HP Protect Tools Guide
HP ProtectTools の
機能
次の表で、HP ProtectTools モジュールの主な機能を詳しく説明します。
モジュール 主な機能
Credential Manager for HP ProtectTools
●
Credential Manager には、シングル サイン オン
機能を提供する
個人の
パスワードの保管場所として機能し
、また
ユーザがパス
ワード以外のより厳重なユーザ認証用セキュリティ
を定義して配
備できるようにするという 2 つの役割があります
●
パスワード
記憶域は暗号化によって保護されており
、TPM 内蔵
セキュリティ チップを使用することによって
強化できます
●
シングル サイン オン
以外に
、Credential Manager は、ユーザ
認
証にパスワード
と併せて
Java カードや指紋認証などの
異なるセ
キュリティ認証テクノロジの組み合わせを利用する機能を
提供し
ます
Embedded Security for HP ProtectTools
●
Embedded Security は、ローカル コンピュータ上で TPM テクノ
ロジを使用して、EFS(Windows® Encrypting File System)、
PSD(Personal Secure Drive)、他社製のデジタル証明書などの
さまざまな暗号化キー
を保護するための
ユーザおよび
管理者の
セキュリティ オプションを
管理します
●
Embedded Security は、TPM(Trusted Platform Module)内蔵
セキュリティ チップを使用して、コンピュータ本体に保存され
ている機密のユーザ データまたは証明情報を不正なアクセスか
ら保護するために役立ちます。TPM は、暗号化キーを安全に保
管するとともに、キー生成機能を
備えています
。また、パスワー
ド攻撃に対する強力な防御機能も提供します
●
Embedded Security では、PSD を作成できます。これは、ユー
ザ データを保護するためにシステムで非表示にすることができ
る仮想ドライブ
です
●
Embedded Security は、保護されたデジタル証明情報の操作のた
めの他社製のアプリケーション(Microsoft® Outlook や Internet
Explorer など)をサポートします
Java Card Security for HP ProtectTools
●
Java Card Security は、ハードディスク ドライブをブートする前
のユーザ
認証を行うために
、HP ProtectTools Java Card を
設定
します。Java Card Security には、内蔵セキュリティ、Java
Card、およびパスワードによってアクセスできます
●
Java Card Security では、管理者とユーザ
の
Java Card を個別に
設定します
●
Java Card Security は Java Card 用の
管理ソフトウェア
インタ
フェース
です
。Java Card は、アクセスを許可するために
カード
と PIN 番号の両方を要求して認証データを保護する個人用
セキュ
リティ デバイスです。Java Card を使用して、Credential
Manager、Drive Encryption、HP BIOS、または任意の数の他社
製
アクセス
ポイント
にアクセスできます
BIOS Configuration for HP ProtectTools
●
BIOS Configuration を使用すると、電源投入時のユーザおよび管
理者パスワード
の管理機能にアクセスできます
●
BIOS Configuration は、F10 セットアップ
と呼ばれる
、ブート
前
BIOS コンフィギュレーション ユーティリティの代わりに使用
で
きます。
2
第 1 章 セキュリティの概要










