For comfortable use
関節、筋肉、肺、循環器系などに良い影響があります。立ったり座ったりする作業環境を用意できな
い場合は、電話で話すときには立つようにしたり、会議室ではなく歩きながらミーティングを行うこ
となどを検討します。つまり、重要なことは、意識して姿勢を変えて快適かつ生産的な状態を維持で
きるということです。意識しないと、不快で非生産的な姿勢に陥る可能性があります。
1 日を通して、自分で決めるようにしましょう。
常に注意 不自然さや不快感がないかチェックします。「亀」のような、不自然で不快、かつ非生産的
な姿勢にならないようにしてください。
健康的な習慣を身につける
職場でもプライベートでも豊かな人間関係を築き、ストレスを軽減するための健全な方法を見つけま
しょう。一定の時間ごとに深呼吸します。20 分ごとに、短い休憩を取ります。立ち上がって動き回っ
たり、ストレッチ体操をしたり、遠くのものに目を移したりします。同僚や家族と協力して、お互い
の姿勢に気を配り、調整したり動かしたりするきっかけを作りあいましょう。
健康状態により、コンピューターを使用した作業を安全かつ快適にできるかどうかが左右されること
があります。健康状態によっては、不快感、筋肉や関節の疾患、怪我につながるという研究結果が報
告されています (
20 ページの「健康を維持するための習慣」を参照してください)。不健康なこと
をできるだけ避けて定期的に体を動かし、身体の健康を増進および維持することで、健康状態および
座りがちな仕事の負担への対応力を改善できます。自身の健康状態に気を配り、無理をしないように
してください。
子供のための快適なコンピューターの使用方法
このガイドに記載された注意事項は、年齢に関係なくすべてのコンピューター ユーザーを対象として
います。大人は多くの場合、誤ったコンピューター使用の習慣を「捨て去る」必要がありますが、子
供、特に幼い子供の場合は、コンピューターを使い始めた時から保護者や教師が正しい使用習慣を習
得させることで、捨て去らなければならないような悪習を身につけずにすみます。保護者や教師は、
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第 1 章 快適な状態の整
え方