DESIGNJET T2500 eMFP イメージ品質のトラブルシューティング ガイド
© 2013 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
目次 1 はじめに ...................................................................................................................................................... 1 最も一般的な問題の解決策 ................................................................................................................................ 1 2 印刷品質に関するトラブルシューティング .................................................................................................. 3 一般的なヒント .........................................................................
しわや折れ ......................................................................................................................................................... 20 線が不連続になる ............................................................................................................................................. 21 普通紙をスキャンする際に塗りつぶし領域に粒状感が現れる ................................................................. 22 隣接する CIS モジュール間のわずかな色の差異 .........................................................................
1 はじめに このガイドには、HP Designjet 製品の使用時に発生する可能性のある最も一般的な印刷品質およびス キャン品質のエラーのリストが含まれます。製品の使用後に、不具合が生じた場合、または適切な結 果を得られない場合には、このリストを参照することをお勧めします。 このガイドを参照すると、ほとんどのエラーを自分自身で修正できます。また、自分自身でエラーを 修正できない場合は、HP サポートに有用な情報を提供して、できるだけ早く修正できるようにしま す。 イメージ アーティファクトまたは望ましくない影響により、製品に問題が発生すると思われる場合も ありますが、実際には、印刷設定またはスキャン設定の間違った選択、またはこの種の製品の根本的 な技術的限界により生じることが多々あります。このガイドを参照すると、このような状況を認識す るのに役立つため、時間を節約できます。 最も一般的な問題の解決策 最も一般的な問題の解決策ウィザードは、製品で最も一般的に発生する問題の解決に役立ちます。た とえば、[印刷] を選択した場合、特定の問題が対象となります。 JAWW ● イメージに横線 (バンディ
ウィザードを起動するには、以下の手順に従います。 ● 内蔵 Web サーバから: [サポート] タブに移動し、[トラブルシューティング] を選択し、次に [最 も一般的な問題の解決策] を選択します。 ● HP Designjet Utility (Windows) から: [サポート] タブに移動し、[印刷品質のトラブルシューティ ング] を選択します。 ● HP Designjet Utility (Mac OS) から: [サポート] グループの [最も一般的な問題の解決策] を選択し ます。 ● Mac OS の [プリント] ダイアログから: [サービス] パネルに移動し、[デバイスのメンテナンス] を選択して、保守作業の一覧から [最も一般的な問題の解決策] を選択します。 ウィザードを使用しない場合や、他の問題が発生している場合は、引き続きこのガイドをお読みくだ さい。 2 第 1 章 はじめに JAWW
2 JAWW 印刷品質に関するトラブルシューティン グ ● 一般的なヒント ● イメージに横線 (バンディング) が見られる ● 描画/テキストが太すぎるか細すぎる、または印刷されない ● 線画が段状またはギザギザに表示される ● 線画が二重または間違った色で印刷される ● 線が不連続になる ● 線がぼやけている ● 線の長さが不正確 ● イメージ全体がぼやけているかざらついている ● 用紙が平らになっていない ● 印刷が擦り切れる、または傷がつく ● 用紙にインクが残る ● 印刷部に触れると黒インクが擦れる ● オブジェクトの端が段状になっているかまたは鮮明ではない ● オブジェクトの端が予期したよりも暗い ● カット紙の端に横線が印刷される ● 異なる色の縦線が印刷される ● 印刷物に白色の点がある ● 色が正確に再現されない ● カラーの色あせ ● イメージが不完全 (下部の一部が印刷されない) ● イメージの一部が印刷されない ● 一部のオブジェクトがイメージ内に印刷されない ● PDF ファイルの一部
● 4 問題が解決されない場合 第 2 章 印刷品質に関するトラブルシューティング JAWW
一般的なヒント 印刷の品質に問題がある場合は、以下の項目を確認してください。 ● プリンタで最高のパフォーマンスを実現するために、HP 純正のサプライ品とアクセサリをお使 いください。これは、純正品では信頼性とパフォーマンスが十分に検証されており、トラブルな く最高品質の印刷を実現できるためです。推奨する用紙についての詳細は、 『製品の使い方』を 参照してください。 ● フロントパネルで選択されている用紙の種類が、プリンタに取り付けられている用紙の種類と同 じであることを確認してください。同時に、使用する用紙の種類に対応したキャリブレーション が済んでいることを確認してください。また、ソフトウェアで選択されている用紙の種類が、プ リンタに取り付けられている用紙の種類と同じであることを確認してください。 注意: 誤った用紙の種類を選択すると、印刷品質の低下やカラーの問題が発生し、プ リントヘッドが破損する可能性があります。 ● 目的に最も適した印刷品質設定を使用しているかどうかを確認します (『製品の使い方』を参 照)。印刷品質の低下が起こりやすいのは、[印刷品質] のスライダを [速度] の端に移動
3. [イメージ診断の印刷] を印刷します。16 ページのイメージ診断の印刷を参照してください。 4. プリントヘッドが正しく機能している場合は、フロントパネルで を押し、次に を押 して、拡張精度のキャリブレーション ステータスを確認します。ステータスが [デフォルト] の 場合、拡張精度のキャリブレーションを実行します。『製品の使い方』を参照してください。 上記のすべての処理を実行しても問題が解決されない場合は、HP カスタマー・ケア・センターにお問 い合わせの上、詳細を確認してください。 描画/テキストが太すぎるか細すぎる、または印刷されない 1. フロントパネルおよび使用しているソフトウェアで選択されている用紙と同じ種類の用紙が取 り付けられていることを確認します。 2. 適切な印刷品質設定を使用しているかどうかを確認します (『製品の使い方』を参照)。ドライバ のダイアログでカスタム印刷の品質オプション (使用できる場合) を選択し、[高精細] オプション をオンにします。問題が解決した場合、この時点でジョブを再印刷する必要があります。 3.
1. イメージ自体に問題がある場合もあります。イメージの編集に使用しているアプリケーション で、イメージの品質を向上させます。 2. 適切な印刷品質設定を使用しているかどうかを確認します。『製品の使い方』を参照してくださ い。 3.
1. プリントヘッドを調整します。『製品の使い方』を参照してください。 2. プリントヘッドを取り外し、再度取り付けます。 『製品の使い方』を参照してください。 線が不連続になる 以下の図のように、線が不連続になる場合は、以下の手順に従います。 1. 適切な印刷品質設定を使用しているかどうかを確認します。『製品の使い方』を参照してくださ い。 2. 高速モードで普通紙に印刷する場合、インクジェット普通紙を取り付けてみます。 3. プリントヘッドを調整します。『製品の使い方』を参照してください。 4. プリントヘッドを取り外し、再度取り付けます。 『製品の使い方』を参照してください。 線がぼやけている 湿度は、インクのにじみや線がぼやけて不鮮明になる原因となります。以下の操作を行います 8 1. 環境状況 (温度、湿度) が高品質の印刷に適しているかどうかを確認します。『製品の使い方』を 参照してください。 2. フロントパネルで選択した用紙の種類が、実際に使用している用紙の種類と同じかどうかを確認 します。 3.
線の長さが不正確 印刷した線の長さを測定して、長さが正確でなかった場合は、次の方法で長さの正確さを向上できる 場合があります。 1. HP マットフィルムに印刷します。この場合、プリンタで印刷する線の長さの精度を指定できま す。『製品の使い方』を参照してください。 ポリエステル フィルムは、大きさの精度が通常の用紙よりも約 10 倍ほど安定しています。ただ し、HP マットフィルムより厚いフィルムや、薄いフィルムでは、線の長さの正確さが低下しま す。 2. [印刷品質] のスライダを [品質] に合わせます。 3. 室温を常に 10~30°C (50~86°F) に保ちます。 4. フィルムのロールを取り付け、5 分以上経ってから印刷を行います。 5. それでも満足のいく結果が得られかった場合は、拡張精度のキャリブレーションをやり直してく ださい。 『製品の使い方』を参照してください。 イメージ全体がぼやけているかざらついている 1. フロントパネルおよび使用しているソフトウェアで選択されている用紙と同じ種類の用紙が取 り付けられていることを確認します。 2.
上記のすべての処理を実行しても問題が解決されない場合は、HP カスタマー・ケア・センターにお問 い合わせの上、詳細を確認してください。 用紙が平らになっていない プリンタから排紙されるときに、用紙が浅く波打って平らになっていない場合に、印刷されたイメー ジに垂直のすじが現れるなどの問題が起こることがあります。これは、印刷されたインクを吸収しき れないほど薄い用紙を使用した場合に発生することがあります。 1. フロントパネルおよび使用しているソフトウェアで選択されている用紙と同じ種類の用紙が取 り付けられていることを確認します。 2. HP 厚手コート紙または HP プラススーパー厚手マット紙などの厚い紙に変更してみてください。 3. 取り付けた用紙よりわずかに薄い用紙の種類を選択します。これにより、プリンタが使用するイ ンクの量が減ります。用紙の種類を薄い順に並べると、普通紙、コート紙、厚手コート紙を、プ ラス スーパー厚手マット紙となります。 4.
コート紙の表面に水平方向の汚れがある 紙の素材に使用するインクが多すぎると、インクが用紙に吸収され広がります。用紙が硬い場合や曲 がっている場合は、用紙の最後の部分で先端が印刷領域からわずかに持ち上がることがあります。プ リントヘッドは、用紙の上を移動するときに用紙に触れるため、印刷イメージが汚れます。 この問題に気付いたら、直ちに印刷ジョブをキャンセルしてください。 を押して、コンピュータ アプリケーションのジョブをキャンセルします。インクが付着した用紙によってプリントヘッドが 破損することがあります。 この問題を解決するには、以下の推奨方法を実行します。 1. お使いのソフトウェアを使用するか、フロントパネルの [用紙の移動] オプション (ユーザー ガイ ドの「用紙の移動」を参照) を使用して、ページの中央にイメージを移動することでマージンを 増やします。汚れを効果的に防ぐため、イメージから用紙の先端までを少なくとも 20mm (0.8 イ ンチ) 離すことをお勧めします。 2.
せん。マットブラック インクを使用しないようにするには、用紙の種類で (フォト用紙カテゴリにあ る) 光沢フォト用紙を選択します。 オブジェクトの端が段状になっているかまたは鮮明ではない オブジェクトや線画の端がぼやけている、濃度が明るい、および [印刷品質]のスライダをドライバの ダイアログで既に [品質] に設定している場合は、カスタムの印刷品質オプションを選択し、品質レベ ルを 標準 に設定してみてください。『製品の使い方』を参照してください。 オブジェクトの端が予期したよりも暗い オブジェクトの端が予期したよりも暗く、[印刷品質]のスライダをドライバのダイアログで既に [品 質] に設定している場合は、カスタムの印刷品質オプションを選択し、品質レベルを 標準 に設定して みてください。『製品の使い方』を参照してください。 カット紙の端に横線が印刷される 用紙の端から約 30mm 以内の、印刷の最後の部分にのみ不具合が発生することがあります。極細の横 線が印刷物に少し見られる場合があります。 この問題を解消するには、以下の手順に従います。 1.
1. 印刷品質のレベルを上げて使用します (『製品の使い方』を参照)。たとえば、[印刷品質] のスラ イダを [速度] に設定している場合は、[品質] に設定します。 2. HP 厚手コート紙や HP スーパー厚手コート紙など、推奨する用紙の種類から厚手の用紙を選択し て使用します。 『製品の使い方』を参照してください。 印刷物に白色の点がある 印刷に白色の点が見られる場合があります。これはおそらく、用紙の繊維やほこりによるものか、用 紙のコーティングが落ちやすいことが原因です。この問題を解消するには、以下の手順に従います。 1. 印刷前にブラシを使用して用紙を手動でクリーニングし、繊維や紙粉を取り除きます。 2. プリンタのカバーは常に閉じておきます。 3. ロール紙やカット紙は、袋または箱に保存して保護します。 色が正確に再現されない 印刷物の色が予期したものと一致しない場合、以下の方法を試してください。 1.
ページ レイアウト アプリケーションで EPS または PDF イメージを使用した場 合のカラー精度 Adobe InDesign や QuarkXPress などのページ レイアウト アプリケーションは EPS、PDF、またはグレー スケール ファイルのカラーマネジメントをサポートしません。 このようなファイルを使用する必要がある場合は、Adobe InDesign または QuarkXPress で使用するのと 同じカラー スペースに、EPS、PDF、またはグレースケール イメージがすでにあることを確認します。 たとえば、最終的な目的がジョブを SWOP 規格に準拠した印刷機で印刷することである場合、ジョブ の作成時にイメージを SWOP に変換します。 Designjet T2300 の色と異なる Designjet T2500 MFP で内蔵 Web サーバまたは USB ペン ドライブを使用してイメージを印刷すると、 Designjet T2300 MFP と大幅に異なる色が印刷される場合、プリンタのフロントパネルで設定している デフォルト値が異なる可能性があります。以下を実行してください。 1.
印刷可能領域 = 用紙サイズ – マージン ● ソフトウェアが認識する印刷可能な領域 (「印刷領域」または「印刷可能領域」とも呼ばれます) を確認します。たとえば、ソフトウェア アプリケーションによっては、このプリンタで使用され る印刷可能な範囲よりも広い範囲を標準と想定している場合があります。 ● マージンがきわめて狭いカスタム ページを定義した場合、プリンタ自体により最小マージンが上 書きされ、イメージが少し途切れる場合があります。より大きい用紙サイズを使用するか、フチ 無し印刷を検討してください (『製品の使い方』を参照)。 ● 印刷するイメージ自体にマージンが含まれている場合は、[内容をマージンでクリップ] を使用す ることによって正常に印刷できることがあります (『製品の使い方』を参照)。 ● ロール紙を使用して長いイメージを印刷する場合、ソフトウェアがそのサイズのイメージに対応 しているかどうかを確認してください。 ● 用紙サイズの幅が足りない場合、用紙の向きを縦から横に変更するように要求されることがあり ます。 ● 必要に応じて、ソフトウェア アプリケーションでイメージやド
注記: Mac OS 上で作業している場合は、上記のどのオプションも使用できません。 上記のオプションはトラブルシューティングのために提案されているものであり、最終的な出力品質 や、プリント ジョブを生成するために必要な時間に影響する場合があります。したがって、上記の設 定でも問題を解決できなかった場合は、オプションを無効にしてください。 PDF ファイルの一部やオブジェクトが印刷されない Adobe Acrobat または Adobe Reader の古いバージョンでは、HP-GL/2 および HP RTL ドライバを使用し て高解像度で印刷する場合、大きな PDF ファイルの一部が印刷されなかったり、一部のオブジェクト が印刷されないことがあります。このような問題を解決するために、Adobe Acrobat または Adobe Reader ソフトウェアを最新バージョンにアップグレードします。これらの問題は、バージョン 7 以降 では解決されています。 イメージ診断の印刷 イメージ診断の印刷では、プリントヘッドの信頼性の問題を明確にするためのパターンが印刷されま す。これにより、現在プリンタに取り付け
最初に印刷の上部を見てください (パート 1)。各カラーの長方形の色は、水平の線がなく均一である 必要があります。 次に、印刷の下部を見てください (パート 2)。各カラーのパターンに、破線の大部分が表示されてい るかどうかを確認します。 パート 1 に水平の線が表示されていて、パート 2 で同じ色の破線の一部が印刷されていない場合は、 関連するカラー グループを選択してプリントヘッドをクリーニングする必要があります。ただし、長 方形が塗りつぶされている場合は、パート 2 の破線の一部が印刷されなくても気にする必要はありま せん。ノズルが多少目詰まりを起こしてもプリンタで補正されるため、問題はありません。 以下は、良い状態のグレーのプリントヘッドの印刷例です。 以下は、悪い状態の同じプリントヘッドの印刷例です。 JAWW イメージ診断の印刷 17
解決のための処置 1. プリントヘッドをクリーニングします (『製品の使い方』を参照)。次に、イメージ診断の印刷を 再印刷し、問題が解決したかどうかを確認します。 2. 問題が解決しない場合は、プリントヘッドをもう一度クリーニングしてから、イメージ診断の印 刷を再印刷し、問題が解決したかどうかを確認します。 3. それでも問題が解決しない場合は、プリントヘッドを交換するか (『製品の使い方』を参照)、HP サポートにお問い合わせください (『製品の使い方』を参照)。 問題が解決されない場合 この章のヒントを適用しても印刷品質の問題が解決しない場合は、次のいずれかを実行してくださ い。 18 ● 印刷品質オプションのレベルを上げます。 『製品の使い方』を参照してください。 ● 印刷に使用しているドライバを確認します。HP 製以外のドライバをご使用の場合、ドライバ ベ ンダーにお問い合わせの上、問題についてご確認ください。可能であれば、適切な HP ドライバ を試します。最新の HP ドライバは http://www.hp.
3 JAWW スキャン品質に関するトラブルシューテ ィング ● 不規則な縦線 ● しわや折れ ● 線が不連続になる ● 普通紙をスキャンする際に塗りつぶし領域に粒状感が現れる ● 隣接する CIS モジュール間のわずかな色の差異 ● CIS モジュール間の接合部に明るい縦の線が現れる ● 線の太さがまちまちである、または線が印刷されない ● 色が正確に再現されない ● 色ぶち ● 暗い領域または明るい領域のクリッピング ● モアレ効果 ● 光沢原稿をスキャンする際のイメージのフレア ● モノクロ背景の縦の赤および緑の帯 ● 停止/開始の影響 ● 振動 ● 横の周期的なバンディング ● ピンぼけ、ぶれおよび退色 ● 正しくない拡張精度、スキャン中のスキュー、または横のしわ ● 20cm 幅の縦の黒帯 ● スキャナが原稿に損傷を与える ● 完全に間違った色 ● 縦のゆがみ ● オブジェクトの複製 (非実体化) ● コピーまたは印刷で縮小する際のクリッピングまたは正しくない倍率 ● 正しくないエッジ検出、トレーシ
● コピーしたイメージまたはスキャン イメージに多くのスキュ ーが生じている ● 原稿をコピーするとき、または以前スキャンした原稿を印刷するときに色が異なる この章では、最も一般的な問題や障害モードを、関連性や出現頻度別に並べ替えて表示します。不具 合とは、任意の CIS スキャナを使用した場合に通常発生する一般的なイメージ アーティファクトで す。これらの不具合は、設定が正しくないか、製品の限界であるか、または簡単に解決可能な間違い に起因します。障害モードは一部のスキャナ コンポーネントの故障に起因します。 ここで提案される修正措置の一部では、47 ページの「スキャナ診断プロット」で説明されているよ うに、印刷およびスキャン可能なスキャナ診断プロットを使用する必要があります。スキャナをテス トする場合、このガイドの印刷版を使用しないでください。ここに含まれているイメージの解像度が 不十分なためです。この章で説明されているエラーに応じて、推奨される場合は診断プロットを使用 してください。 不規則な縦線 これは給紙スキャナの最も一般的な問題の 1 つです。通常、縦線は、スキャナ内部のほこりの粒子、
しわや折れが含まれる場合には、以下の例に示す通り、スキャンされたイメージにこれらの問題がは っきりと見えます。 操作 1. コンテンツの種類を [イメージ] に設定し、コントラストと白レベルを 0 に設定して、原稿を再ス キャンします。 2. 問題が解決されない場合は、スキャナ解像度を下げて原稿を再スキャンします (スキャンする場 合は「標準」品質、コピーする場合は「高速」または「標準」)。再度スキャンする前に、原稿 を可能な限り手で平らにしておくことをお勧めします。 注記: CIS スキャナの技術的な限界が原因の場合は、しわの問題を常に解決できるわけで はありません。上記のような修正措置を行ってもしわが残る場合は、さらに高価な CCD スキ ャナを購入する以外に、イメージ品質を向上させる手段はありません。 線が不連続になる 大きな原稿をスキャンまたはコピーする場合は、以下のイメージに示されるような問題が見つかる場 合があります。ここでは、直線 (必ずしも水平であるとは限らない) が不連続または小さな筋で現れま す。黒い矢印は、スキャン方向を示しています。 操作 JAWW 1.
ていることを確認してください。また、スキャナのキャリブレーション前に保守シートが破損し ていないことを確認してください (古いまたは破損している保守シートによってこの問題が発生 する可能性があります) 。破損している場合は、HP サポートに問い合わせて、新しい保守シート を頼んでください。 4. 問題が解決されない場合は、診断プロットの以下の領域の分析に進んでください。 a. 4 (モジュール A~E) b. 10、モジュール間の接合部 c.
3. 問題が解決されない場合: ● コピー中に問題が現れる場合は、[高品質] を使用してください。また、コピーの粒状感を避 けるために、コート紙または光沢紙を使用することもお勧めします。 ● 問題がスキャンしたファイルに現れる場合は、解像度を下げてスキャンします (「標準」品 質)。 4. 問題が解決されない場合は、41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャ ナのクリーニングとキャリブレーションを実行します。また、スキャナのキャリブレーション前 に保守シートが清潔であり破損していないことを確認してください (古いまたは破損している保 守シートによってこの問題が発生する可能性があります) 。破損している場合は、HP サポートに 問い合わせて、新しい保守シートを頼んでください。 5.
以下の例のように、隣接するモジュール間の色の不一致が非常に多く、重大なスキャナの異常を示す 可能性があります。この問題が発生する場合は、35 ページの完全に間違った色を参照してくださ い。 操作 1. コンテンツの種類を [イメージ] に設定し、白レベルを 0 に減らしてスキャンまたはコピーを繰り 返すか、または再度スキャンする前に原稿を 90 度回転させます。 2. 問題が解決されない場合は、41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャ ナのクリーニングとキャリブレーションを実行します。キャリブレーションがエラーなしで終 了する場合、診断プロットのパターン番号 9 およびモジュール A~E の分析に進んでください。 3.
2. 問題が解決されない場合は、41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャ ナのクリーニングとキャリブレーションを実行します。次に、CIS モジュール間の接合部の診断 プロットのパターン番号 2 の分析に進みます。以下の例は、左側が良い結果で、右側が悪い結果 を示しています。後者は、2 つの CIS モジュール間の接合部における 0.5cm 幅の明るい縦の帯状 です。 右側に表示される結果の種類が確認されたら、HP サポートに連絡して、 「スキャナのキャリブレ ーション後の、CIS モジュール間の接合部の塗りつぶしにおける明るい縦の帯状」について報告 してください。 線の太さがまちまちである、または線が印刷されない 「標準」解像度で CAD プロットをスキャンする際、主に極細の線を含むグレースケールまたはモノク ロ印刷の場合、線の太さがまちまちであったり、線が印刷されない場合があります。 操作 1.
操作 1. スキャンする前に、スキャン設定で正しい用紙の種類を選択してください。 2. コピーの場合、原稿とそのコピーの間で色が一致するのは、両方が同じ種類の用紙に印刷される 場合のみであることに注意してください。スキャン ファイルの場合、モニタでカラー キャリブ レーションが実行されるか、sRGB または AdobeRGB 標準に準拠している場合にのみ、色が一致し ます。 3. 上記の条件が満たされていても、さまざまなスキャナ設定が、コントラスト、白レベル、コンテ ンツの種類、用紙の種類などの最終的なカラーの結果に影響を及ぼすことを考慮する必要があり ます。最高のカラーを取得するには、コントラストと白レベルを 0 に設定し、コンテンツの種類 を [イメージ] に設定して、スキャンしている原稿に応じて最も適切な用紙の種類を選択します (用紙の種類が不確かな場合は、フォト用紙を使用します)。 4. イメージ調整設定は、一定の時間が経つと自動的にデフォルト値にリセットされるため、ジョブ を開始する前に設定を確認しないと、同じ原稿をコピーしても異なる結果が表示される場合があ ります。 5.
暗い領域または明るい領域のクリッピング スキャン ファイルまたはプロットの一部のコピーで、明るい領域または暗い領域 (または両方) のディ テールが失われる場合があります。左側が原稿、右側がスキャン イメージです。 許可により再現されたイメージ© www.convincingblack.com 操作 JAWW 1. コピーを作成する場合、原稿をフォト用紙に印刷する場合、マット紙にコピーする場合に、この 問題が想定されます。ただし、プリンタのカラー キャリブレーションを実行し (『製品の使い 方』を参照)、コントラストおよび白レベルを減らすことによって、結果を向上させることがで きます。スキャンしたファイルにこの問題が見られる場合もこれが適用されます。 2.
クリッピングが暗い領域にあるか明るい領域にあるか、またその両方にあるかどうかにかかわら ず、スキャンしたパターンが右側のように正しくない場合は、 、HP サポートに連絡して、「暗い 領域または明るい領域のクリッピング」について報告してください。 モアレ効果 オフセットまたは低解像度のハーフトーン プリンタを使用して印刷した元のプロットをスキャンす ると、均一の塗りつぶし領域として印刷される必要がある領域が一定のパターンで印刷されることが あります。この例を以下に示します。 [原稿] [モアレ効果が見られるスキャン イメージ] 操作 ▲ 目的の効果が得られるまで、別の解像度 (品質) でスキャンまたはコピーを繰り返します。モアレ 効果は、高品質または低品質の両方の印刷物で見られる可能性があります。そのため、最初に使 用したものと異なる品質を試す必要があります。 モアレ効果はデジタル イメージ システムと本質的な関連があるため、完全にはなくならないことに 注意してください。 光沢原稿をスキャンする際のイメージのフレア スキャナのキャリブレーションが失敗した場合、またはスキャン元のプロットの光沢や反射が
許可により再現されたイメージ© www.convincingblack.com 操作 1. 原稿およびスキャナのガラス プレートをクリーニングして、再びスキャンを実行します。 2. 問題が解決しない場合は、41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャナ の再キャリブレーションを実行します。スキャナのキャリブレーションを実行する前に、保守シ ートをクリーニングし、保守シートが破損していないことを確認してください (破損している場 合は、HP サポートに連絡して、新しい保守シートを頼んでください)。キャリブレーションが完 了したら、原稿を再スキャンします。 3. 問題が解決されない場合は、27 ページの暗い領域または明るい領域のクリッピングを参照して ください。 モノクロ背景の縦の赤および緑の帯 スキャナで長い期間キャリブレーションを実行していない場合、または最後のキャリブレーションが 失敗した場合は、以下のような問題が見られる場合があります。黒い矢印は、スキャン方向を示して います。左側が原稿、右側がスキャン イメージです。 操作 1.
下の 2 つのイメージは、上記のイメージがスキャンされた際の停止および開始の影響の例です。黒い 矢印は、スキャン方向を示しています。 操作 1. 41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャナのクリーニングとキャリブ レーションを実行します。再び原稿をスキャンして、プリンタがスキャン中に機能していないこ とを確認します。必要に応じて、スキャン解像度を下げます (スキャンの場合は「標準」 、コピー の場合は「高速」を選択します)。 2. 問題が解決されない場合は、診断プロットのパターン 4、13、および 14 を分析します。以下に 示すような問題が見つかる場合は、HP サポートに連絡して、「停止/開始の影響」エラーについ て報告してください。 振動 プリンタが平らな面に正しく配置されない場合、またはスキャナのふたが正しく閉まっていない場 合、以下の例のように、スキャン イメージに、振動による影響が見られる場合があります。左側が原 稿、右側がスキャン イメージです。 30 1.
3. 問題が解決されない場合は、診断プロットのパターン 4 を分析してください。右側に問題が見ら れる場合は、HP サポートに連絡して、「振動の問題」について報告してください。 横の周期的なバンディング この問題は、スキャナの一部の CIS モジュールに備わっている圧力ロールに不具合がある場合に見ら れます。この場合、スキャン イメージの CIS モジュールで覆われた領域に、約 5cm 幅で周期的なバン ディングが見られる場合があります。左側が原稿、右側がスキャン イメージです。黒い矢印は、スキ ャン方向を示しています。 操作 1. スキャナのふたを開きます。モーターのキャスター (小さな黒色のラバー) と圧力ロール (幅広い 白色のプラスチック) をクリーニングします。すべての圧力ロールが自由に動くことができるこ とを確認します。ローラーの動きの障害となるほこりの粒子または物体が見られる場合は、それ らを取り除いて、スキャナのふたを閉じてから、スキャンを繰り返します。 2.
操作 32 1. スキャナのふたを開けて、5 つの CIS モジュールの赤、緑、青のランプが交互に点滅しているこ とを確認します。交互に点滅していない場合は、マシンを再起動して、HP サポートに連絡し、 フロントパネルに表示されるエラーについて報告してください。エラーがフロントパネルに表 示されない場合は、「スキャナのふたのセンサー エラー」について報告してください。 2. 前の手順ですべてのモジュールが正しく点灯している場合、カチッという音が聞こえるまでスキ ャナのふたを押して閉じてください。次に、41 ページの「スキャナの保守」で説明されている ように、スキャナのキャリブレーションを実行して、スキャンを繰り返します。 3.
4.
操作 1. 原稿を 90 度回転させて、スキャンを繰り返します。 2. 問題が解決されない場合は、スキャナのふたを開けます。モーターのキャスター (小さな黒色の ラバー) と圧力ロール (幅広い白色のプラスチック) をクリーニングします。すべての圧力ロール が自由に動くことができることを確認します。ローラーの動きの障害となるほこりの粒子また は物体が見られる場合は、それらを取り除いて、スキャナのふたを閉じてから、スキャンを繰り 返します。 3. 問題が解決されない場合は、スキャナをオフにしてから再びオンにして、再起動してください。 この操作中にフロントパネルにエラー メッセージが表示される場合は、HP サポートに連絡して、 エラー メッセージについて報告してください。エラー メッセージが表示されない場合は、スキ ャンを繰り返してください。 4.
操作 1. スキャナのふたを開けて、5 つの CIS モジュールの赤、緑、青のランプが交互に点滅しているこ とを確認します。モジュールに障害が発生している場合、HP サポートに連絡して、 「CIS モジュ ールの照明」エラーを報告してください。 2. 前の手順ですべてのモジュールが正しく点灯している場合、スキャナをオフにしてから再びオン に切り替えて、再起動します。この操作中にフロントパネルにエラー メッセージが表示される場 合は、HP サポートに連絡して、エラー メッセージについて報告してください。エラー メッセー ジが表示されない場合は、スキャンを繰り返してください。 3. 問題が解決しない場合は、41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャナ のキャリブレーションを実行してみてください。この操作が失敗したら、HP サポートに連絡し て、フロントパネルに表示されたエラー コードについて報告してください。エラー コードが表 示されない場合は、スキャンを繰り返してみてください。 4.
5. 色がまだ間違っている場合、診断シート全体を分析してください。以下の図に示すように、CIS モジュールの 1 つに対応する領域に完全に間違った色があることを確認してください。その場 合は、HP サポートに連絡して、「キャリブレーション後の完全に間違った色」について報告し、 障害が発生している CIS モジュールの文字を報告してください (例ではモジュール A)。 すべてのモジュールに障害が発生している場合、HP サポートに連絡して、問題について報告し てください。 縦のゆがみ スキャナのふたのセンサーに障害が発生している場合、スキャナはふたが開いていることを検出でき ません。この場合、スキャンを開始すると、ある時点で原稿が用紙経路で移動しなくなります。この 問題が発生すると、以下のようなイメージが見られる場合があります (左側が原稿、右側がスキャン イメージ)。黒い矢印は、スキャン方向を示しています。 操作 1.
許可により再現されたイメージ© www.convincingblack.com 操作 1. 製品を再起動します。次に、41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャ ナのキャリブレーションを実行して、スキャンを繰り返します。再スキャンを実行する前に、可 能であれば原稿を 90 度回転させます。 2.
正しくないエッジ検出、トレーシングペーパーのスキャン時 トレーシングペーパーが全くサポートされていなくても、トレーシングペーパーまたは半透明な用紙 がスキャンされ、製品に良い結果が現れる場合があります。ただし、用紙の端の検出が正確でない場 合、余分なマージンまたはいくつかの状況でコンテンツのクリッピングがある場合があります。ガラ ス プレートが汚れている場合は、普通紙をスキャンするときにも発生する可能性があります。これら の悪影響を避けるには、以下の推奨事項に従ってください。 操作 1. スキャナのガラス プレートおよびスキャンする原稿を布で注意深くクリーニングしてください。 可能な場合は、原稿を 90 度回転させてから、あとで再スキャンします。原稿が半透明である場 合は、スキャナの用紙の種類として [半透明] を選択してください。 2. 問題が解決されない場合は、スキャナのキャリブレーションを実行して、あとで原稿を再スキャ ンします。 3.
操作 1. を押し、次に を押して、[セットアップ] - [印刷設定] - [カラーオプション] を選択し ます。 2.
40 第 3 章 スキャン品質に関するトラブルシューティング JAWW
4 JAWW スキャナの保守 ● スキャナのガラス プレートをクリーニングする ● スキャナのキャリブレーションを行う 41
スキャナのガラス プレートをクリーニングする スキャナを使用する頻度に応じて、スキャナのガラス プレートを定期的にクリーニングすることをお 勧めします。 1. 前面にある 電源 ボタンを使用して製品の電源をオフにして、背面にある電源スイッチもオフに して、電源ケーブルを取り外します。 2. スキャナの背面の左側に小さなレバーがあります。レバーを上方にスライドさせて、スキャナ カ バーを開きます。 警告! スキャナ カバーが開いているときは、スキャナを持ち上げないでください。指 や手をはさんだり傷つけたりする恐れがあります。 3. 糸くずの出ない布を水で湿らせてから絞って水気を取り、ガラス プレートと周辺の領域を丁寧に 拭きます。製品に適した布が付属しています。 注意: 研磨剤、アセトン、ベンゼン、またはこれらの化学物質を含む液体を使用しな いでください。スキャナのガラス プレートやスキャナのその他の場所に、液体を直接ス プレーしないでください。 ガラスに水滴が多少ついていても、蒸発するので 気にしないでください。 4.
● ガラス プレートを取り外して、その両側をクリーニングします。ユーザー ガイドの「スキ ャナのガラス プレートを交換する」を参照してください。 ● JAWW 加圧ローラーをクリーニングします。 スキャナのガラス プレートをクリーニングする 43
5. スキャナのカバーを閉じて、それをゆっくり下方に押し込んで所定の位置に固定します。 6. スキャンする前にスキャンされるシートが置かれる、スキャナのすぐ前の領域をクリーニングし ます。 7.
注記: キャリブレーション シートはお使いのプリンタによって多少異なる可能性がありま すが、キャリブレーション プロセスは同じです。 保守シートの表を上にし、中央に、できるだけスキューを少なくして、スキャナに取り付けます。キ ャリブレーションが終わったら、保守シートを注意深く頑丈なカバーに入れて、風通しのよい、湿気 のない場所に保存してください。そうでない場合は損傷する場合があり、今後のスキャナの操作に影 響を及ぼす可能性があります。スキャナのキャリブレーションを実行する前に、保守シートに汚れ や、しわ、傷がないか、折れていないか確認してください。必要に応じて、HP サポートに問い合わせ て、新しい保守シートを要求してください。 キャリブレーションが失敗する場合 JAWW 1. 製品の電源がオンになっていて、通常の操作を行う準備ができていることを確認します。 2. スキャナが正しく動作していることを確認します。それをテストするには、小さいドキュメント をファイルにスキャンします。 3.
46 第 4 章 スキャナの保守 JAWW
5 JAWW スキャナ診断プロット ● 製品と診断シートを印刷する用紙を準備する ● 診断シートを印刷中のエラーのビジュアル チェック ● 診断プロットのスキャンまたはコピー ● モニタ キャリブレーション ● 今後使用するために診断プロットを保存する 47
製品と診断シートを印刷する用紙を準備する 製品の電源をオンにして、操作できるようになるまで待ちます。診断プロットを印刷する用紙を選択 します (診断プロットを大切に保存すれば、今後いつでも再利用できます)。診断プロットは、光沢紙 に印刷するのが最適です。製品を主にフォト原稿 (ポスター、光沢紙に印刷された写真など) のスキャ ンまたはコピーに使用する場合には、光沢紙の使用を強くお勧めします。製品を主にマット原稿のス キャンまたはコピーに使用する場合は、診断プロットの印刷にマットの白紙を使用できます。このプ ロットを印刷する場合、再生紙やトレーシングペーパーを使用しないでください。診断プロットのサ イズは、610 × 914mm です。914mm の横置きのロール紙または 610mm の縦置きのロール紙に印刷で きます。また、少なくとも 610 × 914mm の単独のカット紙を使用することもできます。 正しい用紙が取り付けられたら、この用紙がカラー キャリブレーションを許可している場合は、プリ ンタのカラー キャリブレーションを実行することをお勧めします (『製品の使い方』を参照)。 診断プロットはフロントパ
軸合わせ パターン 4、13、14 を見ると、以下のような不具合が発生する可能性のある、プリンタのプリントヘ ッドの軸合わせの問題が見られる場合があります。 また、軸合わせエラーの問題が色ぶちの形式でパターン 4 および 9 に見られます (以下の右側で誇張 されています)。つまり、2 つの強い色の間の境界が適切に定義されていないか、または 3 番目の色が それらの間に表示されています。 最後に、プリンタのプリントヘッドの軸合わせをチェックするための特殊なパターンが、診断シート の左上に見られる場合があります。このパターンは、スキャナ チェックに使用されないため、番号が JAWW 診断シートを印刷中のエラーのビジュアル チェック 49
ありません。問題を特定するために使用可能な 3 つの色の交差で構成されています。正しいパター ンを左側に示し、右側には軸合わせエラーの例を示しています。 シャドー部分またはハイライト部分のディテールの損失 パターン 16 を見ると、プリンタのカラー キャリブレーションに問題が見つかる場合があります (CLC プロセス)。上下に指定したしきい値を超えた明度目盛を区別できる場合は、プリンタが良好です。以 下は、左側が正しい機能、右側が不正な機能の例を示しています。 プリンタがこのテストをパスしない場合は、プリンタに取り付けられた用紙 (たとえば、コート紙ま たは光沢紙) のキャリブレーションを実行できます。カラー キャリブレーションは、フロントパネル を押し、次に を押して、[イメージ品質の保守] - [カラー キャリブレーション] を選択 から することによって、カラー キャリブレーションを行うことができます。 プリンタ バンディング パターン 1、2、3 を見ると、プリンタのミスキャリブレーションによる縦のバンディングの問題が確 認されます。 また、パターン 4、9、10、11 に多少のバンディングが
線 パターン 1、2、3、9、16 を見ると、プリンタのプリントヘッドが正しく機能していない場合は、以 下に示す例のような縦線が見られます。プリントヘッドを交換すると問題が解決する場合がありま す。 粒状感 パターン 1、2、3 を見ると、プリンタの拡張精度またはプリントヘッドに問題が見つかり、塗りつぶ しに目に見える粒状感が発生する場合があります。以下の例はこの不具合を示しています (左側が原 稿、右側がスキャン イメージ)。プリントヘッドを交換すると問題が解決する場合があります。 診断プロットのスキャンまたはコピー 診断プロットの評価用の 2 つのオプションがあります (JPEG ファイルのスキャン、または用紙にコピ ー)。必要に応じて、生成されたファイルがリモート サポート エンジニアによってより簡単に分析で きるように、スキャン オプションを使用することをお勧めします。プロットをスキャンする場合は、 最初に、52 ページのモニタ キャリブレーションで説明されているように、コンピュータのモニタを 調整してください。診断プロットをスキャンしたら、イメージ ビューア ソフトウェアでスキャンし たファイル
スキャン ● 品質:最高 ● ファイルの種類:JPG ● コンテンツの種類:イメージ ● 用紙の種類:診断プロットの印刷に使用する用紙に従って、フォト用紙またはマット紙。不確か な場合はフォト紙を使用します。 ● 品質:高品質 ● コンテンツの種類:イメージ ● 用紙の種類:診断プロットの印刷に使用する用紙に従って、フォト用紙またはマット紙。不確か な場合はフォト紙を使用します。 コピー 診断プロットをスキャナの入力トレーに取り付けて、プロットの印刷する側が上向きであることを確 認します。診断プロットの黒色の矢印は、取り付け方向を示しています。診断プロットがスキューな しで取り付けられ、中央に配置していること (つまり、スキャナ領域全体をおおっていること) を確認 します。 診断プロットをスキャンしたら (スキャン オプションを選択した場合)、イメージ ビューア ソフトウ ェアでスキャンしたファイルを開き、パターンの視覚的評価修正のため 100%のズームを選択してく ださい。 モニタ キャリブレーション プロットを評価するモニタでキャリブレーションを行うのが理想的です。ただし、
索引 C 擦り切れる 10 段状の線画 6 異なる色の縦線が印刷される 12 白色の点 13 プラテンのクリーニングを行う 11 I イメージ診断の印刷 16 M モニタ キャリブレーションを行う 52 最も一般的な問題 1 P プラテンのクリーニング 11 印刷品質の問題 バンディング 5 黒インクが擦れる 11 ぼやけた線 8 印刷物の下部 12 下部の一部が印刷されない 14 一部のイメージ 14 PDF ファイルの一部が印刷され なかったり、一部のオブジェ クトが印刷されない 16 連続していない線 8 端が予期したよりも暗い 12 端が段状になっているかまたは 鮮明ではない 12 カラーの色あせ 14 一般的 5 粒状感 9 ヨコセン 5 問題が解決されない場合 18 イメージ診断の印刷 16 色が正確に再現されない 13 不正確な線の長さ 9 インクが残る 10 線の太さ 6 色がずれる 7 印刷されないオブジェクト 15 用紙が平らになっていない 10 傷がつく 10 JAWW T 最も一般的な問題に関するトラブ ルシューティング 1 S スキャナ キャリブレーションを行う
54 索引 JAWW