HP Z210 Workstation Maintenance and Service Guide (February 2011)
ケーブルとコネクター*
ケーブルは、損傷させないように注意して取り扱ってください。ケーブルを挿入したり、取り外すと
きに無理な力を加えないでください。可能であれば、ケーブルはコネクタを持って取り扱います。ま
た、ストラップがあるときはストラップを引っ張ります。どのような場合でも、ケーブルを曲げたり
ねじったりしないでください。ケーブルは、取り外しや交換する部品にひっかかったりぶつかること
がないように配線します。
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このコンピューターの保守作業を行う場合、組み立てるときには、ケーブルを元の正しい位置に配線
してください。ケーブルの位置が正しくないとコンピューターが破損することがあります。
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ハードディスクドライブ*
ハードディスクドライブは壊れやすい精密機器です。物理的な衝撃や振動を加えないでください。
次のガイドラインは、ドライブの故障時の交換、差し替え、予備ドライブの挿入の際に参照してくだ
さい。
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ハードディスクドライブを保管するとき、出荷時のパッケージから取り出さないでください。ハ
ードディスクドライブは、コンピューターに取り付けるまでは、保護パッケージに入れて保管し
ます。
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ハードディスクドライブは落とさないでください。
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ハードディスクドライブを挿入または取り外すときは、コンピューターの電源を切ってくださ
い。コンピューターに電源が入っているとき、またはスタンバイモードのときは、ハードディス
クドライブを取り外さないでください。
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ドライブを取り扱う前に、必ず身体の静電気を放電させてください。ドライブの取り扱い中に、
コネクターに触れないでください。静電気による損傷防止の詳細については、
53  ページの
「ESD (静電気放電) 情報*」を参照してください。*
ドライブを装着するときに ESD (静電気放電) による損傷を防ぐには、データケーブルの前に電
源ケーブルを接続します。これで、蓄積した静電気をドライブの電源ケーブルからコンピュータ
ーのシャーシに放電することができます。
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ドライブを挿入するときは、無理な力を加えないでください。
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ハードディスクドライブは、液体や極端な温度環境にさらしたり、モニターやスピーカーなど磁
界を発生する製品に近づけることはしないでください。
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リチウムボタン電池*
コンピューターには、リアルタイムクロックに電源を供給する電池が付属しており、寿命はおよそ 3
年です。
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電池の取り外しと交換は、
88 ページの 「電池*」を参照してください。*
警告! このコンピューターはリチウム電池を使用しています。電池を正しく取り扱わないと、火災
や化学火傷の恐れがあります。電池を分解する、踏みつける、穴をあける、接点をショートさせる、
液体や火中に投げ入れる、および 60 ℃ (140 ゜ F) 以上の高温環境に近づけるなどの行為は行わな
いでください。
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注記: 電池、電池パック、蓄電池は、一般家庭ごみと一緒に廃棄しないでください。*
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第 5 章 コンポーネントの交換
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