Hardware Reference Guide
システムのパフォーマンスを最大まで高めるには、以下の仕様を満たす DIMM を使用することをおす
すめします。
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業界標準の 288 ピン
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アンバッファード非 ECC PC4-19200 DDR4-2400 MHz 準拠
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1.2 ボルト DDR4-SDRAM メモリ モジュール
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CAS レイテンシ 17(DDR4/2,400 MHz、17-17-17 タイミング)
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JEDEC の SPD 情報
このコンピューターでは以下の機能やデバイスがサポートされます。
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512 メガビット、1 ギガビット、2 ギガビット、および 4 ギガビットの非 ECC メモリ テクノロジ
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片面および両面メモリ モジュール
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x8 および x16 の DDR デバイスで構成されたメモリ モジュール。x4 SDRAM で構成されたメモリ
モジュールはサポートされません
注記:サポートされないメモリ モジュールが取り付けられている場合、システムは正常に動作しませ
ん。
メモリ モジュールの取り付け
システム ボードには 4 つのメモリ ソケットがあり、1 つのチャネルについて 2 つのソケットがありま
す。ソケットには
DIMM1、DIMM2、DIMM3、および DIMM4 の番号が付けられています。ソケット DIMM1
および DIMM2 はメモリ チャネル B で動作し、ソケット DIMM3 および DIMM4 はメモリ チャネル A で動
作します。
取り付けられている DIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル チャネ
ル モード、またはフレックス モードで動作します。
注記:
シングル チャネルおよびバランスのとれていないデュアル チャネルのメモリ構成では、グラ
フィックスのパフォーマンスが低下します。
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1 つのチャネルの DIMM ソケットにのみ DIMM が取り付けられている場合、システムはシングル
チャネル モードで動作します。
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チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B の DIMM の合計メモリ容量が等しい場合、シ
ステムはより高性能なデュアル チャネル モードで動作します。両方のチャネルで、取り付ける
DIMM の性能やデバイス自体の幅が異なっても構いません。たとえば、チャネル A に 1 GB の
DIMM が 2 つ取り付けられていて、チャネル B に 2 GB の DIMM が 1 つ取り付けられている場合、
システムはデュアル チャネル モードで動作します。
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チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B の DIMM の合計メモリ容量が異なる場合、シ
ステムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリが
取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表し、残りは
シングル チャネルに割り当てられます。速度を最高にするには、最大のメモリ容量が 2 つのチャ
ネルに行き渡るようにチャネルのバランスをとる必要があります。
1 つのチャネルのメモリ容
量が他方のチャネルのメモリ容量よりも多い場合、多い方をチャネル A に割り当てる必要があり
ます。たとえば、ソケットに 1 つの 2 GB DIMM、3 つの 1 GB DIMM を取り付ける場合は、チャネル
A に 2 GB DIMM と 1 つの 1 GB DIMM を取り付け、チャネル B に残りの 2 つの 1 GB DIMM を取り付
ける必要があります。この構成では、4 GB がデュアル チャネルとして動作し、1 GB がシングル
チャネルとして動作します。
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どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い DIMM によって決定されます。
システム メモリのアップグレード
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