HP Designjet L25500 Printer Series-Maintenance and Troubleshooting Guide (2nd Edition)
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バンディングの影響がほとんどのカラーに及んでいる場合、プリントヘッドの位置がずれている
可能性があります。これは、プリントヘッドの軸合わせを長期間行っていない場合や、素材の詰
まりがある場合に起きやすくなります。必要な場合は、プリントヘッドの軸合わせを行います
(
11 ページのプリントヘッドの軸合わせを参照)。プリントヘッドのステータス プロットを使用
して、軸合わせが必要かどうかを確認できます (
22 ページのプリントヘッドのステータス プロッ
トを使用するを参照)。
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バンディングが主に黒色の領域で起きている場合、純粋な黒を使用し、他のカラーを混ぜないで
新しいカラー プロファイルを作成します。RIP のマニュアルを参照してください。
問題が解決しない場合は、サービス担当者に連絡します (
『ユーザーズ
ガイド』
を参照)。
素材送りを調整する
素材送りセンサーは、素材送りを測定し、プリントヘッドのパスごとに不規則さを補正します。ただ
し、印刷の品質を微調整する場合、用紙を送る間隔をキャリブレーションする必要があります。素材
送りにより、素材のドット配置が決定されます。素材が正確に送られないと、明るいバンディングま
たは暗いバンディングが印刷イメージに現われ、印刷結果の粒状感が増える場合があります。
素材送りは、RIP の素材プリセットの素材送りパラメータを使用して変更できます。
1. フロントパネルで、
アイコンを選択し、[イメージ品質の保守] - [素材送りのキャリブレーショ
ン] - [調整プロットの印刷] を選択します。プリンタにより、素材送りの調整イメージが印刷され
ます。
2. キャリブレーション イメージは複数の列で構成されており、各列の一番下に数値が付いていま
す。一番明るい列を特定し、RIP の現在の素材プリセットの素材送りパラメータにその数値を入
力します。この例では、「?6」を選択します。
印刷中に素材送りを調整する
パス数が 6 つ以下の場合、印刷中に素材送りを微調整できます。 アイコンを選択し、[イメージ品
質の保守] - [素材送りのキャリブレーション] - [素材送りの調整] を選択します。変更値を?10mm/m
から+10mm/m の間で選択します。明るいバンディングを修正する場合は、値を小さくします。暗い
バンディングを修正する場合は、値を大きくします。
パス数が 8 つ以上の場合、素材送りの調整を間違ってもバンディングは生じませんが、視覚による評
価が難しい粒状感が生じます。そのため、このような場合は調整プロットのみ使用することをお勧め
します。
値を選択して OK を押すと、ジョブの残りがその値で印刷されますが、ジョブが終わるとゼロにリセ
ットされます。今後のすべてのジョブを新しい設定で印刷するには、見つかった値を RIP プリセット
の素材送り値に追加します。
プリンタでの印刷時に素材送りをすばやく調整する同様の方法として、フロントパネルの 素材を移動
ボタンを押すと、次の指示が表示されます。
JAWW 横方向のバンディング
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