- ハードウェア リファレンス ガイド:dc5800 MT HP Compaq Business PC 
- © Copyright 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 
- このガイドについて このガイドでは、このコンピュータの機能およびハードウェアのアップグレードについて説明しま す。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: 重要な補足情報です。 JAWW iii 
- iv このガイドについて JAWW 
- 目次 1 コンピュータの機能 標準構成の機能 .................................................................................................................................... 1 フロント パネルの各部 ........................................................................................................................ 2 メディア カード リーダーの各部 ......................................................................................................... 3 リア パネルの各部 ................................................................................... 
- 南京錠 ................................................................................................................................ 47 HP Business PC セキュリティ ロック .............................................................................. 47 フロント パネルのセキュリティ ....................................................................................... 49 付録 D 静電気対策 静電気による損傷の防止 .................................................................................................................... 50 アースの方法 ........... 
- 1 コンピュータの機能 標準構成の機能 HP Compaq dc5800 MT の機能は、モデルによって異なる場合があります。お使いのコンピュータに 取り付けられているハードウェアおよびインストールされているソフトウェアの一覧を表示するに は、診断用ユーティリティを実行します(一部のモデルのコンピュータにのみ付属しています) 。ユー ティリティの使用手順については、 『トラブルシューティング ガイド』を参照してください。 図 1-1 dc5800 MT の構成 JAWW 標準構成の機能 1 
- フロント パネルの各部 ドライブの構成はモデルによって異なります。 表 1-1 フロント パネルの各部 1 5.25 インチ オプティカル ドライブ 1 6 3.5 インチ メディア カード リーダー(オプショ ン)2 2 オプティカル ドライブ ランプ 7 電源ボタン 3 ハードディスク ドライブ ランプ 8 電源ランプ 4 マイク コネクタ 9 ヘッドフォン コネクタ 5 オプティカル ディスク取り出しボタン 10 USB(Universal Serial Bus)2.0 ポート 注記: 通常、電源が入っている場合、電源ランプは緑色で点灯します。電源ランプが赤く点滅している場合は、コ ンピュータにトラブルが発生しており、診断コードが表示されます。コードについて詳しくは、『トラブルシューティ ング ガイド』を参照してください。 1 一部のモデルでは、一方または両方の 5.25 インチ ドライブ ベイにドライブ ベイ カバーが付いています。 2 一部のモデルでは、3. 
- メディア カード リーダーの各部 メディア カード リーダーは、一部のモデルでのみ使用できるオプション デバイスです。メディア カード リーダー各部の位置については、以下の図と表を参照してください。 図 1-2 メディア カード リーダーの各部 表 1-2 メディア カード リーダーの各部 1 2 3 SmartMedia/xD ピクチャ カード用スロット ● 3.3V SmartMedia カード(SM) ● xD ピクチャ カード メディア カード リーダー ランプ SD/MMC+/miniSD 用スロット ● SD(Secure Digital)カード ● MiniSD ● マルチメディア カード(MMC) ● Reduced Size マルチメディア カード(RSMMC) マルチメディア カード 4.0(Mobile Plus) ● JAWW ● Reduced Size マルチメディア カード 4. 
- リア パネルの各部 表 1-3 リア パネルの各部 1 電源コード コネクタ 6 RJ-45 ネットワーク コネクタ 2 電圧選択スイッチ 7 ラインアウト コネクタ(緑色):このコ ネクタからは接続したオーディオ機器に 対して電力は供給されません 3 ラインイン オーディオ コネクタ(青色) 8 PS/2 キーボード コネクタ(紫色) 4 シリアル コネクタ 9 PS/2 マウス コネクタ(緑色) 5 モニタ コネクタ 10 USB(Universal Serial Bus)コネクタ 注記: 装備されているコネクタの種類や数は、モデルによって異なる場合があります。 ラインイン オーディオ コネクタは、オーディオ ドライバのコントロール パネルでマイク コネクタとして再割り当 てできます。 お使いのコンピュータに PCI Express x16 グラフィックス カードが取り付けられている場合、システム ボード上 のモニタ コネクタは使用できません。 PCI または PCI Express x1 グラフィックス カードが取り付けられている場合、カードのコネクタおよび 
- キーボード 表 1-4 キーボードの各部(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) 1 JAWW 1 ファンクション キー この機能は、お使いのアプリケーション ソフトウェアによって異なります 2 編集キー ここには、[Insert]、[Home]、[Page Up]、[Delete]、[End]および[Page Down]の各 キーがあります 3 ステータス ランプ コンピュータおよびキーボード設定のステータスを示します(Num Lock、Caps Lock、および Scroll Lock) 4 数字キー 電卓のテンキーのように使用できます 5 矢印キー 文書ファイルやワークシート、または Web サイト内を移動するときに使用しま す。マウスを使わずにキーボードのキーを押すことによって、画面内で上下左右 に移動できます 6 [Ctrl]キー 別のキーと組み合わせて使用します。機能は、使用しているアプリケーション ソ フトウェアによって異なります 7 アプリケーション キー 1 マウスの右ボタンと同様に Microsoft® Office アプリケーション内 
- Windows ロゴ キーの使用 Windows ロゴ キーを他のキーと組み合わせて、Windows オペレーティング システムで利用できるさ まざまな機能を実行することができます。Windows ロゴ キーの位置については、5 ページの 「キー ボード」を参照してください。 表 1-5 Windows ロゴ キーの機能 次の Windows ロゴ キーの各機能は、Microsoft Windows XP および Microsoft Windows Vista®に対応しています。 Windows ロゴ キー Windows の[スタート]メニューを表示または非表示にします Windows ロゴ キー+ D デスクトップを表示します Windows ロゴ キー+ M 開いているすべてのアプリケーションを最小化します Shift + Windows ロゴ キー+ M 最小化したすべてのアプリケーションを元に戻します Windows ロゴ キー+ E エクスプローラの[マイ コンピュータ]を起動します Windows ロゴ キー+ F ファイルやフォルダの検索を起動します Windows ロ 
- シリアル番号の記載位置 各コンピュータのカバーの上部には、固有のシリアル番号ラベルおよび製品識別番号ラベルが貼付さ れています。HP のサポート窓口へのお問い合わせの際には、これらの番号をお手元に用意しておい てください。 図 1-3 シリアル番号および製品識別番号の記載位置 JAWW シリアル番号の記載位置 7 
- 2 ハードウェアのアップグレード 保守機能 このコンピュータには、アップグレードおよび保守を容易にする機能が組み込まれています。この章 で説明する取り付け手順のほとんどでは、道具を使う必要がありません。 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告! 感電、火傷、火災などの危険がありますので、次の点に注意してください。 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっていること を確認してください。 電話回線のモジュラ ジャックを本体のリア パネルのネットワーク コネクタ(NIC)に接続しないで ください。 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は重要な安全機能です。 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込んでく ださい。 操作する人の健康を損なわないようにするため、 『快適に使用していただくために』をお読みくださ い。正しい作業環境の整え方や、作業をする際の姿勢、および健康上や作業上の習慣について説明し ており 
- コンピュータのアクセス パネルの取り外し 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータおよび外付けデバ イスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピュータからすべての外付けデバイスを取り外しま す。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷を防ぐた め、必ず電源コードを抜いてください。 5. アクセス パネルをコンピュータのシャーシに固定しているネジを緩めます(1)。 6. アクセス パネルを後方へ約 1. 
- コンピュータのアクセス パネルの取り付け アクセス パネルを、シャーシの後方に約 1. 
- フロント パネルの取り外し 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータおよび外付けデバ イスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピュータからすべての外付けデバイスを取り外しま す。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷を防ぐた め、必ず電源コードを抜いてください。 5. 6. 
- フロント パネルの取り付け シャーシを垂直に立てます。フロント パネルの上部にある 2 つのフックを、シャーシの四角い穴(1) に差し込みます。フロント パネルの下部をシャーシに合わせ、フロント パネル下部の 2 つのフック が所定の位置に収まりカチッという音がするまで押し込みます(2) 。 図 2-4 フロント パネルの取り付け 12 第 2 章 ハードウェアのアップグレード JAWW 
- メモリの増設 お使いのコンピュータは、ダブル データ レート 2 シンクロナス DRAM(DDR2-SDRAM)デュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)を装備しています。 DIMM システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の DIMM を 4 つまで取り付けることができ ます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの DIMM が標準装備されています。最大容量 のメモリ構成にするために、高性能デュアル チャネル モードでコンフィギュレーションされたメモ リを 8 GB まで増設できます。 DDR2-SDRAM DIMM システムを正常に動作させるためには、必ず以下の条件を満たす DDR2-SDRAM DIMM を使用してく ださい。 ● 業界標準の 240 ピン ● アンバッファード PC2-5300 667 MHz 準拠、または PC2-6400 800 MHz 準拠 ● 1.8 ボルト DDR2-SDRAM DIMM DDR2-SDRAM DIMM は、以下の条件も満たしている必要があります。 ● CAS レイテンシ 5. 
- DIMM ソケットへの取り付け システム ボードには 4 つの DIMM ソケットがあり、1 つのチャネルにつき 2 つのソケットがありま す。ソケットには XMM1、XMM2、XMM3、および XMM4 の番号が付けられています。ソケット XMM1 および XMM2 はメモリ チャネル A で動作し、ソケット XMM3 および XMM4 はメモリ チャネ ル B で動作します。 図 2-5 DIMM ソケットの位置 表 2-1 DIMM ソケットの位置 番号 説明 ソケットの色 1 DIMM ソケット XMM1、チャネル A (取り付け順 1 番目) 黒 2 DIMM ソケット XMM2、チャネル A 白 3 DIMM ソケット XMM3、チャネル B (取り付け順 2 番目) 黒 4 DIMM ソケット XMM4、チャネル B 白 注記: DIMM は、XMM1 ソケットに取り付ける必要があります。 取り付けられている DIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル チャ ネル モード、またはフレックス モードで動作します。 14 ● 
- モリが取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表 し、残りはシングル チャネルに割り当てられます。速度を最高にするには、最大のメモリ容量 が 2 つのチャネルに行き渡るようにチャネルのバランスをとる必要があります。1 つのチャネル のメモリ容量が他方のチャネルのメモリ容量よりも多い場合、多い方をチャネル A に割り当てる 必要があります。たとえば、ソケットに 1 個の 1 GB DIMM、3 個の 512 MB DIMM を取り付ける 場合は、チャネル A に 1 GB DIMM と 1 個の 512 MB DIMM を取り付け、チャネル B に 2 個の 512 MB DIMM を取り付ける必要があります。このように構成すると、2 GB がデュアル チャネ ルとして使用され、512 MB がシングル チャネルとして使用されます。 ● どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い DIMM によって決定されます。 DIMM の取り付け 注意: メモリ モジュールを取り付けまたは取り外す場合は、電源コードを抜いて電力が放電するま で約 30 秒待機してから、作 
- 7. メモリ モジュール ソケットの両方のラッチを開き(1) 、メモリ モジュールをソケットに差し込 みます(2)。 図 2-6 DIMM の取り付け 注記: メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッチ (切り込み)をソケットのタブに合わせます。 DIMM は、黒い XMM1 ソケットに取り付ける必要があります。 最適なパフォーマンスが得られるようにするには、チャネル A とチャネル B のメモリ容量が可 能な限り同じになるように、メモリをソケットに取り付けます。詳しくは、14 ページの 「DIMM ソケットへの取り付け」を参照してください。 8. DIMM モジュールをしっかりとソケットに押し入れて、完全に挿入された状態で正しい位置に固 定されていることを確認します。メモリの損傷を防ぐため、DIMM モジュールをソケットの奥ま で完全に押し込み、ソケット内で平らになるように取り付ける必要があります。ラッチが閉じて いること(3)を確認します。 9. 取り付けるすべてのモジュールに対して、手順 7 および手順 8 を繰り返します。 10. 
- 拡張カードの取り外しまたは取り付け お使いのコンピュータには、最大 17.5 cm の長さの拡張カードを取り付けることができる、標準の PCI 拡張スロット 1 基があります。また、PCI Express x1 拡張スロット 2 基と PCI Express x16 拡張 スロット 1 基もあります。 図 2-7 拡張スロットの位置 表 2-2 拡張スロットの位置 番号 説明 1 PCI Express x1 拡張スロット 2 PCI Express x1 拡張スロット 3 PCI 拡張スロット 4 PCI Express x16 拡張スロット 注記: PCI Express x16 拡張スロットには、PCI Express x1、x4、x8、または x16 の拡張カードを 取り付けることができます。 拡張カードの取り外し、交換、または増設を行うには、以下の手順で操作します。 JAWW 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. 
- 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷を防ぐた め、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータのアクセス パネルを取り外します。 6. システム ボード上の空いている適切な拡張ソケット、およびそれに対応するコンピュータの シャーシ背面にある拡張スロットの位置を確認します。 7. 拡張カード ブラケットおよび拡張スロット カバーは、コンピュータ背面のスロット カバーにあ るロックで所定の位置に固定されています。ロック上部のタブを引き上げ、ロックを回転させて 開きます。 図 2-8 スロット カバーのロックを開く 8. 
- 注記: 取り付けられている拡張カードを取り外す前に、拡張カードに接続されているすべての ケーブルを取り外します。 a. 拡張カードを空いているソケットに取り付ける場合は、シャーシ背面の適切な拡張スロッ ト カバーを取り外します。スロット カバーを引き上げ、シャーシ内部から取り出します。 図 2-9 拡張スロット カバーの取り外し b. 
- c. PCI Express x16 カードを取り外す場合は、拡張ソケットの後部にある留め具をカードから 引き離し、コネクタがスロットから抜けるまで、カードを前後に注意深く軽く揺さぶりなが ら引き抜きます。拡張カードをソケットから引き上げ、シャーシ内部から離すようにして シャーシの枠から取り外します。このとき、カードが他のコンポーネントと接触して傷が付 かないようにしてください。 図 2-11 PCI Express x16 拡張カードの取り外し 9. 取り外したカードを、静電気の影響を受けない容器に保管します。 10. 
- 11. 新しい拡張カードを取り付けるには、システム ボードにある拡張ソケットのすぐ上の位置でカー ドを持ち、シャーシの背面に向かってカードを動かして(1)、カードのブラケットをシャーシの 背面の空いているスロットの位置に合わせます。カードがシステム ボードの拡張ソケットに入 るように押し下げます(2) 。 図 2-12 拡張カードの取り付け 注記: 拡張カードを取り付ける場合は、カードをしっかりと押して、コネクタ全体が拡張カー ド スロットに正しく収まるようにしてください。 12. スロット カバーのロックを回転させて閉じ、所定の位置にしっかりと固定されていることを確 認します。 図 2-13 拡張カードおよびスロット カバーの固定 13. 必要に応じて、取り付けたカードに外部ケーブルを接続します。また、必要に応じて、システ ム ボードに内部ケーブルを接続します。 14. コンピュータのアクセス パネルを取り付けなおします。 15. 
- 16. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 17. 必要な場合は、コンピュータを再設定します。[コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリ ティの使用方法について詳しくは、『コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ ガイ ド』を参照してください。 ドライブの位置 図 2-14 ドライブの位置 表 2-3 ドライブの位置 1 2 つの 5.25 インチ外付けドライブ ベイ:オプション ドライブ用(図はオプ ティカル ドライブ) 2 3.5 インチ外付けドライブ ベイ:オプション ドライブ用(図はメディア カー ド リーダー) 3 メイン 3.5 インチ内蔵ハードディスク ドライブ ベイ 4 オプションのハードディスク ドライブ用のセカンダリ 3. 
- ドライブの増設 ドライブを増設する際には、以下のガイドラインに従ってください。 ● 最初に取り付けるシリアル ATA(SATA)ハードディスク ドライブは、システム ボード上で SATA0 と書かれている暗い青色のプライマリ SATA コネクタに接続します。 ● 最初の SATA オプティカル ドライブは、システム ボード上で SATA1 と書かれている白色の SATA コネクタに接続します。 ● 必ず、先に暗い青色の SATA0 コネクタと白色の SATA1 コネクタに取り付けます。明るい青色 の SATA4 コネクタとオレンジ色の SATA5 コネクタには、その後で取り付けます。 ● 第 2 の SATA オプティカル ドライブを、オレンジ色の SATA5 コネクタに取り付けます。 ● 追加の SATA ハードディスク ドライブを、システム ボード上で次に使用可能な(何も取り付け られていない)SATA コネクタに、SATA0、SATA1、SATA5、SATA4 の順序でデータ ケーブル を接続します。 ● ディスケット ドライブを FLOPPY と書かれているコネクタに接続します。 
- 注意: データの損失およびコンピュータまたはドライブの破損を防ぐために、次の点に注意してく ださい。 ドライブの着脱は、必ず、すべてのアプリケーションおよびオペレーティング システムを終了し、コ ンピュータの電源を切って電源コードを抜いてから行ってください。コンピュータの電源が入ってい る場合またはスタンバイ モードになっている場合は、絶対にドライブを取り外さないでください。 ドライブを取り扱う前に、身体にたまった静電気を放電してください。ドライブを持つ際は、コネク タに手を触れないようにしてください。静電気対策について詳しくは、50 ページの 「静電気対 策」を参照してください。 ドライブは慎重に取り扱い、絶対に落とさないでください。 ドライブを挿入するときは、無理な力を加えないでください。 ハードディスク ドライブは、液体や高温にさらさないようにしてください。また、モニタやスピーカ などの磁気を発生する装置から遠ざけてください。 ドライブを郵送するときは、発泡ビニール シートなどの緩衝材で梱包し、梱包箱の表面に「コワレモ ノ―取り扱い注意」と明記してください。 24 第 2 章 ハードウェアのアップグ 
- システム ボードのドライブ接続 システム ボード ドライブ コネクタの位置については、以下の図と表を参照してください。 図 2-16 システム ボードのドライブ接続 表 2-4 システム ボードのドライブ接続 JAWW 番号 システム ボード コネクタ システム ボード ラベル 色 1 SATA0 SATA0 濃い青 2 SATA1 SATA1 白 3 SATA4 SATA4 薄い青 4 SATA5 SATA5 オレンジ 5 ディスケット ドライブ FLOPPY 黒 6 メディア カード リーダー MEDIA 黒 ドライブの増設 25 
- 外付け 5.25 インチ ドライブまたは 3.5 インチ ドライブの取り外し 注意: コンピュータからドライブを取り外す前に、すべてのリムーバブル メディアを取り外してお く必要があります。 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータおよび外付けデバ イスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピュータからすべての外付けデバイスを取り外しま す。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷を防ぐた め、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータのアクセス パネルとフロント パネルを取り外します。 6. 下の図に示すように、ドライブ ケーブルを取り外します。 a. 5. 
- b. ディスケット ドライブを取り外す場合は、ドライブの背面からデータ ケーブル(1)と電 源ケーブル(2)を抜き取ります。 図 2-18 ディスケット ドライブ ケーブルの取り外し c. 
- 7. ドライブは、リリース タブの付いたラッチ ドライブ ブラケットでドライブ ベイに固定されてい ます。取り外すドライブのラッチ ドライブ ブラケット上のリリース タブを持ち上げて(1) 、ド ライブをドライブ ベイからスライドさせます(2)。 図 2-20 外付けドライブの取り外し 8. 
- 外付け 5.25 インチ ドライブまたは 3.5 インチ ドライブの取り付け 注記: このシステムは、パラレル ATA(PATA)オプティカル ドライブをサポートしていません。 1. 取り外したドライブから外した 4 本のガイド用ネジ(両側に 2 本ずつ)を、新しいドライブに取 り付けます。このネジによって、ドライブがベイ内で適切な位置に収まります。必要な場合は、 予備のガイド用ネジがシャーシの内部(電源装置の横)に付属しています。 図 2-21 ガイド用ネジの取り付け(図はオプティカル ドライブ) 注記: オプティカル ドライブ、ディスケット ドライブ、およびメディア カード リーダーには ガイド用 M3 メートル式ネジ(ミリネジ)を使用します。予備のガイド用ミリネジ 4 本がシャー シの内部(電源装置の横)に付属しています。ミリネジの色は黒です。予備のガイド用 M3 メー トル式ネジの位置については、23 ページの 「ドライブの増設」を参照してください。 ドライブを交換する場合は、元のドライブの 4 本のネジを新しいドライブに取り付けます。 2. 
- 3. ガイド用ネジがガイド用のスロットとかみ合っていることを確認し、ドライブが所定の位置に収 まるまでドライブをドライブ ベイにスライドさせます。 図 2-23 ドライブ ケージへ外付けドライブをスライドさせる 4. 下の図に示すように、電源ケーブルとデータ ケーブルをドライブに接続します。 a. 
- b. ディスケット ドライブを取り付ける場合は、ドライブの背面にデータ ケーブル(1)と電 源ケーブル(2)を接続します。 図 2-25 ディスケット ドライブ ケーブルの接続 5. 
- 内蔵 3.5 インチ ハードディスク ドライブの取り外し 注記: ハードディスク ドライブを取り外すときは、新しいハードディスク ドライブにデータを移 動できるように、必ず事前にドライブ内のデータをバックアップしておいてください。また、メイ ン ハードディスク ドライブを交換する場合は、リカバリ ディスク セットを作成し、オペレーティン グ システムとソフトウェア ドライバ、およびコンピュータにプリインストールされていたその他の ソフトウェア アプリケーションを復元する必要があります。この CD セットがない場合は、[スター ト]→[HP Backup and Recovery]の順に選択して、直ちに作成します。 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータおよび外付けデバ イスの電源をすべて切ります。 4. 
- 7. リリース タブをドライブから離すようにして引っ張り(1)、ドライブをベイの外にスライドさ せて(2)取り出します。 図 2-27 ハードディスク ドライブの取り外し 8. 
- 内蔵 3.5 インチ ハードディスク ドライブの取り付け 注記: このシステムは、パラレル ATA(PATA)ハードディスク ドライブをサポートしていませ ん。 1. 取り外したドライブから外した 4 本のガイド用ネジ(両側に 2 本ずつ)を、新しいドライブに取 り付けます。このネジによって、ドライブがベイ内で適切な位置に収まります。予備のガイド用 ネジがシャーシの内部(電源装置の横)に付属しています。 図 2-28 ハードディスク ドライブのガイド用ネジの取り付け 注記: ハードディスク ドライブにはガイド用 No.6-32 インチ分離取り付けネジを使用しま す。予備のガイド用ネジ 4 本がシャーシの内部(電源装置の横)に付属しています。ガイド用分 離取り付けネジの色は銀と青です。予備のガイド用 No.6-32 インチ分離取り付けネジの位置につ いては、23 ページの 「ドライブの増設」を参照してください。 ドライブを交換する場合は、元のドライブの 4 本のネジを新しいドライブに取り付けます。 2. 
- 3. 電源ケーブル(1)とデータ ケーブル(2)を、ハードディスク ドライブの背面に接続します。 注記: メイン ハードディスク ドライブを取り付ける場合は、 「P4」というラベルが付いた電 源コネクタを使います。セカンダリ ハードディスク ドライブを取り付ける場合は、 「P3」いう ラベルが付いた電源コネクタを使います。 図 2-30 ハードディスク ドライブ ケーブルの接続 注意: SATA データ ケーブルは、半径が 30 mm 未満になるような急角度で折り曲げないでく ださい。きつく折り曲げると内部のワイヤが断線するおそれがあります。 4. 
- リムーバブル 3.5 インチ SATA ハードディスク ドライブの取り外しおよび取り 付け 一部のモデルでは、リムーバブル SATA ハードディスク ドライブのエンクロージャが 5.25 インチ外 付けドライブ ベイに備えられています。ハードディスク ドライブは、ドライブ ベイから素早く簡単 に取り外し可能なキャリアに格納されています。キャリアのドライブの取り外しと取り付けを行うに は、以下の手順で操作します。 注記: ハードディスク ドライブを取り外すときは、新しいハードディスク ドライブにデータを移 動できるように、必ず事前にドライブ内のデータをバックアップしておいてください。また、メイ ン ハードディスク ドライブを交換する場合は、リカバリ ディスク セットを作成し、オペレーティン グ システムとソフトウェア ドライバ、およびコンピュータにプリインストールされていたその他の ソフトウェア アプリケーションを復元する必要があります。この CD セットがない場合は、[スター ト]→[HP Backup and Recovery]の順に選択して、直ちに作成します。 1. 
- 3. 温度センサをハードディスク ドライブの上部に固定している粘着テープをはがし(1)、温度セ ンサをキャリアから外します(2)。 図 2-32 温度センサの取り外し 4. 
- 5. ハードディスク ドライブを後方にスライドさせてキャリアから抜き、次に上に持ち上げてキャ リアから取り出します。 図 2-34 ハードディスク ドライブの取り外し 6. 
- 7. キャリアの下部の 4 本のネジを元の位置に締め、ドライブを所定の位置に確実に取り付けます。 図 2-36 セキュリティ ネジの再取り付け 8. 
- 9. キャリアのカバーをスライドさせて(1)キャリア背面のネジを元の位置に戻し、カバーを所定 の位置に取り付けます(2)。 図 2-38 キャリアのカバーの再取り付け 10. 
- A 仕様 表 A-1 仕様 寸法(横置き時) 高さ 19.9 インチ 50.7 cm 幅 7.0 インチ 17.7 cm 奥行き 16.9 インチ 42.9 cm 質量(概算) 23.5 ポンド 10.7 kg 動作時 50 ~ 95°F 10 ~ 35℃ 非動作時 -22 ~ 140°F -30 ~ 60℃ 動作時 10 ~ 90% 10 ~ 90% 非動作時(38.7℃最高、湿球) 5 ~ 95% 5 ~ 95% 動作時 10,000 フィート 3,048 m 非動作時 30,000 フィート 9,144 m 温度範囲 相対湿度(結露せず) 動作保証高度(非圧縮) 注記: 動作温度は、継続的に直射日光の当たらない環境で、海抜 3,000 m まで 300 m ごとに 1. 
- 表 A-1 仕様 (続き) 300 W 300 W 標準 PS 8 A(100 VAC の場合) 4 A(200 VAC の場合) 80 Plus PS 4 A(100 VAC の場合) 2 A(200 VAC の場合) 電源出力 定格入力電流(最大)1 1 標準電源装置は、電圧自動補正電源を採用しています。電圧自動補正機能は、230 V モードの場合のみ有効になります。こ の機能によって、欧州連合加盟国でこのシステムを使用する場合の CE マークの要件を満たしています。この電源では、入 力電圧の選択スイッチを使用する必要があります。80 Plus 電源装置は、電圧自動補正電源を採用しています。この機能に よって、欧州連合加盟国でこのシステムを使用する場合の CE マークの要件を満たしています。また、電圧自動補正電源の 機能によって電圧選択スイッチが不要になるため、スイッチは搭載されていません。 42 付録 A 仕様 JAWW 
- B バッテリの交換 お使いのコンピュータに付属のバッテリは、リアルタイム クロックに電力を供給するためのもので す。バッテリは消耗品です。バッテリを交換するときは、コンピュータに最初に取り付けられていた バッテリと同等のバッテリを使用してください。コンピュータに付属しているバッテリは、3 V のボ タン型リチウム バッテリです。 警告! お使いのコンピュータには、二酸化マンガン リチウム バッテリが内蔵されています。バッ テリの取り扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。怪我することがないように、次の点に 注意してください。 バッテリを充電しないでください。 バッテリを 60℃を超える場所に放置しないでください。 バッテリを分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでください。 交換用のバッテリは、必ず HP が指定したものを使用してください。 注意: バッテリを交換する前に、コンピュータの CMOS 設定のバックアップを作成してくださ い。バッテリが取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされます。CMOS 設 定のバックアップについて詳しくは、『コンピ 
- 5. コンピュータのアクセス パネルを取り外します。 6. システム ボード上のバッテリおよびバッテリ ホルダの位置を確認します。 注記: 一部のモデルのコンピュータでは、バッテリを交換するときに、内部部品を取り外す必 要があります。 7. システム ボード上のバッテリ ホルダの種類に応じて、以下の手順でバッテリを交換します。 タイプ 1 a. バッテリをホルダから持ち上げて外します。 図 B-1 ボタン型バッテリの取り出し(タイプ 1) b. 交換するバッテリを、 「+」と書かれている面を上にして正しい位置に装着します。バッテ リはバッテリ ホルダによって自動的に正しい位置に固定されます。 タイプ 2 a. バッテリをホルダから取り出すために、バッテリの一方の端の上にある留め金を押し上げま す。バッテリが持ち上がったら、持ち上げて取り出します(1)。 b. 
- タイプ 3 a. バッテリを固定しているクリップを後方に引いて(1) 、バッテリを取り出します(2) 。 b. 新しいバッテリを挿入し、クリップを元の位置に戻します。 図 B-3 ボタン型バッテリの取り出し(タイプ 3) 注記: バッテリの交換後、以下の手順で操作すると交換作業は完了です。 8. コンピュータのアクセス パネルを取り付けなおします。 9. 電源ケーブルを元のとおりに接続し、コンピュータの電源を入れます。 10. [コンピュータ セットアップ(F10) ]ユーティリティを使用して、日付と時刻、パスワード、およ びその他の必要なシステム セットアップを設定しなおします。『コンピュータ セットアップ (F10)ユーティリティ ガイド』を参照してください。 11. 
- C 外付けセキュリティ デバイス 注記: データ セキュリティ機能について詳しくは、『コンピュータ セットアップ(F10)ユーティ リティ ガイド』および『デスクトップ マネジメントについて』を参照してください。また、 http://www.hp. 
- 南京錠 図 C-2 コンピュータの施錠 HP Business PC セキュリティ ロック 1. 
- 2. キーボードとマウスのケーブルを錠に通します。 図 C-4 キーボードとマウスのケーブルによる固定 3. 
- 4. 
- D 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが損 傷する可能性があります。このような損傷によって、デバイスの耐用年数が短くなることがありま す。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管の際は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピュータのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バンド は柔軟な帯状のもので、アース コード内の抵抗は、 
- E コンピュータ操作のガイドラインおよび手 入れと運搬時の注意 コンピュータ操作のガイドラインおよび手入れに関する注意 コンピュータおよびモニタのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってくださ い。 JAWW ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピュータは、机のようなしっかりとした水平なところに設置してください。また、通気が確 保されるよう、コンピュータの通気孔のある面とモニタの上部に、少なくとも 10. 
- オプティカル ドライブの使用上の注意 オプティカル ドライブの操作や手入れは、次の項目に注意して行ってください。 操作および取り扱いに関する注意 ● 操作中はドライブを動かさないでください。データ読み取り中にドライブを動かすと誤動作する ことがあります。 ● 急に温度が変化するとドライブ内に結露することがあるので気をつけてください。ドライブの電 源が入っているときに急な温度変化があった場合は、1 時間以上待ってから電源を切ってくださ い。すぐに操作すると、誤動作が起きることがあります。 ● ドライブは高温多湿、直射日光が当たる場所、または機械の振動がある所には置かないでくださ い。 クリーニングの際の注意 ● フロント パネルやスイッチ類が汚れたら、水で軽く湿らせた柔らかい布で拭いてください。けっ して、クリーニング液を直接スプレーしないでください。 ● アルコールやベンジンなど、揮発性の液体を使用しないでください。変色や、変質の原因となり ます。 安全にお使いいただくためのご注意 ドライブの中に異物や液体が入ってしまった場合は、ただちにコンピュータの電源を切り、電源コー ドを電源コンセ 
- 索引 D DIMM. 
- は ハードディスク ドライブの取り外 し 取り付け 36 ハードディスク ドライブ 取り付け 34 取り外し 32 ふ フロント パネルの各部 フロント パネル セキュリティ 49 取り付け 12 取り外し 11 2 へ ヘッドフォン コネクタ 2 ま マイク コネクタ 2 マウス コネクタ 4 め メディア カード リーダー 機能 3 取り付け 29 取り外し 26 メモリ 仕様 13 ソケットへの取り付け 14 取り付け 13 も モニタ コネクタ 4 ら ラインアウト コネクタ 4 ラインイン コネクタ 4 り リア パネルの各部 4 ろ ロック HP Business PC セキュリティ ロック 47 ケーブル ロック 46 南京錠 47 フロント パネル 49 54 索引 JAWW