ハードウェア リファレンス ガイド:dc5750 MT HP Compaq Business PC
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このガイドについて このガイドでは、このコンピュータの機能およびハードウェアのアップグレードについて説明しま す。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという 警告事項を表します。 注意 その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注 意事項を表します。 注記 重要な補足情報です。 JAWW iii
iv このガイドについて JAWW
目次 1 コンピュータの機能 標準構成の機能 .................................................................................................................................... 1 フロント パネルの各部 ........................................................................................................................ 2 リア パネルの各部 ................................................................................................................................ 3 キーボード .......................................................................
付録 D 静電気対策 静電気による損傷の防止 .................................................................................................................... 41 アースの方法 ...................................................................................................................................... 41 付録 E コンピュータ操作のガイドラインおよび手入れと運搬時の注意 コンピュータ操作のガイドラインおよび手入れに関する注意 .......................................................... 43 オプティカル ドライブの使用上の注意 .................................................................................
1 コンピュータの機能 標準構成の機能 HP Compaq dc5750 MT の機能は、モデルにより異なる場合があります。お使いのコンピュータに取 り付けられているハードウェアおよびインストールされているソフトウェアの一覧を表示するには、 診断用ユーティリティを実行します(一部のコンピュータ モデルにのみ付属しています)。ユーティ リティの使用手順については、Documentation and Diagnostics CD(ドキュメンテーションおよび診 断ユーティリティ CD)に収録されている『トラブルシューティング ガイド』を参照してください。 図 1-1 dc5750 MT の構成 JAWW 標準構成の機能 1
フロント パネルの各部 ドライブの構成はモデルによって異なります。 表 1-1 フロント パネルの各部 1 5.25 インチ オプティカル ドライブ 1 7 オプティカル ディスク取り出しボタン 2 オプティカル ドライブ ランプ 8 ディスケット取り出しボタン(オプション) 3 3.5 インチ ディスケット ドライブ(オプション) 9 電源ボタン 2 4 ディスケット ドライブ ランプ(オプション) 10 電源ランプ 5 ハードディスク ドライブ ランプ 11 ヘッドフォン コネクタ 6 マイク コネクタ 12 USB(Universal Serial Bus)2.
リア パネルの各部 表 1-2 リア パネルの各部 1 電源コード コネクタ 7 RJ-45 ネットワーク コネクタ 2 電圧選択スイッチ 8 パラレル コネクタ 3 PS/2 マウス コネクタ(緑色) 9 モニタ コネクタ 4 PS/2 キーボード コネクタ(紫色) 10 ラインアウト コネクタ(緑色) :このコ ネクタからは接続したオーディオ機器に 対して電力は供給されません 5 USB(Universal Serial Bus)コネクタ 11 ラインイン オーディオ コネクタ(青 色) 6 シリアル コネクタ 12 DVI-D(デジタル ビデオ インタフェー ス)モニタ コネクタ 注記 装備されているコネクタの種類や数は、モデルにより異なる場合があります。 お使いのコンピュータに PCI Express グラフィックス カードが取り付けられている場合、システム ボード 上のモニタ コネクタは使用できません。ATI グラフィックス コントローラに基づくグラフィックス カード が PCIe x16 スロットに接続されている場合は、内蔵グラフィックスを有効
キーボード 表 1-3 キーボードの各部(日本語キーボードのキー配列は若干異なります) 1 4 1 ファンクション キー この機能は、お使いのアプリケーション ソフトウェアによって異なります 2 編集キー ここには、[Insert]、[Home]、[Page Up]、[Delete]、[End]および[Page Down]の各 キーがあります 3 ステータス ランプ コンピュータおよびキーボード設定のステータスを示します(Num Lock、Caps Lock、および Scroll Lock) 4 数字キー 電卓のテンキーのように使用できます 5 矢印キー 文書ファイルやワークシート、または Web サイト内を移動するときに使用しま す。マウスを使わずにキーボードのキーを押すことによって、画面内で上下左右 に移動できます 6 [Ctrl]キー 別のキーと組み合わせて使用します。機能は、使用しているアプリケーション ソ フトウェアによって異なります 7 アプリケーション キー 1 マウスの右ボタンと同様に Microsoft Office アプリケーション内でポップ
Windows ロゴ キーの使用 Windows ロゴ キーを他のキーと組み合わせて、Windows オペレーティング システムで利用できるさ まざまな機能を実行することができます。Windows ロゴ キーの位置については、「キーボード」を参 照してください。 JAWW Windows ロゴ キー Windows の[スタート]メニューを表示または非表示にします Windows ロゴ キー+ D デスクトップを表示します Windows ロゴ キー+ M 開いているすべてのアプリケーションを最小化します Shift + Windows ロゴ キー+ M 最小化したすべてのアプリケーションを元に戻します Windows ロゴ キー+ E エクスプローラの[マイ コンピュータ]を起動します Windows ロゴ キー+ F ファイルやフォルダの検索を起動します Windows ロゴ キー+ Ctrl + F 他のコンピュータの検索を起動します Windows ロゴ キー+ F1 Windows のヘルプ画面を表示します Windows ロゴ キー+ L ネットワーク ドメイ
マウスの特殊機能 ほとんどのソフトウェア アプリケーションはマウスをサポートしていますが、マウス ボタンに割り 当てられる機能は、使用しているソフトウェア アプリケーションによって異なります。 シリアル番号の記載位置 各コンピュータのカバーの上部には、固有のシリアル番号ラベルおよび製品識別番号ラベルが貼付さ れています。HP のサポート窓口へのお問い合わせの際には、これらの番号をお手元に用意しておい てください。 図 1-2 シリアル番号および製品識別番号の記載位置 6 第 1 章 コンピュータの機能 JAWW
2 ハードウェアのアップグレード 保守機能 このコンピュータには、アップグレードおよび保守を容易にする機能が組み込まれています。この章 で説明する取り付け手順のほとんどでは、道具を使う必要がありません。 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告! 感電、火傷、火災などの危険がありますので、次の点に注意してください。 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がってい ることを確認してください。 電話回線のモジュラ ジャックを本体のリア パネルのネットワーク コネクタ(NIC)に接続し ないでください。 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は重要な安全機能で す。 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込 んでください。 操作する人の健康を損なわないようにするため、『快適に使用していただくために』をお読み ください。正しい作業環境の整え方や、作業をする際の姿勢、および健康上/作業上の習慣につ いて説明して
コンピュータのアクセス パネルの取り外し 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータおよび外付けデバ イスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピュータからすべての外付けデバイスを取り外しま す。 注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. アクセス パネルをコンピュータのシャーシに固定しているネジを緩めます(1) 。 6. アクセス パネルを後方へ約 1.
コンピュータのアクセス パネルの取り付け アクセス パネルを、シャーシの後方に約 1.
フロント パネルの取り外し 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータおよび外付けデバ イスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピュータからすべての外付けデバイスを取り外しま す。 注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータのアクセス パネルを取り外します。 6.
フロント パネルの取り付け シャーシを垂直に立てます。フロント パネルの上部にある 2 つのフックを、シャーシの四角い穴(1) に差し込みます。フロント パネルの下部をシャーシに合わせ、フロント パネル下部の 2 つのフック が所定の位置に収まりカチッという音がするまで押し込みます(2) 。 図 2-4 フロント パネルの取り付け JAWW フロント パネルの取り付け 11
メモリの増設 お使いのコンピュータは、ダブル データ レート 2 シンクロナス DRAM(DDR2-SDRAM)デュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)を装備しています。 DIMM システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の DIMM を 4 つまで取り付けることができ ます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの DIMM が標準装備されています。最大容量 のメモリ構成にするために、高性能デュアル チャネル モードでコンフィギュレーションされたメモ リを 4 GB まで増設できます。 DDR2-SDRAM DIMM システムを正常に動作させるためには、必ず以下の条件を満たす DDR2-SDRAM DIMM を使用してく ださい。 ● 業界標準の 240 ピン ● アンバッファード PC2-5300 667 MHz 準拠 ● 1.8 ボルト DDR2-SDRAM DIMM DDR2-SDRAM DIMM は、以下の条件も満たしている必要があります。 ● 667 MHz の DDR2-SDRAM DIMM では CAS レイテンシが 4.0 と 5.
DIMM ソケットへの取り付け システム ボードには 4 つの DIMM ソケットがあり、1 つのチャネルにつき 2 つのソケットがありま す。ソケットには XMM1、XMM2、XMM3、および XMM4 の番号が付けられています。ソケット XMM1 および XMM3 はメモリ チャネル A で動作し、ソケット XMM2 および XMM4 はメモリ チャネ ル B で動作します。 図 2-5 DIMM ソケットの位置 番号 説明 ソケットの色 1 DIMM ソケット XMM1、チャネル A 白 2 DIMM ソケット XMM2、チャネル B 白 3 DIMM ソケット XMM3、チャネル A (取り付け順 1 番目) 黒 4 DIMM ソケット XMM4、チャネル B (取り付け順 2 番目) 黒 取り付けられている DIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、またはデュア ル チャネル モードで動作します。 JAWW ● 容量が等しく、同サイズの 1 組または 2 組の DIMM をソケットに取り付けることで、システム はより高性能なデュアル チャ
● DIMM が 1 つだけの場合は、XMM3 ソケットに取り付ける必要があります。 ● どのモードでも、最高動作速度はシステム内で最も動作の遅い DIMM によって決定されます。 DIMM の取り付け 注意 メモリ モジュールを取り付けまたは取り外す場合は、電源コードを抜いて電力が放電す るまで約 30 秒待機してから、作業を行う必要があります。コンピュータが電源コンセントに 接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係なく、メモリ モジュールには常に電気 が流れています。電気が流れている状態でメモリ モジュールの着脱を行うと、メモリ モジュ ールまたはシステム ボードが完全に破損するおそれがあります。システム ボードのランプが 点灯している場合は、まだ電気が流れています。 お使いのメモリ モジュール ソケットの接点には、金メッキが施されています。メモリをアッ プグレードする際に、接点の金属が異なるときに生じる酸化や腐食を防ぐため、メモリモジュ ールは金メッキのものを使用してください。 静電気の放電により、コンピュータやオプション カードの電子部品が破損することがありま す。以下の手順を始める
7. メモリ モジュール ソケットの両方のラッチを開き(1)、メモリ モジュールをソケットに差し込 みます(2)。 図 2-6 DIMM の取り付け 注記 メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッ チ(切り込み)をソケットのタブに合わせます。 DIMM は、XMM3 ソケットに取り付ける必要があります。メモリは必ず XMM1 よりも先 に XMM3 の方に取り付け、XMM2 よりも先に XMM4 の方に取り付けます(各チャネル で、白いソケットよりも先に黒いソケットの方に取り付けます)。 デュアル チャネル メモリ構成にするには、XMM4 のメモリ容量を XMM3 のメモリ容量と 同じにする必要があります(XMM2 と XMM1 を使う場合は、この 2 つも同じにする必要 があります)。詳しくは、 「DIMM ソケットへの取り付け」を参照してください。 8. モジュールをソケットに押し入れ、完全に挿入されて正しい位置に固定されていることを確認し ます。ラッチが閉じていること(3)を確認します。 9.
拡張カードの取り外しまたは取り付け お使いのコンピュータには、最大 17.5 cm の長さの拡張カードを取り付けることができる、標準の PCI 拡張スロット 2 基があります。また、PCI Express x1 拡張スロットと PCI Express x16 拡張スロ ットも、それぞれ 1 基ずつあります。 図 2-7 拡張スロットの位置 番号 説明 1 PCI 拡張スロット 2 PCI 拡張スロット 3 PCI Express x1 拡張スロット 4 PCI Express x16 拡張スロット 注記 PCI Express x16 拡張スロットには、PCI Express x1、x4、x8、または x16 の拡張カー ドを取り付けることができます。 拡張カードの取り外し、交換、または増設を行うには、以下の手順に従って操作します。 16 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3.
注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータのアクセス パネルを取り外します。 6. システム ボード上の空いている適切な拡張ソケット、およびそれに対応するコンピュータのシ ャーシ背面にある拡張スロットの位置を確認します。 7. 拡張カード ブラケットおよび拡張スロット カバーは、コンピュータ背面のスロット カバーにあ るスライド可能なロックで所定の位置に固定されています。スロット カバーを固定しているネ ジを緩め(1)、スロット カバーのロックを上にスライドさせてシャーシから取り外します(2)。 図 2-8 スロット カバーのロックの解放 8.
注記 取り付けられている拡張カードを取り外す前に、拡張カードに接続されているすべ てのケーブルを取り外します。 a. 拡張カードを空いているソケットに取り付ける場合は、シャーシ背面の適切な拡張スロッ ト カバーを取り外します。スロット カバーを引き上げ、シャーシ内部から取り出します。 図 2-9 拡張スロット カバーの取り外し b.
c. PCI Express x16 カードを取り外す場合は、拡張ソケットの後部にある留め具をカードから 引き離し、コネクタがスロットから抜けるまで、カードを前後に注意深く軽く揺さぶりなが ら引き抜きます。拡張カードをソケットから引き上げ、シャーシ内部から離すようにしてシ ャーシの枠から取り外します。このとき、カードが他のコンポーネントと接触して傷が付か ないようにしてください。 図 2-11 PCI Express x16 拡張カードの取り外し 9. 取り外したカードを、静電気の影響を受けない容器に保管します。 10.
11. 新しい拡張カードを取り付けるには、システム ボードにある拡張ソケットのすぐ上の位置でカ ードを持ち、シャーシの背面に向かってカードを動かして(1) 、カードのブラケットをシャーシ の背面の空いているスロットの位置に合わせます。カードがシステム ボードの拡張ソケットに 入るように押し下げます(2)。 図 2-12 拡張カードの取り付け 注記 拡張カードを取り付ける場合は、カードをしっかりと押して、コネクタ全体が拡張 カード スロットに正しく収まるようにしてください。 12. 拡張カード ブラケットをシャーシに押し付けたまま、拡張カード ブラケットおよびスロット カ バーに向けてスロット カバーのロックを下にスライドさせて(1)、所定の位置に固定します。 次に、スロット カバーのロックを固定しているネジを取り付けなおします(2) 。 図 2-13 拡張カードおよびスロット カバーの固定 13.
14. コンピュータのアクセス パネルを取り付けなおします。 15. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピュータの電源を入れます。 16. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべてロックします。 17. 必要な場合は、コンピュータを再度コンフィギュレーションします。コンピュータ セットアッ プ(F10)ユーティリティの使用方法について詳しくは、Documentation and Diagnostics CD に 収録されている『コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ ガイド』を参照してくだ さい。 ドライブの位置 図 2-14 ドライブの位置 1 2 つの 5.25 インチ外付けドライブ ベイ:オプション ドライブ用(図はオ プティカル ドライブ) 2 1 つの 3.5 インチ外付けドライブ ベイ:オプション ドライブ用(図はデ ィスケット ドライブ) 3 メイン 3.5 インチ内蔵ハードディスク ドライブ ベイ 4 オプションのハードディスク ドライブ用のセカンダリ 3.
ドライブの増設 ドライブを増設する際には、以下のガイドラインに従ってください。 ● 最初に取り付けるシリアル ATA(SATA)ハードディスク ドライブは、システム ボード上で SATA0 と書かれている暗い青色の SATA コネクタに接続します。 ● 最初の SATA オプティカル ドライブは、システム ボード上で SATA1 と書かれている白色の SATA コネクタに接続します。 ● 必ず、先に暗い青色の SATA0 コネクタと白色の SATA1 コネクタに取り付け、その後で明るい 青色の SATA2 コネクタとオレンジ色の SATA3 コネクタに取り付けます。 ● 第 2 の SATA オプティカル ドライブを、オレンジ色の SATA3 コネクタに取り付けます。 ● 追加の SATA ハードディスク ドライブを、システム ボード上で次に使用可能な(何も取り付け られていない)SATA コネクタに、SATA0、SATA1、SATA3、SATA2 の順序でデータ ケーブル を接続します。 ● ディスケット ドライブを FLOPPY P10 と書かれているコネクタに接続します。 ●
外付け 5.25 インチ ドライブまたは 3.5 インチ ドライブの取り外し 注意 コンピュータからドライブを取り外す前に、すべてのリムーバブル メディアを取り外し ておく必要があります。 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピュータおよび外付けデバ イスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピュータからすべての外付けデバイスを取り外しま す。 注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータのアクセス パネルとフロント パネルを取り外します。 6. 下の図に示すように、ドライブ ケーブルを取り外します。 a. 5.
b. ディスケット ドライブを取り外す場合は、ドライブの背面からデータ ケーブル(1)と電 源ケーブル(2)を抜き取ります。 図 2-16 ディスケット ドライブ ケーブルの取り外し 7. ドライブは、リリース タブの付いたラッチ ドライブ ブラケットでドライブ ベイに固定されてい ます。取り外すドライブのラッチ ドライブ ブラケット上のリリース タブを持ち上げて(1) 、ド ライブをドライブ ベイからスライドさせます(2)。 図 2-17 外付けドライブの取り外し 8.
外付け 5.25 インチ ドライブまたは 3.5 インチ ドライブの取り付け 注記 オプティカル ドライブは、CD-ROM、CD-R/RW、DVD-ROM、DVD+R/RW、または CD-RW/DVD コンボ ドライブを指します。 このシステムは、パラレル ATA(PATA)オプティカル ドライブをサポートしていません。 1. 取り外したドライブから外した 4 本のガイド用ネジ(両側に 2 本ずつ)を、新しいドライブに取 り付けます。このネジによって、ドライブがベイ内で適切な位置に収まります。予備のガイド用 ネジがコンピュータのシャーシの前面(フロント パネルの裏)に付属しています。 図 2-18 ガイド用ネジの取り付け(図はオプティカル ドライブ) 注記 シャーシ前面のパネルの下に、全部で 8 本の予備のガイド用ネジがあります。その うち 4 本は No.
3. 下の図に示すように、電源ケーブルとデータ ケーブルをドライブに接続します。 a. オプティカル ドライブを取り付ける場合は、ドライブの背面に電源ケーブル(1)とデー タ ケーブル(2)を接続します。 図 2-20 オプティカル ドライブ ケーブルの接続 注意 SATA データ ケーブルは、半径が 30 mm 未満になるような急角度で折り曲げ ないでください。きつく折り曲げると内部のワイヤが断線するおそれがあります。 b. ディスケット ドライブを取り付ける場合は、ドライブの背面にデータ ケーブル(1)と電 源ケーブル(2)を接続します。 図 2-21 ディスケット ドライブ ケーブルの接続 4.
注記 SATA オプティカル ドライブを取り付ける場合、1 つ目のオプティカル ドライブ は、システム ボード上の SATA1 と書かれている白色の SATA コネクタに接続します。2 つ目のオプティカル ドライブは、SATA3 と書かれているオレンジ色の SATA コネクタに 接続します。 ディスケット ドライブを取り付ける場合は、システム ボード上の FLOPPY P10 と書かれ ているコネクタに接続します。 5. 必要に応じて、適切なドライブ ベイ カバーをフロント パネルから取り外します。ドライブ ベ イ カバーを取り外すには、2 つの固定用タブをフロント パネルの外側左方向に向けて押し(1)、 パネルの内側に向けてカバーを引き出します(2)。 図 2-22 ドライブ ベイ カバーの取り外し 6. 適切なカバーを、正しい位置に押し込んで取り付けます。 注記 JAWW カバーの種類は、取り付けるドライブの種類によって異なります。 7. フロント パネルおよびコンピュータのアクセス パネルを取り付けなおします。 8.
内蔵 3.5 インチ ハードディスク ドライブの取り外し 注記 ハードディスク ドライブを取り外すときは、新しいハードディスク ドライブにデータ を移動できるように、必ず事前にドライブ内のデータをバックアップしておいてください。ま た、メイン ハードディスク ドライブを交換する場合は、コンピュータを最初にセットアップ するときに作成した Restore Plus! CD セットを使用して、オペレーティング システムとソフ トウェア ドライバ、およびコンピュータにプリインストールされていたその他のソフトウェ ア アプリケーションを復元します。この CD セットがない場合は、ここで作成します。詳しく は、Windows の[スタート]メニューから『HP Backup and Recovery Manager ユーザ ガイド』 を参照してください。参照しやすいようにガイドを印刷することもできます。 1. コンピュータが開かれないよう保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外します。 2. ディスケットや CD などのすべてのリムーバブル メディアをコンピュータから取り出します。 3.
7. ドライブへのアクセスを容易にするために、電源ケーブル(1)、プライマリ データ ケーブル (2) 、セカンダリ データ ケーブル(必要な場合)(3)をケーブル固定器具から取り外します。 図 2-24 ケーブル固定器具からのケーブルの取り外し 8. 緑色のリリース タブをドライブの外側に引っ張り(1)、ドライブをベイの外にスライドさせて (2)取り出します。 図 2-25 ハードディスク ドライブの取り外し 9.
内蔵 3.5 インチ ハードディスク ドライブの取り付け 注記 このシステムは、パラレル ATA(PATA)ハードディスク ドライブをサポートしていま せん。 1. 取り外したドライブから外した 4 本のガイド用ネジ(両側に 2 本ずつ)を、新しいドライブに取 り付けます。このネジによって、ドライブがベイ内で適切な位置に収まります。予備のガイド用 ネジがコンピュータのシャーシの前面(フロント パネルの裏)に付属しています。 図 2-26 ハードディスク ドライブのガイド用ネジの取り付け 注記 シャーシ前面のパネルの下に、全部で 8 本の予備のガイド用ネジがあります。その うち 4 本は No.6-32 インチネジで、他の 4 本は M3 メートル式ネジ(ミリネジ)です。イ ンチネジは銀色で、ハードディスク ドライブに使用します。ミリネジは黒く、他のすべ てのドライブに使用します。ドライブに合ったガイド用ネジを取り付けるようにしてくだ さい。 2.
3. 電源ケーブル(1)とデータ ケーブル(2)を、ハードディスク ドライブの背面に接続します。 注記 メイン ハードディスク ドライブを取り付ける場合は、P4 と書かれている電源コネ クタを使います。セカンダリ ハードディスク ドライブを取り付ける場合は、P5 と書かれ ている電源コネクタを使います。 図 2-28 ハードディスク ドライブ ケーブルの接続 注意 SATA データ ケーブルは、半径が 30 mm 未満になるような急角度で折り曲げない でください。きつく折り曲げると内部のワイヤが断線するおそれがあります。 4.
32 第 2 章 ハードウェアのアップグレード JAWW
A 仕様 寸法(横置き時) 高さ 19.9 インチ 50.7 cm 幅 7.0 インチ 17.7 cm 奥行き 16.9 インチ 42.9 cm 質量(概算) 23.5 ポンド 10.7 kg 動作時 50 ~ 95°F 10 ~ 35℃ 非動作時 -22 ~ 140°F -30 ~ 60℃ 動作時 10 ~ 90% 10 ~ 90% 非動作時(38.7℃最高、湿球) 5 ~ 95% 5 ~ 95% 動作時 10,000 フィート 3,048 m 非動作時 30,000 フィート 9,144 m 温度範囲 相対湿度(結露せず) 動作保証高度(非圧縮) 注記 動作温度は、継続的に直射日光の当たらない環境で、海抜 3,000 m まで 300 m ごとに 1.
定格入力電流(最大)1 1 34 8A(100 VAC の場合) 4A(200 VAC の場合) このシステムは、電圧自動補正電源を採用しています。電圧自動補正機能は、230 V モードの場合 のみ有効になります。この機能により、欧州連合加盟国でこのシステムを使用する場合の CE マー クの要件を満たしています。この電源では、入力電圧の選択スイッチを使用する必要があります。 付録 A 仕様 JAWW
B バッテリの交換 お使いのコンピュータに付属のバッテリは、リアルタイム クロックに電力を供給するためのもので す。バッテリは消耗品です。バッテリを交換するときは、コンピュータに最初に取り付けられていた バッテリと同等のバッテリを使用してください。コンピュータに付属しているバッテリは、3 V のボ タン型リチウム バッテリです。 警告! お使いのコンピュータには、二酸化マンガン リチウム バッテリが内蔵されていま す。バッテリの取り扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。怪我することがないよ うに、次の点に注意してください。 バッテリを充電しないでください。 バッテリを 60℃を超える場所に放置しないでください。 バッテリを分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでくださ い。 交換用のバッテリは、必ず HP が指定したものを使用してください。 注意 バッテリを交換する前に、コンピュータの CMOS 設定のバックアップを作成してくだ さい。バッテリが取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされます。 CMOS 設定のバックアップ作成については、Docum
注意 システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関 係なく、システム ボードには常に電気が流れています。コンピュータの内部部品の損傷 を防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピュータのアクセス パネルを取り外します。 6. システム ボード上のバッテリおよびバッテリ ホルダの位置を確認します。 注記 一部のモデルのコンピュータでは、バッテリを交換する時に、内部部品を取り外す 必要があります。 7. システム ボード上のバッテリ ホルダのタイプに応じて、以下の手順に従ってバッテリを交換し ます。 タイプ 1 a. バッテリをホルダから持ち上げて外します。 図 B-1 ボタン型バッテリの取り出し(タイプ 1) b. 交換するバッテリを、「+」と書かれている面を上にして正しい位置に装着します。バッテ リはバッテリ ホルダによって自動的に正しい位置に固定されます。 タイプ 2 a.
b. 新しいバッテリを装着するには、交換するバッテリを、「+」と書かれている面を上にして ホルダにスライドさせて装着します。バッテリの一方の端が留め具の下に収まるまで、もう 一方の端を押し下げます(2) 。 図 B-2 ボタン型バッテリの取り出しと装着(タイプ 2) タイプ 3 a. バッテリを固定しているクリップを後方に引いて(1)、バッテリを取り出します(2) 。 b. 新しいバッテリを挿入し、クリップを元の位置に戻します。 図 B-3 ボタン型バッテリの取り出し(タイプ 3) 注記 バッテリの交換後、以下の手順で操作すると交換作業は完了です。 8. コンピュータのアクセス パネルを取り付けなおします。 9. 電源ケーブルを元のとおりに接続し、コンピュータの電源を入れます。 10.
CD に収録されている『コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ ガイド』を参照して ください。 11.
C 外付けセキュリティ デバイス 注記 データ セキュリティ機能について詳しくは、Documentation and Diagnostics CD に収録 されている『コンピュータ セットアップ(F10)ユーティリティ ガイド』と『デスクトップ マネジメントについて』を参照してください。また、一部のモデルでは http://www.hp.
南京錠 図 C-2 コンピュータの施錠 40 付録 C 外付けセキュリティ デバイス JAWW
D 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが損 傷する可能性があります。このような損傷により、デバイスの耐用年数が短くなることがあります。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管の際は、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースに入れ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピュータのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バンド は柔軟な帯状のもので、アース コード内の抵抗は、1M
42 付録 D 静電気対策 JAWW
E コンピュータ操作のガイドラインおよび手 入れと運搬時の注意 コンピュータ操作のガイドラインおよび手入れに関する注意 コンピュータおよびモニタのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってくださ い。 JAWW ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピュータは、机のようなしっかりとした水平なところに設置してください。また、通気が確 保されるよう、コンピュータの通気孔のある面とモニタの上部に、少なくとも 10.
オプティカル ドライブの使用上の注意 オプティカル ドライブの操作や手入れは、次の項目に注意して行ってください。 操作および取り扱いに関する注意 ● 操作中はドライブを動かさないでください。データ読み取り中にドライブを動かすと誤動作する ことがあります。 ● 急に温度が変化するとドライブ内に結露することがあるので気をつけてください。ドライブの電 源が入っているときに急な温度変化があったときは、1 時間以上待ってから電源を切ってくださ い。すぐに操作すると、誤動作が起きることがあります。 ● ドライブは高温多湿、直射日光が当たる場所、または機械の振動がある所には置かないでくださ い。 クリーニングの際の注意 ● フロント パネルやスイッチ類が汚れたら、水で軽く湿らせた柔らかい布で拭いてください。決 して、クリーニング液を直接スプレーしないでください。 ● アルコールやベンジンなど、揮発性の液体を使用しないでください。変色や、変質の原因となり ます。 安全にお使いいただくためのご注意 ドライブの中に異物や液体が入ってしまった場合は、直ちにコンピュータの電源を切り、電源コード を電源コンセント
注記 7.
46 付録 E コンピュータ操作のガイドラインおよび手入れと運搬時の注意 JAWW
索引 D DIMM.
パラレル コネクタ 3 ふ フロント パネルの各部 フロント パネル 取り付け 11 取り外し 10 へ ヘッドフォン コネクタ ま マイク コネクタ マウス コネクタ 3 特殊機能 6 2 2 2 め メモリ 仕様 12 ソケットへの取り付け 13 取り付け 12 も モニタ コネクタ 3 ら ラインアウト コネクタ 3 ラインイン コネクタ 3 り リア パネルの各部 3 ろ ロック ケーブル ロック 39 南京錠 40 48 索引 JAWW