HP ThinPro 6.2-Administrator Guide
RDP でのスマート カードのリダイレクト
初期設定では、スマート カードは高レベルのリダイレクトを使用してリダイレクトされるため、セッ
ションおよびその他のリモート アプリケーションへのログインにスマート カードを使用できます。
RDP 接続でのスマート カードによるログインを有効にするには、以下の操作を行います。
▲
RDP 接続マネージャーで、[スマートカード ログインを許可する]を選択します。
これにより、ユーザーはあらかじめ資格情報を指定することなく接続できるようになります。RDP ク
ライアントが RDP セッションを開始し、ユーザーはスマート カードを使って認証するよう求められま
す。
このテクノロジでは、スマート カード リーダーのドライバーが Thin Client にインストールされている
必要があります。初期設定では、
CCID および Gemalto ドライバーがインストールされているため、市
販の多くのスマート カード リーダーがサポートされています。追加のドライバーをインストールす
るには、ドライバーを/usr/lib/pkcs11/に追加します。
注記:スマート カードによるログインが有効になっている場合、ネットワーク レベル認証はサポート
されず、自動的に無効になります。
VMware Horizon View
VMware Horizon View の接続ごとの設定
注記:
これらの設定は、現在設定中の接続にのみ影響します。
ネットワーク
以下の表では、VMware Horizon View 接続を編集しているときに[ネットワーク]カテゴリで使用できる
設定について説明します。
オプション
説明
名前 この接続の名前を入力します
アドレス VMware Horizon View サーバーのホスト名または IP アドレスを入力しま
す
資格情報
●
[非認証アクセスを使用して匿名でログイン]
●
[シングル サインオン資格情報を使用する]:ログイン時に使用する
資格情報を、接続の開始にも使用します
●
[接続の開始時に資格情報を要求する]:事前に定義された資格情報コ
ンポーネントはありません
●
[事前定義されたユーザー、パスワード、および/またはドメインを使
用する]
:資格情報の一部またはすべてを保存し、接続に使用します
●
[事前定義されたスマート カードを使用する]:認証用のスマート
カードを使用して、接続を開始します
ユーザー 接続に使用するユーザー名を入力します
パスワード 接続に使用するパスワードを入力します
ドメイン 接続に使用するドメインを入力します
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第 4 章 接続インターフェイス