About Desktop Management (May 2004)
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38 www.hp.com/jp デス ク ト ッ プ マネジメ ン ト について
デスク ト ッ プ マネジメ ン ト
マスタ ブー ト レコード セキュ リ テ ィ (Master Boot Record Security)
マスタ ブート レコード(MBR)には、ディスクから正常に起動して、ディ
スク上に保存されているデータにアクセスするための情報が入っています。
マスタ ブート レコードのセキュリティ機能によって、誤って MBR を変更し
たり不正にMBRが変更されたりすると(一部のコンピュータ ウイルスによっ
てデータが変更されたり、ディスク ユーティリティを誤って使用したりする
など)、その変更が検出および報告されます。また、システムの再起動時に
MBRへの変更が検出された場合、このセキュリティによって「正常であるこ
とが分かっている最新の」MBRを復元することができます。
MBRセキュリティを有効にするには、以下の手順で操作します。
1. コンピュータの電源を入れるか、[スタート]→[シャットダウン]→[再起
動]→[OK]の順に選択して再起動します。
2. コンピュータが起動したらすぐに[F10]キーを押したままにし、コン
ピュータ セットアップを実行します。必要であれば、[Enter]キーを押
すと、タイトル画面をスキップできます。
適切なタイミングで[F10]キーを押せなかったときは、コンピュータを再起
動して、もう一度[F10]キーを押したままにしてください。
PS/2キーボードを使用している場合、[Keyboard Error]というメッセージが表
示されることがありますが、無視してかまいません。
3. [セキュリティ ](Security)→[マスタ ブート レコード セキュリティ ]
(Master Boot Record Security)→[有効](Enabled)の順に選択します。
4. [セキュリティ ] →[ マスタ ブート レコードの保存](Save Master Boot
Record)の順に選択します。
5. 設定を終了するには、[ファイル](File)→[変更を保存して終了](Save
Changes and Exit)の順に選択します。
MBRセキュリティを有効にすると、BIOSは、MS-DOSやWindowsのSafeモー
ドで現在の起動可能ディスクのMBRが変更されることを防ぎます。
ほとんどのオペレーティング システムは、現在の起動可能ディスクのMBRへ
のアクセスを制御します。したがって、オペレーティング システムの動作中
に行われる変更については、BIOSは阻止できません。