HP Thin Client 用 Windows Embedded 8.
© Copyright 2014, 2015 HP Development Company, L.P. Citrix および XenDesktop は、Citrix Systems, Inc.またはその子会社の登録商標であり、米 国特許商標庁およびその他の国において登 録されている可能性があります。Microsoft および Windows は、米国 Microsoft Corporation およびその関連会社の米国およ びその他の国における商標または登録商標 です。VMware および Horizon View は米国ま たはその他の地域における VMware, Inc.の商 標または登録商標です。 本書で取り扱っているコンピューター ソフ トウェアは秘密情報であり、その保有、使 用、または複製には、HP から使用許諾を得 る必要があります。FAR 12.211 および 12.
このガイドについて このガイドのコマンド ライン構文では、以下の表に記載されている 1 つまたは複数の要素が使用され ている場合があります。 要素 説明 変数 斜体のテキストはユーザー定義変数のプレースホルダーを表します location=IP アドレス:ポート 上記のパラメーターには、下に示す例のような内容を入力します location=192.168.0.10:12345 [ ] 角括弧で囲まれているパラメーターはオプションです location=IP アドレス[:ポート] 上記のパラメーターには、下に示す例のような内容を入力できます location=192.168.0.10 location=192.168.0.
iv このガイドについて
目次 1 オペレーティング システムのライセンス認証 ............................................................................................... 1 2 お使いになる前に ......................................................................................................................................... 2 その他の情報の参照先 ........................................................................................................................................ 2 Windows へのログオン .......................................................................
管理ツール ................................................................................................................................................. 14 HP Cloud Connection Manager(一部の Thin Client のみ) ............................................................................. 14 HP Device Manager .............................................................................................................................................. 14 HP Easy Shell ................................................
1 オペレーティング システムのライセンス 認証 ● インターネット: オペレーティング システムが自動的にライセンス認証されるようにするため に、Thin Client をインターネットに接続します。 または ● 電話: チャームを表示し、[設定]→ [PC 設定の変更]→[Windows のライセンス認証]→[電話でのラ イセンス認証]の順に選択してから、画面の説明に沿って操作します。 または ● プロキシ サーバー: 複数の Thin Client のライセンス認証を行うようにプロキシ サーバーを構成 します。詳細については、http://technet.microsoft.com/en-us/library/ ff686876.
2 お使いになる前に このガイドは、Windows® Embedded 8.1 Industry Pro オペレーティング システムをベースとする HP Thin Client の管理者用です。ご使用の Thin Client モデル用に HP が提供する最新のイメージを使用し、シス テム設定を行うときまたはこのガイドに記載されている管理ツールを使用するときには管理者とし て Windows にログオンすることを前提としています。 その他の情報の参照先 このガイドでは、HP Thin Client に固有の機能の概要を説明しています。詳しい情報、イメージの更新、 ソフトウェアの更新およびアドオンについては、以下の表に示す参照先を確認してください。 リソース 内容 HP および Windows 8.1 Windows 8.1 の使用方法に関する情報 http://www8.hp.com/jp/ja/ad/windows-8/preview.html 注記:この情報は英語版でのみ提供される場合があり ます。使用方法に関するチュートリアルは Windows Embedded 8.
Windows へのログオン 初期設定では 2 つのユーザー アカウントがあります。 ● [Administrator]:ユーザー アカウントの管理やソフトウェア プログラムのインストールなどの恒 久的なシステム構成を行うことができます ● [User]:システムへの恒久的な変更を行うことはできず、エンドユーザー操作用です Windows が起動すると自動的に User アカウントでログオンされるため、初期設定パスワード Administrator を使用して Administrator アカウントに手動で切り替える必要があります。 User アカウントに戻すには、初期設定パスワード User を使用します。 注記:ユーザー アカウント パスワードでは、大文字と小文字が区別されます。パスワードを初期設定 値から変更することをおすすめします。パスワードを変更する方法など、ユーザー アカウントについ て詳しくは、10 ページのユーザー アカウントの管理を参照してください。 [コントロール パネル]での管理ツールの検索 このガイドで説明されている管理ツールのほとんどは、[コントロール パネル]にあります。
重要:一時ファイルをキャッシュするソフトウェア プログラムの場合は、Z ドライブにキャッシュし て C ドライブへの書き込み操作の量を減らすようにこれらのプログラムを構成することをおすすめ します。Z ドライブには、初期設定で以下の項目が格納されます。 ● 一時ユーザー ファイル、システム ファイル、および印刷スプール ファイル ● インターネット一時ファイル(表示の高速化のために保存される Web サイトおよびメディアの コピー) ● Web サイトの Cookie、キャッシュ、およびデータベース (設定を保存したり Web サイトのパ フォーマンスを向上させるために Web サイトによって保存される) ● ブラウザーの履歴 Z ドライブのサイズの設定について詳しくは、15 ページの HP Ramdisk Manager を参照してくださ い。 4 第 2 章 お使いになる前に
3 ユニファイド ライト フィルター(UWF) ユニファイド ライト フィルター(UWF)は、書き込みをオーバーレイにリダイレクトしてキャッシュ することで Thin Client のフラッシュ ドライブのコンテンツを保護して消耗を抑えるソフトウェア ツールです。オーバーレイとは、保護されたボリューム(フラッシュ ドライブ)への変更を追跡する RAM 内の仮想ストレージ領域のことです。引き続きフラッシュ ドライブに書き込まれるように見え るため、Windows のユーザー エクスペリエンスに影響はありません。システムが再起動すると、オー バーレイ キャッシュが消去され、前回のシステム起動以降に行われたすべての変更が恒久的に失われ ます。恒久的なシステム設定を行う必要がある場合、管理者はシステムの再起動の前にオーバーレイ キャッシュに格納される変更をコミット(保護されたボリュームにライト スルーすることで持続す る)できます。 注記:オーバーレイ キャッシュはシステムの再起動でのみ消去されるため、ユーザーはキャッシュ情 報を失わずにログアウトしたりユーザー アカウントを切り替えたりできます。 UWF はファイ
UWF の管理の概要 UWF を管理するために使用できるツールは、通知アイコン、[コントロール パネル]内の GUI ベース ツール、およびコマンド ライン ツールの 3 つがあります。一部のコマンドはどのツールでも実行でき ますが、コマンドによっては 1 つまたは 2 つのツールでしか使用できないこともあります。 通知アイコン UWF 通知アイコンは Windows 通知領域にあります。通知アイコンを右クリックして目的のオプショ ンを選択することによって、以下のコマンドを実行できます。 ● [Enable](有効にする):UWF を有効にします(システムの再起動が必要) ● [Disable](無効にする):UWF を無効にします(システムの再起動が必要) ● [Clear Command]:(コマンドをクリア)以前設定されたブート コマンド([Enable]や[Disable]な ど)をクリアします 以下の表で、UWF 通知アイコンで示される状態を説明します。 アイコン 説明 UWF が有効で、ブート コマンドが設定されていません UWF が無効になります(システムの再起動が必要) UWF
HP Unified Write Filter Configuration [HP Unified Write Filter Configuration]は、UWF を管理するための GUI ベース ツールです。このツールを 開くには、以下の操作を行います。 ▲ 通知アイコンをダブルクリックします。 または [コントロール パネル]で、[HP Unified Write Filter Configuration]を選択します。 このツールで実行できるタスクは以下のとおりです。 ● UWF を無効または有効にする(システムの再起動が必要) ● UWF およびオーバーレイ キャッシュに関する情報を表示する ● UWF サービス モードを有効または無効にする 注記:UWF のサービス モードについて詳しくは、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ jj963342(v=winembedded.81).
恒久的なシステム設定 以下の表で、恒久的にシステム設定を行うために使用できる方法について説明します。 注意:ほとんどの状況で方法 1 を使用することを強くおすすめします。 方法 1 方法 2 方法 3 1. UWF を無効にします 1. 必要な設定を行います ▲ 2. Thin Client を再起動します 2. 3. 必要な設定を行います キャッシュされたファイルを 個別にコミットします。この 操作はすぐに有効になります 4. UWF を有効にします 5.
フラッシュ ドライブへの変更のコミット フラッシュ ドライブへの変更をコミットするには、以下の操作を行います。 ▲ コマンド ラインを使用してファイルを個別にコミットします。この操作はすぐに有効になりま す。 ファイルおよびフォルダーの除外一覧への追加 以下の表で、ファイルおよびフォルダーを除外一覧に追加するために使用できる方法を説明します。 方法 1 方法 2 1. [HP Unified Write Filter Configuration]ツールを開き、 1. [ファイルの除外一覧]タブを選択します コマンド ラインを使用して、項目を除外一覧に追 加します(必要に応じて繰り返します) 2. [Add](追加)ボタンを選択して項目を除外一覧に 2. 追加します(必要に応じて繰り返します) Thin Client を再起動します 3.
4 設定 ユーザー アカウントの管理 ユーザー アカウント ツールを使用して、初期設定 User および Administrator アカウントのほとんどの 設定を管理したり、追加ユーザー アカウントを作成したりできます。 重要:フラッシュ ドライブの容量には制限があるため、ユーザー アカウントの数は最小限に抑える必 要があります。 ユーザー アカウント ツールを起動するには、以下の操作を行います。 ▲ [コントロール パネル]で、[ユーザー アカウント]を選択します。 パスワードの変更 ユーザー アカウントのパスワードを変更するには、以下の操作を行います。 ▲ チャームを表示し、[設定]→[PC 設定の変更]→[ユーザー]→[個人用パスワードの変更]の順に選択 します。 注記:管理者権限なしでパスワードを変更することはできません。 追加のユーザー アカウントの作成 新しいユーザー アカウントの作成には、ユーザー アカウント ユーティリティを使用します。新しく 作成されたアカウントは自動的にローカル Users グループのメンバーになりますが、初期設定 User ア カウントと一致させるには、新
システムの日付および時刻の設定 [Windows タイム]サービスは [手動(トリガー開始)]に設定されています。初期設定では、このサー ビスは 7 日ごとに Microsoft のタイム サーバー(time.windows.
5 リモート デスクトップ ソフトウェア Citrix Receiver [Citrix Receiver]は、Citrix Presentation Server、XenApp、または XenDesktop が Web インターフェイスで 展開される場合に使用します。[Citrix Receiver]では、公開されているアプリケーションをシームレスに 統合するために、Windows デスクトップにアイコンを置くことができます。 [Citrix Receiver]を開くには、以下の操作を行います。 ▲ スタート画面で「Citrix」と入力し、検索結果から[Citrix Receiver]を選択します。 Citrix Receiver のシングル サインオンの有効化 1. プリインストールされている[Citrix Receiver]をアンインストールします。 2. HP のサポート Web サイトから[Citrix Receiver]の SoftPaq をダウンロード します(2 ページのその 他の情報の参照先を参照してください)。 3.
VMware Horizon View VMware® Horizon™ View は、仮想デスクトップの管理、プロビジョニング、および導入を効率化する、 エンタープライズ クラスのデスクトップ管理ソリューションです。 VMware Horizon View クライアントを開くには、以下の操作を行います。 ▲ スタート画面で「VMware」と入力し、検索結果から[VMware Horizon View Client]を選択します。 注記:一部の HP Thin Client では、VMware Horizon View クライアントがプリインストールされていない ことがあります。VMware Horizon View クライアントをインストールするには、スタート画面で 「VMware」と入力し、[Run VMware Horizon View Client Setup](VMware Horizon View Client セットアッ プの実行)を選択してから、画面の説明に沿って操作します。インストールの実行前に UWF を無効に し、インストールの完了後に UWF を有効にするようにしてください。 H
6 管理ツール 注記:一部のツールがプリインストールされていない HP Thin Client もあります。HP からのアドオン のダウンロードについては、2 ページのその他の情報の参照先を参照してください。 HP Cloud Connection Manager(一部の Thin Client のみ) 重要:[HP Cloud Connection Manager]は[HP Easy Shell]に置き換えられました(15 ページの HP Easy Shell を参照してください)。 [HP Cloud Connection Manager](HPCCM)は HP Thin Client の管理者用のツールで、標準ユーザー(管理 者以外のユーザー)が Windows にログオンしたときに仮想デスクトップ クライアントの起動および接 続を自動的に開始するように設定できます。 [HP Cloud Connection Manager]を開くには、以下の操作を行います。 ▲ [コントロール パネル]で、[HP Cloud Connection Manager]を選択します。 詳しくは、『HP Cloud
HP Easy Shell [HP Easy Shell]では、Windows オペレーティング システム ベースの HP Thin Client をキオスク スタイル で展開するために、接続、Web サイト、およびアプリケーションを構成できます。また、標準ユー ザーに表示されるキオスク インターフェイスをカスタマイズしたり、コントロール パネルの特定の設 定へのユーザー アクセスを有効または無効にしたりすることもできます。[HP Device Manager] (HPDM)を使用して、構成済みの環境を複数の Thin Client に展開できます。 Thin Client の展開では、多くの場合、Web 閲覧やリモート デスクトップ アクセスの環境のような、単 一目的または制限された目的を持つ環境をユーザーに提供する必要があります。[HP Easy Shell]は、標 準の Windows インターフェイスを非表示にして、特定のアプリケーションおよび機能へのユーザー ア クセスを制限し、ユーザーに変更されないようにシステムをロックすることによって、この種類の Thin Client 展開を簡単に行えるように
HP ThinShell(一部の Thin Client のみ) 重要:[HP ThinShell]は[HP Easy Shell]に置き換えられました(15 ページの HP Easy Shell を参照してくだ さい)。 [HP ThinShell]は、標準ユーザー(管理者以外)側のキオスク モード(シェル置き換え)機能を有効に するためのクライアント自動化ツールです。 [HP ThinShell]を開くには、以下の操作を行います。 ▲ [コントロール パネル]で、[HP ThinShell Configuration]を選択します。 詳しくは、『HP ThinShell 管理者ガイド』を参照してください。 HP ThinState 重要:[HP ThinUpdate]には、[HP ThinState]を置き換えることを目的としたイメージング機能が含まれ ています(17 ページの HP ThinUpdate を参照してください)。 [HP ThinState]を使用すると、HP Thin Client イメージをキャプチャできます。キャプチャしたイメージ は、モデルおよびハードウェアが同一の別の HP
[HP ThinState]による展開を実行するには、以下の操作を行います。 1. イメージの展開先となる Thin Client で、BIOS で最初に起動するデバイスが USB に設定されている ことを確認します。 2. キャプチャ イメージが含まれる USB フラッシュ ドライブを挿入して、コンピューターを再起動 します。 3.
HP Velocity [HP Velocity]は、アプリケーション トラフィックの通信に使用される IP ベース ネットワークでのパ ケット損失を低減することにより、リアルタイム ネットワーク アプリケーションの応答性能を劇的に 向上させる QoS(Quality of Service)システムです。[HP Velocity]のクライアントサイド コンポーネン トは、HP Thin Client にプリインストールされ、サーバーサイドのコンポーネントと連携して動作しま す。 詳しくは、[HP Velocity]の管理者ガイドを参照してください。 Microsoft System Center 2012 Configuration Manager [Microsoft System Center 2012 Configuration Manager]は、アプリケーション展開、デスクトップ仮想化、 デバイス管理、およびセキュリティに関する主要な管理機能を提供します。 ヒント:詳しくは、ホワイトペーパー『Administering Windows-based HP Thin Clients with Syst
索引 C Z Citrix Receiver 12 C ドライブ 3 あ H アドオン 2 HP Cloud Connection Manager 14 HP Device Manager 14 HP Easy Shell 15 HP Hotkey Filter 15 HP Logon Manager 15 HP Ramdisk Manager 15 HP Remote Graphics ソフトウェ ア 13 HP ThinShell 16 HP ThinState 16 HP ThinUpdate 17 HP USB Port Manager 17 HP USB Storage Local Security Options 17 HP Velocity 18 イメージのキャプチャおよび展 開 16 イメージの更新 2 お オペレーティング システム、ライ センス認証 1 か 書き込みフィルター →「ユニファ イド ライト フィルター(UWF)」 を参照 管理ツール 14 コントロール パネル、使用 18 S SCCM →「Microsoft System Center Conf