ハードウェア リファレンス ガイド HP Compaq Pro 4300 All-in-One Business PC
© Copyright 2012 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
このガイドについて このガイドでは、このコンピューターの機能やハードウェアのアップグレード方法について説明しま す。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: 重要な補足情報です。 iii
iv このガイドについて
目次 1 製品の特長 ......................................................................................................................... 1 概要 ....................................................................................................................................... 1 前面の各部 ............................................................................................................................. 3 側面の各部 ..............................................................................................
索引 ....................................................................................................................................
1 製品の特長 概要 図 1-1 HP Compaq Pro 4300 All-in-One Business PC HP Compaq 4300 Pro All-In One Business PC には、以下の特徴があります。 ● 液晶一体型オールインワン構成 ● 20 インチ(対角方向)ワイドスクリーン、解像度 1600 x 900 の WLED 反射防止ディスプレイ ● 傾斜角度を調節可能 ● 本体背面のパネルを取り外せるため、ユーザーまたは技術者が簡単かつ効率的にコンピューター を整備可能 ● オプションの内蔵 1.3 MP Web カメラおよびシングル ノンアレイ マイク ● ステレオ スピーカーを内蔵 ● 有線または無線のキーボードおよびマウスを選択可能 ● Windows® 7 Professional 32 ビット版または 64 ビット版オペレーティング システム ● 6in1 メディア カード リーダー ● USB 2.
● 最大 1 TB のハードディスク ドライブ ● 第 2 世代および第 3 世代の Intel® Core™プロセッサ ● インテル H61 Express チップセット ● Intel HD グラフィックスを内蔵 ● ギガビット ネットワーク接続対応(Realtek RTL81 11 F Gigabit Ethernet) ● 最大 16 GB の DDR3 SDRAM メモリ ● オプションの無線 LAN(802.11 a/g/n、Bluetooth®を含む 802.
前面の各部 図 1-2 前面の各部 表 1-1 前面の各部 名称 名称 1 Web カメラ 4 電源ボタンおよび電源ランプ 2 シングル マイク アレイ 5 高性能ステレオ スピーカー 3 20 インチ(対角方向)16:9 ワイドスクリーンの LED バックライト LCD ディスプレイ 前面の各部 3
側面の各部 図 1-3 側面の各部 表 1-2 側面の各部 名称 4 名称 1 HP USB メディア カード リーダー 6 オプティカル ディスク ドライブ動作ランプ 2 USB 2.
背面の各部 図 1-4 背面の各部 表 1-3 背面の各部 名称 名称 1 ドライブ アクセス パネル 7 セキュリティ ロック ケーブル用スロット 2 センター アクセス パネル 8 電源コネクタおよびランプ インジケーター 3 メモリ アクセス パネル 9 RJ-45 Gigabit Ethernet コネクタ 4 オプティカル ディスク ドライブの位置 10 ステレオ オーディオ ライン出力 5 ハードディスク ドライブの位置 11 USB 2.
キーボードの機能 図 1-5 キーボードの機能(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) 表 1-4 キーボードの機能 名称 6 名称 1 スリープ 6 ミュート(消音) 2 巻き戻し 7 音量下げ 3 再生/一時停止 8 音量上げ 4 停止 9 ファンクション 5 早送り 第 1 章 製品の特長
傾斜角度の調節 コンピューターを前(最大-5 度)または後ろ(最大+25 度)に傾けて、見やすい位置に設定します。 図 1-6 傾斜角度の調節 傾斜角度の調節 7
2 ハードウェアの修理およびアップグレー ド 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告! 感電、火傷、火災などの危険がありますので、以下の点に注意してください。 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっていること を確認してください。 電話回線のモジュラー ジャックを本体のリア パネルのネットワーク コネクタ(NIC)に接続しない でください。 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は、製品を安全に使用するた めに欠かせないものです。 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込んでく ださい。 安全のために、電源コードや電源ケーブルの上には物を置かないでください。また、コードやケーブ ルは、誤って踏んだり足を引っかけたりしないように配線してください。電源コードや電源ケーブル を引っぱらないでください。コンセントから抜くときは、プラグの部分を持ってください。電源コー ドおよび電源コンセントの外観は国や地域によ
警告! 内部には通電する部品や可動部品が含まれています。 アクセス パネルを取り外す前に、電源コードをコンセントから抜き、装置への外部電源の供給を遮 断してください。 装置を再び外部電源に接続する前に、取り外したすべてのアクセス パネルを元の位置にしっかりと 取り付けなおしてください。 注意: 静電気の放電によって、コンピューターや別売の電気部品が破損することがあります。以下 の作業を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電してくだ さい。詳しくは、36 ページの「静電気対策」を参照してください。 コンピューターが電源コンセントに接続されていると、電源が入っていなくてもシステム ボードに は常に電気が流れています。感電や内部部品の損傷を防ぐため、コンピューターのカバーやアクセス パネルを開ける場合は、電源を切るだけでなく、必ず事前に電源コードをコンセントから抜いてくだ さい。 詳しい情報 ハードウェア コンポーネントの取り外しと取り付け、[コンピューター セットアップ(F10)ユー ティリティ]、およびトラブルシューティングについて詳しくは、http://www.hp.
内部部品の位置 以下のセクションで取り外しおよび取り付けの手順を説明する内部部品は次の通りです。 ● メモリ ● バッテリ ● ハードディスク ドライブ ● オプティカル ディスク ドライブ 図 2-2 内部部品の位置 名称 10 名称 1 オプティカル ディスク ドライブ収納部 2 ハードディスク ドライブ収納部 第 2 章 ハードウェアの修理およびアップグレード 3 メモリおよびバッテリ収納部
メモリの取り外しおよび取り付け お使いのコンピューターは、ダブル データ レート 3 シンクロナス DRAM(DDR3-SDRAM)スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール(SODIMM)を装備しています。 システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の SODIMM を 2 つまで取り付けることが できます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの SODIMM が標準装備されています。最 大容量のメモリ構成にするために、システム ボードにメモリを 16 GB まで増設できます。 システムを正常に動作させるためには、必ず以下の条件を満たす SODIMM を使用してください。 ● 業界標準の 204 ピン ● アンバッファード非 ECC PC3-10600 DDR3-1,600 MHz 準拠 ● 1.
● チャネル A の SODIMM のメモリ容量とチャネル B の SODIMM のメモリ容量が異なる場合、シ ステムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリが 取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表し、残り はシングル チャネルに割り当てられます。1 つのチャネルのメモリ容量が他方よりも多い場合 は、多い方をチャネル A に割り当てる必要があります。 ● どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い SODIMM によって決定されます。 メモリ アクセス パネルの背後にあるシステム ボードには、2 つのメモリ ソケットがあります。メ モリ モジュールを出し入れするには、以下の操作を行います。 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 3.
7. メモリ アクセス パネルを固定しているラッチを開きます。 図 2-4 8.
9. メモリ カバーにある突起したタブを引き上げ、カバーをコンピューターから持ち上げて取り外 します。 図 2-6 メモリ カバーの取り外し 10.
11. メモリ モジュールを取り付けるには、SODIMM を約 30°の角度でソケットに差し込み(1)、 SODIMM を押し下げて(2)ラッチを所定の位置に固定します(3) 。 図 2-8 メモリ モジュールの取り付け 注記: メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッチ (切り込み)をソケットのタブ(凸部)に合わせます。 12.
13. メモリ アクセス パネルの端とコンピューター背面の端を少しずらしてパネルを置き、正しい位 置に固定されるまでコンピューター中央に向かってスライドさせます。 図 2-10 メモリ アクセス パネルの取り付けなおし 14. メモリ アクセス パネルのラッチを上方向に回転させて閉じ、パネルを固定します。 15. センター アクセス パネルを取り付けなおすには、パネルの下端を挿入してから、パネルの両端 を下から上に向かって少しずつ移動しながらしっかりと押さえて、パネルを正しい位置に固定し ます。 図 2-11 センター アクセス パネルの取り付けなおし 16. センター アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けな おします。 17.
バッテリの交換 バッテリは、メモリ コンパートメントに収納されています。お使いのコンピューターに付属のバッ テリは、リアルタイム クロックに電力を供給するためのものです。バッテリは消耗品です。バッテ リを交換するときは、コンピューターに最初に取り付けられていたバッテリと同等のバッテリを使用 してください。コンピューターに付属のバッテリは、3 V のボタン型リチウム バッテリです。 警告! お使いのコンピューターには、二酸化マンガン リチウム バッテリが内蔵されています。 バッテリの取り扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。けがをすることがないように、以 下の点に注意してください。 バッテリを充電しないでください。 バッテリを 60° C を超える場所に放置しないでください。 バッテリを分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでください。 交換用のバッテリは、必ず HP が指定したものを使用してください。 注意: バッテリを交換する前に、コンピューターの CMOS 設定のバックアップを作成してくださ い。バッテリが取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされ
5. コンピューターの前面を下向きにして安定した平らな場所に置きます。画面を傷やその他の損 傷から守るため、下に毛布やタオル等の柔らかい布を敷くことをおすすめします。 6. センター アクセス パネルの上端にあるくぼみの部分から外側に引っ張ってパネルを取り外し ます。 図 2-12 センター アクセス パネルの取り外し 7.
8. メモリ アクセス パネルを取り外すには、パネル内側の端にあるタブを押し下げ(1) 、パネルを コンピューターから外側に向けてスライドさせます(2) 。 図 2-14 メモリ アクセス パネルの取り外し 9.
10. システム ボード上のバッテリ ホルダーの種類に応じて、以下の手順でバッテリを交換します。 タイプ 1 a. バッテリをホルダーから持ち上げて外します。 図 2-16 b. ボタン型バッテリの取り出し(タイプ 1) 交換するバッテリを、[+]と書かれている面を上にして正しい位置に装着します。バッテリ はバッテリ ホルダーによって自動的に正しい位置に固定されます。 タイプ 2 a. バッテリをホルダーから取り出すために、バッテリの一方の端の上にある留め金を押し上げ ます。バッテリが持ち上がったら、ホルダーから取り出します(1) 。 b.
タイプ 3 a. バッテリを固定しているクリップを後方に引いて(1)、バッテリを取り出します(2) 。 b. 新しいバッテリを挿入し、クリップを元の位置に戻します。 図 2-18 注記: ボタン型バッテリの取り出し(タイプ 3) バッテリの交換後、以下の操作を行うと交換作業は完了です。 11.
12. メモリ アクセス パネルの端とコンピューター背面の端を少しずらしてパネルを置き、正しい位 置に固定されるまでコンピューター中央に向かってスライドさせます。 図 2-20 メモリ アクセス パネルの取り付けなおし 13. メモリ アクセス パネルのラッチを上方向に回転させて閉じ、パネルを固定します。 14. センター アクセス パネルを取り付けなおすには、パネルの下端を挿入してから、パネルの両端 を下から上に向かって少しずつ移動しながらしっかりと押さえて、パネルを正しい位置に固定し ます。 図 2-21 センター アクセス パネルの取り付けなおし 15. センター アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けな おします。 16. 電源コードおよび外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れます。 17.
ハードディスク ドライブの交換 ハードディスク ドライブは、コンピューターの背面に向かって左側にあるドライブ アクセス パネ ルの裏にあります。ドライブは 1 本の固定用ネジで固定され、取り外し可能なケージに格納されてい ます。 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 3. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 4. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 5.
7. ドライブ アクセス パネルを固定しているラッチを開きます。 図 2-23 ドライブ アクセス パネルのラッチを開く 8.
9. ドライブ前面の横にある、ドライブをコンピューターに固定している固定用ネジを緩めます。 図 2-25 ハードディスク ドライブのセキュリティ ネジの固定解除 10.
11. ドライブをケージに固定している 4 つの取り付けネジを取り外します。各ネジのネジ穴に付い ている青色の耐振動用ゴムは取り外さないでください。新しいハードディスク ドライブを取り 付けるときに、これらのゴムがケージに取り付けられた状態になっている必要があります。 図 2-27 ハードディスク ドライブの取り付けネジの取り外し 12.
13. コネクタがケージの開口部にくる向きで新しいハードディスク ドライブをケージ内にスライド させて挿入します。 図 2-29 ハードディスク ドライブのケージへの挿入 注記: 別売の 2.5 インチ ソリッド ステート ドライブ(SSD)または 自己暗号化ドライブ (SED)を取り付ける場合は、ドライブをドライブ アダプターに取り付けて、3.5 インチ ハード ディスク ドライブの場合と同様にアセンブリをハードディスク ドライブ ケージに取り付ける 必要があります。ドライブ アダプターはドライブ キットに付属しているか、または別途購入す る必要がある場合があります。このコンピューターで動作するように設計されたドライブ キッ トを HP から購入することをおすすめします。 14.
15. ケージ底面のタブとシャーシのスロットの位置が合うようにハードディスク ドライブ ケージ をベイに置き、ケージをコンピューター中央に向かってスライドさせて(1) 、ドライブ背面のコ ネクタがしっかりと固定されるようにします。ケージ上部のクリップにロックされるまで、ケー ジのハンドルを下方向に回転させます(2)。 図 2-31 ハードディスク ドライブ ケージの取り付け 16.
17. ドライブ アクセス パネルの端とコンピューター背面の端を少しずらしてパネルを置き、正しい 位置に固定されるまでコンピューター中央に向かってスライドさせます。 図 2-33 ドライブ アクセス パネルの取り付けなおし 18. ドライブ アクセス パネルのラッチを上方向に回転させて閉じ、パネルを固定します。 19. センター アクセス パネルを取り付けなおすには、パネルの下端を挿入してから、パネルの両端 を下から上に向かって少しずつ移動しながらしっかりと押さえて、パネルを正しい位置に固定し ます。 図 2-34 センター アクセス パネルの取り付けなおし 20. センター アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けな おします。 21.
オプティカル ディスク ドライブの交換 オプティカル ディスク ドライブは、コンピューターの背面に向かって左側にあるドライブ アクセ ス パネルの裏の、ハードディスク ドライブの上にあります。オプティカル ディスク ドライブは 1 本のネジで固定されています。 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 3. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 4. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 5.
7. ドライブ アクセス パネルを固定しているラッチを開きます。 図 2-36 ドライブ アクセス パネルのラッチを開く 8.
9. ドライブの端のタブの部分にある、ドライブをコンピューターに固定しているネジを取り外しま す。 図 2-38 オプティカル ディスク ドライブのセキュリティ ネジの取り外し 10.
11. 新しいオプティカル ディスク ドライブとコンピューター側面の開口部の位置を合わせます。 コンピューターのシャーシとドライブの端が平らに揃うまで押し込んで、ドライブを固定しま す。 注記: オプティカル ディスク ドライブは、一方向にのみ取り付け可能です。 図 2-40 オプティカル ディスク ドライブの取り付け 12.
13. ドライブ アクセス パネルの端とコンピューター背面の端を少しずらしてパネルを置き、正しい 位置に固定されるまでコンピューター中央に向かってスライドさせます。 図 2-42 ドライブ アクセス パネルの取り付けなおし 14. ドライブ アクセス パネルのラッチを上方向に回転させて閉じ、パネルを固定します。 15. センター アクセス パネルを取り付けなおすには、パネルの下端を挿入してから、パネルの両端 を下から上に向かって少しずつ移動しながらしっかりと押さえて、パネルを正しい位置に固定し ます。 図 2-43 センター アクセス パネルの取り付けなおし 16. センター アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けな おします。 17.
セキュリティ ロックの取り付け セキュリティ ロック(別売)を取り付けると、盗難や不要な変更からコンピューターを守るために 役立ちます。セキュリティ ロックは、鍵でロックするワイヤ ケーブル付きのデバイスです。ケーブ ルの一方の端を机やその他の固定物に取り付け、もう一方の端をコンピューターのセキュリティ ス ロットに取り付けます。鍵をかけて、セキュリティ ロックを固定します。 図 2-44 セキュリティ ロックの取り付け セキュリティ ロックの取り付け 35
A 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが 損傷する可能性があります。このような損傷によって、デバイスの耐用年数が短くなることがありま す。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管の際は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピューターのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バ ンドは柔軟な帯状のもので、アース コード内の抵抗は
B コンピューター操作のガイドラインおよ び手入れと運搬時の注意 コンピューター操作のガイドラインおよび手入れに関する注 意 コンピューターのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってください。 ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピューターは、机のようなしっかりとした水平なところに設置してください。また、通気が 確保されるよう、コンピューターの通気孔のある面に、少なくとも 10.
● スリープ状態を含む、オペレーティング システムやその他のソフトウェアの電源管理機能をイ ンストールまたは有効にしてください。 ● コンピューターを清掃するときは、以下の作業を行う前に、コンピューターの電源を切って電源 コードを抜き取ってください。 ◦ コンピューターやモニターの外側、およびキーボードの表面が汚れたら、水で軽く湿らせた 柔らかい布で汚れを落とした後、糸くずの出ない柔かい布で拭いて乾かしてください。洗剤 などを使用すると、変色や変質の原因となります。 ◦ ベンゼン、シンナーなどの揮発性の溶剤など、石油系の物質を含むクリーナーを画面やキャ ビネットの清掃に使用しないでください。これらの化学物質を使用すると、コンピューター が損傷するおそれがあります。 ◦ 画面は、清潔で柔らかい、静電気防止加工のされた布で拭いてください。汚れが落ちにくい 場合は、水とイソプロピル アルコールを 50:50 に混合した溶液を使用します。布にクリー ナーをスプレーし、湿らせた布を使用して画面をそっと拭きます。決して、クリーナーを画 面に直接吹きかけないでください。クリーナーがベゼル裏側に入ってしまい、
運搬時の注意 コンピューターを運搬する場合は、以下のことを守ってください。 1. ハードディスク内のファイルのバックアップをオプティカル メディアや外付け USB ドライブ などのリムーバブル メディアにとります。バックアップをとったメディアは、保管中または運 搬中に、電気や磁気の影響を受けないように注意してください。 注記: ハードディスク ドライブは、システムの電源が切れると自動的にロックされます。 2. すべてのリムーバブル メディアを取り出して保管します。 3. コンピューターと外部装置の電源を切ります。 4. 電源コンセントから電源コードを抜き取り、次にコンピューターからも抜き取ります。 5. 外付けデバイスの電源コードを電源コンセントから抜いてから、外付けデバイスからも抜き取り ます。 注記: 6.
索引 あ アースの方法 36 う 運搬時の注意 39 お オプティカル ディスク ドライブ 交換 30 使用上の注意 38 か 各部 前面 3 側面 4 背面 5 き キーボードの機能 6 機能 概要 1 キーボード 6 く 詳しい情報 9 け 警告および注意 8 傾斜角度調節 7 こ コンピューター操作のガイドライ ン 37 し 仕様 メモリ 11 40 索引 せ 前面の各部 3 静電気対策、損傷の防止 36 セキュリティ ロックの位置 35 そ 側面の各部 4 つ 通気のガイドライン 37 て 電源、接続 9 と 取り付け オプティカル ディスク ドライ ブ 30 セキュリティ ロック 35 バッテリ 17 ハードディスク ドライブ 23 メモリ 11 取り付けガイドライン 8 な 内部部品 10 は バッテリの交換 17 バッテリの取り外し 17 ハードディスク ドライブ、交換 23 背面の各部 5 ふ 部品、内部 10 め メモリ 仕様 11 取り付け 11 取り外し 11