User guide
6 電源の管理
お使いのコンピューターは、バッテリ電源または外部電源で動作します。コンピューターがバッテリ
電源でのみ動作しており、外部電源を使用してバッテリを充電することができない場合は、バッテリ
残量を監視し、節約することが重要です。お使いのコンピューターでは、電源を使用したり節電した
りする方法を管理できる最適な電源プランがサポートされているため、コンピューターのパフォーマ
ンスと節電のバランスが取られます。
スリープまたはハイバネーションの開始
Microsoft® Windows には、スリープとハイバネーション(休止状態)の 2 つの省電力設定がありま
す。
●
スリープ:バッテリ電源を使用しているときも外部電源を使用しているときも、操作しない状態
が一定時間続いた場合に、スリープ状態が自動的に開始されます。作業中のデータがメモリに保
存されるため、非常にすばやく作業を再開できます。手動でスリープを開始することもできま
す。詳しくは、
43 ページの「手動によるスリープの開始および終了」を参照してください。
●
ハイバネーション:完全なロー バッテリ状態になると、ハイバネーション状態が自動的に開始
されます。ハイバネーション状態では、データがハードドライブのハイバネーション ファイル
に保存されて、コンピューターの電源が切れます。
注記: 手動でハイバネーションを開始できます。43 ページの「手動によるスリープの開始
および終了」および43 ページの「手動によるハイバネーションの開始および終了(一部のモ
デルのみ)」を参照してください。
注意: オーディオおよびビデオの劣化、再生機能の損失、または情報の損失を防ぐため、ディスク
や外付けメディア カードの読み取りまたは書き込み中にスリープを開始しないでください。
注記: コンピューターがスリープまたはハイバネーション状態の場合は、無線接続やコンピュー
ターの機能を実行することが一切できなくなります。
インテル® ラピッド・スタート・テクノロジー(一部のモデルのみ)
一部のモデルでは、Intel® RST(Rapid Start Technology:ラピッド・スタート・テクノロジー)機
能が初期設定で有効になっています。ラピッド・スタート・テクノロジーを使用すると、操作してい
なかったコンピューターが稼働状態にすばやく復帰できます
ラピッド・スタート・テクノロジーは、節電オプションを以下のように管理します。
●
スリープ:ラピッド・スタート・テクノロジーはスリープ状態を選択することを許可します。ス
リープ状態を終了するには、任意のキーを押すか、タッチパッドを操作するか、電源ボタンを短
く押します。
●
ハイバネーション:コンピューターがスリープ状態のときにコンピューターを操作しない状態が
続いた場合、または完全なロー バッテリ状態に達した場合には、ラピッド・スタート・テクノ
ロジーによりハイバネーションが開始されます。ハイバネーションの開始後、作業を再開するに
は電源ボタンを押します。
注記: ラピッド・スタート・テクノロジーは、セットアップ ユーティリティ(BIOS)で無効にで
きます。ハイバネーション状態を自分で開始できるようにする場合は、[電源オプション]を使用して
ユーザーによって起動されたハイバネーションを有効にする必要があります。
43 ページの「手動に
よるハイバネーションの開始および終了(一部のモデルのみ)」を参照してください。
42
第 6 章 電源の管理










