HP ThinPro 5.0-Administrator Guide

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RDP でのプリンター リダイレクトの使用
初期設定では、RDP でプリンターのリダイレクトを有効にする方法は以下の 2 つです。
USB リダイレクトデバイスに接続されているすべての USB プリンターが、リモート セッショ
ンでローカル プリンターとして表示されます。プリンターがそのリモート ホストにまだインス
トールされていない場合は、標準のプリンター インストール処理がリモート セッションで開始
されます。ローカルで管理する設定はありません。
高レベルのリダイレクトUSB リダイレクトがリモート ホストで実行できない場合、またはプ
リンターがパラレル プリンターかシリアル プリンターの場合は、高レベルのリダイレクトを使
用します。ローカル プリンター スプーラーを使用するようにプリンターを設定すると、RDP
ライアントが自動的にリモート プリンターを設定し、プリンターが仮想チャネル経由でリモート
ホストからクライアントに印刷スプール コマンドを送信するようになります。
この方法では、プリンターをクライアント上で設定するとともに、Window ドライバーをクラ
アント上で指定する必要があります。これは、RDP クライアントがリモート ホストに対して、
どのドライバーをリモート リンターのために使用するか指定する必要があるためです。こ
Windows ドライバーはWindows オペレーティング システムにローカルで接続されたときにプ
リンターが使用するドライバーと一致している必要があります。通常、この情報はプリンターの
プロパティの[モデル]に記載されています
注記: 詳しくは、64 ページのシリアル プリンターまたはパラレル プリンターの設定を参照
してください。
RDP でのオーディオ リダイレクトの使用
初期設定では、高レベルのオーディオ リダイレクトを使用すると、リモート ホストからクライアン
トにオーディオがリダイレクトされます。基本的な音声調整を設定する必要が生じる場合がありま
す。RDP 7.1 は多数の高度なオーディオ ダイレクト機能が多数搭載されていて、それらに追加の
設定が必要になる場合があります。
RDP でのオーディオ リダイレクトの使用については、以下の注意事項を参照してください。
RDP ドライバーは、ネットワーク帯域幅によって許容される最高品質のオーディオを提供しま
す。低帯域幅での接続では、RDP はオーディオの品質を落として再生します。
標準的な RDP では、ネイティブのオーディオ同期方式およびビデオ同期方式は利用できません。
時間が長いビデオは、オーディオと同期されない場合があります。この問題は、MMR または
RemoteFX を使用して解決できます。
高レベルのオーディオ リダイレクトをおすすめしますが、デジタル音量調整などの追加機能が存
在する場合は、USB リダイレクトを使用できます。アナログ デバイスには高レベルのリダイレ
クトのみを使用できます。
マイクのリダイレクトは初期設定で有効です。初期設定のマイク音量をクライアントで調整
る必要が生じる場合があります。古 Windows RDP サーバーではオーディオ入力が有効にな
るようにその設定が変更されている必要があります。
ローカルとリモートの両方の音量設定が最終的な音量に影響します。ローカルの音量は最大に
し、リモート ホスト内で音量を調整することをおすすめします。
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7 RDP 接続