HP DesignJet T790 and T1300 Printer Series-How to use the printer
プリンタ ドライバからのカラーマネジメント
カラーマネジメント オプション
カラーマネジメントの目的は、あらゆるデバイスで色をできるだけ正確に再現することにあります。
これによって、イメージを印刷するとき、モニタ上でそのイメージを見たときと限りなく近い色で印
刷することができます。
プリンタのカラーマネジメントには 2 つの基本的な方法があります。
●
[アプリケーションで管理]:この場合、アプリケーション プログラムで、イメージに埋め込まれ
た ICC プロファイルやプリンタおよび用紙の種類の ICC プロファイルを使用して、プリンタおよ
び用紙の種類のカラー スペースに合わせてイメージの色が変換されます。
●
[プリンタで管理]:この場合、アプリケーション プログラムではカラー変換が行われずにイメー
ジがプリンタに送信され、プリンタでカラー スペースに合わせて色が変換されます。このプロセ
スの詳細は、使用しているグラフィック言語によって異なります。
◦
PostScript (PostScript プリンタ): PostScript インタプリター モジュールでは、プリンタに保
存されたプロファイルおよび PostScript ジョブと共に送信された追加のプロファイルを使
用してカラー変換を実行します。この種のカラーマネジメントは、PostScript ドライバを使
用していてプリンタのカラーマネジメントを指定した場合や、内蔵
Web サーバを介してプ
リンタに
PostScript、PDF、TIFF または JPEG ファイルを直接送信した場合に実行されます。
どちらの場合も、デフォルトとして使用するプロファイル (ジョブで指定されない場合に備
えて) および適用するレンダリング用途を選択する必要があります。
◦
PostScript 以外 (PCL、RTL、HP-GL/2): カラーマネジメントは、保存されたカラー テーブルの
セットを使用して実行されます。ICC プロファイルは使用されません。この方法は他の方法
よりも用途が限られていますが、使いやすさや速さに優れ、標準的な HP の用紙の種類で良
好な結果が得られます。この種のカラーマネジメントは、
PostScript 以外のドライバを使用
していてプリンタのカラーマネジメントを指定した場合や、内蔵 Web サーバを介してプリ
ンタに PCL、RTL、または HP-GL/2 ファイルを直接送信した場合に実行されます。
注記:
プリンタに格納されているカラー テーブルでプリンタのカラー スペースに変換でき
るカラー スペースは、2 つだけです (Windows の場合は Adobe RGB と sRGB、Mac OS の場合は
Adobe RGB と ColorSync)。
ColorSync は、Mac OS に組み込まれたカラーマネジメント システムです。ColorSync を選択
すると、指定した用紙の種類の ICC プロファイルに基づいて、Mac OS がカラーマネジメント
を実行します。
ColorSync は、PCL3GUI ドライバでみ使用できます。
ColorSync は、[カラー マッチング] パネルで選択します。
使用するアプリケーションのカラーマネジメント オプションの使用方法については、Knowledge
Center (188 ページの Knowledge Center を参照) を参照することをお勧めします。
[アプリケーションで管理] および [プリンタで管理] を選択するには:
●
Windows ドライバのダイアログの場合: [カラー] タブを選択します。
●
Mac OS の [プリント] ダイアログの場合: [カラー オプション] パネルを選択します。
●
一部のアプリケーションの場合: アプリケーションで選択できます。
プリンタ エミュレーション
特定のジョブが、HP DesignJet プリンタでどのような色で印刷されるか、およその色を確認する場合
は、プリンタのエミュレーション モードを使用します。
JAWW
プリンタ ドライバからのカラーマネジメント
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