HP Z800 Workstation Maintenance and Service Guide (March 2009)

さらに、HP では、コンピュータとデータを不正なアクセスから保護するための機能を提供していま
す。
HP ProtectTools Embedded Security は、データへの不正アクセスを防止し、システムの完全
をチェックし、システムにアクセスしようとしている第三者ユーザーを認証します。
用です。
パラレル ポート、シリアル ポート、USB ポートを無効にしたり、リムーバブル メディアのブー
ト機能を無効にすることにより、貴重なデータ資産を保護できます。
メモリ脱着センサーとサイド アクセス パネル センサー (スマート カバー センサー) からの警告
は、予防目的の通知としてシステム管理アプリケーションに転送可能で、ワークステーションの
内部コンポーネントへの不正アクセスを防止することができます。
ProtectTools とサイド アクセス パネル センサー (スマート カバー センサー)は、一部のシステムにオ
プションとして装備されています。
HP ワークステーションのセキュリティ設定は、次のユーティリティを使って管理します。
ローカルでは、コンピュータ セットアップ (F10) ユーティリティを使用します。
リモートからは、HP CMS または System SSM を使用します。簡単なコマンド ライン ユーティ
リティを使って、セキュリティ設定を安全かつ統一的に導入し、管理できます。
コンピュータ セットアップ (F10) ユーティリティの詳細については、
28 ページの コンピュータ
ットアップ (F10) ユーティリティのメニューを参照してください
下の表と以下のセクションでは、コンピュータ セットアッ (F10) ユーティリティによるワークステ
ーションのセキュリティ管理について説明します。
4-2 セキュリティ機能の概要
機能 目的 設定方法
Removable Media Boot (リムー
バブル ディアからのブート制
)
リムーバブル メディア ドライブからのブー
トを禁止する
コンピュータ セットアップ (F10)
ーティリティのメニューから
Serial, Parallel, USB, Infrared
Interface Control (シリアル ポー
ト、パラレル ポート、USB
ート、または赤外線インターフ
ェース制御)
内蔵シリアル ポート、内蔵パラレル ポー
ト、USB ポート、または赤外線インターフェ
ースによるデータ転送を禁止す
コンピュータ セットアップ (F10)
ーティリティのメニューから
Power-On Password (電源投入
時パスワード)
パスワードを入力するまではワークステーシ
ョンを使用できないようにする (最初のシス
テム起動時と再起動時に適)
コンピュータ セットアップ (F10)
ーティリティのメニューから
Setup Password (セットアップ
パスワード)
ーティリティを使用) ができないようにする
コンピュータ セットアップ (F10)
ーティリティのメニューから
Network Server Mode (ネットワ
ーク サーバ モード)
サーバとして使用するワークステーションに
独自のセキュリティ機能を提供
コンピュータ セットアップ (F10)
ーティリティのメニューから
44
4 システム管理
JAWW
ProtectTools やサイド アクセス パネル センサー (スマート カバー センサー) などのセキュリ
ィ機能は、データやワークステーションの内部コンポーネントに対する不正アクセスの防止に
パスワードを入力するまではワークステー
ョンの再構成 (コンピュー セットアップ