HPDM Deployment Guide HP Device Manager 4.7 SP3
10
HPDM構成の最適化
HPDMはタスクを使ってデバイスをリモートで管理します。タスクに最適なパラメーターを設定することで、パ
フォーマンスを向上できます。
表示するタスク数の削減
以下のヒントでは、HPDM Consoleの起動処理速度を向上できます。HPDM Consoleでは、初期化時のタスク概要の表示
に時間がかかります。HPDM Consoleを閉じる前に[Manual Tasks](手動タスク)タブを開き、[Number of tasks to
view](♦表示するタスク数♦)の数値を下げます。次に、[Rule Tasks](ルール タスク)タブの設定を変更します。
図5:表示するタスク数の設定
バッチ タスク
[Batch Control](バッチ制御)はオプションのタスク パラメーターで、イメージまたはペイロードのあるその他の
タスクを多数のデバイスに展開する際に使用できます。バッチ設定では、タスクを一度に送信するデバイス数を
制御し、HPDMから発生するネットワーク トラフィック量をある程度制御できます。
現在のデバイスの連続書き込み速度は約3.5 MBps(メガバイト/秒)です。この数値を使用して、各リポジトリに
1つのバッチで送信できるイメージング タスクの数、およびバッチ間の間隔を決定します。
たとえば、4 GBのイメージをデバイスに展開するとします。ネットワークには高品質な1000 Mbpsイーサーネット
を使用しており、これは理論上の帯域幅を継続的に利用できることを意味します。最新の7200 rpmハードドライ
ブのほとんどには、それより高速な連続読み込み速度があり、RAIDで使用しているハードドライブはさらに高速
です。ネットワークがボトルネックだと仮定すると、以下の式が得られます。
1000 Mbps ÷ 8ビット/バイト ÷ 3.5 MBps ≈ 35のイメージング タスク(1つのバッチで同時使用)
必要な時間は以下となります。
4000 MB ÷ 3.5 MBps ÷ 60秒/分 ≈ 20分(イメージ ファイルの転送時間)
ファイル転送前後に追加の手順があるため、実際のイメージング タスクではさらに時間がかかります。ただし、
この追加の手順にはあまり帯域幅が必要ではないため、前のバッチに影響を与えずに別のバッチを開始できます。
この例では、バッファーを残しておくことが推奨されるため、推奨値はバッチごとに30ユニット、バッチ間の間