HP ThinPro 7.1-Administrator Guide

RDP でのプリンター リダイレクト
初期設定では、RDP でプリンターのリダイレクトを有効にする方法は以下の 2 つです。
USB のリダイレクト:デバイスに接続されているすべての USB プリンターが、リモート セッ
ションでローカル プリンターとして表示されます。プリンターがそのリモート ホストにまだイ
ンストールされていない場合は、標準のプリンター インストール処理がリモート セッションで
開始されます。ローカルで管理する設定はありません。
高レベルのリダイレクトUSB リダイレクトがリモート ホストで実行できない場合、またはプリ
ンターがパラレル プリンターかシリアル プリンターの場合は、高レベルのリダイレクトを使用
します。ローカル プリンター スプーラーを使用するようにプリンターを設定すると、RDP クラ
イアントが自動的にリモート プリンターを設定し、プリンターが仮想チャネル経由でリモート
ホストから Thin Client に印刷スプール コマンドを送信するようになります。
ドライバーが指定されていない場合は汎用の PostScript ドライバーが使用されますが、特定の
Windows ドライバーを使用してプリンターをローカルでセットアップした場合にはプリンター
の追加機能を使用できる可能性があります。この Windows ドライバーは、Windows オペレーティ
ング システムにローカルで接続されたときにプリンターが使用するドライバーと一致している
必要があります。通常、この情報はプリンターのプロパティの[モデル]に記載されています。
注記:詳しくは、81 ページのシリアル プリンターまたはパラレル プリンターの設定を参照して
ください。
RDP でのオーディオ リダイレクト
初期設定では、高レベルのオーディオ リダイレクトを使用すると、リモート ホストから Thin Client
オーディオがリダイレクトされます。基本的な音声調整を設定する必要が生じる場合があります。
RDP 7.1 には多数の高度なオーディオ リダイレクト機能が多数搭載されていて、それらに追加の設定
が必要になる場合があります。
RDP でのオーディオ リダイレクトの使用については、以下の注意事項を参照してください。
RDP ドライバーは、ネットワーク帯域幅によって許容される最高品質のオーディオを提供しま
す。低帯域幅での接続では、RDP はオーディオの品質を落として再生します。
標準的な RDP では、ネイティブのオーディオ同期方式およびビデオ同期方式は利用できません。
時間が長いビデオは、オーディオと同期されない場合があります。この問題は、MMR または
RemoteFX を使用して解決できます。
高レベルのオーディオ リダイレクトをおすすめしますが、デジタル音量調整などの追加機能が存
在する場合は、USB リダイレクトを使用できます。アナログ デバイスには高レベルのリダイレク
トのみを使用できます。
マイクのリダイレクトは初期設定で有効です。初期設定のマイク音量を Thin Client で調整する
必要が生じる場合があります。古い Windows RDP サーバーでは、オーディオ入力が有効になるよ
うにその設定が変更されている必要があります。
ローカルとリモートの両方の音量設定が最終的な音量に影響します。ローカルの音量は最大に
し、リモート ホスト内で音量を調整することをおすすめします。
RDP でのスマート カードのリダイレクト
初期設定では、スマート カードは高レベルのリダイレクトを使用してリダイレクトされるため、セッ
ションおよびその他のリモート アプリケーションへのログインにスマート カードを使用できます。
RDP 接続でのスマート カードによるログインを有効にするには、以下の操作を行います。
RDP 接続マネージャーで、[事前定義されたスマート カードを使用する]を選択します。
RDP
31