HP ThinPro PC Converter Deployment Tool-Administrator Guide

大規模展開用のコマンド ライン
注記:構文については、iii ページの管理者が入力する構文の例を参照してください。
コマンド ライン引数は、[HP ThinPro PC Converter]イメージで、大規模展開インストーラーが動作して
いるシステムへの書き込みを行うために使用する必要があります。以下の表に、使用可能なコマンド
ライン オプションを示します。
表 5-1 コマンド ライン引数とその説明
オプション 説明
-f
強制インストール:HP ThinPro のインストールは、次回のシステム ブート時に実行
されます。このオプションでは、システム ディスクのデータが消去され、大規模展
開の実行可能ファイルの作成時に選択した[HP ThinPro PC Converter]イメージでシス
テム ディスクが上書きされます
重要:システム ディスク上のデータはすべて失われます。慎重に使用してください
-t
テスト モード:システムに変更を加えずに、大規模展開インストーラーの実行内容
を報告します
-x
プログラムで行われた変更を元に戻します
-32
プログラムを強制的に 32 ビット モードで実行します
-64
プログラムを強制的に 64 ビット モードで実行します
-uefi
プログラムを強制的に UEFI モードで実行します
-bios
プログラムを強制的に BIOS モードで実行します
-v
冗長モード
-r
実行後にターゲット システムを再起動します(初期設定では再起動しません)
大規模展開インストーラーの使用
大規模展開インストーラーの標準的な使用方法は以下のとおりです。
1. 大規模展開インストーラーをターゲット システムにコピーするか、または他の方法(そのファイ
ルをネットワーク共有に格納するなど)によってシステムで利用できるようにします。
2. インストーラーを<HPThinProPC-MassDeploy-T7X71001.exe> -f -r として呼び出しま
す。ここで、<HPThinProPC-MassDeploy-T7X71001.exe>はインストーラー ファイルの名
前です。
3. インストーラーによってファイルが抽出され、イメージング ツールを実行するようにターゲット
システムが調整されます。その後、システムが再起動してターゲット システムのイメージが再作
成され、もう一度[HP ThinPro PC Converter]イメージで再起動します。
ターゲット システムをすぐに再起動させない場合は、大規模展開インストーラーの呼び出し時に-r
引数を指定しないでください。-f 引数のみを指定して大規模展開インストーラーを呼び出すと、ファ
イルがコピーされ、ブートローダーが調整されますが、手動でシステムを再起動してインストールを
実行するまで待機状態になります。tpcmd.exe のプロセスが終了するまで待ってから、システムを
再起動してください。
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第 5 章 大規模展開イメージ