ハードウェア リファレンス ガイド HP Compaq 8200 Elite All-in-One Business PC
© 2011 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
このガイドについて このガイドでは、このコンピューターの機能およびハードウェアのアップグレードについて説明しま す。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: 重要な補足情報です。 JAWW iii
iv このガイドについて JAWW
目次 1 製品の特長 ...................................................................................................................................................... 1 概要 ...................................................................................................................................................... 1 前面の各部 ........................................................................................................................................... 3 側面の各部 ....................................
vi JAWW
1 製品の特長 概要 図 1-1 HP Compaq 8200 Elite All-in-One Business PC HP Compaq 8200 Elite All-in-One Business PC には、以下の特徴があります。 JAWW ● 液晶一体型オールインワン構成 ● 23 インチ(対角方向)ワイドスクリーンのフル HD 対応 WLED 反射防止ディスプレイ(1080p) ● 傾斜角度の調節 ● 第 2 世代の Intel® Core™ i プロセッサ ● vPro テクノロジ搭載の Intel Q67 チップセット ● Windows® 7 Professional 32 ビット版または 64 ビット版オペレーティング システム ● 内蔵の Intel HD グラフィックス ● 内蔵ギガビット・ネットワーク・コネクション(10/100/1000 NIC) ● 最大 8 GB の DDR3 SDRAM メモリ 概要 1
2 ● 最大 1 TB のハードディスク ドライブ ● トレイ式 HP スーパーマルチ DVD 書き込みドライブ ● 6in1 メディア カード リーダー ● 6 基の USB コネクタ ● HD Web カメラおよびマイク ● 無線 LAN(オプション) ● 高音質ステレオ スピーカー ● TPM 1.
前面の各部 図 1-2 表 1-1 前面の各部 前面の各部 名称 JAWW 名称 1 Web カメラ 4 電源ボタンおよび電源ランプ 2 シングル マイク アレイ 5 高性能ステレオ スピーカー 3 23 インチ(対角方向)16:9 ワイドスクリーンのフル HD 対応 LED バックライト LCD ディスプレイ 前面の各部 3
側面の各部 図 1-3 表 1-2 側面の各部 側面の各部 名称 4 第 1 章 名称 1 HP 6 in 1 メディア カード リーダー 6 トレイ式オプティカル ドライブ 2 USB 2.
背面の各部 図 1-4 表 1-3 背面の各部 背面の各部 名称 JAWW 名称 1 ドライブ アクセス パネル 7 セキュリティ ロック ケーブル用スロット 2 センター アクセス パネル 8 電源コネクタおよびランプ インジケーター 3 メモリ アクセス パネル 9 RJ-45 Gigabit Ethernet コネクタ 4 オプティカル ドライブの位置 10 ステレオ オーディオ ライン出力 5 ハードディスク ドライブの位置 11 6 メモリの位置 (4)USB 2.
キーボードの機能(日本向けの仕様は異なります) 図 1-5 表 1-4 キーボードの機能(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) キーボードの機能 名称 6 第 1 章 名称 1 スリープ 5 早送り 2 巻き戻し 6 音量ミュート(消音) 3 再生/一時停止 7 音量ダウン 4 停止 8 音量アップ 製品の特長 JAWW
傾斜角度の調節 コンピューターを前(最大 5 度)または後ろ(最大 20 度)に傾けて、見やすい位置に設定します。 図 1-6 JAWW 傾斜角度の調節 傾斜角度の調節 7
2 ハードウェアの修理およびアップグレー ド 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告! 感電、火傷、火災などの危険がありますので、以下の点に注意してください。 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっていること を確認してください。 電話回線のモジュラー ジャックを本体のリア パネルのネットワーク コネクタ(NIC)に接続しない でください。 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は、製品を安全に使用するた めに欠かせないものです。 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込んでく ださい。 安全のために、電源コードや電源ケーブルの上には物を置かないでください。また、コードやケーブ ルは、誤って踏んだり足を引っかけたりしないように配線してください。電源コードや電源ケーブル を引っぱらないでください。コンセントから抜くときは、プラグの部分を持ってください。電源コー ドおよび電源コンセントの外観は国や地域によ
注意: 静電気の放電によって、コンピューターや別売の電気部品が破損することがあります。以下 の作業を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電してくだ さい。詳しくは、25 ページの「静電気対策」を参照してください。 コンピューターが電源コンセントに接続されていると、電源が入っていなくてもシステム ボードに は常に電気が流れています。感電や内部部品の損傷を防ぐため、コンピューターのカバーを開ける場 合は、電源を切るだけでなく、必ず事前に電源コードをコンセントから抜いてください。 詳しい情報 ハードウェア コンポーネントの取り外しと取り付け、[コンピューター セットアップ(F10)ユー ティリティ]、およびトラブルシューティングについて詳しくは、http://www.hp.com/(英語サイト) に掲載されている、お使いのモデルのコンピューターの『Maintenance and Service Guide』 (英語版 のみ)を参照してください。 電源の接続 1. 電源アダプターのコードをコンピューターの背面の電源コネクタに差し込みます(1) 。 2.
メモリの取り外しおよび取り付け お使いのコンピューターは、ダブル データ レート 3 シンクロナス DRAM(DDR3-SDRAM)スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール(SODIMM)を装備しています。 システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の SODIMM を 2 つまで取り付けることが できます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの SODIMM が標準装備されています。最 大容量のメモリ構成にするために、システム ボードにメモリを 8 GB まで増設できます。 システムを正常に動作させるためには、必ず以下の条件を満たす SODIMM を使用してください。 ● 業界標準の 204 ピン ● アンバッファード非 ECC PC3-10600 DDR3-1333 MHz 準拠 ● 1.
6. センター アクセス パネルの上端にあるくぼみの部分から外側に引っ張ってパネルを取り外し ます。 図 2-2 センター アクセス パネルの取り外し 7.
8. メモリ カバーにある 2 つの突起したタブを引き上げ、カバーを背面のパネルから持ち上げて取 り外します。 図 2-4 メモリ カバーの取り外し 9.
10. メモリ モジュールを取り付けるには、SODIMM を約 30°の角度でソケットに差し込み(1) 、ラッ チで正しい位置に固定されるまで SODIMM を押し下げます(2) 。 図 2-6 メモリ モジュールの取り付け 注記: メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッチ (切り込み)をソケットのタブ(凸部)に合わせます。 11.
12. メモリ アクセス パネルの端とコンピューター背面の端を少しずらしてパネルを置き、正しい位 置に固定されるまでコンピューター中央に向かってスライドさせます。 図 2-8 メモリ アクセス パネルの取り付けなおし 13. センター アクセス パネルを取り付けなおすには、パネルの下端を挿入してから、パネルの両端 を下から上に向かって少しずつ移動しながらしっかりと押さえて、パネルを正しい位置に固定し ます。 図 2-9 センター アクセス パネルの取り付けなおし 14. センター アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けな おします。 15.
ハードディスク ドライブの交換 ハードディスク ドライブは、コンピューターの背面に向かって左側にあるドライブ アクセス パネ ルの裏にあります。ドライブは 1 本の固定用ネジで固定され、取り外し可能なケージに格納されてい ます。 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5.
7. ドライブ アクセス パネルを取り外すには、パネル内側の端にある 2 つのタブを押し下げ(1) 、 パネルをコンピューターからスライドさせます(2) 。 図 2-11 8.
9. ハードディスク ドライブ ケージの上部にあるハンドルをつかみ(1)、コンピューターの外側に 向かってスライドさせてから持ち上げて、コンピューターから取り外します(2)。 図 2-13 ハードディスク ドライブ ケージの取り外し 10.
11. ハードディスク ドライブをスライドさせてケージから取り出します。 図 2-15 ハードディスク ドライブのケージからの取り出し 12.
13. ハードディスク ドライブをケージに固定する 4 つの取り付けネジを取り付けます。青色の耐振 動用ゴムがケージの各ネジ穴に取り付けられていることを確認します。 図 2-17 ハードディスク ドライブの取り付けネジの取り付け 14.
15. 固定用ネジを締めて、ハードディスク ドライブ ケージを所定の位置に固定します。ネジを締め るには、トルクス ドライバーまたはマイナス ドライバーを使用します。 図 2-19 ハードディスク ドライブのセキュリティ ネジの固定 16.
17. センター アクセス パネルを取り付けなおすには、パネルの下端を挿入してから、パネルの両端 を下から上に向かって少しずつ移動しながらしっかりと押さえて、パネルを正しい位置に固定し ます。 図 2-21 センター アクセス パネルの取り付けなおし 18. センター アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けな おします。 19.
オプションの無線キーボードまたはマウスの同期 オプションの無線キーボードおよびマウスは簡単に設定できます。オプションの無線キーボードお よびマウスは一部の国または地域でのみ利用可能です。まずはキーボードとマウスの両方で、バッテ リに付いているタブを取り外します。また、マウスの底面にある電源スイッチが「On」 (オン)の位 置にあることを確認します(キーボードには電源スイッチはありません) 。その後、コンピューター の電源を入れます。キーボードとマウスが正しく機能しない場合は、以下の説明に沿って手動で同期 してください。 注記: マウスのバッテリ寿命を保ち、マウスを正しく動作させるには、暗い色の面や光沢の強い面 でマウスを使用しないでください。また、使用しないときはマウスの電源を切ってください。 無線キーボードおよびマウスは、お使いのコンピューターで使用できるようにあらかじめ同期されて います。バッテリに付いているタブを取り外して装着済みのバッテリを通電させ、マウスの電源を入 れると、キーボードおよびマウスがすぐに機能するようになっています。 無線キーボードまたはマウスが機能しない場合は、手動で同期してください
6.
無線キーボードおよびマウスの電池の取り外し 注記: 無線キーボードおよびマウスは別売のコンポーネントです。 無線キーボードの電池を取り外すには、キーボードの底面にある電池カバーを取り外し(1) 、電池を 持ち上げて電池収納部分から取り出します(2) 。 図 2-25 無線キーボードの電池の取り外し 無線マウスの電池を取り外すには、マウスの底面にある電池カバーを取り外し(1)、電池を持ち上げ て電池収納部分から取り出します(2) 。 図 2-26 無線マウスの電池の取り外し 24 第 2 章 ハードウェアの修理およびアップグレード JAWW
A 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが 損傷する可能性があります。このような損傷によって、デバイスの耐用年数が短くなることがありま す。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管の際は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピューターのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バ ンドは柔軟な帯状のもので、アース コード内の抵抗は
B コンピューター操作のガイドラインおよ び手入れと運搬時の注意 コンピューター操作のガイドラインおよび手入れに関する注 意 コンピューターのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってください。 26 ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピューターは、机のようなしっかりとした水平なところに設置してください。また、通気が 確保されるよう、コンピューターの通気孔のある面に、少なくとも 10.
ナーをスプレーし、湿らせた布を使用して画面をそっと拭きます。決して、クリーナーを画 面に直接吹きかけないでください。クリーナーがベゼル裏側に入ってしまい、電子部品が損 傷するおそれがあります。 ◦ コンピューターの通気孔やモニター上部の通気孔は、ときどき掃除してください。糸くずや ほこりなどの異物によって通気孔がふさがれると、内部への通気が悪くなり、故障の原因と なります。 オプティカル ドライブの使用上の注意 オプティカル ドライブの操作や手入れは、以下の項目に注意して行ってください。 ● 操作中はドライブを動かさないでください。データ読み取り中にドライブを動かすと誤動作す ることがあります。 ● 急に温度が変化するとドライブ内に結露することがあるので気をつけてください。ドライブの 電源が入っているときに急な温度変化があった場合は、1 時間以上待ってから電源を切ってくだ さい。すぐに操作すると、誤動作が起きることがあります。 ● ドライブは高温多湿、直射日光が当たる場所、または機械の振動がある所には置かないでくださ い。 注意: ドライブの中に異物や液体が入ってしまった場合は、直ちにコンピュ
索引 う 運搬時の注意 27 セキュリティ ロックの位置 21 前面の各部 3 お オプティカル ドライブ 使用上の注意 27 そ 側面の各部 4 か 各部 前面 3 側面 4 背面 5 き キーボード 機能 6 電池の取り外し 24 無線の同期 22 機能 概要 1 キーボード 6 く 詳しい情報 9 け 警告および注意 8 傾斜角度調節 7 こ コンピューター操作のガイドライ ン 26 し 仕様 メモリ 10 せ 静電気対策、損傷の防止 25 28 索引 つ 通気のガイドライン 26 て 電源 接続 9 と 取り付け セキュリティ ロック 21 ハードディスク ドライブ 15 メモリ 10 取り付けガイドライン 8 は ハードディスク ドライブ 交換 15 背面の各部 5 ま マウス 電池の取り外し 24 無線の同期 22 む 無線キーボードおよびマウスの同 期 22 め メモリ 仕様 10 取り付け 10 取り外し 10 JAWW