HP Designjet 4020 and 4520 Printer Series - User's Guide: Japanese
同一の HP-GL/2 および HP RTL ファイルを印刷する場合
一方のプリンタにインストールされた HP-GL/2 および HP RTL ドライバを使用して HP-GL/2 および
HP RTL ファイル (PLT ファイルとも呼ばれます) を生成し、生成したファイルを両方のプリンタに送
信する場合の手順を説明します。
1.
どちらのプリンタにも、最新バージョンのファームウェアがインストールされていることを確認
します。
113 ページの 「プリンタのファームウェアをアップデートする」を参照してください。
2.
カラー キャリブレーション機能がオンになっていることを確認します。HP Designjet 4020 プリ
ンタ シリーズのフロントパネルで、
アイコンを選択し、[[プリンタの設定]] - [[カラー キャリ
ブレーション]] - [[オン]] を選択します。
3.
どちらのプリンタにも同じ種類の用紙を取り付けます。
4.
フロントパネルで用紙の種類に、取り付けられた用紙に合った設定が選択されていることを確認
します。
5.
HP Designjet 1000 プリンタ シリーズ用に生成した HP-GL/2 および HP RTL ファイルを、HP
Designjet 4020 プリンタ シリーズで印刷する場合は、内蔵 Web サーバまたはフロントパネルで
以下の手順に従います。
●
内蔵 Web サーバを使用する場合:カラー オプションをデフォルトのままにします。
●
フロントパネルで、
アイコンを選択し、次に [[印刷デフォルト オプション]] - [[カラー
オプション]] - [[RGB 入力プロファイルの選択]] - [[HP Designjet 1000 シリーズ]] を選択し
ます。
その他の HP Designjet プリンタを使用する場合は、画面の色がそれぞれの HP-GL/2 および HP
RTL ドライバを使用して印刷したときと一致するように (選択できる場合は sRGB に)、両方のプ
リンタを設定します。
グレーバランスを改善させる
印刷されるプロットのグレーバランスを改善させるには次の 2 つの方法があります。
●
[[グレーバランスの最適化]] 設定を使用します。これは HP-GL/2 および HP RTL ファイルに対し
てのみ適用できます。
多量の黒インクと少量のカラーインクが使用されるため、グレー領域のインク構成が変更されま
す。この設定によって主に明るいグレー領域の塗りつぶしの中間色が改善されます (領域の塗り
つぶしは少量の合成色と多量の黒インクのみで印刷されます)。ただし副次的作用が 1 つあり、
少量の合成カラーインクを使用して印刷すると、印刷品質が低下する可能性があります。これが
発生した場合、より高品質な印刷品質を設定するか (たとえば [標準] から [高品質] に変更)、また
は目視によるグレーのキャリブレーションのみを行います (グレーバランスの最適化を有効にし
ない)。
●
どのファイル フォーマットにも適用可能な特定の [[ビジュアル グレー キャリブレーション]] を
使用します。
このキャリブレーションは、フロントパネルで異なった中間色のグレーパターンを印刷し、最高
品質のものを 1 つ選ぶことで実行できます。このキャリブレーションは特定の 1 つの印刷品質の
設定および特定の用紙向けに最適化されています。したがって、パターンを印刷する前に、フロ
ントパネルで、通常使用するデフォルトの印刷品質の設定を設定し、適切な用紙の種類が取り付
けられていることを必ず確認してください。異なる印刷品質の設定および異なる用紙を使用する
と、異なるキャリブレーションを行う必要があり、各印刷品質の設定および用紙に対してそれぞ
れ 1 つのキャリブレーションを実行する必要があります。
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第 15 章 トラブルシューティング (印刷品質)
JAWW
印刷品質の問題










