HP Z210 Workstation Maintenance and Service Guide (February 2011)
SATA RAID デバイスの構成*
このセクションでは、Intel Matrix Storage Manager option ROM の設定ユーティリティを使用して
SATA RAID ボリュームを設定および管理する方法について説明します。
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このコンピューターでは、以下の SATA RAID 構成がサポートされています。
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このコンピューターでサポートされている最大数までの内蔵 SATA ハードディスクドライブお
よび eSATA ドライブ(オプションの eSATA バルクヘッドケーブルを使用する場合)
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Windows 用 Intel Rapid Storage Manager(IRSM)
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HDD が 1 台しか取り付けられていない場合には、Intel Rapid Storage Manager option ROM を実行
することはできません。関連メッセージも表示されません。
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SATA エミュレーションモードに[RAID+AHCI]を選択した場合には、Intel の SATA AHCI BIOS が常
に実行されます。この BIOS は、RAID アレイとして構成されたシリアル接続ドライブをサポートす
る目的でのみ使用されます。
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このセクションは、Linux 環境での SATA  RAID の構成には該当しません。Linux 環境での SATA
RAID については、『 HP
Workstations
for
Linux
User
Guide 』の「Software  RAID  in  Linux
Workstations」のセクションを参照してください。このマニュアルは、
http://www.hp.com/support/
linux_user_manual(英語)から入手できます。*
SATA HDD の取り付け *
目的の RAID レベルに必要な最低数の SATA ハードディスクドライブを取り付けます。*
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RAID 0 – ディスクアレイのストライプ化
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◦
2 台以上のドライブが必要です。
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◦
I/O パフォーマンスが向上します。
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◦
フォールト トレランス機能はありません
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RAID 1 – ディスクアレイのミラー化
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◦
2 台のドライブが必要です。
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◦
100% の冗長性が確保されます。
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◦
一方のドライブに障害が発生しても復旧が可能です。
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◦
読み取りパフォーマンスが向上します。
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RAID 5 – 分散パリティによるディスクアレイのストライプ化
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◦
3 台以上のドライブ(3 台以上のハードディスクドライブをサポートするワークステーショ
ン用)
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◦
フォールトトレランス、および特に書き込み負荷の大きいアプリケーションの I/O パフォ
ーマンスの向上
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◦
1 台のドライブで障害が発生しても、データの損失は発生しません(障害が発生したドライ
ブを交換してアレイを再構築するまで、パフォーマンスが低下します)。
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第 7 章 RAID デバイスの構成
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