For comfortable use
重要:幼い子供を含む多くのコンピューター ユーザーが、視力矯正をしていないためにモニター
の画像がぼやけて見えるとの調査があります。はっきりと見えていない子供は、読解力が低下す
る傾向が高くなると考えられます。すべてのコンピューター ユーザーが、定期的に専門医による
目の検診を受けることを強くおすすめします。ユーザーによっては、メガネを着用しなければな
らない場合があります。また、メガネの度を合わせたり、コンピューター用に特殊なメガネを使
用する必要のあるユーザーもいます。
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モニターの高さを上下に調節し、頭が安定した楽な状態になるようにします。頭を必要以上に前
に傾けたり、首を少しでも不自然に前方または後方に曲げたりしなくて済むようにします。画面
の中央を見るときは、心持ち下向きになります。多くのユーザーは、画面の最上部が目の高さの
わずかに下にくる高さが快適だと感じますが、モニターをこの位置より心持ち上に上げるとさら
に首が楽になります。一方、目が乾燥し始めた場合は、モニターを目の高さよりも下に引き下げ
ることが最適です。画面の位置を下げることで、まぶたによって目の表面がさらに覆われるから
です。多焦点メガネを使用するユーザーの場合、頭が後方に傾くことを避けるためにモニターを
非常に低くして、レンズの下の部分から画面のコンテンツを見ることもあります。コンピュー
ター用に別途、特別に設計されたメガネを使用するユーザーもいます。
正しい例 多焦点メガネを使用するユーザーは、モニ
ターを低い位置にすることで頭を楽に安定させられ
る場合があります。
悪い例 首が少しでも後方に曲がってしまう場合は、
モニターの位置が高すぎます。
ヒント:モニターの高さを十分に
調節できない場合は
、調節可能なアームまたはモニター ライ
ザーの使用を検討
してください
。モニターの低さを十分に
調節できない場合は
、調節可能
なモニ
ター アームの使用を検討
してください
。
重要:まばたきすることを忘れないでください。目に不快感がある場合には特に必要です。平均
的に、人は 1 分あたり 22 回まばたきをします。意識しないでいると、モニターを見ているとき
には 1 分あたり 7 回程度にまで減ってしまう人もいます。
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モニターが顔と平行になるように、傾斜角度を調節します。モニターの角度が適切かどうかを調
べるには、画面の中央に小さな鏡を当てて、通常の作業時の姿勢で座ります。鏡の中に自分の目
が見える位置になっている必要があります。
座った姿勢のとき、立った姿勢のとき、さらに体を動かすたびに、上のプロセスを繰り返します。
ヒント:原稿台を使用する場合は、モニターと同じ高さになるようにして、主に見る方(原稿台また
はモニター)を自分の正面に置きます。頭、首、および上体が快適になるようにします。
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第 4 章 モニターの調節