HP Z800 Workstation Maintenance and Service Guide (March 2009)
5.
[Enable/Disable Drive Lock] (ドライブロックを有効/無効に設定) オプションで、[Enable] (有効)
を選択し、[F10] キーを押して、特定のドライブの DriveLock (ドライブロック) を有効にします。
注意: DriveLock (ドライブロック) パスワードを忘れると、ドライブは使用不能になります。
6.
新しいユーザー パスワードを入力し、[F10] キーを押して確認します。このパスワードの長さ
は、1 ~ 32 文字です。
7.
[Enter New Password Again] (新しいパスワードを再入力) フィールドで、もう一度パスワードを
入力します。このパスワードを忘れると、ドライブは永久に使用不能になります。
8.
[File] (ファイル) → [Save Changes and Exit] (変更を保存して終了) を選択し、[F10] キーを押
します。[F10] キーを押すと、DriveLock (ドライブロック) 機能を呼び出す前に、ワークステー
シ
ョンがコールド ブートします。
この処理は、手順 5 で [Master] (マスタ) を選択すれば、DriveLock (ドライブロック) マスタ パ
スワードの設定にも使用できます。
ワークステーションを起動すると、パスワードを設定した DriveLock (ドライブロック) 対応の各
ドライブに対して DriveLock (ドライブロック) パスワードの入力が求められます。ユーザーは正
しいパスワードの入力を 2 回試みることができます。間違ったパスワードを入力しても、ワーク
ステーションは起動プロセスを継続します。しかし、ロックが解除されなかったドライブのデー
タにはアクセスできないため、ブート プロセスは大抵の場合失敗します。
ドライブが 1 台のワークステーションで、そのドライブの DriveLock (ドライブロック) が有効な
場合は、ワークステーションはオペレーティング システムをブートすることができず、ネット
ワークまたは他のストレージ デバイスからのブートを試みます (起動順序によって異なります)。
起動の試行結果に関わらず、DriveLock (ドライブロック) したドライブは DriveLock (ドライブ
ロ
ック)
パスワードがなければ使用不能です。
ブート ドライブとデータ ドライブの 2 つのドライブを持つワークステーションでは、DriveLock
(ドライブロック) 機能はデータ ドライブだけに設定しておきます。こうしておけば、ワークステ
ーションは必ず起動可能になります。ただし、データ ドライブには DriveLock (ドライブロッ
ク) パスワードを入力しなければアクセスできません。
コールド ブートでは、DriveLock (ドライブロック) パスワードの入力が求められます。ただし、
ウォーム ブートでも DriveLock (ドライブロック) パスワードは必要です。たとえば、DOS をブ
ば、ワークステーションで次のブートを完了させることはできません。このウォーム ブートの
動作は、DriveLock (ドライブロック) 機能の仕様です。
パスワード セキュリティ
Power-On Password (電源投入時パスワード) は、ワークステーションの電源投入時または再起動時に
入力するパスワードで、このパスワードを使用してアプリケーションまたはデータへのアクセスを制
御し、ワークステーションの不正使用を防止します。セットアップ パスワードは、特にコンピュー
タ セットアップ (F10) ユーティリティへの不正アクセスを防止しますが、Power-On Password (電源
投入時パスワード) に優先するパスワードとしても使用できます。Power-On Password (電源投入時パ
スワード) を要求されたときに、代わりにセットアップ パスワードを入力してもワークステーション
を起動できます。
ネットワーク全体のセットアップ パスワードを設定すれば、システム管理者は Power-On Password
(電源投入時パスワード) を知らなくてもネットワーク上のすべてのシステムにログインでき、メンテ
ナンスを実行できます。
JAWW
ワークステーション管理
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ートして、[ Ctrl + Alt + Del ] を押すと、DriveLock (ドライブロック) パスワードを入力しなけれ










