RAID ユーザー ガイド
© Copyright 2011, 2012 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
目次 1 はじめに .......................................................................................................................................................... 1 2 RAID 技術の概要 ............................................................................................................................................. 2 RAID の用語 ......................................................................................................................................... 2 サポートされる RAID モード ...................
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1 はじめに 最近まで、コンピューターのユーザーがハードドライブの障害によるデータの損失を防ぐための選択 肢は、限られたものしかありませんでした。バックアップ ドライブへのファイルの手動コピーや、 操作が簡単とは限らないバックアップ ソフトウェアの使用などです。ハードドライブに障害が発生 する前にこれらの対策を講じておかなかった場合、障害が起きたドライブに保存していたデータを一 部でも回復するためには、多くの時間と費用がかかっていました。サーバーやデスクトップ コン ピューターのユーザーは以前から、ドライブ障害時のデータの復元に RAID(Redundant Array of Independent Disks)技術のセキュリティおよび利点を活用してきました。 現在、HP では、ドライブ障害やウィルス攻撃に備えて SATA(Serial ATA)ディスク上のデータを 保護する必要のあるノートブック コンピューターのユーザー向けに、シンプルな RAID ソリューショ ンを提供しています。HP の RAID ソリューションは、大きいサイズのファイルで頻繁に作業する場 合、またはコンピューターのストレージのパフ
2 RAID 技術の概要 この章では、このガイドで使用される用語を定義し、一部の HP 製ビジネス向けコンピューターでサ ポートされる RAID 技術を説明します。 RAID の用語 以下の表の用語の中には、より広範な意味を持つものもありますが、ここではこのガイドに記載され ている RAID 実装に関して定義されています。 用語 定義 耐障害性 1 つのドライブに障害があった場合でも操作を続行できるコンピューターの能力。耐障 害性は、信頼性と同じように使用される場合もありますが、この 2 つの用語は異なりま す HDD RAID アレイでの 1 つの物理的なハードドライブ オプション ROM システム BIOS 内部のソフトウェア モジュールで、特定のハードウェアに対する拡張サ ポートを提供します。RAID オプション ROM は、システム上の RAID ボリュームを管理 および構成するためのユーザー インターフェイスを提供するだけでなく、RAID ボ リュームからのブートもサポートしています プライマリ ドライブ コンピューターのメインの内蔵ハードドライブ RAID アレイ オペ
サポートされる RAID モード HP 製ビジネス向けコンピューターでサポートされる RAID モードには、以下に説明するように、RAID 0、RAID 1、RAID 5、およびフレキシブルなデータ保護(Recovery)があります。RAID モード 0、 1、および Recovery には 2 つの SATA ハードドライブが必要です。RAID モード 5 には 3 つの SATA ハードドライブが必要です。これは、アップグレード ベイや eSATA コネクタ(利用可能な場合)、 コンピューター本体の 2 番目のハードドライブ ベイ(利用可能な場合) 、または HP アドバンスド ドッキング ステーション(7 ページの「サポートされるデバイス」を参照してください)の SATA スワップ可能ベイに、2 番目の SATA ハードドライブを挿入または装着することで実現できます。 RAID 10 はサポートされていません。 注記: SATA コントローラーが RAID モードの場合、サポートされる SATA デバイスは 4 つまでで す。5 番目の SATA デバイスを有効にすると、コンピューターがフリーズします。
RAID モードのまとめ 以下の表では、サポートされる RAID モードのそれぞれの機能、アプリケーション、およびその利点 と欠点を説明しています。 RAID のレベル 機能および適したアプリケー ション 利点と欠点 RAID 0 機能: 利点: データは両方のディスク ド ライブ間で分散されます 読み取りパフォーマンスが非 RAID ハードドライブより高 速です アプリケーション: ● 画像編集 全体のストレージ容量が 2 倍になります ● 動画作成 欠点: ● プリプレス アプリケー ション 1 つのドライブに障害が発生 すると、アレイ全体に障害が および、データを復元できま せん メインとリカバリ ハードド ライブの容量が異なる場合、 ストレージ容量が無駄になる 場合があります (7 ページの「HP SATA ドライブ オプション キッ ト」を参照してください) RAID 1 4 第 2 章 RAID 技術の概要 機能: 利点: 同一(ミラーされた)データ が 2 つのドライブに格納さ れます 高い耐障害性を提供します アプリケーション: 全体のドライ
RAID のレベル 機能および適したアプリケー ション 利点と欠点 RAID Recovery 機能: 利点: 同一(ミラーされた)データ が 2 つのドライブに格納さ れます 高い耐障害性を提供します 便利な機能を付加して RAID 1 の機能を高めます アプリケーション: ユーザーは連続的または要求 に応じたデータのミラーリン グを選択できます データの復元が迅速で簡単で す 簡単なデータ保護方法を必要 ミラーされたドライブ (eSATA またはドッキング とするアプリケーション ステーション ハードドライ ブに装着)のホット プラグを 可能にします 非 RAID への簡単な移行を可 能にします 欠点: 全体のドライブ容量の半分し かストレージとして使用でき ません メインとリカバリ ハードド ライブの容量が異なる場合、 ストレージ容量が無駄になる 場合があります RAID 5 機能: 利点: 3 つのハードドライブにデー タを分散させます。1 つの ハードドライブに障害が発生 した場合、RAID 5 では、他 の 2 つのハードドライブか らデータを復元できます データの冗長
パフォーマンス パフォーマンスについては理解しやすいですが、このガイドの説明範囲を超えるような複数の要因が 含まれるため、正確に数値化することは困難です。全体のストレージ パフォーマンスは、書き込み パフォーマンスおよび読み取りパフォーマンスで決定され、どちらも選択された RAID 技術によって 異なります。 6 ● RAID 0(ストライピング)では、データは 2 つのハードドライブに同時に書き込みおよび読み 取り可能なため、全体のストレージ パフォーマンスが向上します。 ● Recovery および RAID 1(ミラーリング)では同じデータを両方のハードドライブに書き込むた め、書き込みパフォーマンスが遅くなる場合があります。ただし、データの読み取りは両方の ハードドライブから行うことができるため、読み取りパフォーマンスは単一の非 RAID ハードド ライブの場合よりも高速になります。 ● RAID 5 は、RAID 0 と RAID 1 の間のレベルで動作します。 第 2 章 RAID 技術の概要
3 サポートされるオペレーティング システ ムおよびデバイス サポートされるオペレーティング システム HP RAID は Microsoft® Windows® XP Professional(SP1、SP2、および SP3) 、Windows Vista® (SP1 および SP2)、および Windows 7(32 ビットおよび 64 ビット バージョン)オペレーティング システムをサポートしています。 サポートされるデバイス ここでは、SATA ドライブ、コンピューター本体、およびドッキング ステーションなど RAID 移行で サポートされるデバイスについて説明します。次の表はサポートされるデバイスをまとめたもので、 その後に詳しい説明を記載しています。コンピューター本体またはドッキング ステーションに接続 された外付け USB SATA ドライブは RAID への移行に使用できません。 コンピューター本体のプライ マリまたはアップグレード ベイに装着された SATA ハードドライブ コンピューター本体のプラ イマリまたはセカンダリ ベ イに装着された SATA ハー ドドライブ ドッキング
ライブが 160 GB で、セカンダリ ドライブが 250 GB の場合、セカンダリ ドライブの 160 GB のみ RAID 構成で使用できます。最適な状態で使用するためには、両方のドライブを同じ容量にすること をおすすめします。 eSATA ハードドライブ(一部のモデルのみ) 外付け SATA とも呼ばれる eSATA は、SATA ドライブのデータ転送速度を、通常の USB 2.
下の図は、RAID 5 構成をサポートする、メイン ハードドライブ(1)、セカンダリ ハードドライブ (2) 、およびアップグレード ベイに 3 番目のドライブ(3)を搭載したコンピューターです。 サポートされるデバイス 9
HP アドバンスド ドッキング ステーション Recovery では、ドッキング ステーションへのコンピューターのドッキングおよびドッキング解除が サポートされます。これは、コンピューター本体のメイン ハードドライブ(1)と HP アドバンスド ドッキング ステーションの SATA スワップ可能ベイに取り付けられたオプションのハードドライブ (2)とのミラーリングを実装する場合に使用できます。 下の図は、Recovery 構成をサポートする、メイン ハードドライブ(1)を搭載し、SATA スワップ可 能ベイにリカバリ ハードドライブ(2)を取り付けた HP アドバンスド ドッキング ステーションに 接続したコンピューターです。 10 第 3 章 サポートされるオペレーティング システムおよびデバイス
4 インテル ラピッド・ストレージ・テクノ ロジー インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーは、以下の Recovery 機能をサポートします。 Advanced Host Controller Interface AHCI(Advanced Host Controller Interface)は Native Command Queuing やホット プラグ機能な どの高度な SATA 機能をストレージ ドライバーで可能にする仕様です。これらの機能を適用するに は、[Computer Setup](BIOS)で AHCI を有効にする必要があります(16 ページの「[Computer Setup](BIOS)(f10)による RAID の有効化」を参照してください) 。AHCI は、サポートされる HP 製ビジネス向けコンピューターでは、初期設定で有効に設定されています。 Native Command Queuing 読み取り/書き込みドライブ ヘッドは、書き込み要求が受信された順番に、データを同心円(トラッ ク)状にハードドライブ プラッタに書き込みます。プラッタに書き込まれたときと同じ順番で
インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(SRT) (一部のモデルの み) 注記: インテル スマート・レスポンス・テクノロジーでは、[Computer Setup](BIOS)で SATA コントローラーが RAID モードに設定されている必要があります。通常、SRT は工場出荷時にすでに 有効に設定され、RAID モードになっているため、ユーザーが設定を追加変更する必要はありません。 インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(SRT)は、コンピューターのシステム パフォーマ ンスを大幅に向上させるインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー(RST)のキャッシュ機能 です。SRT を使用すると、SSD mSATA モジュールを搭載したコンピューター システムで、そのモ ジュールをハードドライブとシステム メモリの間のキャッシュ メモリとして設定できます。この 設定には、ハードドライブ(または RAID ボリューム)を使用してストレージ容量を最大限に高める と同時に、システム パフォーマンスも向上するという利点があります。 注記: インテル スマート・レスポンス・テクノロジーのキャッシュ機能は、単一
4. 高速化させるハードドライブ(または RAID ボリューム)を選択します。 注記: システム ボリュームまたはシステム ディスクを高速化させて、パフォーマンスを最大 化することを強くおすすめします。 5.
インテル ラピッド・リカバリー・テクノロジー インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーは、以下の Recovery 機能をサポートします。 ミラーリングの更新ポリシー Recovery では、ミラーリング ハードドライブの更新を連続的に行うか、または要求時にだけ行うか を選択できます。連続更新ポリシーを使用する場合、プライマリ ドライブのデータは、両方のドラ イブがシステムに接続されている限り、ミラー ドライブに同時にコピーされ続けます。ドッキング ステーションのリカバリ ドライブを使用中にコンピューターのドッキングを解除した場合、メイン ハードドライブのすべての新しいまたは更新されたデータは、ノートブックが再びドッキングされた ときに自動的にリカバリ ハードドライブにコピーされます。このポリシーでは、ノートブックの ドッキング解除によって中断されて未完了になったミラーリング処理を完了させることもできます。 要求に応じて更新するポリシーを使用する場合、Recovery で[Update Recovery Volume](リカバ リ ボリュームの更新)を選択して要求したときにのみ、メイン ハードドライブの
5 RAID ボリュームのセットアップ 注記: お使いのシステムにインテル スマート・レスポンス・テクノロジーが搭載されている場合 は、RAID ボリュームを設定する前に11 ページの「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー 」 を参照してください。 以下の説明では、サポートされるハードドライブがコンピューター本体のアップグレード ベイ、ドッ キング ステーションの SATA スワップ可能ベイ、またはコンピューター本体の eSATA コネクタに取 り付けられていると仮定しています(7 ページの「サポートされるデバイス」を参照してください)。 基本的な RAID 移行の手順は、以下の通りです。 ● [Computer Setup](BIOS)で RAID を有効にします。 ● [Intel Rapid Storage Technology Console]を使用して RAID 移行を開始します。 注意: 以下の手順を開始する前に、コンピューターが外部電源に接続されていることを確認してく ださい。RAID 移行中に電源が切れると、データが消失する場合があります。 15
[Computer Setup](BIOS) (f10)による RAID の有効化 注記: 以下の手順では、コンピューターの出荷時にインストールされていたハードドライブ イメー ジを使用していると仮定しています。コンピューターに別のイメージがインストールされている場 合、まず RAID を[Computer Setup](BIOS) (f10)で有効にする必要があります。次に、オペレー ティング システムおよびインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー ドライバーを含むすべて の必要なドライバーをインストールします。次に、18 ページの「RAID 移行の開始」の手順に沿っ て操作します。RAID ボリュームは、メイン ハードドライブと内蔵のセカンダリ ハードドライブの 間にまず作成されます。RAID ボリュームをメイン ハードドライブと外付けのセカンダリ ハードド ライブの間に作成することはできません。RAID ボリュームを 2 つの外付けハードドライブの間に作 成することは可能ですが、利点はほとんどありません。 1. コンピューターの電源を入れるか再起動します。 2.
4. [Device Configurations]ウィンドウで、[SATA Device Mode](SATA デバイス モード)の下 の[RAID](RAID)を選択します。[Confirm](確認)をクリックします。次のメッセージが表 示されます。[Changing this setting may require reinstallation of your operating system.
RAID 移行の開始 ▲ [スタート]→[すべてのプログラム]→[Intel Rapid Storage Technology]の順に選択して、 [Intel Rapid Storage Technology Console]を開きます。 注記: コンピューターのセキュリティを強化するため、Windows Vista および Windows 7 に は、ユーザー アカウント制御機能が含まれています。ソフトウェアのインストール、ユーティ リティの実行、Windows の設定変更などを行うときに、ユーザーのアクセス権やパスワードの 入力を求められる場合があります。詳しくは、[ヘルプとサポート]を参照してください。 [Status](状態)画面でコンソールが起動され、現在の状態とシステムのハードドライブが表示 されます。 RAID 1 への移行 1.
2. ボリューム名を作成(または自動的に付けられる名前を使用)し、RAID 1 アレイに使用する 2 つのハードドライブを選択してから、[Next]をクリックします。 3.
4. [Create Volume]ボタンをクリックすると、アレイが作成されたことを知らせるメッセージが表 示されます。[OK]ボタンをクリックします。アレイの移行はバックグラウンドで引き続き実行 されます。移行が実行されている間、コンピューターを通常どおり使用できます。 5. アレイの移行の完了が通知されたら、開いているすべてのプログラムを閉じてから、コンピュー ターを再起動します。 6.
注記: 一部のモデルでは、ドッキング ステーションの eSATA コネクタを使用してフレキシブルな データ保護を利用することはできません。ドッキング ステーションの eSATA コネクタでフレキシ ブルなデータ保護を利用できないモデルでは、ノートブック コンピューターの eSATA コネクタを使 用して接続してください。 1. 2.
3. [Create Volume](ボリュームの作成)をクリックして、移行プロセスを開始します。 4. [Create Volume]ボタンをクリックすると、アレイが作成されたことを知らせるメッセージが表 示されます。[OK]ボタンをクリックします。アレイの移行はバックグラウンドで引き続き実行 されます。移行が実行されている間は、コンピューターを通常どおり使用できます。 5.
RAID 0 への移行 注記: HP 提供のイメージを使用する場合、RAID 0 に移行するには、追加の外付け USB ハードド ライブへのデータのコピーなど、追加の手順を実行する必要があります。操作を開始する前に、RAID 0 移行手順全体をお読みください。 1. [Create](作成)→[Optimized disk performance](最適化されたディスク パフォーマンス) の順にクリックしてから、[Next](次へ)をクリックします。 2. ボリューム名を作成(または自動的に付けられる名前を使用)し、RAID 0 アレイに使用する 2 つの HDD を選択してから、[Next]をクリックします。 3.
4. アレイが作成されたことを通知するメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックしま す。 注記: アレイの移行はバックグラウンドで引き続き実行されます。移行が実行されている間、 コンピューターを通常どおり使用できます。 5. アレイの移行の完了が通知されたら、開いているすべてのプログラムを閉じてから、コンピュー ターを再起動します。コンピューターを再起動すると、オペレーティング システムは新しく作 成されたアレイを検出し、コンピューターをもう一度再起動するように要求します。 6.
注記: RAID 5 では、コンピューターに次の 3 つのハードドライブが必要です:メイン ハードドラ イブ、セカンダリ ハードドライブ、およびアップグレード ベイに装着されたハードドライブ 1. [Create](作成)→[Efficient data hosting and protection (RAID 5)](効率的なデータ ホ スティングおよびデータ保護(RAID 5))の順にクリックしてから、[Next](次へ)をクリック します。 2.
3. [Create Volume](ボリュームの作成)をクリックして、移行プロセスを開始します。 4. [Create Volume]を選択すると、アレイが作成されたことを知らせるメッセージが表示されま す。[OK]ボタンをクリックします。アレイの移行はバックグラウンドで引き続き実行されま す。移行が実行されている間、コンピューターを通常どおり使用できます。 5. アレイの移行の完了が通知されたら、開いているすべてのプログラムを閉じてから、コンピュー ターを再起動します。コンピューターを再起動すると、オペレーティング システムは新しく作 成されたアレイを検出し、コンピューターをもう一度再起動するように要求します。 6.
HP イメージへの未割り当てのハードドライブ容量の割り当て RAID 0 および RAID 5 を、一続きの(C:)パーティションに作成したい場合は、最後のシステム再 起動の完了後に未割り当ての容量を割り当てる必要があります。追加パーティションを作成するか、 (C:)パーティションを拡張できます。 (C:)パーティションを拡張するには、以下の操作を行って EFI (Extensible Firmware Interface)および復元用パーティションを移動する必要があります。EFI パー ティションには、[HP FastLook]、システム診断、および BIOS Flash Recovery 用ファイルが格納さ れています。復元用パーティションには、コンピューターを工場出荷イメージに復元できるファイル が含まれています。 注記: EFI と復元用パーティションの機能が不要な場合、これらのパーティションを削除できます。 Windows XP をお使いの場合は、以下の操作を行います。 1.
4. Windows の[エクスプローラー]を開き、プライマリ ドライブ[(C:)]を選択します。 5. [整理]→[フォルダーと検索のオプション]の順に選択します。 6. [表示]タブをクリックします。 7. [ファイルとフォルダーの表示]から、[すべてのファイルとフォルダーを表示する]の横のラジオ ボタンを選択します。 8. [保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない]の横にあるチェックボックス のチェックを外して、[OK]をクリックします。 9. 左側の枠内で[HP_RECOVERY]パーティションを選択し、コンテンツ(¥boot、 ¥Recovery、¥system.save、bootmgr、および HP_WINRE)を外付け USB ドライブに コピーします。[対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました]ウィンドウが表示された場合 は、[続行]をクリックしてファイルをコピーします。ユーザー アカウント制御のウィンドウが 表示されたら、[続行]をクリックします。 10.
16. [HP_RECOVERY]パーティションを以下のように作成します。 a. [未割り当て]容量を右クリックし、ドロップ ダウン メニューから[新しいシンプル ボ リューム]をクリックします。[新しいシンプル ボリューム ウィザード]が開きます。 b. [次へ]をクリックします。 c. 上の手順 11a で端数を繰り上げた値を指定された領域に入力し、[次へ]をクリックします。 d. ドライブ文字[(E:)]を選択し、[次へ]をクリックします。 e. ファイル システムとして[NTFS]を選択します。ボリューム ラベルの右側に名前 HP_RECOVERY を入力します。 f. [次へ]をクリックしてから、[完了]をクリックします。 17. 以下の操作は、[HP_TOOLS]パーティションを作成するために必要です。[HP_TOOLS]パーティ ションはプライマリ パーティションとして作成する必要があるため、追加の操作が必要になり ます。[ディスクの管理]が使用されている場合、[HP_TOOLS]パーティションは論理ドライブと して作成されます。 a.
BCDEDIT.EXE -store E:¥Boot¥BCD -set {ramdiskoptions} ramdisksdidevice partition=E: BCDEDIT.EXE -store E:¥Boot¥BCD -set {ramdiskoptions} ramdisksdipath ¥boot¥boot.sdi BCDEDIT.EXE -store E:¥Boot¥BCD -create {572bcd55-ffa7-11d9aae0-0007e994107d} -d "HP Recovery Environment" -application OSLOADER BCDEDIT.EXE -store E:¥Boot¥BCD -set {572bcd55-ffa7-11d9-aae0-0007e994107d} device ramdisk=[E:]¥Recovery\WindowsRE\winre.wim,{ramdiskoptions} BCDEDIT.
[Intel Rapid Storage Technology Recovery Console]機 能の使用 [Recovery Console]で、リカバリ ハードドライブの更新を連続的に行うか、または要求時にだけ行う かを選択できます。初期設定の更新ポリシーは、連続更新です(14 ページの「ミラーリングの更新 ポリシー」を参照してください) 。更新ポリシーを要求時に変更するには、以下の操作を行います。 1. [Manage](管理)をクリックしてから、[Recovery Volume](リカバリ ボリューム)をクリッ クして選択します。 2.
32 3. 更新モードでは、現在の設定が表示されます。現在の設定を変更するには、[Change Mode] (モードの変更)リンクをクリックしてから[Yes](はい)をクリックします。要求時更新ポリ シーを使用している場合は、[Update Data](更新データ)リンクを選択してリカバリ ボリュー ムを手動で更新できます。 4.
6 RAID ドライブの非 RAID への再設定 以下の手順に沿って操作し、Intel Option ROM にアクセスして両方のドライブを非 RAID ステータス に再設定することで、RAID 1 または Recovery ボリュームを 2 つの非 RAID ドライブに再設定できま す。RAID リカバリ ドライブをコンピューター本体のアップグレード ベイからドッキング ステー ションのベイに移動する必要がある場合は、両方のドライブを非 RAID 状態に再設定する必要があり ます。 注記: RAID 0 または RAID 5 ボリュームの容量はメイン ハードドライブの容量より大きい可能性 があるため、RAID 0 または RAID 5 ボリュームは RAID 1 ボリュームや非 RAID メイン ハードドラ イブに移行できません。RAID 0 または RAID 5 ボリュームのメイン ハードドライブを非 RAID 状 態に戻したい場合、まずすべてのデータを十分な容量のある外付けドライブにバック アップする必 要があります。次に、以下の手順に沿って、RAID 0 または RAID 5 ドライブを非 RAI
3. スペース バーを押して、最初のドライブを選択してから、下矢印キーとスペース バーを押して 2 番目のドライブを選択します。 4. enter キーを押してから y キーを押して選択を確認します。 注記: RAID 環境に問題が検出されると、起動時に[Option ROM]メニューが自動的に表示され ます。 問題が解決した後は、[Computer Setup](BIOS)メニュー内から選択した場合にのみ [Option ROM]メニューが表示されます。 5.
7 よく寄せられる質問 複数の RAID ボリュームをコンピューターにインストールで きますか いいえ、コンピューターには 1 つの RAID ボリュームのみ可能です。 RAID は、単一の RAID ボリュームで RAID 0 と RAID 1 の両 方をサポートしますか いいえ。 リカバリ ハードドライブがドッキング ステーションの SATA スワップ可能ベイにある場合、コンピューターのドッキ ングを解除できますか はい。 「連続更新」ポリシーが選択されている場合、コンピューターが再ドッキングされたときに、 データが自動的にドッキング ステーションのリカバリ ドライブにコピーされます。 「要求時に更新」 ポリシーが選択されている場合、コンピューターの再ドッキング時には、通常の手順に沿ってデータ をリカバリ ハードドライブにコピーする必要があります。 複数の RAID ボリュームをコンピューターにインストールできますか 35
SRT を AHCI モードで有効にできますか いいえ。インテル スマート・レスポンス・テクノロジーでは、SATA モードを RAID モードに設定し て、システムのパフォーマンスを強化する必要があります。最初に SRT を無効にしてから、Set to Available(利用可能に設定する)を選択してコンピューターを AHCI モードで起動します。 ストレージ コントローラーが RAID モード([Computer Setup](f10) )の場合に、起動中にシステムに接続できるハー ドドライブの最大数はいくつですか ストレージ コントローラーが AHCI モードの場合は、この制限は適用されません。ストレージ コン トローラーが RAID モードに変更されると、起動中は 3 つのハードドライブのみが本体に接続可能と なります。ノートブック コンピューターの起動後、追加のハードドライブを接続できます。これは、 接続されている USB ハードドライブには適用されません。 36 第 7 章 よく寄せられる質問
索引 A Advanced Host Controller Interface 11 E eSATA ハードドライブ 8 RAID ボリューム 2 オプション ROM 2 信頼性 2 ストライピング 2 ストライプ 2 耐障害性 2 ハードドライブ 2 プライマリ ドライブ 2 リカバリ ドライブ 2 RAID ボリューム 2, 7, 15, 35 Recovery への移行 20 H HP SATA ドライブ オプション キット 7 HP アドバンスド ドッキング ス テーション 10 HP 製ビジネス向けコンピュー ター 8 S SATA ドライブ 7 I Intel Rapid Recover Technology 11 [Intel Rapid Storage Technology Console Recovery]機能 31 い インテル スマート・レスポンス・ テクノロジー 12 インテル ラピッド・リカバリー・ テクノロジー 14 N Native Command Queuing 11 お オプション ROM 2, 33 オペレーティング システム、サ ポートされている 7 R