HP Sure Recover User Guide

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はじめに
[HP Sure Recover]は、最小限の操作で、オペレーティング システムをネットワークから安全にインス
トールすることを可能にします。また、[Embedded Reimaging](埋め込み再イメージ)機能を搭載し
[HP Sure Recover]を備えるシステムでは、ローカル ストレージ デバイスからのインストールもサ
ポートされています。
重要[HP Sure Recover]を使用する前にデータをバックアップしてください。イメージングの過程でド
ライブが再フォーマットされるため、データ損失が発生します。
HP が提供するリカバリ イメージには、基本的な Windows® 10 インストーラーが含まれています。必
要に応じて、
[HP Sure Recover]を使用して HP デバイス用に最適化されたドライバーをインストールで
きます。HP のリカバリ イメージには、OneDrive のように Windows 10 に含まれているデータ リカバリ
エージェントのみが含まれています。企業では独自のカスタム イメージを作成して、企業設定、アプ
リケーション、ドライバー、およびデータ リカバリ エージェントを追加することができます。
オペレーティング システム(OS)のリカバリ エージェントは、リカバリ イメージをインストールす
るために必要な手順を実行します。HP から提供されているリカバリ エージェントは、パーティショ
ン設定、フォーマット、ターゲット デバイスへのリカバリ イメージの展開などの一般的な手順を実行
します。
HP のリカバリ エージェントは hp.com にあるため、システムに[Embedded Reimaging]機能が
搭載されていない場合は、リカバリ エージェントを入手するためにインターネットへのアクセスが必
要です。また、企業はファイアウォール内で HP リカバリ エージェントをホストしたり、より複雑な
リカバリ環境用のカスタム リカバリ エージェントを作成したりすることもできます。
オペレーティング システムが検出されない場合、[HP Sure Recover]を開始できます。また、マルウェ
アを確実に削除したい場合など、スケジュールに従って
[HP Sure Recover]を実行することも可能です。
これらの設定は、[HP Client Security Manager]CSM)、[Manageability Integration Kit]MIK)、または
[HP Client Management Script Library]を使用して構成します。
ネットワーク経由の復元の実行
注記
ネットワーク復元を実行するには、有線接続を使用する必要があります。HP は、データの損失
を防ぐため、[HP Sure Recover]を使用する前に、重要なファイル、データ、写真、動画などをバック
アップしておくことをおすすめします。
1. HTTP または FTP の配布ポイントにアクセスできるネットワークに、クライアント システムを接
続します。
2. クライアント システムを再起動し、HP のロゴが表示されたら、f11 キーを押します。
3. [Restore from network](ネットワークから復元)を選択します。
ネットワーク経由の復元の実行
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