Before using HP ProtectTools-Windows 7 and Windows Vista
主なセキュリティの目的の実現
各 HP ProtectTools モジュールが連携して動作することによって、以下の主なセキュリティの目的を
含む、さまざまなセキュリティの問題に対処するためのソリューションを提供できます。
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盗難からの保護
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機密データへのアクセス制限
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内部または外部からの不正なアクセスの防止
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強力なパスワード ポリシーの作成
盗難からの保護
盗難の例として、空港の検問所での、機密データや顧客情報を含むコンピューターの盗難が挙げられ
ます。盗難からの保護には、以下の機能が役立ちます。
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ブート前認証機能が有効になっていると、オペレーティング システムへのアクセスの防止に役
立ちます。以下の章を参照してください。
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Security Manager for HP ProtectTools
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Embedded Security for HP ProtectTools
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Drive Encryption for HP ProtectTools
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Embedded Security for HP ProtectTools モジュールで提供される Personal Secure Drive 機
能では、機密データを暗号化して、認証なしではアクセスできないようにします。以下の章を参
照してください。
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Embedded Security for HP ProtectTools
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Computrace では、盗難の被害にあった後のコンピューターの場所を追跡できます。以下の章を
参照してください。
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Computrace for HP ProtectTools
機密データへのアクセス制限
契約検査官がオンサイトで作業していて、機密の財務データの確認のためにコンピューターへのアク
セスを許可されているとします。ただし、この検査官がこれらのファイルを印刷したり、CD などの
書き込み可能なデバイスに保存できるようにはしたくありません。データへのアクセスを制限する
には、以下の機能が役立ちます。
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Device Access Manager for HP ProtectTools を使用すると、IT 管理者は、機密情報を印刷し
たり、ハードドライブからリムーバブル メディアにコピーしたりできないように、書き込み可
能なデバイスへのアクセスを制限できます。
内部または外部からの不正なアクセスの防止
セキュリティ保護されていないコンピューターへの不正なアクセスは、金融サービス、役員、または
研究開発チームからのデータなどの社内ネットワーク リソースや、患者記録や個人の財務データな
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第 1 章 セキュリティの概要