管理者ガイド HP Write Manager
© Copyright 2017–2019 HP Development Company, L.P. Microsoft および Windows は、米国 Microsoft Corporation およびその関連会社の米国およ びその他の国における商標または登録商標 です。 本書で取り扱っているコンピューター ソフ トウェアは秘密情報であり、その保有、使 用、または複製には、HP から使用許諾を得 る必要があります。FAR 12.211 および 12.
管理者が入力する構文の例 ユーザー インターフェイスに入力する必要があるテキストは固定幅フォントで示されます。 番号 説明 括弧や波括弧のないテキスト 示されているとおりに入力する必要がある項目 <山括弧内のテキスト> 値を入力する必要があるプレースホルダー。括弧は付けないでくだ さい [角括弧内のテキスト] オプションの項目。括弧は付けないでください {波括弧内のテキスト} 1 つだけを選択する必要がある項目のセット。波括弧は入力しないで ください | 1 つだけを選択する必要がある項目の区切り文字。縦線は入力しない でください ...
iv 管理者が入力する構文の例
目次 1 HP Write Manager .......................................................................................................................................... 1 HP Write Manager の最小インストール要件 ..................................................................................................... 1 HP Write Manager の管理の概要 ......................................................................................................................... 2 通知アイコン .............................................................
vi
1 HP Write Manager HP Write Manager は、書き込みをオーバーレイにリダイレクトしてキャッシュすることで Thin Client の フラッシュ ドライブのコンテンツを保護して消耗を抑えます。オーバーレイとは、保護されたボ リューム(フラッシュ ドライブ)への変更を追跡する RAM 内の仮想ストレージ領域のことです。引 き続きフラッシュ ドライブに書き込まれるように見えるため、Windows®のユーザー エクスペリエン スに影響はありません。システムが再起動すると、オーバーレイ キャッシュが消去され、前回のシス テム起動以降に行われたすべての変更が恒久的に失われます。 注記:システム設定の恒久的な変更を行う必要がある場合、管理者はこの書き込みフィルターを一時 的に無効にできます。Windows 更新プログラムをインストールする場合などは、最初に HP Write Manager を無効にする必要があります。詳しくは、4 ページの恒久的なシステム設定を参照してく ださい。 注記:オーバーレイ キャッシュはシステムの再起動でのみ消去されるため、ユーザーはキャッシュ情 報を失わずに
必要な更新プログラムをダウンロードするには、https://www.microsoft.
HP Write Manager Configuration [HP Write Manager Configuration]は、HP Write Manager を管理するための[コントロール パネル]内のアプ リです。Thin Client のオペレーティング システムで使用する場合は、[HP Write Manager Configuration] でエンハンスド ライト フィルター、ファイル ベース ライト フィルター、およびユニファイド ライト フィルターも設定できます。このアプリを開くには、以下の操作を行います。 ▲ 通知アイコンをダブルクリックします。 または [コントロール パネル]で、[HP Write Manager Configuration]を選択します。 このアプリで実行できるタスクは以下のとおりです。 ● HP Write Manager を無効または有効にする(システムの再起動が必要) ● HP Write Manager およびオーバーレイ キャッシュに関する情報を表示する ● ファイルおよびレジストリの除外設定を構成する ● HP ディスク キャッシュの設定
恒久的なシステム設定 以下の表で、恒久的にシステム設定を行うために使用できる方法について説明します。 重要:ほとんどの状況で方法 1 を使用することを強くおすすめします。 表 1-2 恒久的なシステム設定を行うための方法 方法 1 方法 2 1. HP Write Manager を無効にします(システムの再 起動が必要です) ▲ 2. 必要な設定を行います 3.
1. [HP Write Manager Configuration]アプリを起動し、[その他の設定]を選択します。 2. [マーカー]タブで、[警告]および[重大]マーカーのサイズを MB 単位で設定します。[オーバーレイ のサイズ]も表示されますが、[マーカー]タブでサイズを変更することはできません。オーバーレ イのサイズを変更するには、3 ページの初期設定のオーバーレイの上限の引き上げを参照してく ださい。 3. [OK]を選択します。 4.
d. 必要に応じて、[アプリケーションのパス]を編集して、[ファイルのパス]の下に表示されて いるファイルに関連付けるアプリケーションを指定します。これにより、[ファイルのパス] 内で消去されるファイルが、アプリケーションに関連付けられたものに制限されます。 e. [OK]を選択します。 8. [アプリ終了で消去]タブで、[追加]ボタンを選択して、アプリ終了時に消去する項目を追加しま す。必要に応じて繰り返します。 9. 開いたウィンドウで、消去するファイルの[ファイルのパス]を入力し、終了時に消去を開始する アプリケーションの[アプリケーションのパス]を選択し、[OK]を選択します。 10. [消去から除外]タブで、[追加]ボタンを選択して、消去から除外する項目を追加します。必要に 応じて繰り返します。 11. 開いたウィンドウで、[ファイルのパス]を入力し、[OK]を選択します。 12. [OK]を選択します。 13.
ファイルおよびフォルダーのファイル除外一覧への追加 重要:除外一覧内の項目への変更はフラッシュ ドライブに常に直接書き込まれるため、除外一覧は最 小限に抑えるようにしてください。 1. [HP Write Manager Configuration]アプリを起動し、[その他の設定]を選択します。 2. [ファイルの除外]タブで、[フォルダーの追加]ボタンまたは[ファイルの追加]ボタンを選択して、 除外一覧にフォルダーまたはファイルを追加します。必要に応じて繰り返します。 注記:[削除]ボタンを使用して除外一覧から項目を削除できます。 3. [OK]を選択します。 4.
ヒントおよび制限 HP Write Manager の最適なパフォーマンスのために、以下のヒントを参考にしてください。 ● HP 製コンピューターで HP Write Manager を有効にすると、RAM ドライブが無効になります。一 時ファイルはすべて、c:¥HPWMTemp フォルダーに保存されます。最初に Z ドライブを指してい た変数はすべて、c:¥HPWMTemp フォルダーにリダイレクトされます。 注記:HP Write Manager を有効にした場合、無効になった RAM ドライブは、[HP Device Manager] で無効なデバイスとして表示されます。 ● ファイルの除外一覧のファイル パスにディスク C のルート ディレクトリ(C:¥)を追加しないで ください。 ● ファイルの除外一覧のファイル パスには、以下の文字は使用できません。 ~!@#$%^&*()_+=-`[];',.
2 HP ディスク キャッシュ HP ディスク キャッシュはオペレーティング システムからの書き込み要求を統合して、フラッシュ ド ライブへの書き込み回数を減らします。これによってフラッシュ ドライブの使用可能寿命が延びま す。 HP ディスク キャッシュを有効にするには、以下の操作を行います。 1. [HP Write Manager Configuration]アプリで、[キャッシュの詳細設定]を選択します。 2. [HP ディスク キャッシュ]を[オン]に設定します。 3.