HP Designjet 4020 and 4520 Printer Series - User's Guide: Japanese

カラー キャリブレーションを実行する
カラー キャリブレーションを実行すると、印刷物間、およびプリンタ間で色調をそろえることがで
ます。
通常、カラー キャリブレーションは、プリントヘッドを交換した場合、必ず実行する必要がありま
す。また、新しいプリントヘッドでキャリブレーションを実行したことがない場合や、新しい用紙の
種類を使用する場合にも、実行する必要があります。ただし、既に認識されている用紙の種類につい
ては、カラー ャリブレーションをオフにして、デフォルトのカラー調整を使用できます。
1.
フロントパネルから、
アイコンを選択し、[[プリンタの設定]] - [[カラ ャリブレーショ
]] を選択します。
2.
カラー キャリブレーションには以下のオプションがあります。
[オン]:プリンタは、現在のプリントヘッドでキャリブレーションを実行したことがない場
合や、新しい用紙の種類を使用する場合には、必ずカラー キャリブレーションを実行しま
す。このキャリブレーションによって行われたカラー調整は、以後この用紙の種類を使用
した同じ印刷品質設定の印刷に使用されます。
[オフ]:プリンタは、用紙の種類と印刷品質の設定ごとに、デフォルトのカラー調整を使用
します。
3.
プリンタは、キャリブレーション用の帯状のパターンを印刷して、それを内蔵光センサーでスキ
ャンし、必要なカラー調整を算出することで、カラー キャリブレーションを実行します。帯状
のパターンは、光沢紙を使用した場合は幅が 269mm、長さが 18mm となり、その他の種類の用
紙の場合は、長さが 109mm となります。カラー キャリブレーションの実行には、3 分から 6
ほどかかります。時間は用紙の種類によって異なります。
注記: カラー キャリブレーションは、いつでもフロントパネルから手動で実行することができま
す。実行するには、
アイコンを選択し、[[プリントヘッッドの管理]] - [[カラー キャリブレーショ
]] 選択します。
注意: カラー キャリブレーションは、不透明な用紙でのみ連続して実行できます。透明なフィル
では実行しないでください。
黒点の補正を行う
[黒点の補正] オプションでは、カラー スペース間でカラー変換を行ったときに、黒点の差異を調整す
るかどうかを指定します。このオプションを選択すると、変換元スペースのダイナミック レンジが
換先スペースのダイナミック レンジにマッピングされます。このオプションにより、変換元スペー
の黒点が変換先スペースの黒点より濃い場合に、暗い部分が表示されなくなるのを防ぐことができま
す。このオプションは、レンダリング用途に [相対カラ メトリッ] が選択されている場合のみ使用
できます (
69 ページの レンダリング用途を設定すを参照)
68
8 使用方法 (カラ)
JAWW
カラー