For comfortable use
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コンピューターを使用する子供への配慮
保護者および教師の皆様へのお願い
子供がコンピューターを使用する場合には、節度を守らせることが重要です。子供はコンピューター
を非常によく使用します。学校や家庭で、学習にも遊びにも使用します。自分達が責任を負う子供た
ちを注意深く見守りながら指導していく必要があります。できるだけ早い段階から始めて、頻繁に休
憩するようにさせてください。子供の体はまだ成長中、発達中であるため、コンピューター使用時の
習慣が将来の健康状態に影響する可能性があります。定期的な休憩を入れないまま長時間コン
ピューターを使用し続けると、不快感や体の不調、および最終的には重大な健康面の問題につながる
可能性があります。
多くの子供が視力矯正をしていないためにモニターの画像がぼやけて見えるとの調査があります。
はっきりと見えていない子供は、読解力が低下する傾向が高くなると考えられます。子供には、必ず
定期的に専門医による目の検診を受けさせてください。
子供たちはコンピューターに向かって学習したりゲームしたりするため、彼らの姿勢を慎重に指導す
ることが重要です。保護者や教師は、子供がコンピューターを使うときは最初から、作業環境の調整
方法および快適な姿勢の見つけ方を教える必要があります。コンピューターを使用する場合用に設
計された調節可能な椅子や机などの家具が役立ちます。子供は、大人よりも体が小さい場合がほとん
どで、はるかに小さいこともよくあります。大人用に整えられた作業環境を子供が使用する場合、不
適合によってさまざまなぎこちない姿勢をとることになります。たとえば、足がぶらぶらしたり、肩
が下がっていたり、手首をテーブルの端に置いていたり、キーボードやマウスまで腕をいっぱいに伸
ばしていたり、モニターを見上げていたりします。
悪い例 モニターの位置が高すぎたり遠すぎたりすると、小さな
子供
の場合は
、前かがみになって
首を不自然に伸ばし
、猫背
で
背中が背
もたれから離れている
「亀」のようなぎこちない
姿勢
になる場合があります。
正しい
例
椅子が大きすぎる場合
は
、子供の背中
およびおしりの
下に固めの枕などを置きます
。
小型のマウスおよびテンキーなしのキーボー
ドを使用して、モニターの高さを下げます。
ヒント:学校でコンピューターの使用に適した調節可能な机や椅子が提供されない場合は、児童や生
徒をグループに分けて、快適さや生産性を向上させるための解決方法についてそれぞれのグループで
工夫させてみても良いでしょう。
保護者および教師の皆様へのお願い
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