HP PageWide XL 4000/4100 Printers and MFPs-User Guide
[カスタム サイズ]を選択すると、2 つの新しい設定が表示されます。
– [カスタム幅]では、特定のスキャン領域幅を設定できます。0 を入力すると幅が自動検出さ
れます。
– [カスタム長]では、特定のスキャン領域の長さを設定できます。0 を入力すると長さが自動
検出されます。
● [向き]では、[給紙サイズ]が[カスタム サイズ]、[ロール幅]、[標準サイズ](A0 を除く)に設定されて
いる場合のページの向きを
[横]または[縦]に設定することができます。
●
[位置]では、給紙サイズが自動でない場合に、給紙サイズ領域に配置する原稿ページの位置を設
定することができます。 オプションには、[左上]、[上中央]、[右上]、[中央左]、[中央] [中央右]、
[左下]、[下中央]、[右下]があります。
たとえば、A1 の原稿をスキャンしたときに給紙サイズがこれよりも小さい(A2 など)場合は、位置
が左上であれば、原稿ページが左上からトリミングされます。
A2 の原稿をスキャンしたときに給紙サイズがこれよりも大きい(A1 など)場合は、位置が左上であ
れば、原稿が左上に配置され、右側と下側に余白が追加された A1 イメージになります。
● [スキャン解像度]では、解像度を 200、300、600 dpi に設定することができます。
● [カラー オプション]では、[白黒]、[グレースケール]、または[カラー]を選択することができます。
● 原稿の背景が完全な白でないか、半透明紙の原稿の場合は、[スマートな背景の除去と詳細な背
景の除去]を使用することができます。
スマートな背景の除去では、スキャンした原稿のコンテンツを分析して、コンテンツ(線および
領域)を除去することなく、背景を自動的に除去して完全に白い背景にします。 スマートな背景
の除去は、[グレースケール] (カラー オプション)の[線]および[混在]イメージ(コンテンツの種類)
でのみ使用できます。
詳細な背景の除去では、スマートな背景の除去をオンにしている場合の結果を微調整したり、ス
マートな背景の除去をオフにしている場合は、あらゆるタイプの原稿に対する手動背景除去レベ
ルを設定することができます。 これらの値は-6~+6 で表される濃いめからより淡めまでのスケ
ールを使用して定義できます。これら両オプションのデフォルト値はゼロです。
たとえば、ブループリントの原稿(青い背景の線)をコピーした場合に、スマートな背景の除去を
選択した結果、背景にノイズが示される場合は、詳細な背景の除去を増やして(+3 など) 、背景を
除去して白い背景にすることができます。 スマートな背景の除去はページごとに分析されるこ
とに注意してください。 そのため、背景が異なる複数のページがある場合は、各ページに自動的
に異なる除去値が設定されます。
注記:
より優れた結果を得るためには、ほとんどの原稿の種類で、コンテンツ(線、領域フィー
ルド、タイトル ボックス)が最初の長さ 8.4 cm のスキャン領域にくるように原稿を挿入する必要
があります。
アンモニア/古いブループリントの場合は、原稿のスマートな背景の除去アルゴリズムが不均一
な背景やノイズの多い背景用に最適化されているため、どちらのサイドからでも挿入することが
できます。
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第 7 章 スキャンとコピー(MFP のみ) JAWW










