ハードウェア リファレンス ガイド HP rp5800 Retail System
© 2011 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
このガイドについて このガイドでは、このコンピュータの機能およびハードウェアのアップグレードについて説明しま す。 警告! その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こすおそれがあるという警告事 項を表します。 注意: その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こすおそれがあるという注意事 項を表します。 注記: 重要な補足情報です。 JAWW iii
iv このガイドについて JAWW
目次 1 製品の特長 ...................................................................................................................................................... 1 標準構成の機能 .................................................................................................................................... 1 フロント パネルの各部 ........................................................................................................................ 2 リア パネルの各部 ..........................................................
ドライブ ベイからの 5.25 インチ オプティカル ドライブの取り外し ........................... 42 ドライブ ベイへの 5.25 インチ オプティカル ドライブの取り付け ............................... 44 ドライブ ベイからの 3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブの取り外し ...... 48 ドライブ ベイへの 3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブの取り付け .......... 50 メイン 3.5 インチ内蔵ハードディスク ドライブの取り外しおよび取り付け ................... 52 付録 A バッテリの交換 .................................................................................................................................... 57 付録 B 外付けセキュリティ デバイス ..................................
1 製品の特長 標準構成の機能 機能は、モデルによって異なる場合があります。お使いのコンピューターに取り付けられているハー ドウェアおよびインストールされているソフトウェアの一覧を表示するには、診断用ユーティリティ を実行します(一部のモデルのコンピューターにのみ付属しています)。 モデルによって、オプティカル ドライブが搭載されているものと、オプティカル ドライブが搭載さ れておらずオプティカル ドライブ ベイ付近全体を覆うカバーが付いているものがあります。オプ ティカル ドライブが搭載されていないモデルでは、ベイ付近全体を覆うカバーを外して、オプティ カル ドライブおよびドライブのカバーに付け替えることができます。 図 1-1 構成 注記: この製品には、オプションの電源供給機能付き USB コネクタ(Powered USB コネクタ)が 付属しています。小売業界では、電源供給機能付き USB コネクタは「USB + Power」、 「USB Plus Power」 、または「Retail USB」とも呼ばれます。このガイドでは、これらのコネクタを「Powered USB」と表記します。 JAWW
フロント パネルの各部 ドライブの構成はモデルによって異なります。 図 1-2 表 1-1 フロント パネルの各部 フロント パネルの各部 1 5.
リア パネルの各部 表 1-2 リア パネルの各部 1 Powered USB 24V 9 Powered USB 12V(オプション) 2 シリアル コネクタ(COM3)(オプション) 10 キャッシュ ドロワー コネクタ 3 RJ-45 ネットワーク コネクタ 11 DisplayPort 4 シリアル コネクタ(COM4)(オプション) 12 シリアル コネクタ(COM2) 5 シリアル コネクタ(COM1) 13 USB コネクタ(×5) 6 PS/2 マウス コネクタ(緑色) 14 VGA コネクタ 7 ラインイン オーディオ コネクタ(青色) 15 PS/2 キーボード コネクタ(紫色) 8 電源コード コネクタ 16 ラインアウト オーディオ コネクタ 電 源供給機能付きオーディオ機器用(緑 色) 注記: 装備されているコネクタの種類や数は、モデルによって異なる場合があります。 HP では、eSATA アダプターおよびパラレル コネクタをオプションとして提供しています。 シリアル コネクタは、5 V または 12 V の電
横置きから縦置きへの変更 コンピューターは、HP から購入できるオプションの縦置き用スタンドを利用すれば、縦置き構成で も使用できます。 1. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 2. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 3. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 4. コンピューターを右側面が下になるように立て、オプションのスタンドに取り付けます。 図 1-3 横置きから縦置きへの移行 注記: 縦置きでのコンピューターの安定性を高めるために、付属の縦置き用スタンドを使用す ることをおすすめします。 5. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 注記: 通気を確保するため、コンピューターの周囲 10.
オプションのコネクタ カバーの取り付け このコンピューターでは、オプションの背面コネクタ カバーを取り付けて、背面のコネクタおよび ケーブルを隠すことができます。コンピューターの背面にセキュリティ ロックが取り付けられてい る場合は、コネクタ カバー上部のドアをカチッと音がするまで後方に開くと、セキュリティ ロック 用のスペースができます。コネクタ カバーを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. コンピューターの背面にセキュリティ ロックが取り付けられている場合は、コネクタ カバー上 部の適切なドアをカチッと音がするまで後方に開いて、セキュリティ ロック用のスペースを作 ります。 図 1-4 セキュリティ ロックのドアを開く 2.
3. コネクタ カバー背面の 2 つの固定用ネジを締めて、コネクタ カバーを所定の位置に固定しま す。 図 1-6 コネクタ カバーの固定 4.
2 ハードウェアのアップグレード 警告および注意 アップグレードを行う前に、このガイドに記載されている、該当する手順、注意、および警告を必ず よくお読みください。 警告! 感電、火傷、火災などの危険がありますので、以下の点に注意してください。 作業を行う前に、電源コードを電源コンセントから抜き、本体内部の温度が十分に下がっていること を確認してください。 電話回線のモジュラー ジャックを本体の背面のネットワーク コネクタ(NIC)に接続しないでくだ さい。 必ず電源コードのアース端子を使用して接地してください。アース端子は、製品を安全に使用するた めに欠かせないものです。 電源コードは、製品の近くの手が届きやすい場所にあるアースされた電源コンセントに差し込んでく ださい。 安全性を高めるため、 『快適に使用していただくために』をお読みください。正しい作業環境の整え 方や、作業をする際の姿勢、および健康上/作業上の習慣について説明しており、さらに、重要な電気 的/物理的安全基準についての情報も提供しています。このガイドは、HP の Web サイト (http://www.hp.
コンピューターのアクセス パネルの取り外し 内部部品にアクセスするには、アクセス パネルを以下の手順で取り外す必要があります。 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドからコンピューターを取 り外してから置きます。 6.
コンピューターのアクセス パネルの取り付け アクセス パネルの前端をシャーシ前面の縁の下にスライドさせ(1) 、正しい位置にロックされるま で、アクセス パネルの後端を本体に押し込みます(2)。 図 2-2 コンピューターのアクセス パネルの取り付け フロント パネルの取り外し 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 JAWW 5.
7. フロント パネルの側面にある 3 つのタブを持ち上げ(1) 、パネルをシャーシから回転させて引 き離します(2) 。 図 2-3 フロント パネルの取り外し(図はオプティカル ドライブが取り付けられている場合) オプティカル ドライブ カバーの取り付け 一部のモデルでは、オプティカル ドライブ カバーの代わりにベイ付近全体を覆うカバー(ドライブ レス カバー)が付いており、オプティカル ドライブを取り付ける場合はオプティカル ドライブ カ バーと交換する必要があります。オプティカル ドライブ カバーを取り付けるには、以下の操作を行 います。 1. コンピューターのアクセス パネルおよびフロント パネルを取り外します。 2.
3. オプティカル ドライブ カバーのクリップをフロント パネルのスロットに挿入し、オプティカ ル ドライブ カバーを所定の位置にしっかりと固定します。 図 2-5 オプティカル ドライブ カバーの取り付け ドライブ ベイ カバーの取り外し 一部のモデルには、オプティカル ドライブ ベイにドライブ ベイ カバーが付いています。ドライブ を取り付ける前にこのドライブ ベイ カバーを取り外す必要があります。ドライブ ベイ カバーを 取り外すには、以下の操作を行います。 1. コンピューターのアクセス パネルおよびフロント パネルを取り外します。 2.
フロント パネルの取り付け フロント パネルの底辺にある 3 つのフックをシャーシの四角い穴(1)に差し込みます。フロント パ ネルの上側を、シャーシの所定の位置に収まりカチッという音がするまで押し込みます(2) 。 図 2-7 フロント パネルの取り付け(図はオプティカル ドライブが取り付けられている場合) メモリの増設 お使いのコンピューターは、ダブル データ レート 3 シンクロナス DRAM(DDR3-SDRAM)デュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)を装備しています。 DIMM システム ボード上にあるメモリ ソケットには、業界標準の DIMM を 4 つまで取り付けることができ ます。これらのメモリ ソケットには、少なくとも 1 つの DIMM が標準装備されています。高性能な デュアル チャネル モードで構成されたメモリをシステム ボードに取り付けることで、メモリを最 大 16 GB まで増設できます。 DDR3-SDRAM DIMM 注意: この製品では、DDR3 超低電圧(DDR3U)メモリはサポートされていません。プロセッサが DDR3U メモリに対応していないため、
DDR3-SDRAM DIMM は、以下の条件も満たしている必要があります。 ● CAS レイテンシ 7(DDR3/1066 MHz、7-7-7 タイミング)および CAS レイテンシ 9(DDR3/1333 MHz、9-9-9 タイミング)をサポートしている ● JEDEC の SPD 情報が含まれている さらに、お使いのコンピューターでは以下の機能やデバイスがサポートされます。 ● 512 メガビット、1 ギガビット、および 2 ギガビットの非 ECC メモリ テクノロジ ● 片面および両面 DIMM ● x8 および x16 DDR デバイスで構成された DIMM。x4 SDRAM で構成された DIMM はサポート されない 注記: サポートされない DIMM が取り付けられている場合、システムは正常に動作しません。 DIMM ソケットへの取り付け システム ボードには 4 つの DIMM ソケットがあり、1 つのチャネルについて 2 つのソケットがあり ます。ソケットには XMM1、XMM2、XMM3、および XMM4 の番号が付けられています。ソケット XMM1 および XM
取り付けられている DIMM に応じて、システムは自動的にシングル チャネル モード、デュアル チャ ネル モード、またはフレックス モードで動作します。 ● 1 つのチャネルの DIMM ソケットにのみ DIMM が取り付けられている場合、システムはシングル チャネル モードで動作します。 ● チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B の DIMM の合計メモリ容量が等しい場合、 システムはより高性能なデュアル チャネル モードで動作します。両方のチャネルで、取り付け る DIMM の性能やデバイス自体の幅が異なっても構いません。たとえば、チャネル A に 1 GB の DIMM が 2 つ取り付けられていて、チャネル B に 2 GB の DIMM が 1 つ取り付けられている 場合、システムはデュアル チャネル モードで動作します。 ● チャネル A の DIMM の合計メモリ容量とチャネル B の DIMM の合計メモリ容量が異なる場合、 システムはフレックス モードで動作します。フレックス モードでは、最も容量の小さいメモリ が取り付けられているチャネルがデュアル チャネ
4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: メモリ モジュールの取り付けまたは取り外しを行う場合は、電源コードを抜いて電力 が放電されるまで約 30 秒待機してから作業する必要があります。コンピューターが電源コンセ ントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係なく、メモリ モジュールには常 に電気が流れています。電気が流れている状態でメモリ モジュールの着脱を行うと、メモリ モ ジュールまたはシステム ボードを完全に破損するおそれがあります。 5. コンピューターをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピューターを取り外しま す。 6. コンピューターのアクセス パネルを取り外します。 警告! 火傷の危険がありますので、必ず、本体内部の温度が十分に下がっていることを確認し てから、次の手順に進んでください。 7.
8. メモリ モジュール ソケットの両方のラッチを開き(1) 、メモリ モジュールをソケットに差し 込みます(2)。 図 2-10 DIMM の取り付け 注記: メモリ モジュールは、一方向にのみ取り付け可能です。メモリ モジュールのノッチ (切り込み)をソケットのタブに合わせます。 白い DIMM ソケットよりも先に黒い DIMM ソケットを取り付けてください。 最適なパフォーマンスが得られるようにするには、チャネル A とチャネル B のメモリ容量が可 能な限り同じになるように、メモリをソケットに取り付けます。詳しくは、 「13 ページの「DIMM ソケットへの取り付け」 」を参照してください。 9. モジュールをソケットに押し入れ、完全に挿入されて正しい位置に固定されていることを確認し ます。ラッチが閉じていること(3)を確認します。 10.
11. ドライブ ケージを下方向に回転させて、元の位置に戻します。 注意: さい。 図 2-11 ドライブ ケージを回転させる時に、ケーブルやワイヤを挟まないように注意してくだ ドライブ ケージを下に回転させる 12. アクセス パネルを取り付けなおします。 13. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを再び取り付けます。 14. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 15.
ハーフハイトの拡張カードの取り付け コンピューターのシステム ボードには、PCI Express x1 拡張スロット、PCI Express x16 拡張ス ロット、およびライザー カード拡張スロットがそれぞれ 1 基ずつあります。ライザー カード拡張ス ロットには、この製品用に特別に設計されたライザー カードが標準装備されています。PCI Express x1 スロットおよび PCI Express x16 スロットには、必要に応じて拡張カードを取り付けることがで きます。 注記: PCI Express スロットは、ロー プロファイルのカードのみをサポートします。 PCI Express x16 スロットには、PCI Express x1、x4、x8、または x16 の拡張カードを取り付ける ことができます。 図 2-12 システム ボードの拡張スロットの位置 表 2-2 システム ボードの拡張スロットの位置 番号 拡張スロット 1 ライザー カード(取り付け済み) 2 PCI Express x16 3 PCI Express x1 注意: ライザー カード拡張スロットは、この製品
12 V Powered USB 拡張カードの取り付け このコンピューターのライザー カードには、24 V Powered USB コネクタが装備されており、1 枚 または 2 枚の 12 V Powered USB ハーフハイト拡張カードを取り付けることで、合わせて 6 基の 12 V Powered USB コネクタをオプションで搭載できます。24 V Powered USB コネクタおよび 12 V Powered USB コネクタには、接続エラーを防止するために異なる場所に切り欠きがあります。 図 2-13 24 V Powered USB コネクタおよび 12 V Powered USB コネクタ 表 2-3 24 V Powered USB コネクタおよび 12 V Powered USB コネクタ 番号 コネクタ 色 1 24 V Powered USB 赤 2 12 V Powered USB 青緑 12 V Powered USB 拡張カードを取り付けるには、以下の操作を行います。 1.
8.
9. 新しい拡張カードを取り付ける前に、拡張スロット カバーまたは装着されている拡張カードを 取り外します。 注記: 取り付けられている拡張カードを取り外す前に、拡張カードに接続されているすべての ケーブルを取り外します。 a. 拡張カードを空いているソケットに取り付ける場合は、シャーシ背面の適切な拡張スロット カバーを取り外します。スロット カバーを引き上げ、シャーシ内部から取り出します。 図 2-15 拡張スロット カバーの取り外し b.
c.
10.
11. カードに付属しているケーブルは、一方の端にシングル コネクタ、もう一方の端にデュアル コ ネクタが付いています。ケーブルの一方の端にあるシングル コネクタをカードの背面に接続し ます(1) 。ケーブルのもう一方の端にある緑色のコネクタを、システム ボード上にある緑色の 12 V USB コネクタに接続します(2) 。ケーブルは緑色のコネクタの片側にのみ差し込めます。 黒色のコネクタを、システム ボード上にある 2 つの黒色の 12 V USB コネクタのどちらかに接 続します(3)。 注記: システム ボード コネクタを使用すると、2 枚の 12 V Powered USB 拡張カードを取 り付けることができます。システムボード上の緑色のコネクタは、1 つのコネクタとして機能し ます。システム ボード上の黒色のコネクタは、それぞれ独立したコネクタです。 図 2-18 12 V Powered USB ケーブルの接続 12. スロット カバー固定ラッチを回転させて元の位置に戻し、拡張カードを所定の位置に固定しま す。 図 2-19 拡張カード固定ラッチを閉じる 13.
14. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを再び取り付けます。 15. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 16. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 17.
注記: 以降のセクションでは、電源供給機能付きシリアル コネクタ拡張カードを取り付けるため の手順について説明します。ただし、この手順は、フルハイトの PCI Express 拡張カードまたは PCI Express x1 拡張カードを取り付ける手順と基本的に同じです。 電源供給機能付きシリアル コネクタ拡張カードの取り付け コンピューターには標準で、COM1 および COM2 の 2 つの電源供給機能付きシリアル コネクタが装 備されています。一部のモデルには、電源供給機能付きシリアル コネクタ拡張カードが取り付けら れており、2 つの追加の電源供給機能付きシリアル コネクタ COM3 および COM4 を提供します。お 使いのコンピューターに電源供給機能付きシリアル コネクタ拡張カードが取り付けられていない場 合は、HP から拡張カードを購入できます。 図 2-21 電源供給機能付きシリアル コネクタ 表 2-5 番号 電源供給機能付きシリアル コネクタ 説明 サポート +5 V +12 V 1 COM 1 あり あり 2 COM 2 あり あり 3 COM 3(オプション)
図 2-22 電源供給機能付きシリアル コネクタのキャップを取り外す 電源供給機能付きシリアル コネクタ拡張カードを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 JAWW 5. コンピューターをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピューターを取り外しま す。 6.
7. 電源装置を後方に回転させて、フルハイト拡張カード固定ラッチに手が届くようにします。 注記: PS/2 マウスまたは PS/2 キーボードを使用している場合は、マウスまたはキーボードを コンピューターの背面から取り外し、マウスやキーボードのコネクタが電源装置を後方に回転さ せる妨げにならないようにしてください。 図 2-23 8.
9. 拡張カードを取り付ける前に、下側のスロットの拡張スロット カバーを取り外します。電源供 給機能付きシリアル コネクタ拡張カードは、下側のスロットに取り付ける必要があります。 図 2-25 拡張スロット カバーの取り外し 10.
11. 拡張カード固定ラッチを閉じます。 図 2-27 拡張カード固定ラッチを閉じる 12. 電源装置を下方向に回転させて、元の位置に戻します。 図 2-28 電源装置の取り付け 13. コンピューターのアクセス パネルを取り付けなおします。 14. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを再び取り付けます。 15. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 16. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 17.
電源供給機能付きシリアル コネクタの設定 シリアル コネクタは、標準(電源供給機能なし)のシリアル コネクタまたは電源供給機能付きシリ アル コネクタのどちらにも設定できます。一部のデバイスでは電源供給機能付きシリアル コネク タを使用します。コンピューターのシリアル コネクタを電源供給機能付きコネクタとして設定して おくと、電源供給機能付きシリアル インターフェイスをサポートするデバイスを接続した場合、デ バイス用の外部電源を別途接続する必要はありません。 注記: 電源供給機能付きシリアル コネクタ搭載モデルを指定して購入した場合以外、お使いのコ ンピューターは初期設定ではすべてのシリアル コネクタが標準シリアル モードに設定されていま す。 シリアル コネクタは、[コンピューター セットアップ(F10)ユーティリティ]で設定できます。 [Onboard Devices](オンボード デバイス)メニューで、シリアル コネクタ(コネクタ A、B、お よび利用できる場合は C、D)ごとに以下の 3 つの設定を選択できます。 ● Standard(標準) ● ピン 1 およびピン 9 に 5 V ● ピ
7. 電源装置を後方に回転させて、フルハイト拡張カード固定ラッチに手が届くようにします。 注記: PS/2 マウスまたは PS/2 キーボードを使用している場合は、マウスまたはキーボードを コンピューターの背面から取り外し、マウスやキーボードのコネクタが電源装置を後方に回転さ せる妨げにならないようにしてください。 図 2-29 8.
9. ライザー カード拡張スロットに拡張カードが取り付けられている場合は、そのカードを取り外 します。拡張カードが 2 枚取り付けられている場合は 2 枚とも取り外します。 図 2-31 フルハイトの拡張カードの取り外し 10.
11. ライザー カードを取り外すには、フード センサー ケーブルをシステム ボードから取り外し (1)、ライザー カード スロットの背面にあるアームを後方に引いてから(2) 、ライザー カード をライザー カード スロットから持ち上げます(3) 。 図 2-33 ライザー カードの取り外し 12.
13. 2 つのネジを使用して金属のブラケットを新しいライザー カードに取り付けて、所定の位置に 固定します。 図 2-35 ライザー カード ブラケットの取り付け 14.
15. 古いライザー カードから取り外した拡張カードがある場合は、そのカードを新しいライザー カードの適切なスロットに取り付けます。シャーシの背面に向かってカードを動かして、カード のブラケットをシャーシの背面の空いているスロットの位置に合わせます(1) 。カードがライ ザー カードの拡張ソケットに入るように押し込みます(2) 。 図 2-37 ライザー カードへの拡張カードの取り付け 16.
17. 拡張カード固定ラッチを閉じます。 図 2-39 拡張カード固定ラッチを閉じる 18. 電源装置を下方向に回転させて、元の位置に戻します。 図 2-40 電源装置の取り付け 19. コンピューターのアクセス パネルを取り付けなおします。 20. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを再び取り付けます。 21. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 22.
ドライブの位置 図 2-41 ドライブの位置 表 2-6 ドライブの位置 1 3.5 インチ メイン ハードディスク ドライブ ベイ 2 3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブ ベイ 3 5.
ドライブの取り付けおよび取り外し ドライブを取り付ける前に、以下のガイドラインをよくお読みください。 ● お使いのコンピューターには、最大 3 つのドライブを以下の構成で取り付けることができます。 ◦ 2 つのハードディスク ドライブおよび 1 つのオプティカル ドライブ ◦ 2 つのハードディスク ドライブおよび 1 つの eSATA ドライブ ◦ 1 つのハードディスク ドライブ、1 つのオプティカル ドライブ、および 1 つの eSATA ド ライブ ● 最初に取り付けるシリアル ATA(SATA)ハードディスク ドライブは、システム ボード上で [SATA0]と書かれている濃い青色のプライマリ SATA コネクタに接続します。2 つ目のハード ディスク ドライブを追加する場合は、その追加ドライブを SATA1 と書かれている明るい青色の コネクタに接続します。 ● SATA オプティカル ドライブは、eSATA アダプターが取り付けられている場合を除き、システ ム ボード上の SATA2 と書かれている黒色の eSATA コネクタに接続します。eSATA アダプ ターが取り付けられ
表 2-7 予備のガイド用ネジの位置 番号 ガイド用ネジ デバイス 1 黒の M3 メートル式ネジ オプティカル ドライブ 2 銀色の No.6-32 インチネジ セカンダリ ハードディスク ドライブ 銀色の No.
システム ボードのドライブ接続 システム ボード ドライブ コネクタの位置については、以下の図と表を参照してください。 図 2-43 システム ボードのドライブ接続 表 2-8 JAWW システム ボードのドライブ接続 番号 システム ボード コネクタ システム ボード ラベル 色 デバイス 1 SATA0 SATA0 濃い青 メイン ハードディスク ドライブ 2 SATA1 SATA1 薄い青 セカンダリ ハードディスク ドライ ブ、または eSATA アダプターが取り 付けられている場合はオプティカル ドライブ 3 eSATA SATA2 黒 eSATA アダプターまたはオプティカ ル ドライブ ドライブの取り付けおよび取り外し 41
ドライブ ベイからの 5.25 インチ オプティカル ドライブの取り外し 注意: コンピューターからドライブを取り外す前に、すべてのリムーバブル メディアをドライブ から取り出す必要があります。 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピューターをスタンドに取り付けてある場合は、スタンドからコンピューターを取り外しま す。 6.
8. オプティカル ドライブの背面から電源ケーブル(1)およびデータ ケーブル(2)を取り外しま す。 注意: ケーブルの損傷を防ぐため、ケーブルを取り外すときは、ケーブルではなくタブまたは コネクタを引っ張ります。 図 2-45 9.
10. ドライブの左側にある緑色のドライブ固定ボタンを押し下げると(1)、ドライブの固定が解除さ れます。ドライブ固定ボタンを押したままドライブを後方にスライドさせ、ドライブが止まった ら、持ち上げてドライブ ケージから取り外します(2) 。 図 2-47 5.25 インチ ドライブの取り外し ドライブ ベイへの 5.25 インチ オプティカル ドライブの取り付け 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4.
7. 8.
9. ドライブのガイド用ネジの位置をドライブ ベイ内の J 字型のスロットの位置に合わせます。次 に、正しい位置にロックされるまで、ドライブをコンピューターの前面の方向にスライドさせま す。 図 2-49 オプティカル ドライブの取り付け 10.
11. 電源ケーブル(1)とデータ ケーブル(2)をオプティカル ドライブの背面に接続します。 注記: オプティカル ドライブの電源ケーブルは 3 ヘッド ケーブルです。このケーブルは、シ ステム ボードからメイン ハードディスク ドライブに配線し、セカンダリ ハードディスク ド ライブに配線してから、オプティカル ドライブの背面に配線します。 図 2-51 電源ケーブルとデータ ケーブルの接続 12. SATA データ ケーブルは、eSATA アダプターが取り付けられている場合を除き、システム ボー ド上の SATA2 と書かれている黒色の eSATA コネクタに接続します。eSATA アダプターが取り 付けられている場合は、SATA データ ケーブルをシステム ボード上の SATA1 と書かれている 明るい青色のコネクタに接続します。 注記: システム ボード ドライブ コネクタの図と表については、41 ページの「システム ボー ドのドライブ接続」を参照してください。 13.
14. ドライブ ケージを下方向に回転させて、元の位置に戻します。 注意: ドライブ ケージを回転させるときに、ケーブルやワイヤを挟まないように注意してく ださい。 図 2-52 ドライブ ケージを下に回転させる 15. フロント パネルが取り外されている場合は取り付けなおし、アクセス パネルも取り付けなおし ます。 16. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを再び取り付けます。 17. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 18. アクセス パネルを取り外すときに外したセキュリティ デバイスをすべて取り付けなおします。 ドライブ ベイからの 3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブの取り 外し 注記: ハードディスク ドライブを取り外すときは、新しいハードディスク ドライブにデータを移 動できるように、必ず事前にドライブ内のデータをバックアップしておいてください。 3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブは、5.25 インチ オプティカル ドライブの下にあり ます。3.
2. 電源ケーブル(1)およびデータ ケーブル(2)をハードディスク ドライブの背面から抜き取り ます。 図 2-53 外し 3.
ドライブ ベイへの 3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブの取り付 け 3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブ ベイは、5.25 インチ オプティカル ドライブの下 にあります。セカンダリ ハードディスク ドライブを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. 42 ページの「ドライブ ベイからの 5.25 インチ オプティカル ドライブの取り外し」の手順に 沿って 5.25 インチ オプティカル ドライブを取り外し、3.5 インチ セカンダリ ハードディスク ドライブ ベイに手が届くようにします。 注意: 作業を進める前にコンピューターの電源を切り、電源コードが電源コンセントから抜か れていることを確認してください。 2. 4 本の No.6-32 インチネジを、ドライブの両側にある穴に取り付けます。予備の No.6-32 インチ ネジ 4 本がシャーシの前面(フロント パネルの裏)に付属しています。インチネジは銀色です。 予備のガイド用 No.
4. 電源ケーブル(1)とデータ ケーブル(2)を、ハードディスク ドライブの背面に接続します。 データ ケーブルのもう一方の端を、システム ボード上の SATA1 と書かれている明るい青色の SATA コネクタに接続します。 図 2-57 セカンダリ ハードディスク ドライブの電源ケーブルおよびデータ ケーブルの接続 注記: システム ボード ドライブ コネクタの図と表については、41 ページの「システム ボー ドのドライブ接続」を参照してください。 5. ケーブル ガイドを通してデータ ケーブルを配線します。 注意: ドライブ ケージを上げ下げするときにデータ ケーブルが挟まれることを防ぐケーブル ガイドが 2 つあります。1 つは、ドライブ ケージの底面にあります。もう 1 つは、ドライブ ケージ下のシャーシの枠にあります。データ ケーブルがこれらのガイドを通して配線されてい ることを確認します。 6. オプティカル ドライブを取り付けなおします。 7. アクセス パネルを取り付けなおします。 8.
メイン 3.5 インチ内蔵ハードディスク ドライブの取り外しおよび取り付け 注記: ハードディスク ドライブを取り外すときは、新しいハードディスク ドライブにデータを移 動できるように、必ず事前にドライブ内のデータをバックアップしておいてください。 あらかじめ取り付けられている 3.5 インチのメイン ハードディスク ドライブは、電源供給装置の下 にあります。メイン ハードディスク ドライブの取り外しと取り付けを行うには、以下の操作を行い ます。 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4.
8. 電源供給装置を回転させて、直立する位置まで持ち上げます。ハードディスク ドライブは、電 源供給装置の下にあります。 注記: PS/2 マウスまたは PS/2 キーボードを使用している場合は、マウスまたはキーボードを コンピューターの背面から取り外し、マウスやキーボードのコネクタが電源装置を後方に回転さ せる妨げにならないようにしてください。 図 2-59 9.
10. ハードディスク ドライブの横にある緑色のリリース ラッチを押します(1) 。ラッチを押したま まドライブを手前にスライドさせます。ドライブが止まったところで、ドライブを持ち上げてド ライブ ベイから取り外します(2) 。 図 2-61 ハードディスク ドライブの取り外し 11.
12. ガイド用ネジの位置をシャーシ上のドライブ ケージのスロットの位置に合わせてから、ハード ディスク ドライブを押してドライブ ベイに差し込みます。次に、正しい位置にロックされるま でドライブを後方にスライドさせます。 図 2-63 ハードディスク ドライブの取り外しおよび取り付け 13. 電源ケーブル(1)とデータ ケーブル(2)を、ハードディスク ドライブの背面に接続します。 注記: パフォーマンスへの悪影響を防ぐため、メイン ハードディスク ドライブ用のデータ ケーブルは、必ず、システム ボード上の SATA 0 と書かれている濃い青色のコネクタに接続し てください。 図 2-64 ハードディスク ドライブの電源ケーブルおよびデータ ケーブルの接続 注記: システム ボード ドライブ コネクタの図と表については、41 ページの「システム ボー ドのドライブ接続」を参照してください。 14. 内蔵ドライブのドライブ ケージおよび電源装置を下方向に回転させて、元の位置に戻します。 15. アクセス パネルを取り付けなおします。 16.
17. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 18.
A バッテリの交換 お使いのコンピューターに付属のバッテリは、リアルタイム クロックに電力を供給するためのもの です。バッテリは消耗品です。バッテリを交換するときは、コンピューターに最初に取り付けられて いたバッテリと同等のバッテリを使用してください。コンピューターに付属しているバッテリは、3 V のボタン型リチウム バッテリです。 警告! お使いのコンピューターには、二酸化マンガン リチウム バッテリが内蔵されています。 バッテリの取り扱いを誤ると、火災や火傷などの危険があります。けがをすることがないように、以 下の点に注意してください。 バッテリを充電しないでください。 バッテリを 60°C を超える場所に放置しないでください。 バッテリを分解したり、つぶしたり、ショートさせたり、火中や水に投じたりしないでください。 交換用のバッテリは、必ず HP が指定したものを使用してください。 注意: バッテリを交換する前に、コンピューターの CMOS 設定のバックアップを作成してくださ い。バッテリが取り出されたり交換されたりするときに、CMOS 設定がクリアされます。 静電気の放電によって、コンピューターや
4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 5. コンピューターのアクセス パネルを取り外します。 6. システム ボード上のバッテリおよびバッテリ ホルダーの位置を確認します。 注記: 一部のモデルのコンピューターでは、バッテリを交換するときに、内部部品を取り外す 必要があります。 7. バッテリをホルダから取り出すために、バッテリの一方の端の上にある留め金を押し上げます。 バッテリが持ち上がったら、ホルダから取り出します(1) 。 8. 新しいバッテリを装着するには、交換するバッテリを、 「+」 (プラス)と書かれている面を上に してホルダにスライドさせて装着します。バッテリの一方の端が留め具の下に収まるまで、もう 一方の端を押し下げます(2) 。 図 A-1 9.
B 外付けセキュリティ デバイス セキュリティ ロックの取り付け 以下の図および次ページの図に示すセキュリティ ロックは、コンピューターを保護するために使用 できます。 HP セキュリティ ロック ケーブル(施錠式) 図 B-1 JAWW ロック ケーブルの取り付け セキュリティ ロックの取り付け 59
南京錠 図 B-2 南京錠の取り付け HP Business PC セキュリティ ロック 1.
2. セキュリティ ロックをモニター背面にあるセキュリティ ロック スロットに挿入し、鍵をロッ クの背面にある鍵穴に挿入し、90 度回転させてモニターに固定します。 図 B-4 3.
4. キットに付属するブラケットの中央にデバイス ケーブルを通して置き(1) 、ブラケットの穴に セキュリティ ロック ケーブルを通すことにより(2) 、他の周辺機器を固定します。ケーブルを 通すブラケットの穴は、周辺機器のケーブルを最もよく固定できる位置にあるものを選びます。 図 B-6 5.
6. 付属のネジを使用して、ロックをシャーシのネジ穴に固定します。 図 B-8 7.
8. 完了すると、作業台のすべてのデバイスが固定されます。 図 B-10 固定された作業台の例 フロント パネルのセキュリティ 提供されているセキュリティ ネジを取り付けると、フロント パネルを所定の位置で固定できます。 セキュリティ ネジを取り付けるには、以下の操作を行います。 1. コンピューターが開かれないように保護しているセキュリティ デバイスをすべて取り外しま す。 2. CD や USB フラッシュ ドライブなどのすべてのリムーバブル メディアをコンピューターから 取り出します。 3. オペレーティング システムを適切な手順でシャットダウンし、コンピューターおよび外付けデ バイスの電源をすべて切ります。 4. 電源コードを電源コンセントから抜き、コンピューターからすべての外付けデバイスを取り外し ます。 注意: システムが電源コンセントに接続されている場合、電源が入っているかどうかに関係な く、システム ボードには常に電気が流れています。感電やコンピューターの内部部品の損傷を 防ぐため、必ず電源コードを抜いてください。 64 5.
7. シャーシ前面のパネルの裏側にある 5 本の No.6-32 インチネジのどれかを取り外します。 図 B-11 フロント パネルのセキュリティ ネジの取り外し 8. フロント パネルを取り付けなおします。 9. セキュリティ ネジをフロント パネル中央のリリース タブの横に取り付けて、フロント パネル を所定の位置に固定します。 図 B-12 フロント パネルのセキュリティ ネジの取り付け 10. アクセス パネルを取り付けなおします。 11. スタンドを取り付けてコンピューターを使用している場合は、スタンドを再び取り付けます。 12. 電源コードおよびすべての外付けデバイスを接続しなおして、コンピューターの電源を入れま す。 13.
C 別売のインテグレーション トレイおよび オプション製品 別売のインテグレーション トレイおよびオプション製品は、一部のモデルでのみ利用可能です。ま た、国や地域によって販売されているオプション製品が異なる場合があります。購入可能なオプショ ン製品について詳しくは、HP 製品販売店にお問い合わせください。 図 C-1 別売のインテグレーション トレイおよびオプション製品 HP では、以下のインテグレーション システム オプションを提供しています。 66 ● ターミナル エンクロージャ アセンブリ(1) ● インテグレーション トレイ アセンブリ(2) ● ディスプレイ ポール マウント アセンブリ(3) ● オプションのディスプレイ アーム アセンブリ(図には示されていません) 付録 C 別売のインテグレーション トレイおよびオプション製品 JAWW
HP では、以下の周辺機器オプションを提供しています。 JAWW ● HP キャッシュ ドロワー ● HP POS キーボード ● HP POS MSR キーボード ● HP ミニ磁気ストライプ リーダー ● HP Single Station PUSB レシート プリンター ● POS デュアル シリアル/USB レシート プリンター ● ハイブリッド MICR レシート プリンター ● ハイブリッド MICR/イメージャー レシート プリンター ● USB バーコード スキャナー 67
D 静電気対策 人間の指などの導電体からの静電気の放電によって、システム ボードなど静電気に弱いデバイスが 損傷する可能性があります。このような損傷によって、デバイスの耐用年数が短くなることがありま す。 静電気による損傷の防止 静電気による損傷を防ぐには、以下のことを守ってください。 ● 運搬や保管のときには、静電気防止用のケースに入れ、手で直接触れることは避けます。 ● 静電気に弱い部品は、静電気防止措置のなされている作業台に置くまでは、専用のケースにいれ たままにしておきます。 ● 部品をケースから取り出す前に、まずケースごとアースされている面に置きます。 ● ピン、リード線、および回路には触れないようにします。 ● 静電気に弱い部品に触れるときには、常に自分の身体に対して適切なアースを行います。 アースの方法 アースにはいくつかの方法があります。静電気に弱い部品を取り扱うときには、以下のうち 1 つ以上 の方法でアースを行ってください。 ● すでにアースされているコンピュータのシャーシにアース バンドをつなぎます。アース バン ドは柔軟な帯状のもので、アース コード内の抵抗
E コンピューター操作のガイドラインおよ び 手入れと運搬時の注意 コンピューター操作のガイドラインおよび手入れに関する注 意 コンピューターおよびモニターのセットアップや手入れを適切に行えるよう、以下のことを守ってく ださい。 JAWW ● 湿度の高い所や、直射日光の当たる場所、または極端に温度が高い場所や低い場所には置かない でください。 ● コンピューターは、机のようなしっかりとした水平なところに設置してください。また、通気が 確保されるよう、コンピューターの通気孔のある面とモニターの上部に、少なくとも 10.
70 ● スリープ状態を含む、オペレーティング システムやその他のソフトウェアの電源管理機能をイ ンストールまたは有効にしてください。 ● 以下の項目については、必ずコンピューターの電源を切り、電源コードを電源コンセントから抜 いてから行ってください。 付録 E ◦ コンピューターやモニターの外側、およびキーボードの表面が汚れたら、水で軽く湿らせた 柔らかい布で汚れを落とした後、糸くずの出ない柔かい布で拭いて乾かしてください。洗剤 などを使用すると、変色や変質の原因となります。 ◦ コンピューターの通気孔やモニター上部の通気孔は、ときどき掃除してください。糸くずや ほこりなどの異物によって通気孔がふさがれると、内部への通気が悪くなり、故障の原因と なります。 コンピューター操作のガイドラインおよび 手入れと運搬時の注意 JAWW
オプティカル ドライブの使用上の注意 オプティカル ドライブの操作や手入れは、以下の項目に注意して行ってください。 操作および取り扱いに関する注意 ● 操作中はドライブを動かさないでください。データ読み取り中にドライブを動かすと誤動作す ることがあります。 ● 急に温度が変化するとドライブ内に結露することがあるので気をつけてください。ドライブの 電源が入っているときに急な温度変化があった場合は、1 時間以上待ってから電源を切ってくだ さい。すぐに操作すると、誤動作が起きることがあります。 ● ドライブは高温多湿、直射日光が当たる場所、または機械の振動がある所には置かないでくださ い。 クリーニングの注意 ● フロント パネルやスイッチ類が汚れたら、水で軽く湿らせた柔らかい布で拭いてください。 けっして、クリーニング液を直接スプレーしないでください。 ● アルコールやベンジンなど、揮発性の液体を使用しないでください。変色や、変質の原因となり ます。 安全にお使いいただくためのご注意 ドライブの中に異物や液体が入ってしまった場合は、直ちにコンピューターの電源を切り、電源コー ドを電源コンセン
索引 D DIMM 12 DisplayPort 3 S SATA コネクタ 39, 41 U USB 12 V Powered USB の取り付 け 19 12 V と 24 V の区別 19 コネクタの位置 2, 3 V VGA コネクタ 3 あ アクセス パネル 交換 9 取り外し 8 ロックとロック解除 59 い インテグレーション トレイ 66 う 運搬時の注意 71 お オーディオ コネクタ 3 オプション製品 66 オプティカル ドライブ インストール 44 カバーの交換 10 クリーニング 71 使用上の注意 71 取り外し 42 72 索引 か ガイド用ネジの位置 39 拡張カード システム ボード スロットの位 置 18 ハーフハイトの取り付け 18 フルハイトの取り付け 25 ライザー カード スロットの位 置 25 き キャッシュ ドロワー コネクタ 3 こ コネクタ カバーの取り付け 5 コンピューター操作のガイドライ ン 69 し 仕様 メモリ 12 シリアル コネクタ 位置 3, 26 拡張カードの取り付け 26 キャップの取り外し 27 電源用の設定 31 シリアル番号
コンピューターのアクセス パ ネル 8 セカンダリ ハードディスク ド ライブ 48 ドライブ ベイ カバー 11 バッテリ 57 フロント パネル 9 メイン ハードディスク ドライ ブ 52 南京錠 60 フロント パネル 64 ロック ケーブル 59 ね ネットワーク コネクタ 3 は ハードディスク ドライブ ケーブル接続 39, 41 セカンダリの取り付け 50 セカンダリの取り外し 48 メインの取り付け 52 メインの取り外し 52 バッテリの交換 57 ふ フロント パネル オプティカル ドライブ 10 交換 12 セキュリティ 64 取り外し 9 ベイ カバーの取り外し 11 フロント パネルの各部 2 め メモリ インストール 12 仕様 12 ソケットへの取り付け 13 ら ライザー カード 交換 31 設定 25 り リア パネルの各部 3 ろ ロック HP Business PC セキュリティ ロック 60 JAWW 索引 73