HP Designjet L25500 Printer Series User's Guide (2nd Edition)

以下には、各素材ファミリの推奨するデフォルト設定の一部を示します。これは、開始点として使用
できます。
素材ファミリ 乾燥温度 硬化温度 加熱エア
フロー
自動トラ
ッキング
(OMAS)
カッター 素材送り
の補正
インプット
テンション
バキューム
粘着ビニール
55 110 30
はい はい
0 15 25
バナー
50 110 45
はい いいえ
0 15 5
フィルム
55 95 30
はい はい
0 15 25
ファブリック
55 100 45
はい いいえ
0 15 20
メッシュ
50 95 30
はい はい
0 15 30
水性インク用ペ
ーパー
45 70 30
はい はい
0 15 20
溶剤用ペーパー
50 90 30
はい はい
0 15 25
低温用 HP フォ
ト調の素材
50 80 30
はい はい
0 15 40
合成紙
50 80 30
はい はい
015 40
上の各種設定を以下で説明します。
設定 説明 低すぎる場合 高すぎる場合
パス パス数は、プリントヘッドが素
材の同じ領域に何回印刷を行う
かを指定します。
時間単位あたりに噴射されるイ
ンクの量は多くなり、素材での
インクの乾燥時間は短くなりま
す。コアレッセンスとバンディ
ングが発生する場合がありま
す。パス間の境界線が目立ちや
すくなります。ただし、印刷速
度は比較的速くなります。
色は鮮明で印刷品質は高くなり
ます。ただし、印刷速度は比較
的遅くなります。
乾燥温度
印刷領域に熱を加えることによ
って水分を取り除き、素材にイ
メージを定着させます。
バンディング、ブリーディン
グ、コアレッセンスなどの印刷
品質の問題が発生する可能性が
あります。
熱で素材の上に跡が付く場合が
あります。色によって縦方向の
バンディングが生じる場合もあ
ります。プラテン上で素材にし
わがよる場合があり、縦方向の
バンディング、インクの汚れ、
または素材詰まりになります。
硬化温度 硬化は、保護膜として機能する
高分子フィルムを作成しなが
ら、印刷物に残存する溶解共力
剤を取り除いてラテックスを癒
着させるために必要です。硬化
は印刷イメージの耐久性の確保
に欠かせません。
印刷物が完全に重合せずに排出
されるため、指でこするとイン
クが汚れる場合があります。印
刷物は、印刷後またはしばらく
すると、乾燥してない状態で排
出される場合があります。
硬化モジュールで素材のしわが
生じると、ライナーの剥がれや
気泡などの問題が発生する可能
性があります。素材のしわによ
り、次回のプロットで縦方向の
バンディングやインクの汚れが
発生する可能性もあります。
加熱エアフロー エアフローは、蒸発した水分を
印刷領域から取り除き、効率的
な乾燥を可能にします。
通常は、素材ファミリのデフォルト値を使用します。
JAWW
新しい素材の種類を追加する
43
素材の取り扱い