HP ThinPro 6.2-Administrator Guide

USB 大容量記憶装置のローカル マウントを完全に無効にするか、USB 大容量記憶装置のリダイレクト
のみを無効にして他のデバイスのリダイレクトを許可するには、Thin Client のファイル システムで、
udev ルール/etc/udev/rules.d/010_usbdrive.rules を削除します。
RDP でのプリンター リダイレクト
初期設定では、RDP でプリンターのリダイレクトを有効にする方法は以下の 2 つです。
USB リダイレクト:デバイスに接続されているすべての USB プリンターが、リモート セッショ
ンでローカル プリンターとして表示されます。プリンターがそのリモート ホストにまだインス
トールされていない場合は、標準のプリンター インストール処理がリモート セッションで開始
されます。ローカルで管理する設定はありません。
高レベルのリダイレクトUSB リダイレクトがリモート ホストで実行できない場合、またはプリ
ンターがパラレル プリンターかシリアル プリンターの場合は、高レベルのリダイレクトを使用
します。ローカル プリンター スプーラーを使用するようにプリンターを設定すると、RDP クラ
イアントが自動的にリモート プリンターを設定し、プリンターが仮想チャネル経由でリモート
ホストから
Thin Client に印刷スプール コマンドを送信するようになります
この方法では、プリンターを Thin Client 上で設定するとともに、Window ドライバーを Thin Client
上で指定する必要があります。これは、RDP クライアントがリモート ホストに対して、どのドラ
イバーをリモート プリンターのために使用するか指定する必要があるためです。この Windows
ドライバーは、Windows オペレーティング システムにローカルで接続されたときにプリンターが
使用するドライバーと一致している必要があります。通常、この情報はプリンターのプロパティ
[モデル]に記載されています。
注記:
詳しくは、76 ページのシリアル プリンターまたはパラレル プリンターの設定を参照し
てください。
RDP でのオーディオ リダイレクト
初期設定では、高レベルのオーディオ リダイレクトを使用すると、リモート ホストから Thin Client
オーディオがリダイレクトされます。基本的な音声調整を設定する必要が生じる場合があります。
RDP 7.1 には多数の高度なオーディオ リダイレクト機能が多数搭載されていて、それらに追加の設定
が必要になる場合があります。
RDP でのオーディオ リダイレクトの使用については、以下の注意事項を参照してください。
RDP ドライバーは、ネットワーク帯域幅によって許容される最高品質のオーディオを提供しま
す。低帯域幅での接続では、
RDP はオーディオの品質を落として再生します。
標準的な RDP では、ネイティブのオーディオ同期方式およびビデオ同期方式は利用できません。
時間が長いビデオは、オーディオと同期されない場合があります。この問題は、MMR または
RemoteFX を使用して解決できます。
高レベルのオーディオ リダイレクトをおすすめしますが、デジタル音量調整などの追加機能が存
在する場合は、USB リダイレクトを使用できます。アナログ デバイスには高レベルのリダイレク
トのみを使用できます。
マイクのリダイレクトは初期設定で有効です。初期設定のマイク音量を Thin Client で調整する
必要が生じる場合があります。古い
Windows RDP サーバーでは、オーディオ入力が有効になるよ
うにその設定が変更されている必要があります。
ローカルとリモートの両方の音量設定が最終的な音量に影響します。ローカルの音量は最大に
し、リモート ホスト内で音量を調整することをおすすめします。
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