HP Workstation Maintenance and Service Guide
ワークステーションの初期設定と配備
ワークステーションには、システムソフトウェアイメージがプリインストールされています。簡単な
ソフトウェアのバンドル解除を行うと、すぐにワークステーションを使用できます。
プリインストールされたソフトウェアイメージの代わりに、任意のシステムやアプリケーションをイ
ンストールしたい場合は、以下の方法でカスタマイズしたソフトウェアイメージを配備できます。
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プリインストールされたソフトウェアイメージをバンドル解除した後、追加するアプリケーショ
ンソフトウェアをインストールする。
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別のワークステーションのハードディスクドライブの内容を複製し、対象のワークステーション
のハードディスクドライブにコピーする。
ハードディスクドライブベースの HP Recovery Manager、ROM ベースのセットアップ、および ACPI
対応ハードウェアにより、システムソフトウェアのリカバリ、構成管理、トラブルシューティング、
および電力管理機能が利用できます。
このガイドで説明されている各機能は、ワークステーションのモデルまたはソフトウェアバージョン
によって異なる場合があります。
最適なワークステーション環境の構築方法は、お使いの情報技術環境や作業内容によって異なりま
す。
リモートシステムによるインストール
リモートシステムによるインストールでは、ネットワークサーバーに配備されているソフトウェアと
その設定情報を使用してワークステーションを起動し、セットアップを行います。この機能は通常、
システムのセットアップ/設定用に使用しますが、次の目的にも使用できます。
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ソフトウェアイメージを新しい PC に配備する
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ハードディスクドライブをフォーマットする
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アプリケーションソフトウェアまたはドライバーをインストールする
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オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、またはドライバーをアップデート
する
リモートシステムによるインストールを行うには、「F12=Network Service Boot」メッセージが
HP のロゴ画面の右下に表示されたときに F12 キーを押します。画面の説明に沿って操作し、インス
トール処理を完了します。初期設定の起動順序は、BIOS 構成の設定どおりですが、常にネットワー
クブートを試みるように変更することができます。
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第 2 章 システム管理