ハードウェア リファレンス ガイド HP t610 シリーズ Flexible Thin Client
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このガイドについて 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: 重要な補足情報です。 iii
iv このガイドについて
目次 1 製品の特長 ......................................................................................................................... 1 標準機能 ................................................................................................................................. 1 前面の各部 ............................................................................................................................. 1 背面の各部 ...................................................................................................
付録 B セキュリティ機能 ....................................................................................................... 29 Thin Client のセキュリティ保護 .............................................................................................. 29 付録 C Thin Client の取り付け .............................................................................................. 30 HP クイック リリース ........................................................................................................... 30 推奨されている取り付け方法 .........
1 製品の特長 標準機能 HP Thin Client をご購入くださいましてありがとうございます。HP t610 シリーズ Flexible Thin Client を末永くご活用ください。HP は、簡単に導入および管理できる高い能力と信頼性を備えた Thin Client を提供できるよう努めています。 次のセクション以降では、Thin Client の機能について説明します。特定のモデルに取り付けられてい るハードウェアおよびインストールされているソフトウェアの一覧を表示するには、 http://h50146.www5.hp.
(2) フラッシュ動作ランプ (3) ラインイン(マイク)コネクタ (5) USB(Universal Serial Bus)コネクタ(×2) 詳しくは、http://www.hp.com/jp/にアクセスして、該当の Thin Client モデルを検索し、モデル別の情報を参照してくださ い。 背面の各部 詳しくは、http://www.hp.com/jp/にアクセスして、該当の Thin Client モデルを検索し、モデル別の 情報を参照してください。 図 1-2 HP t610 Thin Client の背面の各部 2 (1) DVI-D および VGA 出力用の DVI-I コネクタ (6) シリアル コネクタ (2) DisplayPort コネクタ (7) PS/2 コネクタ(×2) (3) Ethernet RJ-45 コネクタ (8) 電源コード固定スロット (4) USB(Universal Serial Bus)コネクタ(×2) 2.
図 1-3 HP t610 PLUS Thin Client の背面の各部 (1) DVI-D および VGA 出力用の DVI-I コネクタ (7) PS/2 コネクタ(×2) (2) DisplayPort コネクタ (8) 電源コード固定スロット (3) Ethernet RJ-45 コネクタ (9) セキュリティ ロック ケーブル用スロット (4) USB(Universal Serial Bus)コネクタ(×2) 2.0 (10) パラレル コネクタ (5) USB(Universal Serial Bus)コネクタ(×2) 3.0 (11) PCI-Express 拡張スロット (6) シリアル コネクタ (12) 電源コネクタ ゴム製の脚の取り付け 注意: パフォーマンスの低下や Thin Client の損傷を防止するため、Thin Client を横置きで使用する 場合は、必ず事前にゴム足を取り付けるようにしてください。 ゴム製の脚を取り付けるには、以下の操作を行います。 1.
3. Thin Client の右側面の四隅にある穴に、それぞれの脚をしっかりと押し込みます。 図 1-4 ゴム製の脚の取り付け スタンドの取り付け Thin Client を縦置きで設置し、どこにも固定しない場合は、スタンドを取り付けて安定させる必要が あります。 スタンドを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. 本体の底面が上になるように置きます。 2. 本体の底面にある、スタンドのタブをはめ込むスロットの位置を確認します。 3. 本体のスロットにスタンドのタブを差し込み、スタンドが固定されるまで、本体の前面に向かっ て 1.
スタンドの取り外し スタンドを取り外すには、以下の操作を行います。 1. 本体の底面が上になるように置きます。 2. スタンドのタブを押し込み(1) 、次にスタンドを 1.
キーボードの使用 図 1-8 キーボードの機能(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) (1) Caps Lock キー Caps Lock 機能の有効/無効を切り替えます (2) Scroll Lock キー Scroll Lock 機能の有効/無効を切り替えます (3) Num Lock キー Num Lock 機能の有効/無効を切り替えます (4) Ctrl キー 別のキーと組み合わせて使用します。この機能は、お使いのアプリケー ション ソフトウェアによって異なります (5) Windows ロゴ キー 1 Microsoft® Windows®の[スタート]メニューを開きます。また、別の キーと組み合わせて、その他の機能を実行します。詳しくは、 7 ページの「Windows ロゴ キー」を参照してください (6) Alt キー 別のキーと組み合わせて使用します。この機能は、お使いのアプリケー ション ソフトウェアによって異なります (7) アプリケーション キー 1 マウスの右ボタンと同様に、Microsoft Office アプリケーション内でポッ
Windows ロゴ キー Windows ロゴ キーを別のキーと組み合わせて、Windows オペレーティング システムで利用可能な さまざまな機能を実行できます。 Windows ロゴ+ Tab キー 起動中の項目の表示を切り替えます Windows ロゴ+ E キー [マイ コンピューター]を開きます Windows ロゴ+ F キー ファイルやフォルダーの検索を起動します Windows ロゴ+ Ctrl + F キー ほかのコンピューターの検索を起動します Windows ロゴ+ M キー 開いているすべてのウィンドウを最小化し ます Windows ロゴ+ Shift + M キー 最小化したすべてのウィンドウを元に戻し ます Windows ロゴ+ Break キー [システムのプロパティ]ダイアログ ボック スを表示します Windows ロゴ+ R キー [ファイル名を指定して実行]ダイアログ ボックスを表示します 追加のファンクション キー HP Thin Client では、以下のキーの組み合わせを使用することもできます。 Alt + Esc キー 最小
シリアル番号の記載位置 Thin Client の表面には、下の図に示す位置に固有のシリアル番号ラベルが貼付されています。HP の サポート窓口にお問い合わせになるときは、この番号を用意しておいてください。 図 1-9 8 第 1 章 シリアル番号の記載位置 製品の特長
2 ハードウェアの変更 一般的なハードウェアの取り付け手順 Thin Client のハードウェア コンポーネントを確実に取り付けるには、以下のことを行ってください。 1. 必要に応じてデータをバックアップします。 2. Thin Client の電源が入っている場合は、以下の操作を行います。 a. 本体および取り付けられているその他のデバイスの電源を切ります。 b. 電源コードを電源コンセントから抜きます。 c.
8. 固定することなく縦置きで Thin Client を使用する場合は、スタンドを取り付けます。詳しくは、 4 ページの「スタンドの取り付け」を参照してください。 9. 外付けデバイスおよび電源コードを接続しなおします。 10. モニター、Thin Client、および接続を確認するデバイスの電源を入れます。 11. 必要なドライバーをロードします。 注記: 一部のハードウェア ドライバーは、HP の Web サイト(http://www.hp.com/support/) からダウンロードできます。 12. 必要に応じて、Thin Client を設定しなおします。 側面のアクセス パネルおよび金属製の側面カバーの取り外し および取り付け 側面のアクセス パネルの取り外し 警告! 側面のアクセス パネルを取り外す前に、Thin Client の電源がオフになっていること、およ び電源コードがコンセントから抜いてあることを確認してください。 左または右のアクセス パネルを取り外すには、以下の操作を行います。 1.
3. 4. Thin Client を横向きにして、作業しやすい、安定した場所に置きます。 ● 右側面のアクセス パネルは、SODIMM を着脱する場合に取り外します。 ● 左側面のアクセス パネルは、以下の場合に取り外します。 ◦ バッテリの取り外しまたは交換 ◦ フラッシュ メモリ モジュールの取り付けまたは取り外し ◦ 内蔵ハードディスク ドライブの取り付けまたは取り外し ◦ PCI Express カードの取り付けまたは取り外し アクセス パネルを本体の底面方向に 6.
左の金属製の側面カバーの取り外し 注記: SODIMM を取り付ける場合は、金属製の側面カバーを取り外さないでください。SODIMM コンパートメントはシャーシの右側にあります。 バッテリなどの内蔵コンポーネントにアクセスしたり、フラッシュ メモリ モジュール、内蔵ハード ディスク ドライブ、または PCI-Express カードを取り付けたりするには、金属製の側面カバーを取り 外す必要があります。 1. 側面カバーの前端にあるタブを背面に向かって押して、側面カバーを解放します(1) 。 2.
左の金属製の側面カバーの取り付け 1. カバーの後端にある 2 つのタブをシャーシの切り込みに挿入してから(1)、金属製の側面カバー をシャーシの上に置きます。 2. カバーの両側にあるタブが合っていることを確認してから、カバーの前端部をラッチが固定され るまでしっかりと押し下げます(2) 。 図 2-4 金属製の側面カバーの取り付け 側面のアクセス パネルの取り付け アクセス パネルを取り付けなおすには、以下の操作を行います。 1. アクセス パネルの内側にあるフックをシャーシの切り込みに挿入するために、本体の上面側に 6.4 mm 程度出るようにずらしてアクセス パネルを置きます(1) 。 2.
3. シャーシの底面が上になるように置きます。底面カバーの内側にあるフックをシャーシのス ロットに合わせ(1) 、カバーを押し下げてから、所定の位置に固定されるまで前方にスライドさ せます(2) 。 図 2-6 4. 底面カバーの取り付け Thin Client を縦置きで使用する場合は、スタンドを取り付けなおします。 バッテリの取り外しおよび交換 作業を開始する前に、ハードウェアの取り付けまたは交換の前後に必要な手順を9 ページの「一般的 なハードウェアの取り付け手順」で確認してください。 警告! バッテリにアクセスするには、左側面のパネルを取り外す必要があります。側面のアクセス パネルを取り外す前に、Thin Client の電源がオフになっていて、電源コードがコンセントから抜いて あることを確認してください。 バッテリの取り外しおよび交換を行うには、以下の操作を行います。 1.
2. バッテリを取り外すには、バッテリの上にある留め金を引いて外し(1)、バッテリを持ち上げて 取り出します(2) 。 図 2-7 3. 内蔵バッテリの取り外しおよび交換 交換用バッテリを挿入するには、[+]と書かれている面がシャーシの外側に向くようにバッテリ を持ちます。スロットの下に向けてバッテリをスライドさせて、バッテリの端が留め具の下に収 まるまで押し下げます。 HP では、使用済みの電子機器や HP 製インク カートリッジのリサイクルを推奨しています。日本で のリサイクル プログラムについて詳しくは、http://h50146.www5.hp.com/program/ suppliesrecycling/jp/ja/hardware/index.
Thin Client オプションの取り付け Thin Client にはさまざまなオプションを取り付けることができます。 ● 16 ページの「SODIMM の取り付け」 ● 19 ページの「フラッシュ メモリ モジュールの取り付け」 ● 21 ページの「内蔵ハードディスク ドライブの交換」 ● 24 ページの「PCI-Express カードの取り付け」 ● 26 ページの「外付けドライブの取り付け」 SODIMM の取り付け お使いのコンピューターは、ダブル データ レート 3 シンクロナス DRAM(DDR3-SDRAM)スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール(SODIMM)を装備しています。 システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の SODIMM を 2 つまで取り付けることが できます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの SODIMM が標準装備されています。最 大容量のメモリ構成にするために、システム ボードにメモリを 4 GB まで増設できます。 システムを正常に動作させるためには、必ず以下の条件を満たす SODIMM
注意: メモリ モジュールの取り付けまたは取り外しを行う場合は、電源コードを抜いて電力が放 電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要があります。コンピューターが電源コンセントに接 続されている場合、電源が入っているかどうかに関係なく、メモリ モジュールには常に電気が流れ ています。電気が流れている状態でメモリ モジュールの着脱を行うと、メモリ モジュールまたはシ ステム ボードを完全に破損するおそれがあります。 お使いのメモリ モジュール ソケットの接点には、金メッキが施されています。メモリを増設すると きには、接点の金属が異なるときに生じる酸化や腐食を防ぐため、メモリ モジュールは金メッキの ものを使用してください。 静電気の放電によって、コンピューターやオプション カードの電子部品が破損することがあります。 以下の作業を始める前に、アースされた金属面に触れるなどして、身体にたまった静電気を放電して ください。詳しくは、37 ページの「静電気対策」を参照してください。 メモリ モジュールを取り扱うときは、金属製の接点に触れないでください。金属製の接点に触れる と、モジュールが破損するおそれがあります
4. SODIMM を約 20°の角度で持ち、SODIMM が固定されるまでソケットに押し込みます(1) 。 SODIMM の左右の端を、均等に力がかかるようにして静かに押し込んでください。 注記: SODIMM は、一方向にのみ取り付け可能です。SODIMM の切り込みをソケットのタブ に合わせてください。 図 2-9 SODIMM の取り付け 5. SODIMM がコンパートメントに入るように押し下げます(2) 。 6.
7. SODIMM アクセス プレートの前面の端にあるタブをスロットに挿入し(1)、ラッチが固定され るまでプレートを軽く押し下げます(2)。 図 2-11 SODIMM アクセス プレートの取り付け 8.
2. システム ボード上の正しいフラッシュ メモリ モジュール ソケットの位置を確認します。 a. PATA ソケット(1)には、初期設定でフラッシュ メモリ モジュールが取り付けられてい ます。 b. SATA ソケット(2)には、別売の SATA フラッシュ メモリ モジュールを取り付けること ができます。 図 2-12 フラッシュ メモリ モジュール ソケットの確認 3.
4. システム ボード上の固定用ポストがモジュールの穴と合うように、モジュール コネクタをフ ラッシュ メモリ モジュール ソケットにしっかりと押し込みます(1)。 図 2-14 フラッシュ メモリ モジュールの固定 5. フラッシュ メモリ モジュール オプション キットに付属のネジをモジュールの穴を通して固 定用ポストに差し込み(2)、締め付けてモジュールを固定します。 内蔵ハードディスク ドライブの交換 作業を開始する前に、ハードウェアの取り付けまたは交換の前後に必要な手順を9 ページの「一般的 なハードウェアの取り付け手順」で確認してください。 警告! システム ボードにアクセスするには、左側面のパネルを取り外す必要があります。側面の アクセス パネルを取り外す前に、Thin Client の電源がオフになっていて、電源コードがコンセント から抜いてあることを確認してください。 内蔵ハードディスク ドライブの取り外し 内蔵ハードディスク ドライブを取り外すには、以下の操作を行います。 1.
2. ドライブ ブラケットのラッチを持ち上げ(1) 、ドライブ ブラケットをスライドさせて取り付け ブラケットから引き出します(2) 。 図 2-15 3. 取り付けアセンブリからのハードディスク ドライブ ブラケットの取り外し ハードディスク ドライブをドライブ ブラケットに固定している 4 つのネジを取り外し(1) 、ブ ラケットからハードディスク ドライブを取り出します(2) 。 図 2-16 ドライブ ブラケットからのハードディスク ドライブの取り出し 注記: この 4 つのネジは、別のハードディスク ドライブの取り付けのために保管しておいて ください。 内蔵ハードディスク ドライブの取り付け 内蔵ハードディスク ドライブを取り付けるには、以下の操作を行います。 1.
2. ハードディスク ドライブをドライブ ブラケットに挿入し(1) 、キットに付属の 4 つのネジを締 め付けて固定します(2) 。 図 2-17 ドライブ ブラケットへのハードディスク ドライブの挿入 3.
4. ドライブ ブラケットの側面のネジを取り付けブラケット内のスロットに合わせ、ドライブ ブラ ケットを取り付けブラケットにスライドさせます(1)。 図 2-19 ドライブ ブラケットへのハードディスク ドライブの固定 5. ドライブ ブラケットのラッチをしっかりと押し下げ、ドライブを内蔵ハードディスク ドライブ のコネクタに押し込んでドライブ アセンブリを固定します(2) 。 6.
PCIe カードを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. プラスチック製のカバーのタブを押し下げて、シャーシから引き出します。 図 2-20 2.
3. PCIe カードのコネクタを PCI ライザー カードのソケットおよび拡張スロットに合わせます。 PCIe カードをソケットにしっかりと押し込んで、PCIe カードが正しく取り付けられ、コネクタ と拡張スロットがぴったりと合うようにします(1) 。 図 2-22 PCIe カードの取り付け 4. 金属製のラッチを閉じて PCIe カードを固定します(2) 。 外付けドライブの取り付け t610 ではさまざまな USB ドライブをオプションとして使用できます。これらのドライブについて詳 しくは、http://h50146.www5.hp.com/products/desktops/thinclient/にアクセスするか、オプション に付属の説明書を参照してください。 使用可能なオプションについて詳しくは、HP の Web サイト(http://h50146.www5.hp.
A 仕様 表 A-1 HP t610 Thin Client 寸法 幅(正面から背面) 220 mm 8.7 インチ 高さ(上面から底面、スタンドを除く) 240 mm 9.5 インチ 奥行き(左側面から右側面) 40 mm 1.6 インチ 質量(概算) 1.5 kg 3.4 ポンド 10~40°C 50~104°F -30~60°C -22~140°F 温度範囲(ファンがない場合)* 動作時** (最大変化率は 10°C/時) 非動作時 (最大変化率は 20°C/時) *動作温度は、継続的に直射日光の当たらない環境で、海抜 3000 m まで 300 m ごとに 1.0°C 下がります。取り付 けられたオプションの種類および数によって、上限が異なります。 **HP クイック リリースを使用して Thin Client をフラット パネル モニターに取り付けている場合の動作温度範囲は 10~35°C です 相対湿度(結露せず) 動作時 10~90% 10~90% 5~95% 5~95% (最高湿球温度は 28°C) 非動作時 (最高湿球温度は 38.
表 A-2 HP t610 PLUS Thin Client 寸法 幅(正面から背面) 220 mm 8.7 インチ 高さ(上面から底面、スタンドを除く) 240 mm 9.5 インチ 奥行き(左側面から右側面) 65 mm 2.6 インチ 質量(概算) 1.5 kg 3.4 ポンド 10~40°C 50~104°F -30~60°C -22~140°F 温度範囲(ファンがない場合)* 動作時** (最大変化率は 10°C/時) 非動作時 (最大変化率は 20°C/時) *動作温度は、継続的に直射日光の当たらない環境で、海抜 3000 m まで 300 m ごとに 1.0°C 下がります。取り付 けられたオプションの種類および数によって、上限が異なります。 **HP クイック リリースを使用して Thin Client をフラット パネル モニターに取り付けている場合の動作温度範囲は 10~35°C です 相対湿度(結露せず) 動作時 10~90% 10~90% 5~95% 5~95% (最高湿球温度は 28°C) 非動作時 (最高湿球温度は 38.
B セキュリティ機能 Thin Client のセキュリティ保護 HP t610 シリーズ Flexible Thin Client はセキュリティ ロック ケーブルを取り付けられるように設 計されています。セキュリティ ロック ケーブルによって、ケースをロックできるだけでなく、Thin Client が不正に移動されることを抑止できます。このオプション製品の購入については、HP 製品販売 店にお問い合わせになるか、HP の Web サイト(http://h30094.www3.hp.com/product.asp? sku=2563044&pagemode=ca、英語サイト)にアクセスしてください。 1. 背面パネルのセキュリティ ロック ケーブル用スロットを確認します。 2.
C Thin Client の取り付け HP クイック リリース HP t610 シリーズ Flexible Thin Client 本体の片面には、4 つの取り付け穴があります。これらの取り 付け穴は、フラット パネル モニター、薄型ディスプレイ、薄型テレビなどの薄型ディスプレイ(FD) 用の業界標準の取り付けインターフェイスを規定する、VESA(Video Electronics Standards Association)規格に準拠しています。HP クイック リリースを VESA 準拠の取り付け穴に接続すると、 Thin Client をさまざまな向きで取り付けることができます。 注記: クイック リリースを Thin Client に取り付ける場合は、クイック リリース キットに含まれ ている長さ 15 mm のネジを使用します。 図 C-1 HP クイック リリース このオプションについて詳しくは、HP の Web サイト、http://h50146.www5.hp.
HP クイック リリースを VESA 準拠の取り付け穴のある Thin Client で使用するには、以下の操作を行 います。 1. 取り付け器具のキットに含まれている長さ 15 mm のネジを 4 つ使用して、以下の図のように HP クイック リリースの一方を Thin Client に取り付けます。 図 C-2 HP クイック リリースの Thin Client への取り付け 2.
3.
図 C-6 ● 壁に取り付けられた Thin Client Thin Client は、上に 2.
D Thin Client の手入れと設置方法 Thin Client の手入れ Thin Client の適切な手入れの方法については、以下を参照してください。 ● Thin Client の外部パネルを取り外した状態で使用しないでください。 ● Thin Client を湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所 には置かないでください。Thin Client の推奨される温度範囲および湿度範囲について詳しくは、 27 ページの「仕様」を参照してください。 ● Thin Client 本体やキーボードに液体をこぼさないでください。 ● Thin Client やモニターの外側、およびキーボードの表面が汚れたら、まず電源を切り、水で軽く 湿らせた柔らかい布で汚れを落とした後、糸くずの出ない柔かい布で拭いて乾かしてください。 洗剤などを使用すると、変色や変質の原因となります。 推奨されている設置方法 HP では、Thin Client の以下の設置方法を推奨しています。 注意: Thin Client が正しく機能するためには、HP で推奨されている方法で設
図 D-2 横置きでの設置 ● Thin Client の上に 2.
推奨されていない設置方法 HP では、Thin Client の以下の設置方法を推奨していません。 注意: 推奨されていない方法で Thin Client を設置すると、操作に失敗したり、デバイスに損傷を与 えたりする場合があります。 注意: 動作温度を維持するために、Thin Client は適切な通気が必要です。通気孔をふさがないでく ださい。 Thin Client を引き出しやその他の密閉された空間に置かないでください。Thin Client の上にモニ ターなどを置かないでください。動作温度を維持するために、Thin Client には適切な通気が必要で す。 図 D-4 Thin Client を引き出しやその他の密閉された空間に置かないでください。 図 D-5 Thin Client の上にモニターを置かないでください。 36 付録 D Thin Client の手入れと設置方法
E 静電気対策 人間の指など、導電体からの静電気放電によって、システム ボードなどの静電気に弱いデバイスに 損傷を与えることがあります。このような損傷によって、デバイスの耐用年数が短くなることがあり ます。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管の際は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされている Thin Client のシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バンド は柔軟な帯状のもので、アース コー
F 運搬時の注意 運搬時の注意 Thin Client を運搬する場合は、以下のことを守ってください。 1. Thin Client と外部装置の電源を切ります。 2. 電源コンセントから電源コードを抜き取り、次に Thin Client からも抜き取ります。 3. 外部装置の電源コードを電源コンセントから抜いてから、外部装置からも抜き取ります。 4.
索引 D DisplayPort コネクタの位置 2 E Ethernet コネクタの位置 2 H HP t610 PLUS Thin Client PCIe カード 24 仕様 28 前面の各部 1 背面の各部 3 HP t610 Thin Client 仕様 27 前面の各部 1 背面の各部 2 HP クイック リリース 30 P PCIe カード HP t610 PLUS Thin Client 24 取り付け 24 PS/2 コネクタの位置 2 R RJ-45 コネクタの位置 2 S SODIMM、取り付け 16 T Thin Client の取り付け 30 U USB コネクタ 位置 1, 2 W Web サイト HP ハードウェア ドライバー 10 Thin Client、オプション 1 Thin Client のハードウェアおよ びソフトウェア 1 USB ドライブのオプション 26 オプション 1, 29, 30 情報 2 外付け USB ドライブ 26 ダウンロード 10 Windows ロゴ キー 6, 7 あ アースの方法 37 アクセス パネル 取り付け 13 取り外し 10
す 推奨されていない設置方法 引き出しの中 36 モニターの下 36 推奨されている設置方法 34 縦置き 34 モニター スタンドの下 34 横置き 34 推奨されている取り付け方法 32 スタンド 取り付け 4 取り外し 5 寸法 27, 28 せ 静電気による損傷の防止 37 静電気の放電 37 セキュリティ 29 前面の各部 HP t610 PLUS Thin Client 1 HP t610 Thin Client 1 そ 相対湿度の仕様 27, 28 側面カバー 取り付け 13 取り外し 12 側面のアクセス パネル 取り付け 13 取り外し 10 外付けドライブ 26 た ダウンロード、Web サイト 10 ち 注意 HP クイック リリース 32 Thin Client の設置方法 34, 36 静電気 9 通気 36 て 定格出力電流 27, 28 ディスプレイ コネクタの位置 2 電源コード固定スロット 5 電源コネクタの位置 2 40 索引 電源出力の仕様 27, 28 電源の仕様 27, 28 電源ボタンの位置 1 電源ランプの位置 1 と ドライブ、外付け 26 取り付け HP