AHCI and RAID on HP rp7800, rp5810, rp5800 Retail System
テクニカル
ホワイト
ペーパー
| HP EliteDesk
および
EliteOne 800
ビジネス
PC
での
AHCI
および
RAID
3
表1:AHCIおよびRAIDの基本的な定義
頭字語または用語 説明
PnP プラグアンドプレイ
RAID Redundant Array of Independent Disks。
ROM 読み取り専用メモリ。
SATA シリアルATA
ストリップ RAID 0ボリューム内の単一のハード ドライブ上のデータのセット。
ストライプ RAIDボリュームのすべてのハード ドライブ メンバーにわたって水平に選択されるすべてのストリップ
のグループ。
UEFI Unified Extensible Firmware Interface。OSブート プロセスの前にハードウェア サブシステム
を初期化す
る仕様定義ファームウェア(BIOSおよび/またはオプションROM)。
AHCIの利点
AHCIには以下のいくつかの利点があります。
•
マスター/スレーブ処理の排除
•
Native Command Queuing(NCQ)
•
ホットプラグ
AHCIモードでは、SATAハード ドライブの配線についてのマスター/スレーブ トポロジが排除されました。IDEをエミュ
レートするハードウェアおよびソフトウェアには、パラレルATA(PATA)大容量記憶域実装に由来するマスター/ス
レーブ トポロジについての一部の制限事項があります。AHCIモードでは、 ブート ドライブを番号が最小のSATAポー
ト(濃い青色のコネクター)に付けることを除けば、配線に関する考慮事項について心配する必要はありません。
SATAポートは互いに独立しており、マスター/スレーブの関係によって一つに結束されません。
Native Command Queuing(NCQ)は、SATAデバイスの内部でコマンドの実行順序を最適化しパフォーマンスを向上させ
るテクノロジーです。NCQに対応したSATAデバイスに送信されたコマンドは、動的かつインテリジェントに並べ替え
および追跡することが可能な内部キューに配置されます。
ホットプラグは、実行中のシステムにSATAデバイスを挿入し、オペレーティング システムにデバイスを認識させる機
能です。eSATAホットプラグ機能のためにはAHCIが必須です。eSATAホットプラグについて詳しくは、『Using eSATA on
HP Compaq Business PCs』( ♦ HP Compaq Business PCでのeSATAの使用♦)ホワイト ペーパーを参照してください。
BIOS、ソフトウェア、ハードウェアの考慮事項
BIOSインターフェイス
SATAエミュレーション モード
SATAエミュレーション モードは、F10 Setupで[Storage](♦ストレージ♦) > [Storage Options] (♦ストレージ オプ
ション)> [SATA Emulation](♦SATA Emulaion ストレージ♦)を選択することによって設定できます。SATAエミュ
レーション モードはデフォルトでAHCIに設定されます。
RAID SATAエミュレーション モードにはAHCI機能が含まれています。RAIDシステムを購入するお客様は F10 Setupの変
更は一切不要です。
ACPIモードでの_GTFのBIOSサポート
システムBIOSはAHCIモード中にGet Task File(_GTF)ACPI制御方式をサポートします。ただし、ポートを有効にするに
はレジストリ キーが必要です。