ハードウェア リファレンス ガイド
製品についての注意事項 ソフトウェア条項 Windows は、米国 Microsoft Corporation の米 国およびその他の国における商標または登 録商標です。 このガイドでは、ほとんどのモデルに共通 の機能について説明します。一部の機能 は、お使いのコンピューターでは使用でき ない場合があります。 本書の内容は、将来予告なしに変更される ことがあります。HP 製品およびサービスに 対する保証は、当該製品およびサービスに 付属の保証規定に明示的に記載されている ものに限られます。本書のいかなる内容 も、当該保証に新たに保証を追加するもの ではありません。本書に記載されている製 品情報は、日本国内で販売されていないも のも含まれている場合があります。本書の 内容につきましては万全を期しております が、本書の技術的あるいは校正上の誤り、 省略に対しては、責任を負いかねますので ご了承ください。 Windows のエディションまたはバージョン によっては、一部の機能を使用できない場 合があります。システムで Windows の機能 を最大限に活用するには、アップグレード されたハードウェアや別売
このガイドについて このガイドでは、HP ProDesk Business PC の機能およびハードウェアのアップグレードの基本的な作業 手順などについて説明します。 警告!回避しなければ重傷または死亡に至る可能性のある危険な状況を示します。 注意:回避しなければ軽度または中度の傷害に至る可能性のある危険な状況を示します。 重要:重要と考えられるものの、危険性に関わるとは見なされない情報を示します(本体の損傷に関 する記載など)。説明に沿って正しく操作しなければ、データの損失やハードウェアまたはソフト ウェアの破損を引き起こす可能性があることをユーザーに警告します。また、概念を説明したり、タ スクを完了したりするための重要な情報を示します。 注記:本文の重要なポイントを強調または補足する追加情報を示します。 ヒント:タスクを完了させるために役立つヒントを示します。 iii
iv このガイドについて
目次 1 製品の特長 ................................................................................................................................................... 1 標準構成の機能 .................................................................................................................................................... 1 フロント パネルの各部 ....................................................................................................................................... 2 リア パネルの各部 ................................
付録 B 静電気対策 ......................................................................................................................................... 44 静電気による損傷の防止 ................................................................................................................................. 44 アース(接地)の方法 ..................................................................................................................................... 44 付録 C コンピューター操作のガイドラインおよび手入れと運搬時の注意 ................................
索引 ...............................................................................................................................................................
viii
1 製品の特長 標準構成の機能 コンピューターの機能は、モデルによって異なる場合があります。お使いのモデルのコンピューター に関するサポートが必要な場合や取り付けられているハードウェアおよびインストールされている ソフトウェアの詳細を確認する場合は、[HP Support Assistant]ユーティリティを実行してください。 注記:このモデルのコンピューターは、縦置きおよび横置きのどちらでも使用できます。 標準構成の機能 1
フロント パネルの各部 ドライブの構成はモデルによって異なります。一部のモデルでは、スリム オプティカル ドライブ ベ イにドライブ ベイ カバーが付いています。 表 1-1 フロント パネルの各部 名称 名称 1 スリム オプティカル ドライブ(一部の 製品のみ) 6 USB ポート(HP スリープおよび充電機能付き)*** 2 メモリ カード リーダー(一部の製品の み) 7 オーディオ出力(ヘッドフォン)/オーディオ入力 (マイク)コンボ コネクタ**** 3 USB Type-C ポート(HP スリープおよび 充電機能付き)* 8 ハードディスク ドライブ ランプ 4 USB SuperSpeed ポート(×2)** 9 電源ボタン 5 USB ポート * Type-C ポートのある USB デバイスを接続し、データ転送を行い、コンピューターの電源が入ってい ないときでも、携帯電話、カメラ、活動量計、スマートウォッチなどのほとんどの製品を充電できま す。 ** 携帯電話、カメラ、活動量計、スマートウォッチなどの USB デバイスを接続し、データを高速で転 送し
リア パネルの各部 表 1-2 リア パネルの各部 名称 名称 1 オーディオ入力コネクタ 6 オプションのコネクタ 2 シリアル コネクタ(一部の製品のみ) 7 USB ポート(×2) 3 RJ-45(ネットワーク)コネクタ 8 USB SuperSpeed ポート(×4)** 4 オーディオ出力コネクタ(別途電源が供 9 給されているオーディオ機器用)* 5 デュアルモードの DisplayPort モニター コネクタ(×2) 電源コード コネクタ * コネクタにデバイスを接続すると、ダイアログ ボックスが表示されます。接続したデバイスの種類を 選択します。 ** 携帯電話、カメラ、活動量計、スマートウォッチなどの USB デバイスを接続し、データを高速で転送 します。 注記:追加のコネクタをオプションとして、HP から入手できる場合があります。 システム ボード スロットのどれかにグラフィックス カードが取り付けられている場合、グラフィック ス カードのビデオ コネクタやシステム ボードの内蔵グラフィックスを使用することも可能です。取り 付けられているグラフィック
シリアル番号の記載位置 各コンピューターの外側には、固有のシリアル番号ラベルおよび製品識別番号ラベルが貼付されてい ます。HP のサポート窓口にお問い合わせになる場合は、これらの番号をお手元に用意しておいてくだ さい。 4 第 1 章 製品の特長
2 ハードウェアのアップグレード 保守機能 このコンピューターには、アップグレードおよび保守を容易にする機能が組み込まれています。この 章で説明する取り付け手順の一部では、T-15 型ドライバーまたはマイナス ドライバーが必要です。 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告!感電、火傷、火災などの危険がありますので、以下の点に注意してください。 ● 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっている ことを確認してください。 ● 電話回線のモジュラー ジャックを本体の背面のネットワーク コネクタ(NIC)に接続しないでく ださい。 ● 必ず電源コードのアース端子を使用してアース(接地)してください。アース端子は、製品を安 全に使用するための重要な装置です。 ● 電源コードは常に、装置の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し 込んでください。 操作する人の健康を損なわないようにするため、『快適に使用していただくために』をお読みくださ い。
取り外しのための準備 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスクや USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターか ら取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンしてコンピューターの電源を切って から、外付けデバイスの電源もすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 重要:システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電や内部部品の損傷を防ぐため、コン ピューターのカバーを開ける場合は、電源を切るだけでなく、必ず事前に電源コードをコンセン トから抜いてください。 コンピューターのアクセス パネルの取り外し 内部部品にアクセスするには、アクセス パネルを以下の手順で取り外す必要があります。 6 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2.
コンピューターのアクセス パネルの取り付け アクセス パネルのリリース レバーが所定の位置に固定されていることを確認してから、アクセス パ ネルをコンピューターの上に置き(1)、パネルをコンピューターの前面に向かってスライドさせます (2)。リリース レバーは自動的に左方向に戻り、アクセス パネルを固定します。 コンピューターのアクセス パネルの取り付け 7
フロント パネルの取り外し 8 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドからコンピューターを取 り外してから置きます。 3. コンピューターのアクセス パネルを取り外します。6 ページのコンピューターのアクセス パネ ルの取り外しを参照してください。 4.
スリム オプティカル ドライブ ベイ カバーの取り外し 一部のモデルでは、スリム オプティカル ドライブ ベイにドライブ ベイ カバーが付いています。オプ ティカル ドライブを取り付ける前にドライブ ベイ カバーを取り外してください。ドライブ ベイ カ バーを取り外すには、以下の操作を行います。 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドからコンピューターを取 り外してから置きます。 3. コンピューターのアクセス パネルを取り外します。6 ページのコンピューターのアクセス パネ ルの取り外しを参照してください。 4. フロント パネルを取り外します。8 ページのフロント パネルの取り外しを参照してください。 5.
フロント パネルの取り付け フロント パネルの下端にある 4 つのフックをシャーシの四角い穴に差し込みます(1)。フロント パ ネルの上側を、シャーシの所定の位置に収まりカチッという音がするまで押し込みます(2)。 10 第 2 章 ハードウェアのアップグレード
オプションのフロント パネル用ダスト フィルターの取り外し および取り付け 一部のモデルでは、オプションのフロント パネル用ダスト フィルターが取り付けられています。ダス ト フィルターを定期的に清掃し、フィルター上にたまったほこりによってコンピューター内部の通気 が妨げられないようにする必要があります。 注記:オプションのフロント パネル用ダスト フィルターは、HP から入手できます。 ダスト フィルターの取り外し、清掃、および取り付けを行うには、以下の操作を行います。 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2. ダスト フィルターを取り外すには、以下に示すタブの位置に指をかけ、フロント パネルから フィルターを取り外します。 3.
12 4. ダスト フィルターを取り付けるには、以下に示すタブの位置を押して、フィルターをフロント パネルにしっかりと押し込みます。 5.
横置きから縦置きへの変更 お使いの省スペース型コンピューターは、HP から購入できるオプションの縦置き用スタンドを利用す れば、縦置き構成でも使用できます。 注記:縦置きでのコンピューターの安定性を高めるために、付属の縦置き用スタンドを使用すること をおすすめします。 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2. コンピューターを右側面が下になるように立て、オプションのスタンドに取り付けます。 3. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 注記:通気を確保するため、コンピューターの周囲 10 cm 以内に障害物がないようにしてくださ い。 4.
システム ボードの接続 お使いのモデルのシステム ボード コネクタの位置については、以下の図および表を参照してくださ い。 表 2-1 システム ボード コネクタ 14 番号 システム ボード コネクタ システム ボード上の表記 色 名称 1 PCI Express×16 X16PCIEXP 黒 拡張カード 2 PCI Express×4 X4PCIEXP 黒 拡張カード 3 電池 BAT 黒 電池 4 DIMM4(チャネル A) DIMM4 白 メモリ モジュール 5 DIMM3(チャネル A) DIMM3 黒 メモリ モジュール 6 DIMM2(チャネル B) DIMM2 白 メモリ モジュール 7 DIMM1(チャネル B) DIMM1 黒 メモリ モジュール 8 M.2 SSD SSD 黒 M.2 SSD ストレージ カード 9 SATA 3.0 SATA1 薄い青 オプティカル ドライブ 10 M.2 無線 LAN WLAN 黒 M.2 無線 LAN カード 11 SATA 3.
システム メモリのアップグレード お使いのコンピューターは、ダブル データ レート 4 シンクロナス DRAM(DDR4-SDRAM)デュアル イ ンライン メモリ モジュール(DIMM)を装備しています。 システム ボード上のメモリ ソケットには、少なくとも 1 つのメモリ モジュールが標準装備されてい ます。高性能なデュアル チャネル モードで構成されたメモリをシステム ボードに取り付けること で、メモリを最大 64 GB まで増設できます。 システムのパフォーマンスを最大まで高めるには、以下の仕様を満たす DIMM を使用することをおす すめします。 ● 業界標準の 288 ピン ● アンバッファード非 ECC PC4-19200 DDR4-2400/2666 MHz 準拠 ● 1.
● チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B の DIMM の合計メモリ容量が異なる場合、シ ステムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリが 取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表し、残りは シングル チャネルに割り当てられます。速度を最高にするには、最大のメモリ容量が 2 つのチャ ネルに行き渡るようにチャネルのバランスをとる必要があります。1 つのチャネルのメモリ容 量が他方のチャネルのメモリ容量よりも多い場合、多い方をチャネル A に割り当てる必要があり ます。たとえば、ソケットに 1 つの 2 GB DIMM、3 つの 1 GB DIMM を取り付ける場合は、チャネル A に 2 GB DIMM および 1 つの 1 GB DIMM を取り付け、チャネル B に残りの 2 つの 1 GB DIMM を取 り付ける必要があります。この構成では、4 GB がデュアル チャネルとして動作し、1 GB がシン グル チャネルとして動作します。 ● どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い
3. メモリ モジュール ソケットの両方のラッチを開き(1)、メモリ モジュールをソケットに差し込 みます(2)。モジュールをソケットに押し入れ、完全に挿入されて正しい位置に固定されている ことを確認します。ラッチが閉じていること(3)を確認します。 注記:メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールの切り込みと メモリ ソケットのタブを合わせます。 白い DIMM ソケットよりも先に黒い DIMM ソケットに取り付けてください。 最適なパフォーマンスが得られるようにするには、チャネル A とチャネル B のメモリ容量が可能 な限り同じになるように、メモリをソケットに取り付けます。 4. 取り付けるすべてのモジュールに対して、手順 3 を繰り返します。 5. コンピューターのアクセス パネルを取り付けなおします。 6. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。コンピューターは、追加のメモリを自動的に認識します。 7.
拡張カードの取り外しおよび取り付け このコンピューターには、PCI Express×4 拡張ソケットおよび PCI Express×16 拡張ソケットがそれぞれ 1 基ずつあります。 注記:PCI Express ソケットは、ロー プロファイルのカードのみをサポートします。 PCI Express×16 ソケットには、PCI Express×1、×4、×8、または×16 の拡張カードを取り付けることがで きます。 デュアル グラフィックス カード構成の場合、1 つ目の(プライマリ)カードは PCI Express×16 ソケッ トに取り付ける必要があります。 拡張カードの取り外し、交換、または増設を行うには、以下の操作を行います。 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドからコンピューターを取 り外します。 3. コンピューターのアクセス パネルを取り外します。6 ページのコンピューターのアクセス パネ ルの取り外しを参照してください。 4.
a. 拡張カードを空いているソケットに取り付ける場合は、シャーシ背面の適切な拡張スロット カバーを取り外します。マイナス ドライバーを拡張スロット カバーの背面にあるスロット に挿入し(1)、ドライバーを前後に優しく揺さぶってスロット カバーを取り外します(2)。 b.
c. PCI Express×16 カードを取り外す場合は、拡張ソケットの後部にある留め具をカードから引 き離し(1)、コネクタがソケットから抜けるまで、カードを前後に注意深く軽く揺さぶりな がら引き抜きます。カードをシャーシから真上に持ち上げ(2)、シャーシ内側から離すよう にして取り外します(3)。このとき、カードが他のコンポーネントと接触して傷が付かない ようにしてください。 7. 取り外したカードを静電気防止用のケースに保管します。 8.
9. 新しい拡張カードを取り付けるには、システム ボードにある拡張ソケットのすぐ上の位置でカー ドを持ち、シャーシの背面に向かってカードを動かして(1)、カードのブラケット下部をシャー シの小さいスロットに合うまでスライドさせます。カードがシステム ボードの拡張ソケットに 入るように押し下げます(2)。 注記:拡張カードを取り付ける場合は、カードをしっかりと押して、コネクタ全体が拡張カード ソケットに正しく収まるようにしてください。 10.
11. 必要に応じて、取り付けたカードに外部ケーブルを接続します。また、システム ボードに内部 ケーブルを接続します。 12. コンピューターのアクセス パネルを取り付けなおします。 13. スタンドに取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを取り付けなおします。 14. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 15. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 16. 必要な場合は、コンピューターを再設定します。 ドライブの位置 表 2-2 ドライブの位置 ドライブの位置 1 3.5 インチ ハードディスク ドライブ ベイ 2 9.
重要:感電またはデータの損失やコンピューターおよびドライブの破損を防ぐために、以下の点に注 意してください。 ● ドライブの着脱は、必ず、すべてのアプリケーションおよびオペレーティング システムを終了 し、コンピューターの電源を切って電源コードを抜いてから行ってください。コンピューターの 電源が入っている場合またはスタンバイ モードになっている場合は、絶対にドライブを取り外さ ないでください。 ● ドライブを取り扱う前に、身体にたまった静電気を放電してください。ドライブを持つときは、 コネクタに手を触れないようにしてください。静電気対策について詳しくは、44 ページの「静 電気対策」を参照してください。 ● ドライブは慎重に取り扱い、絶対に落とさないでください。 ● ドライブを挿入するときは、無理な力を加えないでください。 ● ハードディスク ドライブは、液体や高温にさらさないようにしてください。また、モニターやス ピーカーなどの磁気を発生する装置から遠ざけてください。 ● ドライブを郵送するときは、気泡ビニール シートなどの緩衝材で適切に梱包し、梱包箱の表面に 「コワレモノ- 取り扱い
5. ドライブの背面右側にある緑色のリリース ラッチをドライブの中央に向けて押し(1)、ドライブ を前方向にスライドさせてベイから取り出します(2)。 9.5 mm スリム オプティカル ドライブの取り付け 24 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドからコンピューターを取 り外します。 3. コンピューターのアクセス パネルを取り外します。6 ページのコンピューターのアクセス パネ ルの取り外しを参照してください。 4.
5. リリース ラッチの小さなピンとドライブ側面の小さな穴の位置を合わせ、ラッチをドライブに しっかりと押し込みます。 6.
7. 電源ケーブル(1)およびデータ ケーブル(2)を、ドライブの背面に接続します。 8. データ ケーブルのもう一方の端を、システム ボード上の SATA1 と書かれている薄い青色の SATA コネクタに接続します。 注記:システム ボード ドライブ コネクタの図と表については、14 ページのシステム ボードの接 続を参照してください。 9. フロント パネルを取り外した場合は、取り付けなおします。 10. コンピューターのアクセス パネルを取り付けなおします。 11. スタンドに取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを取り付けなおします。 12. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 13. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 3.
4. 電源ケーブル(1)およびデータ ケーブル(2)をハードディスク ドライブの背面から取り外し ます。 重要:ケーブルの損傷を防ぐため、ケーブルを取り外すときは、ケーブルではなくタブまたはコ ネクタを引っ張ります。 5. ハードディスク ドライブの背面の横にあるリリース レバーをドライブから引き離します(1)。 リリース レバーを引いたままドライブを前方にスライドさせます。ドライブが止まったところ で、ドライブを持ち上げてベイから取り出します(2)。 6. 銀色および青色の No.
注記:3.5 インチ ハードディスク ドライブを交換する場合は、元のハードディスク ドライブの取 り付けネジを新しいハードディスク ドライブに取り付けます。 ● 銀色および青色の 4 本の No.6-32 インチ取り付けネジを(ドライブの両側に 2 つずつ)取り 付けます。 ● 以下の例のようなアダプター ブラケットを使用して、2.5 インチ ハードディスク ドライブ を 3.5 インチ ハードディスク ドライブ ベイに取り付けることもできます。 – 28 2.5 インチ ドライブを 3.
– 4 本の黒色のアダプター ブラケット用 M3 ネジをアダプター ブラケットの底面からド ライブに取り付けて、ドライブをブラケットに固定します。 – アダプター ブラケットに、銀色および青色の 4 本の No.
7. 取り付けネジの位置をシャーシ上のドライブ ケージのスロットの位置に合わせてから、ハード ディスク ドライブを押してドライブ ベイに差し込みます。次に、正しい位置に固定されるまで ドライブを後方にスライドさせます。 8. 電源ケーブル(1)およびデータ ケーブル(2)を、ハードディスク ドライブの背面に接続しま す。 注記:パフォーマンスへの悪影響を防ぐため、メイン ハードディスク ドライブ用のデータ ケー ブルは、必ず、システム ボード上の SATA 0 と書かれている濃い青色のコネクタに接続してくだ さい。 9.
10. スタンドに取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを取り付けなおします。 11. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 12. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 M.2 SSD ストレージ カードの取り外しおよび取り付け 注記:このコンピューターでは、2230 および 2280 の M.2 SSD カードがサポートされます。 1. 取り外しのための準備をします。6 ページの取り外しのための準備を参照してください。 2. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドからコンピューターを取 り外します。 3. コンピューターのアクセス パネルを取り外します。6 ページのコンピューターのアクセス パネ ルの取り外しを参照してください。 4. フロント パネルを取り外します。 5. ドライブ ケージ内のすべてのドライブの背面から電源ケーブルおよびデータ ケーブルを取り外 します。 6.
32 7. M.2 SSD カードを取り外すには、グリルを取り外し(1)、ブラケットを取り外し(2)、カードを 固定しているネジを取り外して(3)、カードの端をシャーシから離すように引き上げ(4)、カー ドをスライドさせてシステム ボードのコネクタから取り外します(5)。 8. M.
9. ドライブ ケージを取り付けなおします。図のようにドライブ ケージのタブをシャーシのスロッ トに差し込み(1)、反対側をシャーシに押し込みます(2)。 10. 電源ケーブルおよびデータ ケーブルをドライブ ケージ内のすべてのドライブに接続しなおしま す。 11. フロント パネルを取り付けなおします。 12. コンピューターのアクセス パネルを取り付けなおします。 13. スタンドに取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを取り付けなおします。 14. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 15.
セキュリティ ロックの取り付け 以下の図および次ページの図に示すセキュリティ ロックは、コンピューターを保護するために使用で きます。 ロック ケーブル 南京錠 34 第 2 章 ハードウェアのアップグレード
HP Business PC セキュリティ ロック V2 HP PC セキュリティ ロック V2 は、作業台のすべてのデバイスを保護するように設計されています。 1. お使いの環境に適したネジを使用してセキュリティ ロック ケーブルの固定具を机上に固定しま す(ネジは付属していません)(1)。カバーをケーブル固定具の台部分にかぶせ、カチッという 音がしてカバーが固定されるまで押し下げます(2)。 2.
36 3. セキュリティ ロック ケーブルをセキュリティ ロック ケーブル固定具に通します。 4.
5. モニターに取り付けたケーブル ガイドにセキュリティ ロック ケーブルを通します。 6.
38 7. オプション ケーブル固定具の穴にセキュリティ ロック ケーブルを通します。 8.
9. セキュリティ ロック ケーブルの端の栓を差し込み(1)、ボタンを押し込んでロックを固定しま す(2)。ロックの固定を外すには、付属の鍵を使用します。 10.
A 電池の交換 お使いのコンピューターに付属の電池は、リアルタイム クロックに電力を供給するためのものです。 電池は消耗品です。電池を交換するときは、コンピューターに最初に取り付けられていたものと同等 の電池を使用してください。コンピューターに付属の電池は、3 V のボタン型リチウム電池です。 警告!お使いのコンピューターには、二酸化マンガン リチウム電池が内蔵されています。電池の取り 扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。けがをすることがないように、以下の点に注意し てください。 ● 電池を充電しないでください。 ● 電池を 60℃を超える場所に放置しないでください。 ● 電池を分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでください。 ● 電池を交換するときは、コンピューターに最初に取り付けられていたものと同等の電池を使用し てください。 重要:電池を交換する前に、コンピューターの CMOS 設定のバックアップを作成してください。電池 が取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされます。 静電気の放電によって、コンピューターやオプションの電
注記:一部のモデルのコンピューターでは、電池を交換するときに、内部部品を取り外す必要が あります。 8. システム ボード上の電池ホルダーの種類に応じて、以下の手順で電池を交換します。 タイプ 1 a. 電池をホルダーから持ち上げて外します。 b. 交換する電池を、[+]と書かれている面を上にして正しい位置に装着します。電池は電池ホ ルダーによって自動的に正しい位置に固定されます。 タイプ 2 a.
b. 新しい電池を取り付けるには、交換する電池を、[+]と書かれている面を上にしてホルダー にスライドさせて装着します(1)。電池の一方の端が留め具の下に収まるまで、もう一方の 端を押し下げます(2)。 タイプ 3 a. 電池を固定しているクリップを後方に引いて(1)、電池を取り出します(2)。 b. 新しい電池を挿入し、クリップを元の位置に戻します。 注記:電池の交換後、以下の操作を行うと交換作業は完了です。 9. コンピューターのアクセス パネルを取り付けなおします。 10.
11. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 12. [HP Computer Setup]を使用して、日付と時刻、パスワード、およびその他の必要なシステム セッ トアップを設定しなおします。 13.
B 静電気対策 人間の指など、導電体からの静電気放電によって、システム ボードやその他の静電気に弱いデバイス が損傷することがあります。その結果、本体の耐用年数が短くなる場合があります。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防止するため、以下のことを守ってください。 ● 運搬時や保管時は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアース(接地)されている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アース(接地)の方法 アース(接地)にはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピューターのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バン ドは柔軟な帯状のもので、アース コード内の
C コンピューター操作のガイドラインおよ び手入れと運搬時の注意 コンピューター操作のガイドラインおよび手入れに関する注 意 コンピューターおよびモニターの設置や手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってください。 ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピューターは、安定した平らな場所に設置してください。また、通気が確保されるよう、コ ンピューターの通気孔のある面およびモニターの上部に、少なくとも 10 cm の空間を確保してく ださい。 ● 内部への通気が悪くなりますので、絶対にコンピューターの通気孔をふさがないでください。 キーボードを横置き構成の本体のフロント パネルに立てかけることも、おやめください。 ● コンピューターのアクセス パネルまたは拡張カード スロットのカバーのどれかを取り外したま ま使用しないでください。 ● コンピューターを積み重ねたり、互いの排気や熱にさらされるほどコンピューターどうしを近く に置いたりしないでください。 ● コンピューターを別のエンクロージャに入れて操作する場合、
オプティカル ドライブの使用上の注意 オプティカル ドライブの操作や手入れは、以下の項目に注意して行ってください。 操作および取り扱いに関する注意 ● 操作中はドライブを動かさないでください。データ読み取り中にドライブを動かすと誤動作す ることがあります。 ● 急に温度が変化するとドライブ内に結露することがありますので気をつけてください。ドライ ブの電源が入っているときに急な温度変化があった場合は、1 時間以上待ってから電源を切って ください。すぐに操作すると、誤動作が起きることがあります。 ● ドライブは高温多湿、直射日光が当たる場所、または機械の振動がある所には置かないでくださ い。 クリーニングの注意 ● フロント パネルやスイッチ類が汚れたら、水で軽く湿らせた柔らかい布で拭いてください。けっ して、クリーニング液を直接スプレーしないでください。 ● アルコールやベンジンなど、揮発性の液体を使用しないでください。変色や、変質の原因となり ます。 安全にお使いいただくためのご注意 ドライブの中に異物や液体が入ってしまった場合は、直ちにコンピューターの電源を切り、電源コー ドを電源コン
D ユーザー サポート ユーザー サポート HP では、ダイバーシティ(人材の多様性)、インクルージョン(受容)、およびワーク ライフ バラン スを自社の構造に組み込もうと日々努力しており、あらゆる業務にそれが反映されています。ここで は、世界中で人と技術力を結び付けることを重視したすべての人が活躍できる環境をつくるために、 HP がどのように働き方に変化をもたらしているかについていくつかの例を挙げて説明します。 必要なテクノロジ ツールの確認 テクノロジは、人間の潜在能力を引き出すことができます。支援技術は、障壁を取り除き、自宅、職 場、およびコミュニティでの自立を後押しするためのものです。支援技術によって電子技術や情報技 術の機能を向上、維持、および改善できます。詳しくは、48 ページの最適な支援技術の確認を参照 してください。 HP の取り組み HP は、お身体の不自由な方にもご利用いただける製品やサービスを提供できるよう取り組んでいま す。こうした取り組みは、HP の目標であるダイバーシティを実現し、あらゆる人が確実にテクノロジ を活用できるようにするために役立ちます。 ユーザー サポートにお
IAAP(International Association of Accessibility Professionals) IAAP は、人の交流、教育、および認定を通じてユーザー サポートに関する専門職の発展を目指す非営 利団体です。ユーザー サポートの専門家のキャリア形成やキャリア アップを支援したり、企業がユー ザー サポートを自社の製品やインフラストラクチャに組み込めるようにすることを目標としていま す。 HP は設立メンバーであり、他の企業と協力してユーザー サポートの分野を発展させるために加わり ました。この取り組みは、お身体の不自由な方にも効果的にお使いいただける製品やサービスを設 計、製造、販売するという HP のユーザー サポートの目標の達成を後押しします。 IAAP は、世界中の個人、学生、および組織を結び付け、お互いに学び合えるようにすることで、私た ちの業務自体をも強めることにつながります。詳しい情報をお知りになりたい場合は、 http://www.accessibilityassociation.
● HP Chrome OS – HP Chromebook または Chromebox でユーザー補助機能をオンにする(Chrome OS) ● HP のショップ – HP 製品の周辺機器 HP 製品のユーザー サポート機能の他に追加のサポートも必要な場合は、53 ページの HP のサポート 窓口へのお問い合わせを参照してください。 追加の支援を提供できる外部のパートナーやサプライヤーへのリンクは以下のとおりです。 ● Microsoft®のアクセシビリティ情報 (Windows 7、Windows 8、Windows 10、Microsoft Office) ● Google ユーザー補助機能(Android、Chrome、Google アプリ) ● お困りの種類別に分類された支援技術(英語版) ● 製品別に分類された支援技術(英語版) ● 支援技術ベンダーと製品の説明(英語版) ● ATIA(Assistive Technology Industry Association)(英語版) 標準および法令 標準 FAR(Federal Acquisition Regulati
● 知覚可能(画像のテキストによる代替、オーディオのキャプション、提供方法への適応性、色の コントラストなど) ● 操作可能(キーボード操作、色のコントラスト、タイミング調整、発作の防止、ナビゲーション 可能) ● 理解可能(読みやすさ、予測可能性、入力支援など) ● 堅牢性(支援技術との互換性など) 法令および規制 IT および情報のユーザー サポートは、法的な重要性が高まりつつある分野になってきました。このセ クションの各リンクから、主要な法令、規制、および標準に関する情報を確認できます(英語のみ)。 ● United States(米国向け) ● Canada(カナダ向け) ● Europe(欧州向け) ● United Kingdom(英国向け) ● Australia(オーストラリア向け) ● 全世界 United States(米国向け) Section 508 of the Rehabilitation Act specifies that agencies must identify which standards apply to the procur
Other U.S. legislation and initiatives ● Americans with Disabilities Act (ADA), Telecommunications Act, the Rehabilitation Act and others Canada(カナダ向け) The Accessibility for Ontarians with Disabilities Act was established to develop and implement accessibility standards to make goods, services, and facilities accessible to Ontarians with disabilities and to provide for the involvement of persons with disabilities in the development of the accessibility standards.
● イタリアのユーザー サポート法令(イタリア語サイト) ● W3C WAI(Web Accessibility Initiative)(英語サイト) ユーザー サポートに関する役立つリソースおよびリンク 以下の組織から、障がいや年齢による身体的制限に関する適切な情報を得られる場合があります。 注記:この一覧に記載されている組織がすべてではありません。これらの組織は、情報提供のみを目 的として記載されています。インターネットで確認された情報または連絡先について HP は一切の責 任を負わないものとします。このページの一覧は、HP による推奨を示すものではありません。 組織(英語のみ) ● AAPD(American Association of People with Disabilities) ● ATAP(Association of Assistive Technology Act Programs) ● HLAA(Hearing Loss Association of America) ● ITTATC(Information Technology Technical Assi
HP のリンク お問い合わせの Web フォーム(英語サイト) HP の『快適に使用していただくために』(言語を選択してください) HP の公的機関への販売(米国向け) HP のサポート窓口へのお問い合わせ このガイドで提供されている情報で問題に対処できない場合は、以下の Web サイト、または日本向け の日本語モデル製品に付属の『サービスおよびサポートを受けるには』に記載されている HP のサ ポート窓口にお問い合わせください。日本でのお問い合わせ先またはサポートについては、 http://www.hp.com/jp/contact/ または https://support.hp.com/jp-ja/ にアクセスしてください。日本以 外の国や地域でのサポートについては、http://welcome.hp.com/country/us/en/wwcontact_us.
索引 記号/数字 さ A し 508 条のユーザー サポートに関す る標準 49, 50 HP 支援ポリシー 47 た は せ I International Association of Accessibility Professionals 48 M M.
ユーザー サポートに必要な評価 48 り リア パネルの各部 3 リソース、ユーザー サポート 52 ろ ロック HP Business PC セキュリティ ロック 35 南京錠 34 ロック ケーブル 34 索引 55