User Guide-Linux

パスワードの使用
パスワードとは、お使いのコンピューターの情報を保護するために選択する文字列です。情報へのア
クセスの制御方法に応じてさまざまな種類のパスワードを選択できます。パスワードは、コンピュー
ターにプリインストールされている[Computer Setup]ユーティリティで設定できます。
セットアップ、および DriveLock の各パスワードは[Computer Setup]で設定され、システム BIOS
によって管理されます。
[Computer Setup]で設定した DriveLock user password(ユーザー パスワード)および
DriveLock master password(マスター パスワード)の両方を忘れてしまうと、これらのパ
スワードで保護されているハードドライブがロックされたままになり、恒久的に使用できなくな
ります。
パスワードを作成したり保存したりするときは、以下のヒントを参考にしてください。
パスワードを作成するときは、プログラムの要件に従ってください。
パスワードを書き留めておき、コンピューターから離れた他人の目にふれない安全な場所に保管
する
パスワードをコンピューター上のファイルに保存しないでください。
以下の表で、一般に使用されるパスワードとそれぞれの機能について説明します。
オペレーティング システムでのパスワードの設定
オペレーティング システムのパスワード 機能
root パスワード オペレーティング システムの root レベルのアカウントへのアクセスを保
護します
ユーザー パスワード オペレーティング システムのユーザー アカウントへのアクセスを保護
します
[Computer Setup]でのパスワードの設定
[Computer Setup]のパスワード 機能
BIOS administrator passwordBIOS 管理者パ
スワード)*
[Computer Setup]へのアクセスを保護します
DriveLock master password(マスター パス
ワード)*
DriveLock によって保護されている内蔵ハードドライブへのアクセスを保
護します。また、DriveLock による保護の解除に使用します。このパス
ワードは DriveLock を有効にする操作の過程で設定しま
DriveLock user password(ユーザー パス
ワード)*
DriveLock によって保護されている内蔵ハードドライブへのアクセスを保
護します。DriveLock を有効にする操作の過程で設定します
TPMTrusted Platform Module)内蔵セキュリ
ティ パスワード(一部のモデルのみ)
BIOS administrator password として有効にすると、コンピューターの電
源投入時、再起動時、またはハイバネーションの終了時に、コンピュー
ターの内容へのアクセスを保護します
このパスワードを使用するには、オプションの内蔵セキュリティ チップ
でこのセキュリティ機能がサポートされている必要がありま
* 各パスワードについて詳しくは、以下の項目を参照してください。
パスワードの使用
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