Managing Windows-based HP Thin Clients with System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1
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付録E — 既知の問題および解決策
問題:Windows 10 IoT EnterpriseイメージをConfiguration Manager 2012 R2 SP1でキャプチャした後で、ユーザー アカウン
トの[スタート]メニューが動作しません。
解決策:sysprepの実行後にActivationStore.datを削除します。これを行うには、次の例のようなスクリプトを含む.cmd
ファイルを作成します。
c:
cd c:\Users
del /s /f /q ActivationStore.dat
イメージのキャプチャに使用するUSBデバイスにこの.cmdファイルをコピーし、この.cmdファイルを実行してからイ
メージをキャプチャします。
問題:Configuration Manager 2012 R2 SP1でイメージのキャプチャと展開を行った後で、ローカル管理者アカウントが
無効になります。
解決策:イメージの展開後にThin Clientをドメインに追加するように、テンプレート シーケンスを編集します。必要に
応じて、ドメイン アカウントを使用してローカル管理者アカウントを有効にします。
問題:HP Windows 10イメージをConfiguration Manager R2 SP1で展開した後で、Configuration Managerクライアントが自
動的にインストールされません。その後のサブタスクはすべて中止されて、デスクトップ ログインになります。
解決策:イメージの展開前に、すべてのソフトウェアがインストールされた「ゴールデン イメージ」を準備します。
クライアント プッシュ ポリシーをConfiguration Managerサーバーで有効にして、オペレーティング システムの展開後
にクライアントとサーバーの間の接続を復元します。
注:
以下をMicrosoftからダウンロードしてください。
-Windows 10 Enterprise 2015 LTSB: KB3205383
-Windows 10 Enterprise 2016 LTSB: KB3206632
問題:OEMキーを使用して、SCCM 2012 R2でWindows 10 IoT Enterprise 2015 LTSBイメージを展開できません。このエ
ラーが発生するのは、Setupcomplete.cmdがWindows OSに含まれ、SCCMによって使用されてクライアントが再インス
トールされるためです。IoT以外のバージョンのWindowsでは、新しいコンピューターで最適な操作性を提供するため
に、OEMプロダクト キーを使用するとSetupcomplete.cmdがブロックされます。このようなブロックはIoTバージョンの
Windowsでは行われませんが、確認済みバグのために現在も残っています。これは業界全体の問題であり、HPデバイ
スに限られたものではありません。
解決策:
次の手順を実行してカスタマイズ済み応答ファイルを作成し、自動ログオンを設定してください。
1. 以下を含む無人xmlファイルを作成します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:unattend">
<settings pass="specialize">
<component name="Microsoft-Windows-Shell-Setup" processorArchitecture="amd64"
publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS"
xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<AutoLogon>
<Password>
<Value>%AUTOLOGONPASSWORD%</Value>
<PlainText>false</PlainText>
</Password>
<LogonCount>1</LogonCount>
<Username>%AUTOLOGONUSER%</Username>
<Enabled>true</Enabled>
</AutoLogon>
</component>
</settings>