HP Z800 Workstation Maintenance and Service Guide (March 2009)

コンピュータ セットアップ (F10) ユーティリティと DriveLock (ドライブロック) へのアクセスは、
ザーには知らせないようにすることで、システム管理者はユーザーには DriveLock (ドライブロック)
を有効にさせないようにすることができます。
DriveLock (ドライブロック) の使用
ATA Security コマンドセットをサポートするハード ディスク ドライブが検出されると、コンピュー
セットアップ (F10) メニューの [Security] (セキュリティ) メニューに、[DriveLock] (ドライブロッ
) が表示されます。マスタ パスワードの設定を行ったり、DriveLock (ドライブロック) を有効にす
るためのオプションが表示されますDriveLock (ドライブロック) を有効にするには、ユーザ パス
ワードの入力が必要です。DriveLock (ドライブロック) の初期設定は通常システム管理者が行うの
で、最初にマスタ スワードが設定されています。
システム管理者には、DriveLock (ドライブロック) を有効にする場合でも、無効にする場合でも、マ
スタ パスワードを設定しておくことをお勧めします。これによって管理者には、将来ドライブがロッ
クされた場合でも、DriveLock (ドライブロック) 設定を変更することが可能になります。マスタ パス
ワードを設定してしまえば、システム管理者には DriveLock (ドライブロッ) を有効にするか、無効
のままにしておくかを選択することが可能になります
POST では、ロックされたハード ディスク ドライブがあった場合には、当該デバイスのロックを解
除するためのパスワードが要求されます。Power-On Password (電源投入時パスワード) が設定されて
いて、それがデバイスのユーザー パスワードと一致している場合にはPOST からはパスワードの再
入力を求めるプロンプトは表示されません。それ以外の場合には、ユーザーには DriveLock (ドライブ
ロック) のパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。
コールド ブートでは、マスタ パスワードとユーザー パスワードのいずれかを使用します。ウォーム
ブートでは、コールド ブート時のドライブ ロック解除で使用したものと同じパスワードを使用する
必要があります。
ユーザーは正しいパスワードの入力を 2 回試みることができます。コールド ートでは、2 回とも入
力に失敗すると、POST は続行しますが、ドライブはアクセスできません。ウォーム ブートまたは
Windows オペレーティング ステムからの再起動の場合には、いずれかの入力が失敗すると、POST
は停止し、ユーザーは電源の投入からやり直す必要があります。
DriveLock (ドライブロック) の有効化
DriveLock (ドライブロック) ユーザー スワードを有効にして設定するには、次の操作を行います。
1.
ワークステーションの電源を入れるか、再起動します。
2.
ワークステーションの電源が入ったら、直ちに [F10] キーを押し、コンピュータ セットアップ
(F10) ユーティリティが起動されるまで押し続けます。必要に応じて[Enter] キーを押してタイ
トル画面をスキップします。
適切なタイミングで[F10] キーを押せなかった場合は、ワークステーションを再起動し、もう一
度、[F10] キーを押してユーティリティにアクセスします。
PS/2 キーボードを使用している場合は、キーボード エラー メッセージが表示されることがあり
ますが、無視してください。
3.
[Security] (セキュリティ) [DriveLock Security] (ドライブロック セキュリティ) を選択しま
す。
4.
DriveLock (ドライブロック) 対応の各ドライブに対して、[F10] ーを押してドライブを選択しま
す。
46
4 システム管理
JAWW
トアップ パスワードで制限することができます セットアップ パスワードを設定し
それをユー