HP ノートブック コンピューター ユーザー ガイド
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安全に関するご注意 警告! 低温やけどをするおそれがありますので、ひざなどの体の上にコンピューターを置いて使用 したり、肌に直接コンピューターが触れている状態で長時間使用したりしないでください。肌が敏感 な方は特にご注意ください。また、コンピューターが過熱状態になるおそれがありますので、コン ピューターの通気孔をふさいだりしないでください。コンピューターが過熱状態になると、やけどや コンピューターの損傷の原因になる可能性があります。コンピューターは、硬く水平なところに設置 してください。通気を妨げるおそれがありますので、隣にプリンターなどの表面の硬いものを設置し たり、枕や毛布、または衣類などの表面が柔らかいものを敷いたりしないでください。また、AC ア ダプターを肌に触れる位置に置いたり、枕や毛布、または衣類などの表面が柔らかいものの上に置い たりしないでください。お使いのコンピューターおよび AC アダプターは、International Standard for Safety of Information Technology Equipment(IEC 60950)で定められた、ユーザーが触れる表 面
iv 安全に関するご注意
目次 1 ようこそ .......................................................................................................................................................... 1 情報の確認 ........................................................................................................................................... 2 2 コンピューターの概要 .................................................................................................................................... 4 表面の各部 ........................................
ホットキーの位置 .............................................................................................................. 20 テンキーの使用 .................................................................................................................. 21 内蔵テンキーの使用 .......................................................................................... 21 別売の外付けテンキーの使用 ........................................................................... 21 タッチパッドの使用 ........................................................
バッテリ寿命の最大化 ....................................................................................................... 36 ロー バッテリ状態への対処 .............................................................................................. 37 ロー バッテリ状態の確認 ................................................................................. 37 ロー バッテリ状態の解決 ................................................................................. 37 外部電源を使用できる場合のロー バッテリ状態への対処方法 ....... 37 充電済みのバッテリを使用できる場合のロー バッテリ状態への 対処方法 ...........
別売の外付けデバイスの使用 ............................................................................................................. 51 別売の外付けドライブの使用 ............................................................................................ 51 ドッキング コネクタの使用 .............................................................................................................. 52 9 メモリ モジュール ......................................................................................................................................
詳細なシステム診断の使用 ................................................................................................................ 70 13 マルチブート ............................................................................................................................................... 71 ブート デバイスの順序について ....................................................................................................... 71 [Computer Setup]でのブート デバイスの有効化 ........................................................................
付録 D 静電気対策 ...........................................................................................................................................
1 ようこそ コンピューターをセットアップして登録した後に、以下の操作を行います。 ● インターネットへの接続:インターネットに接続できるように、有線ネットワークまたは無線 ネットワークをセットアップします。詳しくは、15 ページの「ネットワーク」を参照してく ださい。 ● コンピューター本体の確認:お使いのコンピューターの各部や特徴を確認します。詳しくは、 4 ページの「コンピューターの概要」および20 ページの「キーボードおよびポインティング デバイス」を参照してください。 ● インストールされているソフトウェアの確認:コンピューターにプリインストールされているソ フトウェアの一覧を表示します。[Computer](コンピュータ)→[More Applications](アプ リケーション)の順に選択します。 注記: コンピューターに付属しているソフトウェアの使用について詳しくは、[Computer]→ [Help](ヘルプ)の順に選択してください。また、それぞれのソフトウェアの製造元の説明書も 参照してください。これらの説明書は、ソフトウェアに含まれていたり、ソフトウェアの製造元 の Web
情報の確認 コンピューターには、各種タスクの実行に役立つ複数のリソースが用意されています。 リソース 提供される情報 ● コンピューターのセットアップ ● コンピューターの各部の名称 Linux ヘルプ ● コンピューターのソフトウェア Linux ヘルプにアクセスするには、[Computer](コンピュー タ)→[Help](ヘルプ)の順に選択します ● コンピューターの設定 ● インターネットへの接続 ● コンピューターのユーティリティ ● 規定および安全に関する情報 ● このガイドを表示するには、デスクトップの[HP Documents](HP ドキュメント)アイコンをダブルクリック します バッテリの処分に関する情報 『セットアップ手順』ポスター(印刷物) 『規定、安全、および環境に関するご注意』 『快適に使用していただくために』 このガイドを表示するには、デスクトップの[HP Documents]アイコンをダブルクリックします ● 正しい作業環境の整え方、作業をする際の正しい姿勢、 および作業上の習慣 ● 電気的および物理的安全基準に関する情報 ま
リソース 提供される情報 限定保証規定* 保証に関する情報 日本向けの日本語モデルに適用される HP 限定保証規定は、 製品に付属の小冊子、『サービスおよびサポートを受けるに は』に記載されています * お使いの製品に適用される HP 限定保証規定は、国や地域によっては、お使いのコンピューターに収録されているドキュ メントまたは製品に付属の CD や DVD に収録されているドキュメントに明示的に示されています。日本向けの日本語モデ ル製品には、保証内容を記載した小冊子、『サービスおよびサポートを受けるには』が付属しています。また、日本以外で も、印刷物の HP 限定保証規定が製品に付属している国や地域もあります。保証規定が印刷物として提供されていない国ま たは地域では、印刷物のコピーを入手できます。http://www.hp.com/go/orderdocuments/ でオンラインで申し込むか、また は下記宛てに郵送でお申し込みください。 ● 北米:Hewlett-Packard, MS POD, 11311 Chinden Blvd.
2 コンピューターの概要 表面の各部 タッチパッド 注記: お使いのコンピューターの外観は、図と多少異なる場合があります。 名称 4 説明 (1) ポイント スティック ポインターを移動して、画面上の項目を選択したり、アクティブ にしたりします (2) 左のポイント スティック ボタン 外付けマウスの左ボタンと同様に機能します (3) タッチパッド オン/オフ切り替え機能 タッチパッドをオンまたはオフにします (4) タッチパッド ゾーン ポインターを移動して、画面上の項目を選択したり、アクティブ にしたりします (5) 左のタッチパッド ボタン 外付けマウスの左ボタンと同様に機能します (6) 右のポイント スティック ボタン 外付けマウスの右ボタンと同様に機能します (7) 中央のポイント スティック ボタン 外付けマウスの中央ボタンと同様に機能します (8) 中央のタッチパッド ボタン 外付けマウスの中央ボタンと同様に機能します (9) 右のタッチパッド ボタン 外付けマウスの右ボタンと同様に機能します 第 2 章 コンピューターの概要
ランプ 名称 (1) 説明 電源ランプ ● 点灯:コンピューターの電源がオンになっています ● 点滅:コンピューターがサスペンド状態になっています ● 消灯:コンピューターの電源がオフになっているか、ハイバ ネーション状態になっています (2) Caps Lock ランプ 点灯:Caps Lock がオンになっています (3) マイクのミュート(消音)ランプ ● オレンジ色:マイクのサウンドがオフになっています ● 消灯:マイクのサウンドがオンになっています (4) Num Lock ランプ 点灯:Num Lock がオンになっています (5) 無線ランプ ● 白色:無線ローカル エリア ネットワーク(無線 LAN)デバ イスや Bluetooth®デバイスなどの内蔵無線デバイスの電源 がオンになっています ● オレンジ色:すべての無線デバイスがオフになっています ● オレンジ色:コンピューターのサウンドがオフになっていま す ● 消灯:コンピューターのサウンドがオンになっています (6) ミュート(消音)ランプ 表面の各部 5
ボタンおよび指紋認証システム(一部のモデルのみ) 名称 (1) 説明 電源ボタン ● コンピューターの電源が切れているときにボタンを押すと、 電源が入ります ● コンピューターの電源が入っているときにボタンを短く押 すと、サスペンドが開始されます ● コンピューターがサスペンド状態のときにボタンを短く押 すと、サスペンドが終了します ● コンピューターがハイバネーション状態のときにボタンを 短く押すと、ハイバネーションが終了します コンピューターが応答せず、オペレーティング システムのシャッ トダウン手順を実行できないときは、電源ボタンを 5 秒程度押し たままにすると、コンピューターの電源が切れます 電源の設定に関する詳しい情報を調べるには、以下の操作を行い ます 6 1. [Computer](コンピュータ)→[Control Center](コント ロール センター)の順に選択します 2.
名称 説明 (4) ミュート(消音)ボタン (5) 指紋認証システム(一部のモデルのみ) パスワードの代わりに指紋認証を使用してログオンできます スピーカーの音を消したり音量を元に戻したりします キー 名称 説明 (1) fn キー ファンクション キーと組み合わせて押すことによって、頻繁に使 用するシステムの機能を実行します (2) ファンクション キー fn キーと組み合わせて押すことによって、頻繁に使用するシステ ムの機能を実行します (3) num lk キー 内蔵テンキーのナビゲーション機能と数字入力機能が切り替わり ます (4) 内蔵テンキー num lk キーが有効になっているときは、外付けテンキーと同様に 使用できます。上の図は英語版のキー配列です。日本語版のキー 配列とは若干異なりますが、内蔵テンキーの位置は同じです 外付 けテンキーの Num lk の数字入力機能とナビゲーション機能 (キーの矢印の方向で示されます)を切り替えるには、num lk キー を押します 表面の各部 7
前面の各部 名称 (1) (2) (3) (4) 8 第 2 章 説明 無線ランプ 電源ランプ AC アダプター/バッテリ ランプ ハードドライブ ランプ コンピューターの概要 ● 白色:無線ローカル エリア ネットワーク(無線 LAN)デバ イスや Bluetooth デバイスなどの内蔵無線デバイスの電源が オンになっています ● オレンジ色:すべての無線デバイスがオフになっています ● 点灯:コンピューターの電源がオンになっています ● 点滅:コンピューターがサスペンド状態になっています ● 消灯:コンピューターの電源がオフになっているか、ハイバ ネーション状態になっています ● 白色:コンピューターは外部電源に接続され、バッテリの充 電は 90~99%完了しています ● 消灯:バッテリは完全に充電されています ● 白色で点滅:ハードドライブまたはオプティカル ドライブ にアクセスしています ● オレンジ色に点灯:[HP 3D DriveGuard]によってハードド ライブが一時停止しています
右側面の各部 名称 説明 (1) メディア カード スロット 情報の保存、管理、共有、およびアクセスを可能にする別売のメ ディア カードを接続します (2) オーディオ出力(ヘッドフォン)/オー ディオ入力(マイク)コネクタ 別売または市販の電源付きステレオ スピーカー、ヘッドフォン、 イヤフォン、ヘッドセット、テレビ オーディオなどを接続しま す。別売のヘッドセット マイクもここに接続します 警告! 突然大きな音が出て耳を傷めることがないように、音量 の調節を行ってからヘッドフォン、イヤフォン、またはヘッドセッ トを使用してください。安全に関する情報について詳しくは、 『規 定、安全、および環境に関するご注意』を参照してください 注記: コネクタにデバイスを接続すると、コンピューター本体 のスピーカーは無効になります デバイス ケーブルが、オーディオ出力(ヘッドフォン)および オーディオ入力(マイク)の両方をサポートする 4 芯コネクタを 備えていることを確認します (3) USB 3.
左側面の各部 名称 (1) 説明 セキュリティ ロック ケーブル用ス ロット 別売のセキュリティ ロック ケーブルをコンピューターに接続し ます 注記: セキュリティ ロック ケーブルに抑止効果はありますが、 コンピューターの盗難や誤った取り扱いを完全に防ぐものではあ りません (2) USB 2.0 ポート 別売の USB デバイスを接続します 注記: 各種 USB ポートについて詳しくは、50 ページの「USB (Universal Serial Bus)デバイスの使用」を参照してください (3) 通気孔 コンピューター内部の温度が上がりすぎないように空気を通しま す 注記: 内部コンポーネントを冷却して過熱を防ぐため、コン ピューターのファンは自動的に作動します。通常の操作を行って いるときに内部ファンが回転したり停止したりしますが、これは 正常な動作です (4) デュアルモードの DisplayPort 高性能なモニターやプロジェクターなどの別売のデジタル ディ スプレイ デバイスを接続します (5) USB 3.
背面の各部 名称 (1) 説明 USB 3.0 ポート 別売の USB デバイスを接続します。USB 3.
ディスプレイの各部 名称 説明 (1) 無線 LAN アンテナ(×2)*(一部のモ デルのみ) 無線ローカル エリア ネットワーク(無線 LAN)で通信する無線 信号を送受信します (2) 内蔵マイク(×2) サウンドを録音します (3) Web カメラ ランプ(一部のモデルの み) Web カメラの使用中に点灯します (4) Web カメラ(一部のモデルのみ) 動画を録画したり、写真を撮影したりします (5) 内蔵ディスプレイ スイッチ コンピューターの電源が入っている状態でディスプレイを閉じる と、ディスプレイの電源が切れるかサスペンドが開始します 注記: ディスプレイ スイッチはコンピューターの外側からは見 えません * アンテナはコンピューターの外側からは見えません。送受信が最適に行われるようにするため、アンテナの周囲には障害 物を置かないでください。お住まいの国または地域の無線に関する規定情報については、 『規定、安全、および環境に関する ご注意』を参照してください。 12 第 2 章 コンピューターの概要
裏面の各部 名称 説明 (1) バッテリ リリース ラッチ バッテリの固定を解除します (2) バッテリ ベイ バッテリが装着されています (3) ドッキング コネクタ 別売のドッキング デバイスを接続します (4) オプション バッテリ コネ クタ 別売のオプション バッテリを接続します (5) 底面カバー リリース ロッ ク 底面カバーを固定します (6) 底面カバー リリース ラッ チ コンピューターから底面カバーを取り外すときに使用します 裏面の各部 13
名称 (7) 説明 通気孔(×3) コンピューター内部の温度が上がりすぎないように空気を通しま す 注記: 内部コンポーネントを冷却して過熱を防ぐため、コン ピューターのファンは自動的に作動します。通常の操作を行って いるときに内部ファンが回転したり停止したりしますが、これは 正常な動作です (8) 底面カバー ハードドライブが格納されています。また、無線 LAN モジュール スロットおよびメモリ モジュール スロットがあります 注意: システムの応答停止を防ぐため、無線モジュールを交換 する場合は、各国/地域の無線デバイスの認定/承認機関でこのコン ピューター用に認定された製品のみを使用してください。モ ジュールを交換した後にエラー メッセージが表示される場合は、 モジュールを取り外してコンピューターを元の状態に戻してか ら、HP のサポート窓口にお問い合わせください 14 第 2 章 コンピューターの概要
3 ネットワーク お使いのコンピューターは、以下のどちらか 1 つまたは両方のインターネット アクセスに対応でき ます。 ● 無線:モバイル インターネット接続には、無線接続を使用できます。16 ページの「既存の無 線 LAN への接続」または17 ページの「新しい無線 LAN のセットアップ」を参照してくださ い。 ● 有線:有線ネットワークに接続することで、インターネットにアクセスできます。有線ネット ワークへの接続について詳しくは、19 ページの「有線ネットワークへの接続」を参照してく ださい。 注記: インターネット用ハードウェアおよびソフトウェア機能は、コンピューターのモデルおよび お使いの場所によって異なる可能性があります。 インターネット サービス プロバイダー(ISP)の使用 インターネットに接続する前に、ISP アカウントを設定する必要があります。インターネット サービ スの申し込みおよびモデムの購入については、利用する ISP に問い合わせてください。ほとんどの ISP が、モデムのセットアップ、無線コンピューターをモデムに接続するためのネットワーク ケーブ ルの取り付け、イン
無線デバイスのオン/オフの切り替え 無線ボタンの使用 無線ネットワーク コントローラーと Bluetooth コントローラーの両方を同時に有効または無効にす るには、無線ボタンを使用します。これらのコントローラーを別々に制御するには、[Control Center] (コントロール センター)または[Computer Setup]を使用します。 注記: お使いのコンピューターの無線ボタンの種類および位置は、4 ページの「コンピューターの 概要」を参照して確認してください。 オペレーティング システムの制御機能の使用 有線または無線ネットワーク デバイスを有効または無効にするには、以下の操作を行います。 1. タスクバーの右端の通知領域にある[Network Connection](ネットワーク接続)アイコンを右 クリックします。 2.
注記: お使いのネットワークを隠すように設定していない場合に無線 LAN が一覧に表示され ないときは、ユーザーが無線ルーターまたはアクセス ポイントの範囲外にいることになります。 接続したいネットワークが表示されていない場合は、タスクバー右端の通知領域の[Network Connection]アイコンを右クリックして、[Edit Connections](接続の編集)をクリックしま す。 新しい無線 LAN のセットアップ 以下の機器が必要です。 ● ブロードバンド モデム(DSL またはケーブル) (1)およびインターネット サービス プロバイ ダー(ISP)が提供する高速インターネット サービス ● 無線ルーター(別売)(2) ● 無線コンピューター(3) 以下の図は、インターネットに接続している無線ネットワークの設置例を示しています。 注記: ケーブル モデムは内蔵ルーターに含まれている場合があります。別売のルーターが必要か どうかを確認するには、ISP に問い合わせてください。 注記: 無線接続をセットアップするときは、お使いのコンピューターと無線ルーターとの間で同期 が取れているこ
無線信号はネットワークの外に出てしまうため、保護されていない信号を他の無線 LAN デバイスに拾 われる可能性があります。事前に以下のような対策を取ることで無線 LAN を保護できます。 ● ファイアウォールの使用:ネットワークに送信されてくるデータおよびデータ要求をチェック し、疑わしいデータを破棄します。利用できるファイアウォールには、ソフトウェアとハード ウェアの両方があります。ネットワークによっては、両方の種類を組み合わせて使用します。 ● 無線の暗号化:お使いのコンピューターは 3 つの暗号プロトコルをサポートしています。 ◦ WPA(Wi-Fi Protected Access) ◦ WPA2(Wi-Fi Protected Access II) ◦ WEP(Wired Equivalent Privacy) 注記: 3 つの中で最新の暗号プロトコルである WPA2 を選択することをおすすめします。WEP 暗 号は簡単に解読されるため、WEP 暗号を使用することはおすすめしません。 ● ● WPA および WPA2 は、セキュリティ標準に準拠してネットワークで送信されるデータ
有線ネットワークへの接続 ローカル エリア ネットワーク(LAN)への接続(一部のモデルのみ) ローカル エリア ネットワーク(LAN)に接続するには、8 ピンの RJ-45 ネットワーク ケーブル(別 売)を使用する必要があります。ネットワーク ケーブルに、テレビやラジオからの電波障害を防止 するノイズ抑制コア(1)が取り付けられている場合は、コアが取り付けられている方のケーブルの 端(2)をコンピューター側に向けます。 ネットワーク ケーブルを接続するには、以下の操作を行います。 1. ネットワーク ケーブルをコンピューター本体のネットワーク コネクタに差し込みます(1) 。 2.
4 キーボードおよびポインティング デバイ ス キーボードの使用 ホットキーの位置 ホットキーは、fn キーとファンクション キーのどれか 1 つとの組み合わせです。 注記: ホットキーの場所について詳しくは、4 ページの「コンピューターの概要」を参照してくだ さい。 ホットキーを使用するには、以下の操作を行います。 ▲ fn キーを短く押し、次にホットキーの組み合わせの 2 番目のキーを短く押します。 ホットキーの組み合 わせ fn + f3 説明 サスペンドを開始します。これによって、情報がシステム メモリに保存されます。ディスプレイと その他のシステム コンポーネントはオフになり、節電されます サスペンドを終了するには、電源ボタンを短く押します 注意: 情報の損失を防ぐために、サスペンドを開始する前に必ずデータを保存してください 注記: コンピューターがサスペンド状態のときに完全なロー バッテリ状態になった場合は、ハイ バネーションが開始され、メモリに保存された情報がハードドライブに保存されます fn + f4 システムに接続されているディスプレイ デバイス間で画面を切り替えます。たと
ホットキーの組み合 わせ 説明 fn + f10 画面の輝度を上げます fn + f11 キーボードのバックライトをオンまたはオフにします 注記: 出荷時設定では、キーボードのバックライトはオンになっています。バッテリの寿命を延 ばすには、キーボードのバックライトをオフにします テンキーの使用 内蔵テンキーの使用 注記: 内蔵テンキーの場所について詳しくは、4 ページの「コンピューターの概要」を参照してく ださい。 名称 説明 num lk キー 内蔵テンキーのナビゲーション機能と数字入力機能が切り替わります 注記: テンキー機能がコンピューターの電源を切ったときに有効 だった場合は、次回コンピューターの電源を入れたときにも有効に なっています 内蔵テンキー num lk キーが有効になっているときは、外付けテンキーと同様に使用 できます。上の図は英語版のキー配列です。日本語版のキー配列とは 若干異なりますが、内蔵テンキーの位置は同じです 外付けテンキーの Num lk の数字入力機能とナビゲーション機能(キーの矢印の方向で示 されます)を切り替えるには、num lk キーを押します
タッチパッドの使用 ポインターを移動するには、タッチパッド上でポインターを移動したい方向に 1 本の指をスライドさ せます。左のタッチパッド ボタンと右のタッチパッド ボタンは、外付けマウスの左右のボタンと同 様に使用します。 注記: お使いのコンピューターに付属しているポインティング デバイス以外に、外付け USB マウ ス(別売)をコンピューターの USB ポートのどれかに接続して使用できます。 タッチパッドのオフ/オンの切り替え タッチパッドをオフまたはオンにするには、タッチパッドの左上隅のエリアをすばやくダブルタップ します。 移動 ポインターを移動するには、タッチパッド上でポインターを移動したい方向に 1 本の指をスライドさ せます。タッチパッドのスクロール ゾーンを使用して画面を上下にスクロールするには、タッチ パッドの上で指を上下にスライドさせます。 注記: ポインターの移動にタッチパッドを使用している場合、まずタッチパッドから指を離し、そ の後でスクロール ゾーンに指を置きます。タッチパッドからスクロール ゾーンへ指を動かすだけ では、スクロール機能はアクティブになりません。 22 第
選択 左のタッチパッド ボタンと右のタッチパッド ボタンは、外付けマウスの左右のボタンと同様に使用 します。 タッチパッド ジェスチャの使用 タッチパッドでは、さまざまな種類のジェスチャがサポートされています。タッチパッド ジェス チャを使用するには、2 本の指を同時にタッチパッド上に置きます。 注記: プログラムによっては、一部のタッチパッド ジェスチャに対応していない場合があります。 個々のジェスチャに関する情報を表示するには、以下の操作を行います。 1. [Computer](コンピュータ)→[More Applications](アプリケーション)の順に選択します。 2. 左側の枠内で[System](システム)をクリックし、右側の枠内で[タッチパッド]アイコン をクリックします。 3. [Device Settings](デバイス設定)タブで、デバイスをクリックし、[Settings](設定)をク リックします。 4. ジェスチャをクリックすると、その機能に関する情報が表示されます。 ジェスチャをオンまたはオフにするには、以下の操作を行います。 1.
タップ 画面上で選択するには、ポインターを画面上の項目に移動してタップします。 ● タッチパッド ゾーンで、1 本の指でタップして(軽くたたいて)選択します。項目をダブルタッ プして開きます。 注記: タッチパッド上で選択した項目を押したままにすると、その項目に関する情報を提供する ヘルプ画面が表示されます。 スクロール スクロールは、ページや画像を上下左右に移動するときに便利です。スクロールするには、2 本の指 を少し離してタッチパッド上に置き、タッチパッド上で上下左右の方向にドラッグします。 注記: スクロールの速度は、指を動かす速度で調整します。 24 第 4 章 キーボードおよびポインティング デバイス
ピンチ/ズーム 指でつまむ動作のピンチおよび指を開く動作のストレッチにより、画像やテキストを拡大したり縮小 したりするズームができます。 ● タッチパッド ゾーンで 2 本の指を一緒の状態にして置き、その 2 本の指の間隔を拡げるとズー ムイン(拡大)できます。 ● タッチパッド ゾーンで 2 本の指を互いに離した状態にして置き、その 2 本の指の間隔を狭める とズームアウト(縮小)できます。 回転(一部のモデルのみ) 回転を使用すると、写真などの項目を回転できます。 ● オブジェクトの上にポインターを置いてから、左手の人差し指をタッチパッド ゾーンに固定し ます。右手を使用して、人差し指を 12 時から 3 時の位置へと弧を描きながら動かします。逆方 向へと回転させるには、人差し指を 3 時から 12 時の方向に動かします。 注記: 回転は、オブジェクトや画像を操作できる特定のアプリケーションを対象としています。回 転が機能しないアプリケーションもあります。 タッチパッドの使用 25
ポインティング デバイス機能のカスタマイズ ボタンの構成、クリック速度、およびポインター オプション等をカスタマイズするには、以下の操 作を行います。 1. [Computer](コンピュータ)→[Control Center](コントロール センター)の順に選択しま す。 2.
5 マルチメディア お使いのコンピューターは以下の機能を備えています。 ● 内蔵スピーカー ● 内蔵マイク ● 内蔵 Web カメラ(一部のモデルのみ) ● プリインストールされたマルチメディア ソフトウェア ● マルチメディア ボタンまたはマルチメディア キー オーディオ機能の使用 お使いのコンピューターでは、以下のようなさまざまなオーディオ機能を使用できます。 ● 音楽の再生 ● サウンドの録音 ● インターネットからの音楽のダウンロード ● マルチメディア プレゼンテーションの作成 ● インスタント メッセージ プログラムを使用したサウンドと画像の送信 ● ラジオ番組のストリーミング ● コンピューターに取り付けられているオプティカル ドライブ(一部のモデルのみ)または外付 けオプティカル ドライブ(別売)を使用したオーディオ CD の作成(書き込み) 音量の調整 音量の調整には、以下のどれかを使用します。 ● 音量ボタン ● 音量ホットキー ● 音量キー 警告! 突然大きな音が出て耳を傷めることがないように、音量の調節を行ってからヘッドフォ
オーディオ機能の確認 お使いのコンピューターのシステム サウンドを確認するには、以下の操作を行います。 1. [Computer](コンピュータ)→[Control Center](コントロール センター)の順に選択しま す。 2. 左側の枠内で[Hardware](ハードウェア)をクリックし、右側の枠内で[Sound](サウンド) をクリックします。 3. [Sound Effects](サウンド エフェクト)タブをクリックし、[Choose an alert sound](警 告音を選択)の下にあるサウンド オプションのどれかを選択して個々のサウンドをテストしま す。 コンピューターの録音機能を確認するには、以下の操作を行います。 1. [Computer]→[Control Center]の順に選択します。 2. 左側の枠内で[Hardware]をクリックし、右側の枠内で[Sound]をクリックします。 3.
VGA VGA コネクタとも呼ばれる外付けモニター コネクタは、外付け VGA モニターや VGA プロジェク ターなどの外付け VGA ディスプレイ デバイスをコンピューターに接続するための、アナログ ディ スプレイ インターフェイスです。 ▲ VGA ディスプレイ デバイスを接続するには、デバイスのケーブルを外付けモニター コネクタ に接続します。 コンピューターに接続されているディスプレイ デバイス間で画面を切り替えるには、fn + f4 キーを押します。 注記: fn + f4 キーを押すと、設定を切り替えられます。コンピューター本体のディスプレイ を使用するか、外付けモニターとコンピューター本体のディスプレイの両方を同時に使用する か、外付けモニターのどちらかを使用するかを選択できます。DisplayPort コネクタおよび VGA コネクタの両方に外付けモニターを接続することも可能ですが、一度に有効にできる外付けモニ ターは 1 台だけです。 fn + f4 キーを押しても外付けモニターが検出されなかった場合は、以下の操作を行います。 注記: AMD グラフィックス カードがある場合は、以下の
AMD グラフィックス カードが搭載されていて、fn + f4 キーを押しても外付けモニターが検出されな い場合は、以下の操作を行います。 30 1. [Computer](コンピューター)→[More Applications](アプリケーション)→[System](シ ステム)→[ATI Catalyst Control Center (as Superuser)](ATI Catalyst コントロール セン ター(Superuser として) )の順に選択します。 2. root パスワードを入力します。 3. 右側の枠内で[Display Manager](ディスプレイ マネージャー)を選択します。 4. [Detect connected displays](接続されているディスプレイの検出)ボタンをクリックしま す。 5. ディスプレイの設定を変更するには、ダイアログ ボックスでモニターをクリックしてから [Display properties](ディスプレイのプロパティ)タブまたは[Multi-Display](マルチディス プレイ)タブを選択します。 6.
DisplayPort DisplayPort は、高性能なモニターやプロジェクターなど、対応しているデジタル ディスプレイ デバ イスを接続します。DisplayPort は VGA 外付けモニター コネクタを上回るパフォーマンスを提供 し、デジタル接続の質を向上させます。 1. デジタル ディスプレイ デバイスを接続するには、デバイスのケーブルを DisplayPort に接続し ます。 注記: デバイスのケーブルを取り外すには、コネクタ ラッチを押し下げて、ケーブルをコン ピューターから取り外します。 2. ケーブルのもう一方の端をビデオ デバイスに接続します。 3.
6 電源の管理 コンピューターのシャットダウン 注意: コンピューターをシャットダウンすると、保存されていない情報は失われます。 [Shutdown](シャットダウン)コマンドはオペレーティング システムを含む開いているすべてのプ ログラムを終了し、ディスプレイおよびコンピューターの電源を切ります。 以下の場合は、コンピューターをシャットダウンします。 ● バッテリを交換したりコンピューター内部の部品に触れたりする必要がある場合 ● USB ポート以外のコネクタに外付けハードウェア デバイスを接続する場合 ● コンピューターを長期間使用せず、外部電源から切断する場合 コンピューターをシャットダウンするには、以下の操作を行います。 注記: コンピューターがサスペンドまたはハイバネーション状態の場合は、シャットダウンする前 にサスペンドまたはハイバネーションを終了させる必要があります。 1. 作業中のデータを保存して、開いているすべてのプログラムを閉じます。 2.
サスペンドの開始および終了 バッテリ電源を使用しているときも外部電源を使用しているときも操作しない状態が一定時間続い た場合に、システムがサスペンドを開始するよう出荷時に設定されています。 電源設定およびタイムアウトは、[Control Center](コントロール センター)の[Power Management] (電源の管理)を使用して変更できます。 コンピューターの電源がオンの場合、以下のどれかの方法でサスペンドを開始します。 ● 電源ボタンを短く押します。 ● ディスプレイを閉じます。 注記: これらの方法は、コンピューターがバッテリ電源で動作している場合のみ有効です。 ● [Computer](コンピュータ)→[Shutdown](シャットダウン)→[Suspend](サスペンド) の順に選択します。 ● タスクバーの右端にある[Power](電源)アイコンをクリックして、[Suspend]をクリックしま す。 サスペンドを終了するには、以下の操作を行います。 ▲ 電源ボタンを短く押します。 コンピューターがサスペンドを終了すると、電源ランプが点滅から点灯に変わり、作業を中断し
[Power](電源)アイコンの使用 [Power]アイコンはタスクバーの右端の通知領域にあります。[Power]アイコンを使用すると、すばや く電源設定にアクセスしたり、バッテリ充電残量を表示したり、別の電源プランを選択したりできま す。 ● バッテリ残量のパーセントを表示するには、[Power]アイコンをクリックします。 ● [Power Management Preferences](電源管理の設定)にアクセスするには、[Power]アイコン を右クリックして、[Preferences](設定)をクリックします。 電源管理の使用 電源管理はコンピューターの電源の使用方法を管理するためのシステム設定の集合です。電源管理 は、節電したり、パフォーマンスを高めたり、節電とパフォーマンスのバランスを取ったりするため に役立ちます。 電源管理の設定はカスタマイズできます。 現在の電源管理設定の表示 ▲ タスクバーの右端の通知領域にある[Power](電源)アイコンを右クリックして、[Preferences] (設定)をクリックします。 現在の電源管理設定の変更 1.
バッテリ充電残量の表示 ▲ タスクバーの右端の通知領域にある[Power](電源)アイコンの上にポインターを移動します。 バッテリの着脱 バッテリを装着するには、以下の操作を行います。 1. バッテリ ベイを向こう側にして、コンピューターの底面が上になるように安定した平らな場所 に置きます。 2. バッテリをバッテリ ベイに挿入し、バッテリのタブをコンピューターのくぼみに合わせてから (1)、しっかりと収まるまで押し込みます(2)。 バッテリ リリース ラッチでバッテリが自動的に固定されます。 バッテリを取り外すには、以下の操作を行います。 注意: コンピューターの電源としてバッテリのみを使用しているときにそのバッテリを取り外す と、情報が失われる可能性があります。バッテリを取り外す場合は、情報の損失を防ぐため、作業中 のデータを保存してからハイバネーションを開始するかコンピューターをシャットダウンしてくだ さい。 1. バッテリ ベイを向こう側にして、コンピューターの底面が上になるように安定した平らな場所 に置きます。 2.
バッテリは、コンピューターが外部電源(AC アダプター経由)または別売の電源アダプターに接続 されている間、常に充電されます。 バッテリは、コンピューターの電源が入っているかどうかにかかわらず充電されますが、電源を切っ たときの方が早く充電が完了します。 バッテリが新しいか 2 週間以上使用されていない場合、またはバッテリの温度が室温よりも高すぎた り低すぎたりする場合、充電に時間がかかることがあります。 バッテリの寿命を延ばし、バッテリ残量が正確に表示されるようにするには、以下の点に注意してく ださい。 ● 新しいバッテリを充電する場合は、コンピューターの電源を入れる前にバッテリを完全に充電し てください。 注記: コンピューターの電源が入っている状態でバッテリを充電すると、バッテリが完全に充 電される前に通知領域のバッテリ メーターに 100%と表示される場合があります。 ● 通常の使用で完全充電時の 5%未満になるまでバッテリを放電してから充電してください。 ● 1 か月以上使用していないバッテリは、単に充電を行うのではなく、バッテリ ゲージの調整を 行います。 バッテリ寿命の最大化 バッテ
ロー バッテリ状態への対処 ここでは、出荷時に設定されている警告メッセージおよびシステム応答について説明します。ロー バッテリ状態の警告とシステム応答の設定は、[Control Center](コントロール センター)の[Power Management](電源管理)で変更できます。[Power Management]での設定は、ランプの状態には影 響しません。 ロー バッテリ状態の確認 コンピューターの電源としてバッテリのみを使用しているときにバッテリがロー バッテリ状態また は完全なロー バッテリ状態になった場合は、以下のようになります。 ● ハイバネーションが有効で、コンピューターの電源が入っているかサスペンド状態のときは、ハ イバネーションが開始されます。 ● ハイバネーションが無効で、コンピューターの電源が入っているかサスペンド状態のときは、短 い時間サスペンド状態になってから、システムが終了します。このとき、保存されていない情報 は失われます。 ロー バッテリ状態の解決 外部電源を使用できる場合のロー バッテリ状態への対処方法 ▲ 以下のデバイスのどれかを使用して、コンピューターを外部
バッテリの節電 ● ネットワークに接続する必要がないときは無線接続とローカル エリア ネットワーク(LAN)接 続をオフにして、モデムを使用するアプリケーションを使用後すぐに終了します。 ● 外部電源に接続されていない外付けデバイスのうち、使用していないものをコンピューターから 取り外します。 ● 使用していない外付けメディア カードを停止するか、無効にするか、または取り出します。 ● ディスプレイの輝度を下げます。 ● コンピューターを使用していないときは、サスペンドまたはハイバネーションを開始するか、ま たはコンピューターをシャットダウンします。 バッテリの保管 注意: 故障の原因となりますので、バッテリを温度の高い場所に長時間放置しないでください。 2 週間以上コンピューターを使用せず、外部電源から切り離しておく場合は、すべてのバッテリを取 り出して別々に保管してください。 保管中のバッテリの放電を抑えるには、気温や湿度の低い場所にバッテリを保管してください。 注記: 保管中のバッテリは 6 か月ごとに点検する必要があります。容量が 50%未満になっている場 合は、再充電してから保管
外部電源の使用 注記: 外部電源の接続について詳しくは、コンピューターに付属の『セットアップ手順』ポスター を参照してください。 外部電源は、純正の AC アダプター、または別売のドッキング デバイスや拡張製品を通じてコン ピューターに供給されます。 警告! 安全に関する問題の発生を防ぐため、コンピューターを使用する場合は、コンピューターに 付属している AC アダプター、HP が提供する交換用 AC アダプター、または HP から購入した対応す る AC アダプターだけを使用してください。 以下のどれかの条件にあてはまる場合はコンピューターを外部電源に接続してください。 警告! 航空機内でコンピューターのバッテリを充電しないでください。 ● バッテリを充電するか、バッテリ ゲージを調整する場合 ● システム ソフトウェアをインストールまたは変更する場合 ● CD または DVD に情報を書き込む場合 コンピューターを外部電源に接続すると、以下のようになります。 ● バッテリの充電が開始されます。 ● コンピューターの電源が入ると、通知領域にある[Battery](バッテリ)アイコンの表示が
7 ドライブ ドライブの取り扱い 注意: ドライブは壊れやすいコンピューター部品ですので、取り扱いには注意が必要です。ドライ ブの取り扱いについては、以下の注意事項を参照してください。必要に応じて、追加の注意事項およ び関連手順を示します。 以下の点に注意してください。 40 ● 外付けハードドライブに接続したコンピューターをある場所から別の場所へ移動させるような 場合は、事前にサスペンドを開始して画面表示が消えるまで待つか、外付けハードドライブを適 切に取り外してください。 ● ドライブを取り扱う前に、塗装されていない金属面に触れるなどして、静電気を放電してくださ い。 ● リムーバブル ドライブまたはコンピューターのコネクタ ピンに触れないでください。 ● ドライブは慎重に取り扱い、絶対に落としたり上に物を置いたりしないでください。 ● ドライブの着脱を行う前に、コンピューターの電源を切ります。コンピューターの電源が切れて いるのか、サスペンド状態なのか、またはハイバネーション状態なのかわからない場合は、まず コンピューターの電源を入れ、次にオペレーティング システムの通常の手順
底面カバーの取り外しまたは取り付けなおし 注意: 情報の損失やシステムの応答停止を防ぐため、以下の点に注意してください。 メモリ モジュールやハードドライブの追加または交換を行う前に、作業中のデータを保存してコン ピューターをシャットダウンします。 コンピューターの電源が切れているかハイバネーション状態なのかわからない場合は、まず電源ボタ ンを押してコンピューターの電源を入れます。次にオペレーティング システムの通常の手順で シャットダウンします。 底面カバーの取り外し 底面カバーを取り外すと、メモリ モジュール スロット、ハードドライブ、規定ラベル、およびその 他のコンポーネントにアクセスできます。 底面カバーを取り外すには、以下の操作を行います。 1. バッテリを取り外します(35 ページの「バッテリの着脱」を参照してください) 。 2. バッテリ ベイが手前を向くようにして置き、底面カバーのリリース ラッチを左方向にスライド させ(1)、 (オプションのネジを使用している場合は)ネジを取り外して(2) 、もう一度リリース ラッチをスライドさせると(3) 、底面カバーが外れます。 注記: 3.
底面カバーの取り付けなおし メモリ モジュール スロット、ハード ドライブ、規定ラベル、およびその他のコンポーネントに対 する作業が終了したら、底面カバーを取り付けなおします。 底面カバーを取り付けなおすには、以下の操作を行います。 1. 底面カバーの前端部をコンピューター本体の前端部の付近に合わせるように少し傾けながら、カ バーを下ろします(1) 。 2. 底面カバーの後端部にある位置合わせタブを、コンピューターのくぼみに合わせます(2)。 3. カチッと音がして固定されるまで、底面カバーをバッテリ ベイの方向にスライドさせます。 4. バッテリ ベイが手前を向くようにして置き、底面カバーのリリース ラッチを左方向にスライド させ(3) 、必要に応じて、オプションのネジ(4)を差し込んで締め、底面カバーを所定の位置 に保ちます。リリース ラッチを右方向にスライドさせて、底面カバーを固定します(5) 。 注記: 5.
ハードドライブの交換またはアップグレード 注意: 情報の損失やシステムの応答停止を防ぐため、以下の点に注意してください。 ハードドライブ ベイからハードドライブを取り外す前に、コンピューターをシャットダウンしてく ださい。コンピューターの電源が入っているときや、サスペンドまたはハイバネーション状態のとき には、ハードドライブを取り外さないでください。 コンピューターの電源が切れているかハイバネーション状態なのかわからない場合は、まず電源ボタ ンを押してコンピューターの電源を入れます。次にオペレーティング システムの通常の手順で シャットダウンします。 ハードドライブの取り外し ハードドライブを取り外すには、以下の操作を行います。 1. 必要なデータを保存します。 2. コンピューターをシャットダウンし、ディスプレイを閉じます。 3. コンピューターに接続されている外部電源およびすべての外付けハードウェア デバイスを取り 外します。 4. コンピューターの底面が上になるように、安定した平らな場所に置きます。 5.
ハードドライブの取り付け ハードドライブを取り付けるには、以下の操作を行います。 44 1. ハードドライブを傾けながらハードドライブ ベイに挿入し(1) 、ハードドライブ ベイ内に入れ ます(2) 。 2. プラスチック製のタブをコンピューターの中心方向に引っ張り(2) 、ハードドライブをコネクタ に接続します。 3. ハードドライブのネジ(3)を締めます。 4. 底面カバーを取り付けなおします(41 ページの「底面カバーの取り外しまたは取り付けなおし」 を参照してください)。 5. 。 バッテリを取り付けなおします(35 ページの「バッテリの着脱」を参照してください) 6. 外部電源および外付けデバイスをコンピューターに接続します。 7.
8 外付けカードおよび外付けデバイス メディア カードの使用 別売のメディア カードは、データを安全に格納し、簡単にデータを共有できるカードです。これら のカードは、コンピューター以外にも、デジタル カメラや PDA などでよく使用されます。 お使いのコンピューターでサポートされているメディア カードの形式は、4 ページの「コンピュー ターの概要」を参照して確認してください。 メディア カードの挿入 注意: メディア カード コネクタの損傷を防ぐため、メディア カードを挿入するときは無理な力 を加えないでください。 1. メディア カードのラベル側を上にし、コネクタをコンピューター側に向けて持ちます。 2.
メディア カードの取り出し 注意: 情報の損失やシステムの応答停止を防ぐため、以下の操作を行ってメディア カードを安全 に取り出します。 情報を保存し、メディア カードに関連するすべてのプログラムを閉じます。 メディア カードを取り出すには、以下の操作を行います。 1. [Computer](コンピュータ)→[Nautilus]の順に選択して、[File Browser](ファイル ブラウ ザ)を開きます。 2. [File Browser]の左側の枠内にある[Places](場所)一覧で、メディア カードの名前の横にある [Eject](取り出し)アイコンをクリックします。 注記: す。 3.
スマート カードの挿入 1. カードのラベル側を上にし、カードがしっかり収まるまで、スマート カード リーダーに静かに スライドさせて挿入します。 2.
ExpressCard の設定 カードに必要なソフトウェアのみをインストールしてください。ExpressCard に付属の説明書にデ バイス ドライバーをインストールするように記載されている場合は、以下のようにします。 ● お使いのオペレーティング システム用のデバイス ドライバーのみをインストールしてくださ い。 ● ExpressCard のサポートは、オペレーティング システムに含まれています。必要な場合に限り、 追加のソフトウェアをインストールしてください。確かでない場合は、ベンダーまたは HP のサ ポート窓口に確認してください。 ExpressCard の挿入 注意: お使いのコンピューターおよび外付けメディア カードの損傷を防ぐため、PC カードを ExpressCard スロットに挿入しないでください。 注意: コネクタの損傷を防ぐため、以下の点に注意してください。 ExpressCard の挿入時に無理な力を加えないでください。 ExpressCard の使用中は、コンピューターを動かしたり運んだりしないでください。お使いの ExpressCard がネットワーク デバイスの場合は、
2. ExpressCard スロットにカードを挿入し、カードがしっかりと収まるまで押し込みます。 ExpressCard の取り出し 注意: 情報の損失やシステムの応答停止を防ぐため、以下の操作を行って ExpressCard を安全に取 り出します。 情報を保存し、ExpressCard に関連するすべてのプログラムを閉じます。 ExpressCard を取り出すには、以下の操作を行います。 1. [Computer](コンピュータ)→[Nautilus]の順に選択して、[File Browser](ファイル ブラウ ザ)を開きます。 2. [File Browser]の左側の枠内にある[Places](場所)一覧で、ExpressCard の名前の横にある [Eject](取り出し)アイコンをクリックします。 ハードウェア デバイスを安全に取り外すことができるというメッセージが表示されます。 注記: ExpressCard がストレージ デバイスである場合のみ、Nautilus を使用して取り出す必 要があります。ストレージ デバイスでない場合は、そのまま物理的に取り出せます。 3.
USB(Universal Serial Bus)デバイスの使用 USB は、USB キーボード、マウス、ドライブ、プリンター、スキャナー、ハブなどの別売の外付け デバイスを接続するためのハードウェア インターフェイスです。 USB デバイスには、追加サポート ソフトウェアを必要とするものがありますが、通常はデバイスに 付属しています。デバイス固有のソフトウェアについて詳しくは、ソフトウェアの製造元の操作説明 書を参照してください。 コンピューターには USB ポートが 3 つ以上あり、USB 1.0、USB 1.1、USB 2.0、および USB 3.
別売の外付けデバイスの使用 注記: 必要なソフトウェアやドライバー、および使用するコンピューターのコネクタの種類につい て詳しくは、デバイスに付属している説明書を参照してください。 外付けデバイスをコンピューターに接続するには、以下の操作を行います。 注意: 別途電源が供給されているデバイスの接続時に装置が損傷することを防ぐため、デバイスの 電源が切れていて、外部電源コードがコンピューターに接続されていないことを確認してください。 1. デバイスをコンピューターに接続します。 2. 別電源が必要なデバイスを接続した場合は、デバイスの電源コードを接地した外部電源のコンセ ントに差し込みます。 3.
ドッキング コネクタの使用 ドッキング コネクタを使用して、コンピューターを別売のドッキング デバイスに接続できます。別 売のドッキング デバイスには、コンピューターを装着すると使用できるポートおよびコネクタが装 備されています。 注記: 以下の図は、お使いのコンピューターまたはドッキング デバイスと異なる場合があります。 52 第 8 章 外付けカードおよび外付けデバイス
9 メモリ モジュール お使いのコンピューターには、1 つのメモリ モジュール スロットが装備されています。コンピュー ターのメモリ容量を増やすには、空いている拡張メモリ モジュール スロットに 1 つ以上のメモリ モジュールを追加するか、メイン メモリ モジュール スロットに装着されているメモリ モジュール を交換します。 警告! 感電や装置の損傷を防ぐため、電源コードとすべてのバッテリを取り外してからメモリ モ ジュールを取り付けてください。 注意: 静電気(ESD)によって電子部品が損傷することがあります。作業を始める前にアースされ た金属面に触るなどして、身体にたまった静電気を放電してください。 注記: 2 つ目のメモリ モジュールを追加してデュアル チャネル構成を使用する場合は、2 つのメ モリ モジュールを必ず同一のものにしてください。 メモリ モジュールを交換するには、以下の操作を行います。 注意: 情報の損失やシステムの応答停止を防ぐため、以下の点に注意してください。 メモリ モジュールを追加または交換する前に、コンピューターをシャットダウンしてください。コ ンピューターの電源が入っていると
b. メモリ モジュールの左右の端の部分を持って、そのままゆっくりと斜め上に引き抜いて (2)取り外します。 取り外したメモリ モジュールは、静電気の影響を受けない容器に保管しておきます。 7. 以下の要領で、新しいメモリ モジュールを取り付けます。 注意: メモリ モジュールの損傷を防ぐため、メモリ モジュールを扱うときは必ず左右の端を 持ってください。メモリ モジュールの端子部分に触ったり、メモリ モジュールを折り曲げたり しないように注意してください。 54 第 9 章 a. メモリ モジュールの切り込み(1)とメモリ モジュール スロットのタブを合わせます。 b.
c. カチッと音がして留め具がメモリ モジュールを固定するまで、メモリ モジュールの左右の 端をゆっくりと押し下げます(3) 。 8. 底面カバーを取り付けなおします (41 ページの「底面カバーの取り外しまたは取り付けなお し」を参照してください)。 9. バッテリを取り付けなおします (35 ページの「バッテリの着脱」を参照してください) 。 10. コンピューターのカバーを上にして置き、外部電源および外付けデバイスをコンピューターに接 続しなおします。 11.
10 セキュリティ コンピューターの保護 注記: セキュリティ ソリューションは、抑止効果を発揮することを目的として設計されています が、ソフトウェアによる攻撃、またはコンピューターの盗難や誤った取り扱いを完全に防ぐものでは ありません。 お使いのコンピューターが備えているセキュリティ機能で、コンピューター自体、個人情報、および データをさまざまなリスクから保護できます。コンピューターの使用方法によって、必要なセキュリ ティ機能が決まります。 セキュリティ機能には、オペレーティング システムに付属しているものもあります。その他のセ キュリティ機能は、以下の表のとおりです。これらのセキュリティ機能のほとんどは、[Computer Setup]で設定できます。 セキュリティの対象 使用するセキュリティ機能 コンピューターの不正な使用 パスワードを使用した認証 [Computer Setup](f10)への不正なアクセス [Computer Setup]の BIOS administrator password(BIOS 管 理者パスワード)* ハードドライブのデータへの不正なアクセス [Comput
パスワードの使用 パスワードとは、お使いのコンピューターの情報を保護するために選択する文字列です。情報へのア クセスの制御方法に応じてさまざまな種類のパスワードを選択できます。パスワードは、コンピュー ターにプリインストールされている[Computer Setup]ユーティリティで設定できます。 ● セットアップ、および DriveLock(ドライブロック)の各パスワードは[Computer Setup]で設定 され、システム BIOS によって管理されます。 ● [Computer Setup]で設定した DriveLock の user password(ユーザー パスワード)および DriveLock の master password(マスター パスワード)の両方を忘れてしまうと、これらのパ スワードで保護されているハードドライブがロックされたままになり、恒久的に使用できなくな ります。 パスワードを作成したり保存したりするときは、以下のヒントを参考にしてください。 ● パスワードを作成するときは、プログラムの要件に従ってください。 ● パスワードを書き留めておき、コンピューターから離れ
BIOS administrator password(BIOS 管理者パスワード)の管理 パスワードを設定、変更、および削除するには、以下の操作を行います。 1. コンピューターの電源をオンにするか再起動して[Computer Setup]を開きます。画面の左下隅 に[Press the ESC key for Startup Menu]というメッセージが表示されている間に、esc キーを 押します。[Startup Menu](スタートアップ メニュー)が表示されたら f10 キーを押します。 2. ポインティング デバイスまたは矢印キーを使用して[Security](セキュリティ)→[Setup BIOS Administrator Password](BIOS 管理者パスワードの設定)の順に選択し、enter キーを押し ます。 3.
DriveLock による保護をコンピューターの内蔵ハードドライブに設定するには、[Computer Setup]で user password および master password を設定しておく必要があります。DriveLock による保護を 設定するときは、以下の点に注意してください。 ● いったん DriveLock による保護を設定すると、user password または master password のどちら かを入力することでのみ、保護されているハードドライブにアクセスできるようになります。 ● user password は、通常システム管理者ではなく実際にハードドライブを使用するユーザーが設 定する必要があります。master password は、システム管理者または実際にハードドライブを使 用するユーザーが設定できます。 ● user password と master password は、同じであってもかまいません。 ● DriveLock によるドライブの保護を解除しないと、user password や master password を削除で きません。Dr
注記: BIOS administrator password(BIOS 管理者パスワード)がないと、自動 DriveLock 機能に はアクセスできません。 自動 DriveLock パスワードの管理 [Computer Setup]で自動 DriveLock パスワードを有効または無効にするには、以下の操作を行いま す。 1. コンピューターを起動または再起動し、画面の左下隅に[Press the ESC key for Startup Menu] というメッセージが表示されている間に esc キーを押します。 2. f10 キーを押して、[Computer Setup]を起動します。 3.
別売のセキュリティ ロック ケーブルの接続 注記: セキュリティ ロック ケーブルに抑止効果はありますが、コンピューターの誤った取り扱い や盗難を完全に防ぐものではありません。 注記: お使いのコンピューターのセキュリティ ロック ケーブル用スロットは、ここに記載されて いる図と異なる場合があります。お使いのコンピューターのセキュリティ ロック ケーブル用ス ロットの位置については、4 ページの「コンピューターの概要」を参照してください。 1. 机や柱などの固定されているものにセキュリティ ロック ケーブルを巻きつけます。 2. 鍵(1)をケーブル ロック(2)に差し込みます。 3. 4.
指紋認証システムの使用(一部のモデルのみ) 一部のモデルのコンピューターでは、内蔵の指紋認証システムを使用できます。指紋認証システムを 使用するには、コンピューターでユーザー アカウントおよびパスワードをセットアップする必要が あります。このアカウントを使用すると、登録した指を滑らせることによってコンピューターにログ オンできます。 ログオン中の指紋認証の有効化 ログオン中の指紋認証を有効にするには、以下の操作を行います。 1. [Computer](コンピュータ)→[YaST]の順に選択します。 2. root パスワードを入力して、[Continue](続行)をクリックします。 3. 4.
11 バックアップおよび復元 障害が発生した後にシステムの復元を実行すると、最後にバックアップを行ったときの状態に復元さ れます。その後も、新しいソフトウェアやデータ ファイルの追加に応じて定期的にシステムをバッ クアップし、適切な新しいバックアップを作成しておくようにしてください。 お使いのコンピューターには、HP が提供しているツールが含まれています。これらを使用すると障 害の発生に備えて情報を保護したり、障害が発生した場合に保護しておいた情報を取り出したりでき ます。 バックアップの作成 1. コンピューターのセットアップが完了したら、すぐに復元メディアを作成します。 2.
情報のバックアップ コンピューターのファイルを定期的なスケジュールでバックアップし、新しいバックアップを作成す る必要があります。情報は、別売の外付けドライブ、ネットワーク ドライブ、またはディスクに手 動でバックアップできます。以下のようなときに、システムをバックアップします。 ● 定期的にスケジュールされた時刻 ● コンピューターを修復または復元する前 ● ハードウェアまたはソフトウェアを追加/変更する前 [Backup Manager Settings](バックアップ マネージャー設定)を使用してホーム ディレクトリ内 のファイルをバックアップするには、以下の操作を行います。 1. [Computer](コンピューター)→[More Applications](アプリケーション)→[Tools](ツー ル)→[Backup Manager Settings]の順に選択して、[Backup my home directory](ホーム ディレクトリのバックアップ)をクリックします。 2.
システムの復元の実行 復元操作によって、コンピューターを工場出荷時の状態に修復または復元できます。 注意: [HP Recovery](HP リカバリ)を使用した場合、ハードドライブの内容が完全に消去され、 ハードドライブが再フォーマットされます。コンピューター上に作成したすべてのファイルおよび インストールしたすべてのソフトウェアが完全に削除されます。工場出荷時にインストールされて いた初期状態のオペレーティング システム、HP プログラム、およびドライバーは、リカバリ ツー ルによって再インストールされます。工場出荷時にインストールされていなかったソフトウェア、ド ライバー、およびアップデートは、手動でインストールする必要があります。個人用ファイルはバッ クアップから復元する必要があります。 HP 工場出荷時のイメージを使用してコンピューターを復元するには、まずリカバリ メディアを作成 する必要があります。まだリカバリ メディアを作成していない場合は、63 ページの「復元メディア の作成」を参照してください。 リカバリ ディスクからコンピューターを復元するには、以下の操作を行います。 1.
すべてのデータの削除および SLED の再インストール お使いのコンピューターのきめ細かい再フォーマットを実行したり、コンピューターの譲渡やリサイ クルの前に個人情報を削除したりする必要が生じる場合があります。このセクションでは、コン ピューターを元の状態に戻すための迅速で簡単な方法について説明します。このオプションでは、お 使いのコンピューターからすべての個人データ、アプリケーション、および設定が削除されてから Linux オペレーティング システムが再インストールされます。 重要: このオプションでは、ユーザーが作成したデータなどのバックアップ機能は提供されませ ん。保持したい個人データは、このオプションを使用する前にバックアップしておいてください。 このオプションは、f11 キーを使用して起動できます。 f11 キーを使用するには、以下の操作を行います。 コンピューターの起動中に f11 キーを押します。 または 電源ボタンを押すときに f11 キーを押したままにします。 以下のオプションがあります。 ● [Cancel](キャンセル)/[Reboot](リブート) :システムを再起動します。リカバリ
12 [Computer Setup](BIOS)および詳細な システム診断 BIOS(Basic Input/Output System)とも呼ばれる[Computer Setup]は、システム上のすべての入出 力デバイス(ディスク ドライブ、ディスプレイ、キーボード、マウス、プリンターなど)間で行わ れる通信を制御します。[Computer Setup]を使用すると、取り付ける周辺機器の種類、コンピュー ターの起動順序、およびシステム メモリと拡張メモリの容量を設定できます。 注記: [Computer Setup]で設定変更を行う場合は、細心の注意を払ってください。設定を誤ると、 コンピューターが正しく動作しなくなる可能性があります。 [Computer Setup]の開始 注記: [Computer Setup]では、USB レガシー サポート機能が有効な場合にのみ、USB ポートに接 続された外付けキーボードまたはマウスを使用できます。 [Computer Setup]を開始するには、以下の操作を行います。 1.
[Computer Setup]のメニューを終了するには、以下のどれかの方法を選択します。 ● 変更を保存しないで[Computer Setup]メニューを終了するには、画面の左下隅にある[Exit](終 了)アイコンをクリックし、画面に表示される説明に沿って操作します。 または tab キーおよび矢印キーを使用して[File](ファイル)→[Ignore Changes and Exit](変更を 無視して終了)の順に選択し、enter キーを押します。 または ● 変更を保存して[Computer Setup]メニューを終了するには、画面の左下隅にある[Save](保存) アイコンをクリックしてから画面に表示される説明に沿って操作します。 または tab キーおよび矢印キーを使用して[File]→[Save Changes and Exit](変更を保存して終了) の順に選択し、enter キーを押します。 変更した内容は、次回コンピューターを起動したときに有効になります。 [Computer Setup]の工場出荷時設定の復元 注記: 初期設定を復元しても、ハードドライブのモードには影響ありま
BIOS のバージョンの確認 利用可能な BIOS アップデートの中に、現在コンピューターにインストールされている BIOS よりも 新しいバージョンの BIOS があるかどうかを調べるには、現在インストールされているシステム BIOS のバージョンを確認する必要があります。 BIOS バージョン情報(ROM 日付またはシステム BIOS とも呼ばれます)を表示するには、以下の操 作を行います。 1. [Computer Setup]を開始します。 2. ポインティング デバイスまたは矢印キーを使用して[File](ファイル)→[System Information](システム情報)の順に選択します。 3.
5. 適切なオペレーティング システムをクリックします。 6. [BIOS]セクションに移動し、BIOS ソフトウェア パッケージをダウンロードします。 7.
13 マルチブート ブート デバイスの順序について お使いのコンピューターを起動するとき、システムは有効なブート デバイスからブートします。マ ルチブート ユーティリティ(初期設定の状態で有効に設定されています)を使用すると、コンピュー ターの起動時にデバイスを選択する順序を制御できます。ブート デバイスには、オプティカル ドラ イブ、フロッピーディスク ドライブ、ネットワーク インターフェイス カード(NIC) 、ハードドラ イブ、USB ドライブなどを含めることができます。ブート デバイスには、コンピューターの起動や 適切な動作に必要となる、ブート可能なメディアやファイルが含まれます。 注記: 一部のブート デバイスは、ブート順序に含める前に[Computer Setup]で有効に設定してお く必要があります。 工場出荷時の設定では、コンピューターは、有効なブート デバイスおよびドライブ ベイを以下のよ うな順序で検索してブート デバイスを選択します。 注記: ブート デバイスおよびドライブ ベイの一部は、お使いのコンピューターでサポートされて いない場合があります。 ● コンピューター本体のアップグレ
[Computer Setup]でのブート デバイスの有効化 USB デバイスまたは NIC デバイスからブートするには、あらかじめ[Computer Setup]でデバイスを 有効にしておく必要があります。 [Computer Setup]を開始し、USB デバイスまたは NIC デバイスをブート デバイスとして有効にする には、以下の操作を行います。 1. コンピューターを起動または再起動し、画面の左下隅に[Press the ESC key for Startup Menu] というメッセージが表示されている間に esc キーを押します。 2. f10 キーを押して、[Computer Setup]を起動します。 3.
ブート順序の変更に関する注意 ブート順序を変更する場合は、以下の点に注意してください。 ● ブート順序を変更した後でコンピューターを再起動すると、コンピューターは新しいブート順序 で起動されます。 ● 複数の種類のブート デバイスがある場合、同じ種類のブート デバイスでは、最初のデバイスか らのみブートが試みられます(オプティカル ドライブは除く) 。たとえば、ハードドライブが取 り付けられている別売のドッキング デバイスがコンピューターに接続されている場合、この ハードドライブは「USB ハードドライブ」としてブート順序に表示されます。システムがこの USB ハードドライブのブートを試みて失敗した場合、ハードドライブ ベイのハードドライブか らのブートは試みられません。代わりに、ブート順序内で次の種類のデバイスからのブートが試 みられます。ただし、オプティカル ドライブが 2 つあり、メディアが挿入されていないかメディ アが挿入されていてもそれがブート ディスクでないために最初のオプティカル ドライブから ブートされない場合は、2 番目のオプティカル ドライブからのブートが試みられます。 ● ブー
4. デバイスのブート順序を上げるには、ポインティング デバイスを使用して上向き矢印をクリッ クするか、+キーを押します。 または デバイスのブート順序を下げるには、ポインティング デバイスを使用して下向き矢印をクリッ クするか、-キーを押します。 5. 変更を保存して[Computer Setup]を終了するには、画面の左下隅にある[Save](保存)アイコ ンをクリックしてから画面に表示される説明に沿って操作します。 または 矢印キーを使用して[File](ファイル)→[Save Changes and Exit](変更を保存して終了) の順に選択し、enter キーを押します。 変更した内容は、次回コンピューターを起動したときに有効になります。 f9 キーの画面を使用したブート デバイスの動的な選択 現在の起動でブート デバイスを動的に選択するには、以下の操作を行います。 1.
MultiBoot Express 設定の入力 起動時に[Express Boot](高速ブート)メニューが表示された場合は、以下の操作を行います。 ● [Express Boot]メニューからブート デバイスを指定するには、割り当て時間内に目的のデバイス を選択し、enter キーを押します。 ● 現在のマルチブート設定が使用されないようにするには、割り当て時間が終わる前に、enter キー 以外の任意のキーを押します。ブート デバイスを選択して enter キーを押すまで、コンピュー ターは起動しません。 ● 現在のマルチブート設定を使用してコンピューターを起動するには、割り当て時間が終わるまで 何も操作を行わずに待ちます。 マルチブート設定の選択 75
A トラブルシューティングおよびサポート トラブルシューティング ここでは、一般的な問題と解決方法について説明します。 コンピューターが起動しない場合 電源ボタンを押してもコンピューターの電源が入らない場合は、コンピューターが起動しない原因の 解明に以下の情報が役立つ場合があります。 ● コンピューターが電源コンセントに接続されている場合は、別の電化製品をそのコンセントに接 続してみるなどして、そのコンセントから電力が正しく供給されていることを確認します。 注記: このコンピューターに付属している AC アダプター、またはこのコンピューターでの使 用が HP から許可されている AC アダプターのみを使用してください。 ● コンピューターが電源コンセント以外の外部電源に接続されている場合、AC アダプターを使用 してコンピューターを電源コンセントに接続します。電源コードおよび AC アダプターが確実 に接続されていることを確認します。 コンピューターの画面に何も表示されない場合 コンピューターの電源が入っているにもかかわらず画面に何も表示されない場合は、以下の原因が考 えられます。 ● コンピ
コンピューターが起動しているが、応答しない場合 コンピューターの電源を入れてもソフトウェアやキーボード コマンドに応答しない場合は、シャッ トダウンが行われるまで、以下の緊急シャットダウン手順を記載されている順に試みてください。 注意: 緊急シャットダウンの手順を実行すると、保存されていない情報は失われます。 ● 電源ボタンを 5 秒程度押し続けます。 ● コンピューターを外部電源から切断し、バッテリを取り外します。 コンピューターが異常に熱くなっている場合 通常でも、コンピューターの使用中には熱が発生します。コンピューターが異常に熱い場合は、通気 孔がふさがれていることが原因で過熱している可能性があります。 過熱の可能性が疑われる場合は、コンピューターの温度を室温まで下げ、コンピューターの使用中は 通気孔を障害物でふさがないようにしてください。 警告! 低温やけどをするおそれがありますので、ひざなどの体の上にコンピューターを置いて使用 したり、肌に直接コンピューターが触れている状態で長時間使用したりしないでください。肌が敏感 な方は特にご注意ください。また、コンピューターが過熱状態になるおそれがあり
● コンピューターの無線アンテナの周囲に障害物がないことを確認します。 ● ケーブル モデムまたは DSL モデムおよびその電源コードが正しく接続されていて、ランプが点 灯していることを確認します。 ● 無線ルーターまたはアクセス ポイントを使用している場合は、電源アダプターおよびケーブル や DSL モデムに正しく接続され、ランプが点灯していることを確認します。 ● すべてのケーブルをいったん取り外してから再び接続し、電源をいったん切ってから再び投入し ます。 コンピューターがオプティカル ドライブを検出しない場合 オペレーティング システムが取り付けられているデバイスを検出しない場合は、そのデバイスのド ライバー ソフトウェアがなくなったか壊れている可能性があります。 1. オプティカル ドライブからディスクを取り出します。 2. [Computer](コンピュータ)→[System Monitor](システム モニタ)の順にクリックしま す。 3.
動画が外付けディスプレイに表示されない場合 1. コンピューターのディスプレイと外付けディスプレイの両方の電源が入っている場合は、fn + f4 キーを 1 回以上押して、表示画面をどちらかに切り替えます。 2. 外付けディスプレイがメインになるようにモニターの設定を行います。 a. コンピューター デスクトップの空いている場所を右クリックし、[Screen resolution](画 面の解像度)を選択します。 b.
ラベル コンピューターに貼付されているラベルには、システムの問題を解決するために問い合わせたり、コ ンピューターを日本国外で使用したりするときに必要な基本情報が記載されています。 重要: このセクションで説明するすべてのラベルは、お使いのコンピューターのモデルによってコ ンピューターの裏面、バッテリ ベイ内、または底面カバーの裏のどこかに貼付されています。 これらの場所を確認する方法については、4 ページの「コンピューターの概要」を参照してくださ い。 ● サービス ラベル:お使いのコンピューターを識別するための重要な情報が記載されています。 サポートにお問い合わせになる場合はシリアル番号が必要です。さらに、製品番号またはモデル 番号を求められる可能性があります。お問い合わせになる前に、これらの番号を確認しておいて ください。 注記: サービス ラベルの外観は、以下の例のどちらかのようになります。お使いのコンピュー ターのサービス ラベルに最も近い図を参照してください。 名称 名称 (1) 製品名 (4) 保証期間 (2) シリアル番号 (5) モデル番号(一部のモデルのみ) (3)
B コンピューターの清掃 清掃用の製品 お使いのコンピューターを安全に清掃するには、以下の製品を使用します。 ● 濃度が 0.
ディスプレイの清掃 ディスプレイは、ノンアルコールのガラス用クリーナーで湿らせた柔らかい布でやさしく拭いてくだ さい。ディスプレイを閉じる前に、ディスプレイが乾いていることを確認してください。 側面またはカバーの清掃 側面またはカバーを清掃するには、上記のどれかの洗浄液で湿らせた、柔らかいマイクロファイバー のクロスまたはセーム皮を使用するか、条件に合った使い捨てシートを使用してください。 注記: コンピューターのカバーを清掃する場合は、ごみやほこりを除去するため、円を描くように 拭いてください。 タッチパッド、キーボード、またはマウスの清掃 警告! 感電や内部コンポーネントの損傷を防ぐため、掃除機のアタッチメントを使用してキーボー ドを清掃しないでください。キーボードの表面に、掃除機からのごみくずが落ちてくることがありま す。 注意: 内部のコンポーネントへの損傷を防ぐため、キーとキーの間にクリーナーなどの液体が垂れ ないようにしてください。 82 ● タッチパッド、キーボード、またはマウスを清掃するには、上記のどれかの洗浄液で湿らせた、 柔らかいマイクロファイバーのクロスまたはセーム皮を使用する
C 仕様 入力電源 ここで説明する電源の情報は、お使いのコンピューターを国外で使用する場合に役立ちます。 コンピューターは、AC 電源または DC 電源から供給される DC 電力で動作します。AC 電源は 100~ 240 V(50/60 Hz)の定格に適合している必要があります。コンピューターは単独の DC 電源で動作 しますが、コンピューターの電力供給には、このコンピューター用に HP から提供および認可されて いる AC アダプターまたは DC 電源のみを使用する必要があります。 お使いのコンピューターは、以下の仕様の DC 電力で動作します。 入力電源 定格 動作電圧および電流 19.5 V DC(6.15 A、120 W の場合) 、スリム スマート AC アダプター(一部のモデルのみ) 19.5 V DC(7.69 A、150 W の場合) 、スリム スマート AC アダプター(一部のモデルのみ) 19.5 V DC(10.
D 静電気対策 静電気の放電は、じゅうたんの上を歩いてから金属製のドアノブに触れたときなど、2 つのものが接 触したときに発生します。 人間の指など、導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなどのデバイスが損傷したり、 耐用年数が短くなったりすることがあります。静電気に弱い部品を取り扱う前に、以下で説明する方 法のどれかで身体にたまった静電気を放電してください。 ● 取り外しまたは取り付けの手順で、コンピューターから電源コードを取り外すように指示されて いる場合は、正しくアースしてから電源コードを取り外し、その後カバーを外すなどの作業を行 います。 ● 部品は、コンピューターに取り付ける直前まで静電気防止用のケースに入れておきます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。電子部品に触れる回数をなるべく少な くします。 ● 磁気を帯びていない道具を使用します。 ● 部品を取り扱う前に、塗装されていない金属面に触れるなどして、静電気を放電します。 ● 取り外した部品は、静電気防止用のケースに入れておきます。 静電気についての詳しい情報、または部品の取り外しや取