HP ThinPro 5.0-Administrator Guide

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サーバーは、クライアントが USB リダイレクトを利用できるようにするためにそれをサポー
する必要があります。汎用の USB リダイレクトは、RemoteFXWindows 8、および Windows
Server 2012 が動作する RDVH ーバーでサポートされています。
[コントロール パネル][USB マネージャー]のプロトコルを RDP に設定する必要があります。
RDP 接続の場合、USB デバイスがリダイレクトされるかどうかは、[USB マネージャー]のコン
トロールによって決定されます。USB デバイスがリダイレクトされる方法は、個々の接続の設
定によって決定されます。
RDP での大容量記憶装置のリダイレクトの使用
初期設定では、RDP セッションは、高レベルのドライブ リダイレクトを使用してすべての大容量記
憶装置をリモート ホストにリダイレクトします。USB ラッシュ ドライブ、USB DVD-ROM ドライ
ブ、外付け USB ハードディスク ドライブなどのデバイスをシステムに接続すると、クライアントは
そのデバイスを検出してローカル ファイル システムにマウントします。その後、RDP が、マウント
されたドライブを検出してリモート ホストにリダイレクトします。リモート ホスト内では、そのド
ライブが Windows エクスプローラーで新しいディスク ドライブとして表示され、<デバイス ラベル
> on <クライアントのホスト名>いう名前が付けられます(例Bill_USB on
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この種類のリダイレクトには 3 つの制限があります
デバイスを取り外すためのアイコンがリモート ホストのタスクバーに表示されません。この
め、デバイスを取り外す前にコピーされたデータが同期されるまでの時間を十分に取り、デバ
イスが壊れないようにしてください。通常、ファイル コピーのダイアログが消えてから待機する
必要がある時間は 1 秒未満ですが、デバイスの書き込み速度およびネットワークの遅延時間に
よっては、最大で 10 秒間待機することが必要になる場合があります。
クライアントでサポートされているファイル システムのみがマウントされます。サポートされ
ているファイル システムは、FAT32NTFSISO9660CD-ROMUDFDVD-ROM、およ
ext3 です。
デバイスはディレクトリとして扱われるため、フォーマットやディスク ラベルの変更といったド
ライブでよく行われる作業はできません。
ストレージ デバイスの USB リダイレクトは、個々の接続の設定で無効にできます。必要に応じて、
大容量記憶装置のリダイレクトを完全に無効にできます。そのためには、USB リダイレクトを無効
してから、以下の表で説明しているように、レジストリ キーを変更します。
7-7 USB リダイレクトの無効化
レジストリ エントリ 設定する値 説明
root/USB/root/holdProtocolStatic 1
接続が設定または設定解除されたときに USBR タイプが
自動的に変更されないようにします
root/USB/root/protocol local
デバイスをリモート セッションにリダイレクトするた
RDP 接続が試行されないようにします
USB 容量記憶装置のローカ マウントを完全に無効にするか、USB 大容量記憶装置のリダイレク
トのみを無効にして他のデバイスのリダイレクトを許可するには、クライアント ファイル システム
で、udev ルール/etc/udev/rules.d/010_usbdrive.rules を削除します
RDP でのデバイ リダイレクトの使用
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