HP Protect Tools Guide
その他
のセキュリティ対策
セキュリティの役割の割り当て
コンピュータのセキュリティ
を
(特に、大きな組織
で
)管理する上では、責任および権限をさまざま
な管理者やユーザに割り当てることが、重要な作業
の
1 つです。
注記: 小さな組織や個人で使用する場合などは、一人の人がすべての役割を受け持つこともできま
す。
HP ProtectTools では、セキュリティの責任および権限を以下のように分けられます。
●
セキュリティ統括責任者:企業またはネットワークのセキュリティ レベルを定義し、Java™
Cards、指紋認証システム、USB トークンなど、配備するセキュリティ機能を決定します。
注記: HP ProtectTools の機能の多くは、セキュリティ統括責任者が HP と協力してカスタマ
イズできます。詳しくは、HP の Web サイト
http://www.hp.com/jp/を参照してください。
●
IT 管理者:セキュリティ統括責任者によって定義されたセキュリティ機能を適用し、管理しま
す。また、一部の機能
を有効または無効にできます
。たとえば、セキュリティ
統括責任者が
Java
Card の配備
を決定した場合
、IT 管理者
は
Java Card の BIOS セキュリティ モード
を有効にする
ことができます。
●
ユーザ:セキュリティ機能を使用
します
。たとえば、セキュリティ統括責任者
および
IT 管理者
がシステム
で
Java Card を有効
にしている場合
、ユーザ
は
Java Card の PIN を設定
し
、その
カー
ドを認証に使用できます。
HP ProtectTools のパスワード
の管理
HP ProtectTools セキュリティ マネージャ
の機能のほとんどは
、パスワード
によってセキュリティ保
護されています。次
の表に
、よく使用
されるパスワード
、そのパスワード
が設定されるソフトウェ
ア モジュール、およびパスワード
機能の一覧を示します
。
この表には、IT 管理者だけが設定して使用するパスワードも示
されています
。その他のすべての
パス
ワード
は
、一般のユーザ
または管理者が設定できます
。
HP ProtectTools のパスワード 設定する HP ProtectTools
モジュール
機能
Credential Manager のログオン
パスワード
Credential Manager
このパスワードには、次の 2 つのオプショ
ンがあります
●
Windows にログオン
した後
、
Credential Manager にアクセスするた
めの別のログオンで使用できます
●
Windows ログオン プロセスの代わり
に使用
し
、Windows と Credential
Manager に同時にアクセスできます
Credential Manager リカバリ
ファイルのパスワード
Credential Manager、IT 管
理者が設定
Credential Manager リカバリ ファイルへの
アクセスを保護します
基本ユーザ キーのパスワード
注記: 内蔵
セキュリティ
パス
ワード
とも呼ばれます
Embedded Security
安全な電子メール、ファイル、およびフォ
ルダ
の暗号化など
Embedded Security 機能
へのアクセスに
使用します
。電源投入時認
証に使用すると、コンピュータの起動時
や
再起動時、または
ハイバネーションからの
復帰時に
コンピュータのデータを保護しま
す
緊急リカバリ トークンのパスワー
ド
Embedded Security、IT 管
理者が設定
内蔵セキュリティ チップ用のバックアッ
プ ファイルである緊急リカバリ トークンへ
のアクセス
を保護します
その
他のセキュリティ対策 7










