HP Color LaserJet CM3530 MFP Series-User Guide
カラーのマッチング
プリンタとコンピュータのモニタはカラー生成方法が違うので、プリンタで印刷される色とコンピュ
ータの画面の色を合わせるプロセスはかなり複雑です。モニタは、RGB (赤、緑、青) カラー処理を
利用して光ピクセルで色を
表示
し、プリンタは、CMYK (シアン、マゼンタ、イエロー、黒) 処理で
色を
印刷
します。
印刷物の色をモニタに表示される色と一致させる機能は、いくつかの要因の影響を受けます。これら
の要因には次のものがあります。
●
用紙
●
プリンタの着色剤 (インクやトナーなど)
●
印刷プロセス (インクジェット、プレス、またはレーザー方式など)
●
天井の照明
●
色を認識する個人の特性
●
ソフトウェア プログラム
●
プリンタ ドライバ
●
コンピュータのオペレーティング システム
●
モニタとその設定
●
ビデオ カードとドライバ
●
動作環境 (湿度など)
画面に表示される色が印刷物の色と完全に一致しない場合は、上記の要因が考えられます。
通常、画面の色とプリンタで出力される色を一致させる一番よい方法は、sRGB カラーで印刷するこ
とです。
色見本のカラー マッチング
色見本および標準のカラー基準にプリンタの出力を一致させるプロセスは複雑です。一般的に、色見
本の作成にシアン、マゼンタ、イエロー、および黒のインクが使用されている場合は、正確なカラ
ー マッチングを得ることができます。通常、これらはプロセス色見本と呼ばれます。
色見本の中にはスポット カラーから作成されるものもあります。スポット カラーは特別に作成され
た色です。これらのスポット カラーの多くはプリンタの範囲外です。ほとんどのスポット色見本に
は、スポット カラーに CMYK 近似を提供するプロセス色見本が付属しています。
ほとんどのプロセス色見本では、色見本の印刷に使用されたプロセス標準が指定されます。通常は
SWOP、EURO、または DIC です。プロセス色見本に最もよく合うようにするには、プリンタのメ
ニューで対応するインク エミュレーションを選択します。プロセス標準がわからない場合は、
SWOP インク エミュレーションを使用します。
カラー サンプルの印刷
カラー サンプルを使用するには、目的の色に最もよく一致するカラー サンプルを選択します。ソフ
トウェア プログラムでサンプルのカラー値を使用して、マッチさせるオブジェクトを指定します。
カラーは、用紙のタイプと使用するソフトウェア プログラムにより異なります。カラー サンプルの
使用方法については、
www.hp.com/support/cljcm3530mfp をご覧ください。
136 第 9 章 カラー
の使用
JAWW