AHCI and RAID on HP rp7800, rp5810, rp5800 Retail System
テクニカル
ホワイト
ペーパー
| HP rp7800
、
rp5810
、
rp5800 Retail System
での
AHCI
および
RAID
6
A B C D
2台のハード ドライブによるRAID 0(ストライピング)
HPはRAID 0をサポートしますがビジネスPCユーザーには推奨しません。冗長性が不足するため、RAID 0のMTBF(Mean
Time Between Failure)は個々のドライブのMTBFをドライブ数で除算したものに等しくなり、信頼性は単一のハード ド
ライブ システムの半分以下になります。
表2:2台のハード ドライブによるRAID 0(ストライピング) 図1:パフォーマンス – 2台のHDDによるRAID 0
1番目のディスク 2番目のディスク
データ セグメント1 データ セグメント2
データ セグメント3 データ セグメント4
データ セグメント5 データ セグメント6
データ セグメント7 データ セグメント8
データ セグメント9 データ セグメント10
データ セグメント11 データ セグメント12
データ セグメント13 データ セグメント14
データ セグメント15 データ セグメント16
HDD 1 HDD 2
表2では、「データ セグメントn」はストリップと呼ばれるデータのグループをそれぞれ表しています。この場合、各行
がストライプを表します。上記の表が示すRAID 0は、情報がセグメント化され、チャンクあるいはストリップに分けら
れ、このRAIDボリュームのハード ドライブ メンバーの複数のストライプにわたって保管される方法を示しています。
RAID 0およびストライピングの概念を説明するために、図1ではデータのシーケンス「ABCD...」がRAID 0モードで保管
される方法を示します。この例では、各文字がセグメントあるいはストリップを表します。図では、様々な情報の断
片が異なるハード ドライブに入る方法を示しています。RAID 0のセグメントに障害が発生した場合、すべてのメン
バーからのすべての情報が失われます。
信頼性のコストとパフォーマンスを高めることにより、HP rp5810およびrp5800 Retail Systemでは3台のハード ドライ
ブによるRAID 0も可能です。ハード ドライブが2台または3台のRAID 0はサポートされる構成です。ハード ドライブが
3台のRAID 0を図2に示します。
図2:パフォーマンス – 3台のHDDによるRAID 0
A
B
C
D
E F
G
H
I
J
K L
…
…
…
HDD 1
HDD 2
HDD 3
2台のハード ドライブによるRAID 1(ミラーリング)
システム ストレージの信頼性を高める上でコスト効果が非常に高く、優れた価値の提案であるため、 HPがHP rp7800、
rp5810、およびrp5800 Retail System用に事前構成するRAID構成はRAID 1だけです。RAID 1は、1つのハード ドライブ構
成に比べて信頼性に優れるだけでなく、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつ高可用性を提供します。
A B C D
A
C
E
G
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D
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