HP Compaq Business PC Hardware Reference Guide Elite 8300 Series Mini Tower Elite 8300 Series Micro Tower Elite 8300 Series Space Saving Elite 8300 Series Ultra Slim
SODIMM ソケットについて
システム ボードには 2 つの SODIMM ソケットがあり、1 つのチャネルについて 1 つのソケットがあ
ります。ソケットには、XMM1 および XMM3 の番号が付けられています。XMM1 ソケットはメモリ
チャネル A で動作し、XMM3 ソケットはメモリ チャネル B で動作します。
図 5-9 SODIMM ソケットの位置
表 5-2 SODIMM ソケットの位置
番号 説明 システム ボード ラベル ソケットの色
1 SODIMM1 ソケット、チャネル B XMM1
黒
2 SODIMM3 ソケット、チャネル A XMM3
黒
取り付けられている SODIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル
チャネル モード、またはフレックス モードで動作します。
●
1 つのチャネルの SODIMM ソケットにのみ SODIMM が取り付けられている場合、システムはシ
ングル チャネル モードで動作します。
●
チャネル A の SODIMM の合計メモリ容量とチャネル B の SODIMM の合計メモリ容量が等しい
場合、システムはより高性能なデュアル チャネル モードで動作します。
●
チャネル A の SODIMM のメモリ容量とチャネル B の SODIMM のメモリ容量が異なる場合、シ
ステムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリが
取り付けられているチャネルがデュアル チャネルに割り当てられるメモリの総量を表し、残り
はシングル チャネルに割り当てられます。1 つのチャネルのメモリ容量が他方よりも多い場合
は、多い方をチャネル A に割り当てる必要があります。
●
どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い SODIMM によって決定されます。
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第 5 章 ウルトラスリム型(US)のハードウェアのアップグレード