。次に、シールドが所定の位置に収まるまでシールド の上部をディスプレイ本体の方向に回転させます(2)。 2.
10. 背面カバーのタブとディスプレイ本体のスロットの位置を合わせて、カバーをディスプレイ本体 の上に置き、正しい位置にロックされるまでカバーを下方向にスライドさせます。 11. すべてのケーブルを背面の I/O ポートに取り付けなおします。 12.
M.2 ストレージ デバイスの着脱 2.5 インチ ドライブ ベイの下に、2 つの M.2 ストレージ デバイス コネクタがあります。 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 3. すべてのケーブルを背面の I/O ポートから取り外します。 4. 2 つの背面カバー ラッチを押し広げます(1)。背面カバーを上方向にスライドさせ、持ち上げて ディスプレイ本体から取り外します(2)。 5. 背面の金属製シールドにあるフィンガー スロットを使用してシールドの上部を引き上げてから、 シールドを持ち上げてディスプレイ本体から取り外します。 M.
6. 2.5 インチ ドライブを取り付けている場合は、取り外します。ドライブの背面からケーブルを取 り外し(1)、ドライブの背面にあるアームを後方に引いてから(2)、ドライブを後方にスライド させてドライブ ベイから取り出します(3)。 7. M.
8. M.2 ストレージ デバイスを取り付けるには、ストレージ デバイスを約 30°の角度に保ったまま、 デバイスのピンをシステム ボードのコネクタに挿入します(1)。デバイスのもう一方の端を下方 向に回転させてから(2)、前に取り外したネジまたはネジ穴にあらかじめ取り付けられているネ ジを使用してデバイスを固定します(3)。 9. 2.5 インチ ドライブを取り外した場合は、取り付けなおします。ドライブをドライブ ベイの中に 入れ、前方向にスライドさせてから(1)、ケーブルをドライブの背面に接続します(2)。 M.
10. 背面の金属製シールドを取り付けなおすには、まず、シールドの下部をディスプレイ本体の金属 製フレームワークに差し込みます。シールドの左右の下部にはそれぞれ 3 つのタブがあります ので、両端のタブをディスプレイ本体の金属製フレームワークの下に、中央のタブを金属製フ レームワークの上に挿入してください(1)。次に、シールドが所定の位置に収まるまでシールド の上部をディスプレイ本体の方向に回転させます(2)。 11. 背面カバーのタブとディスプレイ本体のスロットの位置を合わせて、カバーをディスプレイ本体 の上に置き、正しい位置にロックされるまでカバーを下方向にスライドさせます。 12. すべてのケーブルを背面の I/O ポートに取り付けなおします。 13.
警告!お使いのコンピューターには、二酸化マンガン リチウム電池が内蔵されています。電池の取り 扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。けがをすることがないように、以下の点に注意し てください。 ● 電池を充電しないでください。 ● 電池を 60°C を超える場所に放置しないでください。 ● 電池を分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでください。 ● 電池を交換するときは、コンピューターに最初に取り付けられていたものと同等の電池を使用し てください。 注意:電池を交換する前に、コンピューターの CMOS 設定のバックアップを作成してください。電池 が取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされます。 静電気の放電によって、コンピューターやオプションの電子部品が破損することがあります。以下の 作業を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電してくださ い。 注記:リチウム電池の寿命は、コンピューターを電源コンセントに接続することで延長できます。リ チウム電池は、コンピューターが外部電源に接続されていない場合にの
34 5. 背面の金属製シールドにあるフィンガー スロットを使用してシールドの上部を引き上げてから、 シールドを持ち上げてディスプレイ本体から取り外します。 6. 電池をホルダーから取り出すために、電池の一方の端の上にある留め金を押し上げます。電池が 持ち上がったら、ホルダーから取り出します(1)。 7.
8. 背面の金属製シールドを取り付けなおすには、まず、シールドの下部をディスプレイ本体の金属 製フレームワークに差し込みます。シールドの左右の下部にはそれぞれ 3 つのタブがあります ので、両端のタブをディスプレイ本体の金属製フレームワークの下に、中央のタブを金属製フ レームワークの上に挿入してください(1)。次に、シールドが所定の位置に収まるまでシールド の上部をディスプレイ本体の方向に回転させます(2)。 9. 背面カバーのタブとディスプレイ本体のスロットの位置を合わせて、カバーをディスプレイ本体 の上に置き、正しい位置にロックされるまでカバーを下方向にスライドさせます。 10. すべてのケーブルを背面の I/O ポートに取り付けなおします。 11.
ポート カバーの取り付け 背面の I/O ポート カバーは、HP から入手できます。ポート カバーを取り付けるには、カチッと音が するまでカバーをリア パネルに押し込んでコネクタを覆い(1)、ネジでカバーを固定します(2)。 カウンター上への RP9 の固定 1. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切り、外 付けデバイスの電源もすべて切ります。 2. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 注意:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を防 ぐため、電源コードを抜いて電力が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要がありま す。 3.
4. コンパクト スタンドを固定する場合は、スタンドのカバーを取り外してから(1)、台座のカバー を前方へスライドさせ、持ち上げて台座から取り外します(2)。 5.
6. 台座のカバーをスライドさせてコンパクト スタンドの台座に取り付けてから(1)、スタンドのカ バーをカチッと音がするまでスタンドに押し込みます(2)。 7.
南京錠 南京錠は、RP9 を柱など固定物に固定するために使用できます。 1. 南京錠の施錠用ループをリア パネルに取り付けます。ループの底面をリア パネルのスロットに 挿入し(1)、ネジを使用してループをリア パネルに固定します(2)。 注記:南京錠の施錠用ループおよびネジは、RP9 に付属しています。 2.
3 ソフトウェアの設定 タッチ スクリーンの調整 システムを使用する前にタッチ スクリーンを調整して、スタイラス ペンまたは指でタッチするスク リーンにタッチ ポイントが登録されていることを確認することをおすすめします。タッチ ポイント が正しく登録されていないと思われる場合は調整処理を行ってください。 Windows 7 Professional および Embedded POSReady 7 の場合の調整 Windows 7 Professional および Embedded POSReady 7 でタッチ モジュールを調整するには、以下の操作 を行います。 1. [スタート]メニューを開いて[コントロール パネル]リンクをタップし、検索ボックスに「調整」 と入力します。[タブレット PC 設定]で、[ペン入力またはタッチ入力に合わせた画面の調整]リン クをタップします。[タブレット PC 設定]ダイアログ ボックスで[調整]ボタンをタップして、手順 2 に進みます。 2.
別売のすべての HP オプション内蔵 USB 周辺機器モジュール (HP 内蔵 USB バーコード スキャナー、磁気ストライプ リー ダー(MSR)、指紋リーダー、または Web カメラ)の設定 内蔵 USB 周辺機器を設定するには、『HP Point of Sale(POS)周辺機器設定ガイド』を参照してくださ い。このガイドは、リテール コンピューターに付属のドキュメントに収録されています。また、HP の Web サイト、http://www.hp.com/jp/support/ からもアクセスできます。リテール コンピューターで このガイドを表示するには、[スタート]→[HP Point of Sale Information](HP Point of Sale 情報)の順に 選択します。 注記:お使いの製品が製造されてから納入されるまでの間に提供されていたソフトウェアや説明書の 更新版については、http://www.hp.
A 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが損 傷する可能性があります。このような損傷によって、デバイスの耐用年数が短くなることがありま す。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬時や保管時は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アース(接地)の方法 アース(接地)にはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピューターのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バン ドは柔軟な帯状のもので、アース コー
B コンピューター操作のガイドラインおよ び手入れと運搬時の注意 コンピューター操作のガイドラインおよび手入れに関する注 意 コンピューターのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってください。 ● 放熱効率を高めるために、リア パネルのフィンの後ろに 17 mm の空間を確保することをおすす めします。 ● HP RP9 リテール システムを湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い 場所や低い場所に置かないでください。 ● コンピューターのアクセス パネルを取り外したまま使用しないでください。 ● コンピューターを積み重ねたり、互いの排気や熱にさらされるほどコンピューターどうしを近く に置いたりしないでください。 ● コンピューターを別のエンクロージャに入れて操作する場合、吸気孔および排気孔がエンクロー ジャに装備されている必要があります。また、この場合にも上記のガイドラインを守ってくださ い。 ● HP RP9 リテール システムに液体をこぼさないでください。 ● コンピューターのリア パネルのフィンは、絶対にふさがないでください。 ●
タッチ スクリーンのメンテナンス ディスプレイとタッチ センサーは清潔に保ってください。タッチ センサーは、ごくわずかのメンテナ ンスしか必要としません。タッチ センサーのガラス製の表面部分は定期的に清掃することをおすす めします。清掃の前に、必ずディスプレイの電源を切ってください。通常、タッチ センサーに最適な 洗浄剤はイソプロピル アルコールと水を 50:50 に混合した溶液です。タッチ センサー上では腐食性 の化学薬品は使用しないように注意してください。酢をベースとする溶液は使用しないでください。 柔らかく、糸くずの出ない布でできたクリーナーを使用してください。ざらざらした布は使用しない でください。常に布を湿らせてからセンサーを清掃してください。布やセンサーには洗浄液を吹き つけないでください。洗浄液がディスプレイの内側に垂れたり、ベゼルを汚したりする可能性があり ます。 運搬時の注意 コンピューターを運搬する場合は、以下のことを守ってください。 1.
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