Before using HP Client Security
盗難からの保護
盗難の例として、空港の検問所での、機密データや顧客情報を含むコンピューターの盗難が挙げられ
ます。盗難からの保護には、以下の機能が役立ちます。
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ブート前認証機能が有効になっていると、オペレーティング システムへのアクセスの防止に役
立ちます。
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HP Client Security:
12 ページの「HP Client Security」を参照してください。
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HP Drive Encryption:
30 ページの「HP Drive Encryption(一部のモデルのみ)」を参照
してください。
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暗号化は、ハードドライブが取り外されて、セキュリティ保護されていないシステムに取り付け
られている場合でもデータにアクセスできないようにするために役立ちます。
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Computrace では、盗難の被害にあった後のコンピューターの場所を追跡できます。
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Computrace:
57 ページの「盗難からの回復(一部のモデルのみ)」を参照してください。
機密データへのアクセス制限
契約監査官がオンサイトで作業していて、機密の財務データの確認のためにコンピューターへのアク
セスを許可されているとします。ただし、この検査官がこれらのファイルを印刷したり、CD などの
書き込み可能なデバイスに保存できるようにはしたくありません。データへのアクセスを制限する
には、以下の機能が役立ちます。
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HP Device Access Manager を使用すると、IT 管理者は、機密情報をハードドライブからコピー
できないように、通信デバイスへのアクセスを制限できます。
46 ページの「[システム]
ビュー」を参照してください。
内部または外部からの不正なアクセスの防止
セキュリティ保護されていないコンピューターへの不正なアクセスは、金融サービス、役員、または
研究開発チームからのデータなどの社内ネットワーク リソースや、患者記録や個人の財務データな
どの個人情報を非常に大きなリスクにさらすことになります。不正なアクセスを防止するには、以下
の機能が役立ちます。
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ブート前認証機能が有効になっていると、オペレーティング システムへのアクセスの防止に役
立ちます。(
30 ページの「HP Drive Encryption(一部のモデルのみ)」を参照してください)。
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HP Client Security は、不正なユーザーがパスワードを入手したり、パスワードで保護されたア
プリケーションにアクセスしたりできないようにするために役立ちます。
12 ページの「HP
Client Security」を参照してください。
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HP Device Access Manager を使用すると、IT 管理者は、機密情報をハードドライブからコピー
できないように、書き込み可能なデバイスへのアクセスを制限できます。
45 ページの「HP
Device Access Manager(一部のモデルのみ)」を参照してください。
強力なパスワード ポリシーの作成
いくつもの Web ベースのアプリケーションやデータベースに対して強力なパスワード ポリシーを
使用する必要が生じた場合、Password Manager(パスワード マネージャー)で、パスワードやシン
グルサインオンのための保護されたリポジトリが提供されます。
18 ページの「Password
Manager」を参照してください。
主なセキュリティの目的の実現
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